審議に掛けられたアラタは自ら抗議を始めたのです。
「何で父さんは捕まり母さん達は出撃禁止になるんだよ!?俺は母さん達を助けただけだ!なぜそれが罪になる?」
「この世界で艦娘以外に海戦できる男は、しかもそれを作るなど前代未聞なんだよ!」
「父さんも母さん達も子供がほしくて俺を作った!やり方は非道にしても仕方ないと俺は思う。」
「理由は理解するが異例が現れては…。」
苦虫をかじった顔をしたアラタは正直苛立っていた、何せ自分が男だからといって自分の親を助けることを反対されているのだから、しかし彼は納得ができずに抗議をし続けると審議の結果アラタは釈放され父親もいつも通りの提督の仕事復帰と母親達の出撃許可が許された。
しかし、そこには条件が課せられた、その条件とはアラタ一人で六隻とすることだった。理由は母親六隻の艦隊パーツが備わっているのが大きかった。
父親とアラタは金剛達が待つ基地に帰還すると皆大喜びしたがアラタ自身が事情を話すとそれはすぐに絶望へと変わった。
「提督!私は反対です!アラタ一人海戦に出撃させるなんてできません!」
「俺も反対だ!そんなんできるかよ!アラタ一人で敵を全て迎撃させるなんざ不可能だ!提督だってそれぐらいわかんだろ!」
金剛、天龍の二人に限らずその場の全員が提督に猛反対した、その中榛名は本心を語ったのでした。
「だから私はあの時言ったじゃないですか!アラタを育てる上で絶対こうなるってでも皆私の話を聞かないで先進んだじゃないですか!」
「榛名母さん、俺は母さんが心配してくれてる気持ちは理解するよ。金剛母さん、天龍母さん、蒼龍母さん、大和母さん、飛龍母さん…母さん達の思いは嬉しいけどこの条件をのまなきゃここは解散なんだよ?」
「アラタ!んなもん解ってるがよ…お前は俺達の大事な一人息子なんだよ。その大事な子一人で出撃なんてさせられるかよ…。」
天龍の言う通りアラタ一人で一部隊扱いが辛い金剛達であった。
「アラタ、お前は今回命令を背く気はないんだな?」
「ああ、父さん。ここを解散させたくないし、もし解散になったら母さん達や父さんの居場所がなくなるからね。」
「私は嫌です!」と大和は声を力強く発し反対の意を変えなかった。大和の言葉に驚いたアラタは黙り込んでしまった。
「アラタの事だから出撃禁止しても私達がピンチになったら無視して飛び出してくるからね…その時点で違反になるよ?それでも反対するの大和?」
「そうだな、今回も基地にいろって俺達言って出撃したが無視して来たしな。大和の言い分は理解するがアラタに任すしかないんだ。」
「天龍、蒼龍それはそうだけど…ですが大反対です!」
大和の猛抗議はアラタの為を思っては知ってるがアラタを除く全員は諦めてしまったのでした。
アラタ君一人で出撃しないと解散せよと命令受けたが大丈夫か?