ダンジョンにハグレ王国がいるのは間違っているだろうか   作:ひまじんホーム

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 取り合えず怪物祭まで書いたら一区切りかな。このすばクロスの方も放置しちゃってたしね。
 女の子がキャッキャウフフしてる場面て難しい。


第12話 そして世界は氷に包まれた

~ポッコファミリア ホーム~

 

「昨夜の話の通り、探索チームは今日はオフだ。観光なり買い物なり自由にしていいよ。但し、ハメを外し過ぎないこと、ダンジョンには一人で入らないこと、夕飯はホームで皆で食べるからそれまでには帰ってくること。いいね?」

 

「「「は~い!」」」

 

「あと、身の回りの物を揃えるにもお金は必要だろうから1人1万ヴァリスずつ渡しておこう。」ハイ

 

「「「ヤッホ~ぃ!」」」

 

 ダンジョン探索チームは昨日は遅くまでダンジョンに潜っていた為、今日はお休みである。オラリオに来てからロクに身の回りを整えることも出来ていなかったこともある。お小遣いを手にした彼女達は観光がてら主に日用品の買い物へと出かけていった。

 

「ふむ、私達の方も今日は早めに切り上げて自由行動にしますか。」

 

「いいの?」

 

「調べるものは昨日調べ終わってますし、あとは見積りと計画を書面に落とすだけですからね。明日には余裕で間に合いますよ。」

 

「やりぃ!」

 

 一方でお店提案チームの方も事業計画の作成には3日間の期間を与えられているが、さすがに手慣れたもので3人とも仕事が早い。お小遣いは全員に渡されており、お店提案チームも午前中で切り上げて買い物に出かけることになった。

 

コン!コン!

 

 ・・・のだが、ここで空気の読めない来客が。

 

「おや?来客でしょうか?」

 

「たのも~!」

 

「この声はタケミカヅチ様ですか?は~い!今伺いま~す!」ガチャ

 

 ポッコがドアを開けると、相変わらずの幸薄そうな人相をした和国の神タケミカヅチが立っていた。

 

「お邪魔させて頂く。ポッコよ、元気そうで何よりだ。」

 

「ありがとうございます。あ、立ち話も何なので、どうぞ中へ。」

 

「うむ、失礼させて頂く。」

 

 そう言って、ポッコは神タケミカヅチを中へ通した。

 

――――――――――――――――――

 

「突然どうしたのですか?あ、粗茶ですが。」ドウゾ

 

「一つ連絡があってな。うむ美味いお茶だ。」ズズー

 

「ありがとうございます。私の管理している世界樹の若葉で作ったお茶です。煎るとほんのり甘味が出るのが自慢なんです。」

 

 ポッコが管理している世界樹は、かの世界に3本存在する世界樹の中でも最も栄えており、連日訪れる観光客向けのお土産も販売している。特に世界樹の葉っぱはマナがたっぷり詰まっていて健康食品としても人気の一品だ。

 

「ほう、世界樹の葉でお茶とは風情のある。で、連絡というのはだな、明日、民衆の神ガネーシャ主宰の神の宴〈デナトゥス〉が開かれるのだ。お主はまだこちらに来たばかりで案内が無かったのではないかと思ってな。参加を誘いに来た。」

 

「神の宴〈デナトゥス〉とはなんですか?」

 

「3ヶ月に1度開かれる、会議というか、まぁパーティーみたいなものだな。ランクアップした冒険者の二つ名を協議したりもするな。」

 

「え?そんな場に新参者が案内状も無しに参加して大丈夫なんですか?」

 

「参加に案内状はいらんぞ。神ならばフリーで入れる。寧ろ新参者としては顔を売るチャンスだろう?」

 

「はあ、成程。」フム

 

 今後、オラリオで行動していくのであれば他の神々との交流は必須になるだろう。メンバーの能力がどんなに優れていようと、他の組織から村八分にされては活動が制限されてしまう。組織とは、派閥とは、孤立しては敗けなのだ。ポッコは福の神派閥の一員としてそれを身をもって経験している。

 ならば、答えは決まっている。

 

「わかりました。そういうことならば、私も参加します。」

 

「うむ。よい返事だ。会場への地図を渡しておく。明日は現地で落ち合うとしよう。」

 

「ありがとうございます。」ペッコリン

 

「なに、こちらも美味いお茶を馳走になった。では、これで失礼させてもらおう。」

 

 そう言ってタケミカヅチは満足げに帰っていった。

 

「さて、お仕事は今日中に終わらせなければならなそうですね・・・。」ハァー

 

 別にタケミカヅチが悪いわけではない。むしろわざわざ大事なことを伝えにきてくれたことには感謝しかない。敢えて言えば、そう、間が悪い。せっかく今日は観光に出ようかと、期待に胸を膨らませていたのに出鼻を挫かれてしまった。

 タケミカヅチ様は本当に持ってないなぁ、と、ポッコは複雑な気持ちでペンを取った。

 

 

―――――――――――――――

 

~オラリオ商業街~

 

「おっ買いっもの♪おっ買いっもの♪おっ姉ちゃ~んとおっ買いっもの♪」ウッキウキ

「ヘル、あなたももう子供じゃないのだから、そういうはしゃぎ方はどうかと思うわよ?」

 

「あら?お姉ちゃんは楽しくないの?」

 

「それはまあ、楽しいわよ?そうじゃなくて・・・。」

 

「な~んだ。楽しいんじゃない。楽しいときはしっかり楽しむ。長い人生を退屈させないコツだってアリウープ様も仰っていたわよ?あっほら、お洋服屋さんがあるわ。入ってみましょ?」グイグイ

 

「まったく、逞しくなったわねぇ。私なんてアリウープ様みたいにそんな長生き出来るかも分からないのに・・・。」シンミリ

 

「でたー!イッツア、ゾンビジョーク!」イェー

 

「イエース!ゾンビジョーク!」オーイェー

 

 グルメフェスでの秘密結社事件を通じてちょっぴりお互いの距離感が変わったこの姉妹。姉に頼ってばかりだった妹は自分の中に確かにある勇気の欠片を見つけ、二度目の人生を妹への贖罪に捧げようとしていた姉はそれが自分の驕りだったと悟った。

 人と人との絆はお互いに引っ張り合うからバランスが取れる。いつもミアに手を引かれてばかりだったヘルも、時にはミアの手を引きその先の道を示すようになった。それがミアには嬉しくもあり寂しくもある。けれどそれは悪いことではない。ミアは甘えんぼな妹の成長を見守り、また愛すべき者達と共に自分自身も「生きる」ことをあの日、決めたのだ。

 腹さえ括ってしまえば時の流れに置いていかれる定めを背負ったその半不死の身も、人生を彩るちょっとしたスパイスみたいなものと吹っ切れることができた。

 

 

―――――――――――――――――

 

~やけに布の少ない服ばっかりのお店~

 

「いらっしゃいませ~!」カラン

 

「ヘル・・・あなたそれ悪の女幹部の衣装とか言ってたけど、やっぱりそういう趣味が・・・?」ジトー

 

「ち、違うの!偶々入っただけなの!だからその目で私を見ないで!?」カナシクナルカラ!

 

 ヘルラージュがミアの手を引いて入ったのは、アマゾネス御用達の布面積を減らし、動き易さを重視した服(?)を専門に扱う店だった。

 

「でもまぁ、露出はともかく、機能性はあるみたいねぇ。せっかくだから試してみなさいよヘル?」

 

「え゙っ、何で私に!?」

 

「だってこの店のデザインじゃ私の身体じゃ着れるものないじゃないの。ほら、あなたに似合いそうなの選んであげるから着てみなさいって。」ホラホラ

 

「も~・・・でもお姉ちゃんが選んでくれたならいいかな・・・。」エヘヘ

 

「ゆっくり着替えていいわよ♪」

 

 

―ヘルラージュお着替え中―

 

 

「お、お姉ちゃん!?さすがになんかこれちょっと恥ずかしいんだけど!?」

 

 ミアラージュが選んだのは黒革のいわゆるキャットスーツ。しかもヘソ出しで胸元を強調するデザインのとびきりセクシーなやつだった。

 

「そお?あなたが普段来てる服とそんなに違わないし、動きやすそうよ?」

 

「いやいやいや!?なんかぴっちりしてるし!テカテカしてるし!なにより明らかに布が少ないんだけど!?」

 

「もうほら、照れてないで、カーテン開けるわよ!」シャー

 

「ちょっ、待っ、開けないで!あぁっ!?えっ!?」

 

「・・・。」(・_・)ジー

「・・・。」(@_@)ジー

「・・・。」(-_-)ジー

「・・・。」(>_<)ジー

「・・・。」(^_^)ジー

「・・・。」(゙_゙)ジー

 

 

 ミアがカーテンを開くと、試着室を取り囲む仲間達の視線、そして生暖かい笑顔。

 

「なんでデーリッチちゃん達がいるのー!?」ガビーン!

 

 いつまにか合流していた愉快な仲間たちに恥ずかしい格好を見られ、真っ赤になってうずくまるヘルラージュ。

 

「いや、その、ちょうど二人がこのお店に入っていくのが見えたからついてきたんでちけど・・・。」

 

「ヘルちんが試着室に入っちゃって声をかけ損ねちゃってさ。出てくるの待ってたんだ。」

 

「ヘルちん?今さら服の趣味をとやかく言いたくはないんだけど、子供達の情操教育に良くないから拠点ではそういう格好は控えてね?」

 

「趣味じゃないですぅ!?」ガーン

 

「おみゃ~さん変態だったみゃ?中途半端な服着るならいっそ何も着なくていいんみゃない?」

 

「全裸の人に変態呼ばわりされたぁ!?」ウワーン

 

「まあまあ、ヘル。ちょっと恥ずかしかったかも知れないけどよく似合っていたわよ?」

 

「・・・本当に?」グスッ

 

「本当よ。私がヘルの為に選んだんだもの。似合わないわけないじゃない。」

「お姉ちゃん・・・エヘヘ。ありがとう。」ズビー

 

(ちょろいでち)

(ちょろいな)

(ちょろい)

(ちょろいのぅ)

(ちょろいみゃ)

(おなかすいた)

 

「うん、せっかくお姉ちゃんが選んでくれたんだもの!私、この服買うわ!」コレクダサーイ!

 

「ムダ遣いさせていいの?ミアちん?」

 

「大丈夫よ。」

 

「大丈夫って?」

 

「ありがとうございます。こちらの服は8万ヴァリスになります。」

 

「たっか!?」オカネタリナイ・・・

 

「ほらね?」

 

「えぇ・・・。」

 

「んもう!他のお店行きましょう!」

 

―――――――――――――――――

 

~フリルやレースの可愛いらしい服のお店~

 

 ローズマリー達は日用品の買い物の途中だったため先程の店で別れ、ヘルとミアは改めて二人で別の服屋へと向かった。

 

 

「これこれ!こういう可愛いお洋服を探していたのよ!はい、お姉ちゃん!これ着てみて!」

 

「ちょっとヘル、そんなフリフリな服なんて私には・・・。」ニアワナイ

 

「お姉ちゃん・・・私の選んだ服、着てくれないの・・・?」ウルッ

 

「う゛っ・・・。」

 

 何だかんだでミアは妹に甘く、ヘルからのおねだり攻撃に抗う術を持たない。ヘルの差し出したフリフリピンクな服を試着させられることになった。

 

―ミアラージュお着替え中―

 

「どう、かしら?」

 

「・・・・・。」

 

「ねぇ?」

 

「か・・・。」

 

「か?」

 

「かわいい!」ガバッ

 

「ちょ、ちょっとヘル!苦しいわよ!離れなさい!」

 

 あまりの愛らしさに辛抱たまらなくなったヘルは思わずミアを抱き締める。

 

「お姉ちゃんかぁいいよ~。」オモチカエリ-!

 

「うぅ~。」ウゴケナイ

 

アレ・・・ジアンデハ?

シッレフィーヤカカワッチャダメヨ!

アレ?アノコ・・・モシカシテ・・・

ン?ドッタノアイズ?アイズゥ?

 

「あの、ちょっといいですか?」

 

「はい?」クルリ

 

 突然声をかけられたミアはまとわりついてくるヘルを何とか引き剥がして振り向いた。

 

「あなた達、一昨日ミノタウロスと戦っていた人・・・?」

 

「ミノタウロス?確かにそんなこともあったけど、それが?」

 

 何でそんなことを?と思ってミアは相手をまじまじと見つめる。そうして、その相手があのとき走り去った、美しい金髪が印象的だった女性冒険者だと気が付いた。

 

「あなた達の仲間に白髪の男の子っていませんか?」

 

「白髪の男の子?うーん、ウチには白髪の仲間はいないわねぇ。」

 

「そう・・・。」ションボリ

 

「何か事情があるのかしら?こちらに分かることなら聞いてもらっても構わないわよ?」

 

「実は・・・。」

 

 アイズは今朝から悩んでいたことを打ち明けた。

 

―――――――――――――――――

 

「成程ねぇ。間接的にとはいえその子を傷つけてしまったから謝りたい、と。」フムフム

 

「・・・はい、昨日あなたの仲間がその子と一緒にいたので、何か知らないかなと。」

 

「残念だけど私達には分からないわね。とはいえ一緒にいたのがポッコちゃん達なのは間違いないみたいだし事情を聞いてくるくらいなら構わないわよ?」

 

「いいんですか?」

 

「いいわよ別に。何か分かったら連絡するようにするわ。私はポッコファミリアのミアラージュ、こっちは妹のヘルラージュよ。ウチのホームはオラリオ西外れの雑木林にあるわ。気軽に遊びに来てもいいわよ。そちらは?」

 

「ありがとう。私はロキファミリアのアイズ。こっちは仲間のティオネとティオナとレフィーヤ。ロキファミリアのホームはここからすぐ近くにある黄昏の館。門番に私の名前を言って貰えたら通してくれると思うから。」

 

「わかったわ。よろしくね。」ガシッ

「うん。」ガシッ

 

 こうして、ミアとアイズは握手を交わし、お互いに連絡を取り合うことを約束した。

 

「ありゃ~アイズに友達が出来たよ!」

 

「珍しいこともあるものねぇ。」

 

「アイズさんと握手羨ましいアイズさんと握手妬ましいアイズさんと握手狡いアイズさんと友達アイズさんと恋人・・・。」ブツブツブツ

 

「レ、レフィーヤぁ?」

 

 一人闇落ちしそうなエルフをよそに、彼女達は別れた。

―――――――――――――――――

 

~夕食後ポッコファミリアホーム~

 

「さて、会議を始めよう。」

 

 今日は各々買い物や観光で過ごした後、夕食には全員集合しホームで食べた。そしてその後には、恒例のファミリア会議が開かれた。

 

「期間収支は、昨日のダンジョン探索での収入が70万ヴァリスと支出が5万ヴァリス。今日は皆への1万ヴァリスのお小遣いを渡して、生活費で5万ヴァリス。合計50万ヴァリスの収益となっています。」

 

 まずは会計収支をローズマリーから報告する。

 

「お疲れさまでした。ではまず、お店提案チームから状況報告をお願いします。」

 

「はい、手分けしてこの街の物価も確認できましたし、見積りと計画書については明日中には完成できます。あと、昨日薬の卸し先を見つけたので、今後はお店を始める前でもそこの売上に応じていくらかの収入を得られると思います。」

 

 お店提案チームからはベル君が状況をまとめて報告をした。

 

「さすがベル君。仕事が早いね。ちなみに初期費用はどのくらいになりそう?」

 

「まだ概算ですが、それぞれ500万ヴァリス前後になると思います。」

 

「成る程、もう少し資金を貯める必要がありそうだね。」

 

「では続いて、ダンジョン探索チームから状況報告をお願いします。」

 

「はい、ダンジョン探索についてですが、ダンジョン内ではキーオブパンドラが使用不可ということが判明しました。今後は15階層まではマッピングなしなら日帰り出来そうだけど、もっと深く潜るならばちゃんとした遠征仕度が必要になりそうです。」

 

 ダンジョンチームからはローズマリーが報告をした。

 

「ふ~む。ダンジョンで降りられるだけ降りてサクッと帰ってくるわけにはいかないって事ですね。」

 

「あと、私やミアちん、ヅッチーにとってはやはりマナが薄い環境はそれだけで高いリスクになりそうなんだ。マナ濃度は下層に行くほど薄くなるみたいだし、15階層ならまだ自由に動けたけどそれより下に行くとなるとどうなるか分からない。短期間なら備えも出来るけど、遠征となれば私達が足手まといになってしまう可能性は否めない。今後のダンジョン探索は目標到達階層に応じてメンバーを替えていったほうがいいだろう。」

 

「えっ?てことは、ローズマリーとミアラージュが探索に参加できない・・・?」チラ

 

 ポッコは他のメンバーを見渡す。

 

ヘルラージュ・・・ポンコツ。知力2。

ルフレ・・・自ら危険に飛び込むタイプ。知力3。

こドラ・・・明日から本気出す。知力3。

柚葉・・・自由人。知力3。

 

 あかん。大人組の力が圧倒的に不足している。具体的には知力が。この四人だけで探索するなら戦力バランスもいいし、力業でなんとでもなるので行かせても構わないが、デーリッチ達はどんなに強くても子供だ。保護者抜きで安全措置もなしにダンジョン探索などさせるわけにはいなかい。

 

「え~と、残念ですが参謀抜きで子供達をダンジョンに潜らせることは許可出来ません。今後15階層より下に行く場合は大人組だけで行くか、他に信頼できる冒険者が同行する場合に限ることとします。」

 

「え~!つ~ま~んな~い!」ブーブー!

 

「せからしか!おめ~ら到着早々に迷子になっちょったの忘れとうと!?」ギャース

 

「う゛・・・。」コトバモアリマセン

 

 ポッコは子供達からのブーイングを一蹴する。

 

「ちょっと、ちょっと!私!秘密結社リーダー!保護者枠ですのよ!」

 

「知力2は黙っちょれ!」

 

「ひどっ!?」ナンカデシャヴ

 

 何処かで見たことのあるやりとりに一人傷付くヘルラージュ。

 

「でも、ダンジョン探索を制限したら収入にも影響出るのでは?」

 

「そうかもしれません。でもこれは許可するわけにはいきませんよ。」

 

「う~ん、ダンジョンに行けないのなら、クエストでも請けてみる?」

 

「あぁ、それは良い考えです。」

 

 冒険者の収入源はダンジョンでの魔石やアイテム回収だけではない。クエストならば難易度を確認して請ければ比較的安全に収入を得られる。また、他のパーティや街の人との交流は今後の活動においてもプラスに働くだろう。

 

「それじゃあ、明日はダンジョン探索とクエスト攻略の二手に別れてみようか。戦力的には余裕もあるし、色々試してみよう。」

 

「「「了解でーす!」」」

 

 次の活動方針が決まる。が、ここでポッコは自身の予定を思い出す。

 

「あっ、そうそう、私は明日ガネーシャファミリアで開かれる神の宴〈デナトゥス〉に出ることになったので、明日の午後からは外出します。留守の間は宜しくお願いしますね。」

 

「へぇ~、ポッコちゃんがデナトゥスに出ようとしてる、か。」フフッ

 

「ん?何かありますか?ローズマリー?」

 

「ポッコちゃんが、デナトゥスに出んとす。なんちゃって。」ドヤァ

 

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

 

「あれ?ちょっと寒かったかな?どうしたの皆?」

 

 

「・・・神様、ローズマリーのダジャレが寒い件ですが・・・。」

 

 

「またこのパターンかよちくしょー!」

 

 ダイヤモンドアース。それは冬の神セドナ様をも凍てつかせた恐るべき魔法。ローズマリーのダジャレ寒い寒い病は神様でも治せないのだ。

 

 

 

ポッコファミリア本日の収支

 

本日の収入:0ヴァリス

本日の出費:150,000ヴァリス

借金残り:399,050,000ヴァリス

 

寒いダジャレは愛によってのみ救われる

 

 

 

 




 ローズマリーのダジャレが寒いのはローズマリーのせいじゃない。笑ってもらえないのは世界が悪い(アクシズ脳)。
 ダンまちもこのすばも映画見に行きたいけど地味に忙しいやら遠いやらなんだよなぁ。あ、円盤は出たら買います。
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