終始説明口調なので短いです。
「そういやジェイル。
「おや?バレていたのかな?」
「バレバレだっつぅの。お前が時間かけて作ったガジェットがあんな戦闘力で済むわけがない。つまり、戦闘力以外の部分に時間を割いたわけだ。そして、それは
「ふふふっ、全てお見通しというわけだね。ああ、そうだとも。単純に武器だけなら耐えれる。しかしそこに魔法が付与されたらあっさりやられる。そんな装甲にしたのもそのためだ。…君がデータを取らせてくれないからね!」
「お前なんぞにくれてやるデータなんてないからな」
こいつの限りない欲望に付き合ってやる気になんてさらさらならないからな。んで、こいつの様子を見る限り、最低限のデータは取れてるってとこか。ま、アークのことを解析されたところで、どうってこともないんだがな。一応魔法の一種ではあるが、今の魔法と類似してるわけでもないしな。
「シオーン!今日の訓練終わったからご褒美ー!」
「その元気さを訓練にいかせないのかしら…」
「……やれやれ」
〜〜〜〜〜
「えっと、どこから話そっか」
「なのはが魔法に関わりを持ったところからがいいんじゃない?シャーリィも映像を用意してくれたみたいだし」
「あ、そうなんだ。ありがとう、シャーリィ」
「いえ…。私もちょっと見てられなかったので…」
「なのはが説明して、アタシ等が必要な時に補足を入れる。そんな感じでいいだろ」
「シオン達のことはテスタロッサに任せる。1番付き合いが長いのは、テスタロッサだからな」
「うん。そうだね」
「それじゃあ、少し長くなると思うけど、みんな聞いてね」
☆☆☆
私が生まれた世界は、地球って呼ばれるところで魔法文化がない世界だった。学校に行って、友達と遊んで、家の手伝いもしたりして、そんな生活を毎日送ってた。でも、私のその生活はある日突然変わっちゃった。10年前にね、今は無限書庫の司書長をしてるユーノくんが、ジュエルシードを発掘したんだけど、移送中に事件が起きてジュエルシードが地球に来ちゃったの。
私はリンカーコアがあったらしくて、ユーノくんが持ってたデバイス"レイジングハート"を譲り受けて、ユーノくんのサポートの下ジュエルシードのフウインヲした。一度関わっちゃったら放っておけないから、私は最後まで協力することにしたの。その時から疾斗くんも一緒に手伝ってくれてたんだよ。
でも、ジュエルシードを集めてたのは、私たちだけじゃなかった。フェイトちゃん達もジュエルシードを集めてて、その時はお互い敵同士だったんだよね。
ーーーうん。なのはは闘いたくないってずっと言ってたんだけどね。利害が一致しない以上、協力するなんてありえないって思ってたから、私は耳を傾けなかった。シオンとはジュエルシードを集める少し前から知り合ってて、母さん…リンディ総督じゃなくて、プレシア母さんの方ね。母さんがシオンを雇って、それで手を貸してくれてたの。
…うん。そこまでは私も初めて聞いたかな。っと、それはともかく、そうやって敵対してたんだけど、その時からシオンくんは圧倒的でね。私も疾斗くんも、手も足も出なくて、一回疾斗くんは殺されかけたんだけど、その時にリアラちゃんが助けてくれて、それからあの二人はずっと一緒に行動してるんだ。…ほんと四六時中べったりで、昔からずっと一緒にいて、学校の登下校でも、聞いた話だと教室の中でも「なのは落ち着けって!」……あ、ごめん。反れちゃったね。
ーーーシオンのパートナーのレイシアと、疾斗のパートナーのリアラは、どっちも特殊な存在でね。たしかレイシアがオリジナルで、リアラは再現実験の生き残りだったかな…。リアラの前のパートナーがシオンの親友だったみたいで、その人の頼みもあって、シオンはリアラに次のパートナーが見つかるまで一緒に行動してたらしいよ。
それでね、しばらくしたら当然管理局が来るわけで、その時に来たのが、当時提督だったリンディさんと、最年少執務官のクロノくんがいたアースラだったわけ。私たちは管理局と共闘関係になって、フェイトちゃん達と向き合うことになったの。それで、お互いにジュエルシードを集めたあとに、一対一で勝負することになったんだ。その時の映像がコレね。…みんな見て分かるだろうけど、この時から私はブレイカーを使ってたの。どれだけの負担があるのか自覚してなかったからね。
ーーー闘いに負けた私は捕まったわけなんだけど、勝負が終わったあとに母さんが奇襲をかけてジュエルシードを盗んじゃったの。それに合わせてシオンもジュエルシードを盗んで、母さんがいる『時の庭園』に転移した。それを当然アースラは追いかけるんだけど、その時に知ったのが、
私たちはプレシアさんの目的、アルハザードに到達するっていうのを止めるために出動した。もちろん途中でシオンくんが立ち塞がってて、私とユーノくんとクロノくんと、今陸の守護者って呼ばれてる大和大雅くんの4人がかりで闘ったの。あ、そうそうこの映像なんだけど…、今見ても強すぎだよね。大雅くんとクロノくんの連携を難なく流すし、私のブレイカー跳ね返すし。そこに疾斗くんとフェイトちゃんが駆けつけてくれて、疾斗くんとの一騎討ちが始まったの。どうやら疾斗くんとフェイトちゃんを待ってたみたいで、2人が合流したら先に行かせてくれたんだよね。
ーーーシオンは優しいからね。私のこと気にかけてくれてたみたいなんだ。それで、最終的に母さんの目的は阻止されたんだけど、母さんが、姉さんが眠ってる生体ポッドごと虚数空間に飛び込んじゃったんだ。けど、それを疾斗が鎖でなんとか食い止めて、そこからはみんなで引っ張り上げようってなったんだ。でも、落ちないように保つのが精一杯だった。それをシオンが助けてくれたんだ。シオンが持つレアスキルである"時のアーク"、その効果でみんなを一時的に大人の状態にしてくれて、それでなんとか2人を助けることができたんだ。
その後のことにはビックリさせられたけどね。アリシアちゃんがいる生体ポッドをシオンくんが斬り壊しちゃって。私たちは何が起きたのか分からなかったんだけど、シオンくんがアリシアちゃんに何かしらの魔法を施して、それでアリシアちゃんが目覚めたの。私たちにはよくわからなかったけど、それもアリシアちゃんとシオンくんが交した約束だったみたいだよ。…うん。おかしいよね。だってこの映像で言ったらシオンくんも私たちとそこまで年齢が変わらないはずなんだ。そして、アリシアちゃんは、この時の10年以上も前に事故に合ってる。だから、2人が出会えてるわけがないんだよ。…その辺のことは、フェイトちゃんは知ってるのかな?
ーーー知ってるよ。疾斗とはやてが闇の書事件の時に知ったらしくて、そのことを教えてくれたから。……シオンは
…なるほどね。まぁ、そこは追々ということにして。それでね、アリシアちゃんが助けられて、それでプレシアさんも大人しく拘束されたんだ。プレシアさんは、体に病を抱えてたみたいで、しかもそれが末期にまで進行しちゃってた。でもそれをシオンくんが、アークで進行をただ止めるんじゃなくて、初期段階にまで戻してから止めたんだよね。それでみんながシオンくんの考えについていけなくなってる間に、シオンくんは逃走したんだ。それがPT事件での顛末。
この半年後に、はやてちゃんやヴィータちゃん達と出会った闇の書事件に遭遇することになるんだ。