幻想郷物語2~隠された世界と幻想の世界~ 作:Koki6425
俺たちはあの人から話を聞いたあと特訓をし続けた。日に日に俺は体に違和感を覚えるようになった。そしてある日俺たちは衝撃の事実を知らされることとなる。
「・・・それはほんとですか?」
「ああ、間違いないよ。この世界の王はその事を知っているんだ」
「だからいきなりこの計画を・・・」
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「えっ!?それは本当なの?」
「ああ、さっき未来を見たんだ。気分転換のつもりが逆に気分を悪くするような感じになったけどな」
私たちは特訓後、颯を送り届けた。その後紫を通して通達が来た。『世界の崩壊が訪れる前兆が見れた』と。この情報はこの幻想郷の存続にも関わりかねないもののため、幻想郷の人達の多くが集められた。もちろんその中に私もいたのだが、その崩壊の前兆というものがどういうものなのかも説明してほしいし、それになぜそうなるのかも分からない。その話し合いのために集まったのだ。航生がいない間は守り通さないといけない。そもそも守るのは私の仕事だから。
「崩壊の前兆が見られたのは航生の今言っている世界だ。少し仮説だが、恐らく前回のあの異変は個々の利益もあっただろうがその世界が崩壊するから移転先を探していたってところだろう」
「でもなんで崩壊するの?」
「未来を見てわかったことだけ教える。どうやらそろそろあっちの世界の王が見た感じ死にそうなご老体だ。多分先祖代々崩壊させないための何かを継承してきたんだろうけどまだ継承先が見つかっていないんだ。それかもしくは継承することを拒んでいる。そのせいで世界の形を保てなくなるってことだ」
博麗大結界で形を作る幻想郷のようにあちらの世界にもその世界を形作る何かがあるんだろう。あちらの世界での被害者が多かったことから、その事を知らせていなかった。または伝達が間に合わなかったということになる。確かに世界は広い。この幻想郷もとても広い。結界で隔離している世界ではあるが中は日本と同じくらいの広さなので住むには困らない。ただし地続きの世界なので地球に何かあればこの世界にも同じく被害が出る。主に地震とか台風がいい例だ。あちらの世界がどういう仕組みなのかわからないが恐らくこの世界よりも広いのだろう。主にはそこら辺に散らばる村の人間が死んだと考えるのが妥当だ。そんなに命を軽視してる訳では無いが村の数が多いため省略させてもらおう。
「質問。その世界の崩壊でこちらの世界にどれくらいの影響が?」
「これまた俺の仮説だがここの世界は博麗大結界のおかげで外の世界の何かが干渉しない限り被害は出ないはずだ。今のところ被害は見れてない。恐らく崩壊の原因はあちら側の政略にあると思ってる」
「というと?」
「人口減少が起こればその世界の維持が難しくなる幻想郷みたいに、あちらの世界でも何か問題が起きれば世界の形が保てない。まあ確実に理由としてはあちら側が俺たちの世界に干渉したことで時間軸がずれ始めてるんだ。最近おかしいと思ったことないか?時間としては3時間昼寝してたのに起きた時数分しか寝てない感覚になったとか、日の周期(時間帯の変化)に違和感があったりとか」
「そういえば私、能力で時を止めているはずなのにものが落ちたのよね…」
私の家でも例えば食べ物の劣化が早かったりとか入れた緑茶がすぐにぬるくなったり逆に熱いままだったりと結構めんどくさいことがあった。そういわれると結構たくさんある気がする。
「それで?結果的にどうなるの?」
「このまま何もしなければ俺達の世界は形を保ててもあちらは崩壊。あっちは魔法の世界だから高濃度の魔力がこの世界に流れ込む。そして魔法使いだけでない人間も少なからず魔力の影響を受けるだろう。そしてその被害が大きいと…」
「魔力が暴走し欲求だけを求めるモンスターとかす…魔法使いは自分が貯められる以上の魔力は持てないの。航生達みたいな場合は完全に例外だけど、人間妖怪問わずって考えた方がいいわね」
「しばらくは俺たちはこのまま何もしないわけには行かない。極力魔法の森には行かないようにしろ。特に魔力の瘴気が濃い場所だからな」
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「戦えるようになったじゃないか。俺と同等の力があるなら全く問題ないどころか教える理由がない」
「あのねぇ…まずそこまで実力差があったことに関して突っ込みたいんだけど」
「だあああ!本気出しても全く勝てねぇ!航生の戦い方が回避優先の攻撃特化型だって言うのはわかったけど」
「強いね〜私も手も足も出なかったけど…」
魔法は近接に対してはとんでもなく相性がいいときと悪い時がある。魔法の威力は近接よりは減衰しやすい。でも近接は当たって力を加えるため減衰はしない。この時は近接が強い例だ。逆もある。近接の魔法に対しての最大の弱点といえば射程だろう。設置型や遠距離砲撃など主に遠距離攻撃を得意とするため、近接武器で攻撃するにはなんとかして接近しなければならない。その上魔法は近づかれても魔法をうって少しずつ後退することが出来るためなかなか近づけないのだ。俺の場合魔法と近接どちらも使えるためほぼ関係ない。
「俺達がどれだけ立ち向かえるかだな」