幻想郷物語2~隠された世界と幻想の世界~ 作:Koki6425
「久しぶりだなぁこの高校!」
昨日の夕方俺たちはこの世界に再び訪れそして今、かつて通っていた凡矢理高校に来ている。しばらくではないが結構この高校にいたのでほとんどの人間が俺たちが消えたことを不審に思っていたようだ。まあいろいろあって死にかけたりしていたので言わなくても暗黙の了解で許してくれるだろう。
校舎内に入り、教室に行くとみんな歓迎してくれた。久しぶり~とかどこ行ってたんだ~とかいろいろ言われたけど再会した時はとても嬉しかった。こんな俺たちを迎えてくれたことには。
「そんで今は2月って本当か!?」
「え?当たり前だろ?今は2月の18日だぞ?」
おかしい。確かに幻想郷は体感時間がずれているが他の世界とさほど差はないはずなのにいくらなんでも空きすぎだ。今の幻想郷の歴は外の世界で言う8月末外の世界と幻想郷の時間は同じだが、この世界との時間軸はだいたい最大でずれが生じても1、もしくは2か月程度が限度のはずだ。確かに一度ずれれば何年もたてば数か月、そして数年というずれに達するもののこちらで言う八月、つまり外の世界は8月。俺たちの体感時間は10か月ほど。俺が幻想入りしたのは3月初め。そして10か月が経過している。もう一度考え直すが時間の進み具合がずれているため季節が同じでも、月がずれているということ。現在、幻想郷は12月末。外の世界、つまりもともと俺がいた世界は8月。この世界は2月半ば。外の世界とこの世界は6か月ずれているので本来ならおかしいのだ。(ちなみにこの知識は紫によるもの)
「おい霊夢…これ…もしかして…」
「ええ、間違いないわ」
「え、どうしたの?」
「ごめん!昨日来たばっかなんだけど帰るわ!」
「え?お、おう…わかった。また来てくれよ」
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「つまり、時間のずれが大きすぎるからおかしいから異変かもしれないと」
「というか確実にそうだろう。今回の異変は明らかに前回より厄介かもしれない」
「まじかよ…どれくらいだ?颯がここ最近に異変が起きることはないとか言ってたんだけど」
そう、この世界で俺以外に能力に干渉したりすることができるのは俺だけだ。しかし、この能力には制限があり、1つは能力者が近くにいないといけないこと。その未来を見たのは昨日俺たちが出た後だからまず不可能ということが証明される。2つ目の制限はこの能力は一度その能力の何かしらの影響を受けないといけない。例えば彩夏の元に戻すという能力によって回復されているので彩夏の能力に干渉することができるようになるが、未来を見れるのは颯だけ。確かに俺は時間の影響を受けているので未来を見ることができるが能力に干渉しているわけではため違う。つまり事件とかでよくある外部犯であり、この世界に干渉できる奴。外の世界の人間ということも考えられるがそれなら外の世界で何かしら起きているはずだ。それが起きていないということは外の世界ではなく別の世界ということだ。紫もそれに納得して探してみたのだがスキマでは繋げられないそうだ。その世界がどんな世界かもわからないため絞り込めないのも一つの要因だ。もしそいつ(異変の主犯)がこの世界の崩壊を望んでいるならあちら側からこの幻想郷に一度何かが入っていて、それがとても危険なものでありついでに世界の安全のためこの世界を滅ぼそうというもの。しかし、いくらなんでも普通危険なものならかかわらずにほおっておくのも一つの手だというのにそれをしなかったということはそれがどこにあったとしてもそいつらにとって害をなすものであるということ。幻想郷はそもそも博麗大結界があるから普通に考えれば干渉することはできない。もし俺と同じような能力の持ち主なら別なのだが…。
「ん?」
その時俺は不審に思った。さっきの考えが本当だとして、この世界にいたことがあり、さらには世界の法則をも変質させることができるという能力を持っているということであるから時間軸も変更可能。だからずれが大きくなった。そして俺と同じ能力を持つ…。
「違う!同じなんじゃない!似てるんだ!」
「いきなり叫んでどうしたの!?何かわかったの!?」
わかったというか考えた仮説はこうだ。まず今回の出来事の犯人は『一度見たことのある能力を再現する』という能力を持っていることだ。再現するだけであって実際よりは性能は劣るため今回以上ずらすことができなかったのだ。俺の能力を見ているのは俺と戦ったやつということ。ただ戦ってる最中にそこまで頭を回せる奴は限りなく少ないため考えにくかった。
「それって使い魔の仕業じゃねぇのか?」
突然魔理沙が話しているときに割り込んでいた。俺は魔法のことは詳しくないので知らないが。
「使いまって言うのはその名の通り使い魔だ。主人の言うことを従順に聞く魔法で作られた生き物だ。それをかいしてお前の事を見ていたんだ。お前を戦っているのを見ているということは…。もしかしたらそいつは異世界の奴かもな」
魔理沙曰く、普通なら滅ぼすだけなら時間をずらす理由はなく滅ぼすだけでいいはずなのだ。時間軸までずらしているということはこの世界を自分のものにしようとしているということ。だからこそ時間をずらし過ごしやすいようにしたのだ。
「なるほど…。でもどこが発信源かわからないと動けな…」
「魔法には銃を撃った後の様に発射残差が残る。魔法の発動残差とは言わないが魔力が誰のものかくらいはわかるぞ」
もちろんそれがわかっても別の世界なので直接見つけないといけなくなるのだがそれはそれで仕方ない労力だろう。もちろん異変解決のためなので協力することにした。その世界の境界は割と簡単にいじれたらしい。そのおかげで今すぐにでも行けるので行くことにしたのだがそれに反発した奴がいた。霊夢しかそんなことする奴はいないのだが霊夢の場合結婚してから独占欲が強くなりヤンデレとまではいかなくても俺が魔理沙とかと話してるだけでうらやましく思うらしい。今だって俺の腕にしがみついている。さすがにそこに霊夢を連れて行くわけにはいかない。何とか霊夢を説得して残ってもらうことにした。まあいろいろ条件付きで。
「じゃあ行ってきます」
「気を付けてね」
「心配性だなぁ。ちゃんと帰ってくるし連絡を取れるようにしてあるだろ」
「わかったわよ…早く済ませてきなさいよ」
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「どこだここ!?」
結構長くなると思いますね