GOD knights
眼が覚めるとそこは見たことの無い風景、動植物がいる世界にいた。
「ここは…。と、とりあえず後の7人を起こさないと!」
起きてくださいと近くで横たわっている宮本を起こし異世界へと転送が完了されたことを伝える。
「くそ!やっぱりあの天使もどきが本当に異世界に連れて来てるみたいだな」
「そうみたいですね…。残りの6人を起こしてこれからどうするかと能力…とやらを共有してみましょうか」
「そうだな。異世界に来てバラバラになるわけにはいけないし、協力することが必須になるだろうしな」
翔と宮本は地面に横たわっている残りの6人を起こし宮本同様に異世界転送されたことを伝えて行く。
「ほ、本当に異世界に着いたって言うのかい!?俺にはやらなきゃいけない実験がたくさんあると言うのに…」
「はぁ?そんな事あるわけないでしょ?馬鹿なこの言ってないで家に帰るわよ」
「そ、そうだよね…。お母さんとお父さんが心配するし…」
「もし本当に異世界に来たと言うのならばあの天使さんが言っていた、この世界を平和にするのが目標になるのよね?」
「とりあえず…皆さんが無事でよかったっすよ」
「そうね。まずは自己紹介してからこれからの事話し合いましょう」
これからの事を話し合うために7人は全員に向き合えるように座る事にしたのだが。
「何で私までそんなことに付き合わなきゃいけないのよ!?私は私で勝手に行動させて貰うからね!?」
高校の制服を身につけた女性はふんっと踵を返して勝手に森の中を歩こうと足を進めていく。
「ま、待って!勝手に動くと危険だよ!?」
「そ、そうっすよ!?俺の目に変なマップと5つの雷マークが見えるんすけどマップで大きな赤い点があるっす!」
「何変なこと言ってるのよ。そんな変なこと言ってると馬鹿と思われるわよ」
ジャージを着ている男性と実験で着ているような服を来ている男性の忠告を無視して見えない所まで進んでいく。
「あんな奴無視しようぜ。今時の女子高生はあんなもんだろ」
「あぁ…。どんどん赤い点に近付いてるっす…」
「さっきから雷マークとか赤い点とか何のことなの?」
「細かいことは分からないんすけど…。ここに連れて来られた皆さんは青の点で仲間、という意味だと思うんす。そう考えると…赤は…」
「きゃあぁぁぁ!!!」
ジャージを着ている男性の説明を遮るように先ほどの制服を着ていた女性の叫び声が森の中に響き渡る。
「さ、さっきの子の声だ!何かに襲われたに違いない!」
「君!マップが見えるんだろ!?そこまで案内してくれ!助けないと!」
「りょ、了解っす!こっちっすよ!!」
「ま、待てよ!俺もいくぜ!生憎叫び声を聞くとあいつでも助けないといけないしな!」
宮本と翔はジャージを着ている男性に案内されながら他の皆はここに残るようにと声かけをして森の中を駆ける。
「や、やだ…何なのこいつ…近付かないで!!!」
尻餅をついて小石を涙目で投げつけるが目の前のオークには全く効いているようには見えない。
「グオォォ!!」
小石を投げつけられて怒ったのか女性に襲いかかる。
「い、いやぁぁ!ごめんなさい!誰か助けて!」
「こんのぉぉぉ!!!」
ギリギリ駆けつけた翔は女性をお姫様抱っこをしてオークからの攻撃を回避する。
「はぁ…はぁ…。大丈夫かい!?君は下がって!ここは俺に任せてくれ!」
「は、はい……」
女性を後ろに避難させるが、オークは近くの木をへし折りその木を武器として翔の横腹にフルスイングする。
「ぐっあぁ!!?」
ボキボキと如何にも骨が数本折れた音を立て、木に打ちつけられる。
「や、やめてぇ!!その人を殺さないで!なんでも、何でもしますから!」
「グルルル」
ふしゅーっと息を吐き女性に歩み寄る。その時。
「伏せるっす!!!」
ダンダンと数発銃声を響かせオークの頭、目、腹に銃弾を撃ち付ける。
断末魔を上げズズンと倒れこむオーク。
「大丈夫っすか!?」
「私は大丈夫だから!あ、あの人を皆の元に連れ戻さないと!このままじゃ死んじゃう!」
折れた木の下で血を流し横たわる翔を指差し二人に状況を話す。
「そ、そうっすね!松野さんお願いしていいっすか!?俺は援護するので!」
「力仕事は専門じゃないが任せて!」
松野と呼ばれた作業服を着た男性はジャージ服の男性の援護を経て4人が待つ場所へと向かった。