絶対虚構少女 ダンガンロンパ舞園 ~亡き希望達の学園死活~   作:ゼロん

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タイトルロゴ、作ってみたぜ。


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第九話 死人の平穏な日常 その2

「ま、舞園……」

 

「……ごめんなさい、怜恩君」

 

 舞園は怜恩から顔を背け、すぐにその場を離れようとする。

 

「ま、待ってくれ! オレは……」

 

 怜恩は必死に舞園を止めようと声を出すも、彼女にかける言葉が見つからないようで、どこか苦しそうだ。

 

「――少し、時間をください」

 

「あっ――」

 

 ――彼も、自分も、まだ向き合いきれない。

 

 モノクマに踊らされ、殺そうとした舞園も。殺そうとした舞園に抗い、逆に欲を出し、殺してしまった桑田も。

 まだ互いにどうやり直せばいいのか。――答えはまだ出ない。

 

 桑田も……舞園を呼び止めはしなかった。

 言葉をかけても――きっとまだ、それは空虚なものだから。

 

 

「……」

 

 

 そんな二人の様子を、遠くから和樹は見ていた。

 

 

「あっ……信晶くんのお茶、忘れてしまいました……」

 

 

 空っぽのコップを持った舞園の言葉を聞き、少し笑みを浮かべて。

 

 

 ▲▲▲

 

 

 舞園は朝食を終えた後、不二咲と二人で自分の部屋に戻った。

 

「……? どうしたの、舞園さん」

「いえ、ちょっと桑田君に会って……」

 

 心配そうに声をかける田上に気分が優れないように舞園は答える。

 すると不二咲は、

 

「大丈夫だよ。桑田君だって、あんな状況だったから仕方なくってやつだよ。きっと……」

「――そうですね」

 

 ――どうなのだろうか。

 

 そうであったとしても……今の自分ではまだ桑田君を許すことも、自分も謝れることはできない。どうであれ、互いに殺し合ったのは否定しようもない事実なのだから。

 

「次第にわかってくるよ。たぶん、もう少し――気持ちを整理する時間が必要なだけだから」

「……」

「僕も、今日は大和田君とはそんな感じだったから」

 

 

『ピンポンパンポーン! ただいまから、オマエラのために談話室を開放しまーす! 談話室は一階の食堂付近にあるよ~!』

 

「……だったら食べた後に言ってほしかったね」

「談話室……なにがあるんでしょう」

 

 不二咲は靴を履きなおす。

 

「ちょっと探索してくるね。舞園さんは?」

「……私も、行きます」

 

 行動しないことには何も始まらない。いつまでも桑田のことを気にしてはいられない。

 早くこの場所について少しでも手がかりを得なければ。

 

 ▲▲▲

 

 

 

「特にこれといった物はないね……」

「談話室というよりも、ゲーム部屋……?」

 

 部屋にあるのはダーツ、ポーカーテーブルセット、巨大テレビにゲーム機器、パソコンなどもある。

 

「いや、ソファーがあるじゃないか、不二咲に舞園さん! すげぇふかふか!! もう手放さないmyサンクチュアリ!」

 

「信晶くん!? いつの間に!?」

「お? いや、他の奴らも来てるはずだぜ?」

「え?」

 

 楽しそうにソファーで跳ねる信晶が指をさした先には、他のメンバーたちがこぞって遊んでいた。どうやら舞園達が探索に夢中になっている間に集まってきたのだろう。

 テレビの目の前では大神、朝日奈弟、桑田、大和田がテレビゲームをしていた。

 

「むぅ……また敵に落とされてしまった……八位確定か……やはりレーシングゲームは一筋縄ではいかぬ」

 

「くそぉ! 桑田先輩も少しは手加減してくださいよ!!」

 

「へっ、嫌なこった。オレは勝負事には全力投球なんでな……っておい! だれだトゲ甲羅投げた奴!? ちっくしょぉぉっ!! どんどん抜かれていくじゃねぇかぁぁ!!」

 

「はぁっ! 俺の前を走る奴は誰だろうがぶっ飛ばす! 一位なんて蹴散らしてやらぁ!!」

 

「大和田!? てめぇか、トゲ甲羅投げたのは!?」

 

「あぁ!? アイテム取ったら使うのは○リカーの常識だろうが!! 負けられっか! 暴走族なめんな!!」 

 

「上等だ! 次アイテム取ったら覚えてろ!」

 

 どうやら四人はレーシングゲームに夢中のようだ。桑田と大和田がケンカを始めそうだが、まぁ関係のない話だ。

 

「むぅ……一位になったらアイテムがバナナしか出なくなったぞ」

「くそ、赤コウラ、赤コウラ……なんで緑コウラぁ!?」

 

 その隙に着々と順位を上げている悠太と大神に気づかずに。大神に至っては一位になっている。

 

「……えっと、楽しそうですね」

「うん……まぁこれはこれで」

 

 不二咲が横を向くと、ポーカーテーブルではセレスがトランプをシャッフルしていた。シャッフルをやめたかと思うと、ソファーで遊んでいる信晶を呼びつける。

 

「ちょっと信晶さん。少し付き合ってくださいます?」

 

「おっ、どうしたのセレスさん。もしかしてデートのお誘い? いや、だけど、俺には舞園さんというジャスティスが……」

 

 セレスはかわいそうな駄犬を見る目で信晶を見つめる。

 

「……虚しいことですわ」

 

「ちょっと!? なんで無言? なんかすげぇ傷つく。あっ、ちょセレスさん、蔑む目もやめて? 俺のライフはもうゼロだから!」

 

 懇願する信晶を無視し、テーブルにトランプの山札を手で広げるセレス。綺麗な赤い扇形の出来上がりだ。

 

「腕が鈍っているといけませんわ。……すこし練習相手に付き合っていただけませんこと?」

 

「カモになれってか……そうはいくかよ! その勝負、受けてやるぜ!」

 

「――ギャラリーは多い方がいいですわ」

 

 信晶はビシィッとセレスに指を突きつける。

 ギャンブラー対マジシャン。なかなか白熱する勝負だ。

 舞園はごくりと二人の傍に寄り、勝負の行方を見守る。

 不二咲も同様だ。どうやら彼も舞園と同じくドキドキしているらしい。先ほどから胸に手を当てている。

 

「――まだ、例の言葉を聞いていませんわね」

「あぁ……俺の魂を賭けよう!!」

 

 セレスは含み笑いを浮かべ、信晶は自信満々な笑みを顔に張り付ける。

 

 ――ノリもネタもわかる分、この二人、意外と相性がいいのかもしれない。

 

「見てろよ……ぎゃふんと言わせちゃる」

「フフフ……どうでしょう?」

 

 セレスは信晶にチップを渡し、一枚ずつカードを配る。

 

「やっつけてやるぜ! セレスティア・ルーデンベルク!!」

 

「フフ……そのセリフを叩いた相手は最後にこう言いますのよ。『どうして勝てないんだぁ~!』って。『超高校級のギャンブラー』の腕、見くびらないことですわね」

 

「上等だ!!」

 

 





明日も投稿できそうだぜ!

皆様はダンガンロンパはどこまで見ていますか?

  • 初代まで。アニメも含む。
  • 2まで。3やV3は知らん。
  • 絶対絶望少女まで。
  • v3まで。全部やったお!!
  • 1のアニメor3のアニメのみ。
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