アラタ単独出撃の翌日彼は自分の父である提督に呼ばれたのでした。
「アラタ参上しました。」
「ああ、来たか。実は話があってな。」
「話って?」
「話と言うより命令だ、アラタ、お前の出撃を禁止する!」
「はっ?何だよ?それ?俺が納得いく説明をしてよ?」
「報告は榛名から聞いてる、先日の襲撃は仕組まれた可能性があると、それならお前を出撃させることはできない。」
「意味わからない!俺が戦えないなんてアリかよ!?」
「わからなくて結構、これは命令だ!以上だ、下がりなさい。」
「言われなくても!」とアラタは泣きながら提督の部屋から飛び出し、それとすれ違うように大和が提督の部屋に入ろうとしたが彼女は彼の異変に気づき追いかけたのでした。
暫くして漸くアラタに追いついた大和は彼を引き留め事情を聴いたのだった。
「アラタどうしたの?」
「大和母さん、実は俺出撃禁止命令が下されたんだ。」
「禁止命令?何で?」
「前回の襲撃を俺なりに分析して榛名母さんに話したらそれを父さんに報告したらしくそれで…。」
「アラタはなんて分析したの?」
「あの襲撃が仕組まれたものと。」
「何でそう思うの?」
「理由はあの襲撃のタイミングが俺のエネルギーや残弾等がかなり消耗してる際だから。」
「だとしたら提督が反対命令を出して当たり前なんじゃないかな?」
「だけど…」とアラタが落ち込むと大和が自分は何も知らないから好きにやってみたらといってきたのでした。
しかしこれを天龍が影から聞いていたのだった。
そんなことも気づかずアラタは出撃準備をし基地を出ていった。
しばらくして基地内ではアラタを探して大和を除く全員が慌てていた。
「まさかアラタの奴出撃したのではないだろうな?」
提督の意見に榛名はすぐにサーチを始めるとアラタが出航していたことがわかった。
「あのバカ!勝手なことを!」
「そういや大和お前アラタに何か言ってたよな?アラタの好きにとかなんとか?」
「知らないわ。」と大和が背を向き自室に戻ろうとしたとたん提督は自供するように強制したのでした。
「提督、私は本当に何も知りません。」
「なら、何故禁止命令が出てるアラタが海戦している?」
「わかりません。」
提督は頭を悩ませながら帰還信号をアラタに送ったが反応はなく、戻る形跡は一行になかった。
(アラタ頑張りなさいよ)
大和が心から祈りながら部屋に戻りやはり心配はしているのだった。
暫くしてアラタは偵察もしながら基地に向かったのだった。
アラタの違反が今後どうなるのか?