かつて英雄だった妖狐の日常   作:~桜餅~

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白夜「今回は新年特別編でお送りする。本編は全然進んでいないが、気軽に楽しんでくれたら幸いだ。本編との繋がりはほとんど無いから、番外編と思ってくれ」

藍「それとこの話は台詞の横に名前がついている。少しでも見やすくなればと思ってついているものだ」

「「それでは本編をどうぞ!」」


番外編 新春のすごろく大会

 日付は1月1日、元旦だ。真冬とは思えない程気持ちのいい朝を博霊神社で迎えていた。

 

白夜「うん、清々しい朝だ。こんな日は普段とは違う事をしたいものだ」

霊夢「うぅ・・・気持ち悪い・・・」

 

 朝から霊夢の顔色が優れない。それもそうだろう。

先日の大晦日は宴会をしていたのだが、地底の鬼がやってきてカオスな状態になってしまった。

霊夢以外もだいたい酔い潰れて絶賛二日酔いだ。

 

白夜「ほら霊夢、水だよ」

霊夢「うっ・・・ありがとう」

 

 おぉ、いい飲みっぷりだ。それ程キツかったのか。

 

霊夢「ぷはぁっ!死ぬかと思ったわ」

白夜「それにしても、全然参拝客がいないね」

霊夢「そんなのいつもの事よ。・・・はぁ」

 

 霊夢が小さく溜息をついた。確かに新年一発目にこんな調子だったら、毎日の生活が苦しくなるだろう。

こっちまで悲しくなってくる。

 

紫「もっと参拝客が喜ぶような事をしないからよ」

霊夢「うるさいわね、なんでそんな事しないといけないのよメンドクサイ」

 

 紫の御もっともな意見も霊夢はメンドクサイ等という六文字でばっさり斬ってしまった。

 

白夜「紫は二日酔いとか大丈夫なのか?結構呑んでたと思うけど」

紫「へーきへーき、それより他がヤバイわよ」

白夜「そうか、じゃあちょっと様子を見てくるよ」

紫「えぇ、気をつけてね」

 

 ?一体何に気をつけろというのだろうか。首を傾げながら中を覗いてみる。

少し開けた襖をすぐに閉じる。なんで弾幕ごっこしてるんだ・・・

 

紫「まだ酔ってるやつがいるのよ」

白夜「先に言ってくれ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数時間してからやっと全員の酔いが覚めた。今ここに居るメンバーは紅魔館組(レミリア、フラン、咲夜、美鈴)と霊夢に魔理沙そして紫と藍と私だ。

 

紫「じゃあ今からすごろく大会を始めるわよ!!」

白夜「すごろく?するのは良いけど人数が多すぎるんじゃないか?」

紫「そう言うと思って考えてきたわ!チーム戦で行うのよ!!」

魔理沙「チーム戦?どういう事だぜ?」

紫「藍!!説明をお願い!!」

藍「はい、紫様。まず、くじを引いて2チームに分ける。そのチームで勝利を目指すんだ。

勝ったチームは負けたチームに1つお願いが出来る。という訳だ」

レミリア「勝ったチームにお願いねぇ・・・何でも良いの?」

紫「良い質問ね!!レミリア!!そう!お願い事は何でも良いのよ!!」

フラン「じゃあじゃあ!私、白夜とお出かけしたい!!」

レ咲美霊「「「ま、まさかッッ!!!」」」

魔理沙「??」

紫「そう、そのまさかよ!!」

霊夢「さぁ!やるわよ!白夜さん!!」

白夜「??えぇ?なんで急にそんなやる気に・・・?」

咲夜「一刻も早くチームを決めましょう!」

美鈴「細かいことはいいんですよ、白夜さん」

 

 ~チーム決め中~

 

紫「さぁ!!チームも決まったことだし早速やるわよ!!」

 

 チーム紫

紫・藍・霊夢・レミリア・咲夜

 

白夜「まぁ、やるからには勝ちに行くよ」

 

 チーム白夜

白夜・魔理沙・フラン・美鈴

 

 

フラン「ええぇぇぇぇぇ?白夜とお出かけしたかったのに~」

白夜「まぁまぁ。お出かけならまた今度一緒に行ってあげるから」

フラン「ホント!?やった~!」

レミリア「わが妹ながら羨ましいわ・・・」

咲夜「お嬢様・・・勝てば問題なしです!」

霊夢「そうよ、勝ったらこっちのもんよ」

魔理沙「てか霊夢がそっち行ったらこっちの勝ち目がないんだぜ」

 

 各々凄くテンションが上がってるな・・・

なにも起こらなければいいが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「じゃあ、こっちからでいいわね?」

白夜「あぁいいよ」

紫「いくわよ~~ッえい!」

 

 出目4

 

霊夢「まぁまぁのスタートね」

藍「さて、指令はっと・・・」

レミリア「上着を一枚脱ぐ?」

紫「ちょっと!!私の場合脱いだら終わりじゃない!?」

美鈴「そうですね~、白夜さんがいる前ではちょっと・・・」

白夜「だったら腕のを取ったらいいんじゃないか?」

紫「そうね、そうするわ」

 

 まさかこのすごろくはコッチ系だったか。

最初に確認しとけばよかったかな。

 

魔理沙「じゃあ次は白夜だな」

白夜「よし、いくぞ。ほいっ!」

 

 出目5

 

フラン「やった!!!」

白夜「よし!指令は・・・」

咲夜「しっぺ50発?」

霊夢「う~わ、地味に嫌なやつね」

白夜「交代でするのもなんだし、誰か1人にしてくれないか?」

紫「じゃあじゃんけんね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラン「じゃあいくよ?」

白夜「あぁいつでも」

魔理沙「まさかフランとは・・・白夜、死ぬなよ?」

 

 なにか魔理沙が変な心配をしているが、流石にしっぺ如きじゃあ死なないし死んでたまるか。

だが油断すればフランの威力だと腕を持っていかれるかもしれない。一応妖力を纏っておいたほうがいいな。

言っておくと別にそのまま受けるのが怖いとかそんなんじゃないぞ。決して。

 

白夜「さぁ!来い!!!」

 

 バシーン!!!バシーン!!!バッシーーン!!!!

 

紫「うわぁ・・・」

藍「痛そう・・・ですね」

魔理沙「さ、白夜が受けてる間に進めとこうぜ」

咲夜「鬼ですね」

 

 フランからしっぺを受けてる間に進めたらしい。

後ろからレミリアが抱き着いてきたり、魔理沙が二人羽織を要求してきたり、霊夢がお賽銭を要求してきたり・・・

しっぺを受けてなければただ楽しいだけなんだが・・・てか霊夢のは指令じゃないだろう。

あ、腕の感覚が無くなってきた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白夜「やっと終わったよ・・・」

藍「ん、お疲れ様」

 

 そう言って藍が膝枕をしてくる。

 

白夜「これも指令か?」

藍「あぁ、じゃんけんで勝ったものが異性に膝枕をする・・・というな」

白夜「なら、遠慮なく」

 

 ぽふっと藍の膝に頭を乗せる。うん、すごく柔らかくて表現できないほど幸せだ。

しかし指令の内容が些か過激ではないだろうか。まぁそのおかげでこんなに幸せな気持ちになってるんだからいいとしようか。

 

レミリア「くぅッ!2人だけのあま~い空間になってるわね」

美鈴「お嬢様!さっさとこのゲームを終わらせて白夜さんに命令しましょう!」

魔理沙「お前はどっちの味方なんだぜ」

紫「でもほんとにもうすぐ終わりね」

咲夜「えぇ、お互いいつあがってもおかしくないですね」

霊夢「次どっちだっけ?」

フラン「えっとね~~~、白夜の番だよ?」

レミリア「ほらッ!いつまでもイチャイチャしてないでこっちに来なさいよ!!」

白夜「別にイチャイチャなんかしてないぞ?」

紫「(藍がとっても幸せそうね・・・)」

藍「・・・ふふふ、えへへッ」

白夜「どうしたんだ?藍?」

藍「なッ、なんでもない!大丈夫だッ!」

白夜「お、おう。ならいいが・・・」

霊夢「さ、白夜さんの番よ」

魔理沙「後、4出せばこっちのあがりだぜ」

白夜「よし、てりゃッ!」

 

 出目1

 

 シ~ン。今のは4を出して綺麗に終わるとこだったろ!?

このタイミングで1なんか出るか普通!?

 

レミリア「・・・えぇ~?今のは4出して綺麗に終わるとこでしょ」

白夜「・・・わかってる。傷を抉らないでくれ、レミリア」

紫「で?指令は?」

美鈴「えっと・・・」

 

 なんだ?美鈴の顔が青ざめていく。

 

美鈴「・・・もう一回初めからゲームのやり直しです」

 

 ポカーン。この世の終わりみたいな空気だな。

でもこのゲームの終盤まで来るのに5時間くらいかかっている。それをゴール手前でもっかい1からなんて言われたらキツイだろう。

いや、ほんとに申し訳ないことをした。

 

霊夢「しゃーない、やりましょうか」

紫「そうね」

白夜「みんなすまない、ゲームとはまた別でお願いを聞くよ」

全員「「「ほんとに!!」」」

白夜「わッ!ほ、ほんとだ。男に二言はないさ」

フラン「やったーーーー!」

美鈴「なにお願いしましょうかね~」

紫「さぁ!とっとと終わらせるわよ!!」

全員「「「おぉ~~!!」」」

 

 

 こうして無事にすごろくを終え、賑やかな新春を迎えた。

また、全員のお願いを聞いたのだがそれはまた別の話で。

 

 

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