ハドラー子育て日記   作:ウジョー

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挑むは未知の戦い ハドラー レベル1

「よし、その仕事引き受けてやろう、なんなら一年といわずいくらでも付き合ってやるが」

 

『ありがとうございます その言葉大変心強く思います。ですがダイは治療の為に赤子に戻しましたが

人間が転職しレベル1になったようなものなので 知識や記憶はほぼそのまま残ってますし

この天界であと1年もすれば以前と同じ位の年恰好になるはずです そのときまであなたにお付き合いいただきたいのです。

恥ずかしながら聖母竜と呼ばれてはいますが 古来より竜の騎士を生みだして後は

子育ては人間に任せきりでどうしていいのかまったくわからないのです』

 

 と、いうことは ここにいるのは出産経験は多くても子育てレベル1の素人だけか・・・

いや! かつての部下 地獄の騎士バルトスやあの鬼面道士ブラスは周りに一人の人間もいない環境で

赤子だったヒュンケルやダイを立派に育て上げたではないか!!

あやつらにできてこのオレにできぬはずがない!!!

 

「フフフなんとも不思議なものよ まさかこの手でダイを育てることになろうとはな」

 

『では受け取ってください』

 

 

              ハドラーは【ダイのたまご】を てにいれた

 

 

 

「・・・・・・・・これは・・・・・・・?」

 

オレの腕の中に頭一つ分ぐらいの大きさのたまごがあらわれた。

 

『【ダイのたまご】です 先ほど言ったとおり治療のために一時的に赤子に戻しているのです。

その殻はダイの竜闘気をもとにつくったもので いずれダイの意思でなくなります』

 

「オレはどうすればいいんだ?」

 

『自然に孵化するまで肌身離さず持っていてください ・・・孵化した後は・・・

正直どうしていいのかわからないですが』

 

「おい」

 

『ここは神の世界なので食事や暑さ寒さなどの心配はないのですが・・・ 本当どうしたものか

竜の騎士を超える力を得てしまったダイが その力をコントロールできた以前の年頃に戻るまでは

育てないと地上に帰すわけにはいきませんし』

 

「なるほど つまりこのたまごの状態の間に その後のことを考える時間があるな」

 

『たしかにそうですね もう人手は増やせないので私たち二人だけでどうにかしないといけません。

まず竜の騎士は子供のうちは人間とほとんど変わらないはずなのですが、先に述べたように

ダイの記憶や知識はほぼそのままでしょう 契約した魔法も多分使えるはずです。

腕力などは流石に衰えてると思いますが・・・』

 

「聞いていると どうにもはっきりしないような表現ばかりだが?」

 

『何分 長い竜の騎士の歴史上はじめてのことばかりなので』

 

 やれやれ前途多難だな、だが悪くない気分だ・・・そしてダイの子育てがはじまった

 

 

 

 

        ―――――ダイのたまごを抱き続けて3日目――――――――

 

 

「なるほど 本来竜の騎士の子は神の子としてあがめられながら 人の手で育てられるものなのか」

 

『ええ ですから私は人を見る目には自信があります そこであやまりがあっては使命を果たせませんから』

 

「そして成人した竜の騎士は 親の顔も子の顔もみることなく寿命を迎えるそのときまで

世界のバランスを崩す存在と戦い続ける宿命を持つ・・・か どうりで強いわけだ」

 

 正直 魔王時代にバランに狙われていては心臓がいくつあっても足りなかっただろう・・・

 

『ですがバランが戦った冥竜王の一族や、大魔王バーンの力は竜の騎士や神の力をも上回る存在でした。

それがダイが生まれた理由なのではないかとバランは語っていました』

 

「ほほう」

 

『【力ばかりが全てを司る今の世界に 魂をもって悪を討つ!!!

そのために神はこの子を世に生み出させたのでは】と・・・』

 

「なるほど 敵わぬわけだ・・・ オレのような存在には天敵ともいえるな【この子供】は

そして・・・ 今のこの状況があるわけだ」

 

胸に抱いたダイのたまごに目を移す

 

『そうですね 私が閉じようとした古来から続く竜の騎士の歴史が今このときも

大きく変わり続けようとしています あなたには・・・』

 

 

                    カアアアッ

 

 

 ムッ ダイのたまごが輝きだし・・・

 

 

 

                     カアッ

 

 

                なんとダイ(赤子)があらわれた

 

 

 

 この瞬間からオレのかつてない戦いの日々が幕をあけた

 




というわけで 勇者ダイ(赤子)が登場しました 見た目は原作11巻90ページとほぼ同じ状態です。
両手におさまる ちみっこです。
これ書いてたときはあんなに長くなるとは思ってなかったんですが・・・
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