幻想郷物語2~隠された世界と幻想の世界~ 作:Koki6425
「来て3日で離れることになるとはな…結構新鮮じゃないの…」
「君の実力が凄すぎるんだよ。君の能力も珍しいものだったしね」
「そういや他の人の能力ってどんなのがあるんだ?」
俺の能力が珍しいのはその能力の効果そのものにあるのだと思う。俺以外にも珍しいものはあるはずだ。
「そうだね…僕の知ってる限りだと…。魔力を封じる、動きを封じる、未来を見ることができる、速さを操る、重力を操る、相手の攻撃を受けない…。ってところかな」
最後の奴だけ強い気がする。でもこのタイプは見たことがあるおそらくこのタイプは一時的、もしくは一部だけということだろう。それだったら俺にも対抗策はあると思われる。もしそんな奴が動機にいるなんてことになったら俺としては確実に苦戦を強いられる。その修練所のルールにもよるのだが。
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「はぁ~やっとついた…」
「確かに長かったな…。そんな離れていないと思ったのに結構かかったな…」
現在、その修練所がある街についたところだ。いつもここは賑やかならしく市場もあるし、子供たちが走り回っているしこんな街にしてみたいと俺は思った。俺たちはその中を通ってその町の修練所に向かった。
「ここは許可なく立ち入ることはできん。許可証を出せ」
「許可証ってこれの事ですか?」
そういって俺は宿舎の先生からもらった紙を渡した。門番はそれを確認すると、それぞれの名前を確認して俺たちを通すのを許可してくれた。
「このためのものだったんだなあの紙」
先程の警備員は俺たちに建物内に行けば案内人がいるといっていたので向かったところ、ほんとに案内をしてくれる女性と男性と思わしき人がいた。それぞれに部屋が設けられているらしいのだがちょうど俺たちが最後だったらしく数の判断を見誤り部屋の数が合わないためいっそのこと全員同じ部屋にしようということで結果的に同じ部屋に泊まることになった。少ない日数であったが仲はいいので受け入れることにした。ただ問題なのはテレシアがいるということ。さすがにR18指定が飛んできそうなことになりかねない。などと考えていると追加で説明があった。一応仕切りがあるらしくその仕切りで分けてくれとのことだ。まあ一度見てるから慣れている(霊夢)。部屋に向かうとなんかすごい豪華だった。机4人分は当たり前なのかもしれない。ある程度の家具はそろっているのかもしれないが壁紙などが見たことがないくらい豪華だった。どこぞの大金持ちが持っていそうなものだった。荷物を置いて俺たちは所長室に向かった。とりあえずそこで俺たちの先生(=先輩)を知らされるそうで明日の全体集会でなんかいろいろ話されるそうだ。そして俺たちはその先輩たちとの顔合わせのため所長室に向かった。
「さて…紹介しよう。ここにいる人たちが君たちの先輩になる人たちだ。細かいことは先輩たちが話してくれる。それぞれ話を聞いてくれ」
「君がコウキ君だね?俺はロキ、よろしくな」
「あ、はい。よろしくお願いします」
「はあああああ…俺本当はこんな堅苦しいの好きじゃないんだよ…気軽に話しかけてくれてかまわないし、何らな呼び捨てでも構わないから…」
「それじゃあロキさん、改めてよろしくお願いします」
この後俺はロキさんからいろいろ話を聞いた。それで30分ほど棒立ち状態にされたのはいい思い出だ。それだけここの仕組みが複雑だということだろう。明日の全体集会で俺たちは階級ごとに分けられるらしい。この世界には階級があり、最高位が皇族(6段階)、最低位が俺たち平民だ。テレシアはその中間にいる部族的なグループに入るらしいが才能によっては選べるらしいし逆に上から下に下がることもできるそうだ。
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「集会なげえよ…。足が棒になっちまうぜ…」
「確かに足が痛くなるくらい長かったね…でもそれだけ期待されているってことだから頑張らないと…」
俺たちは集会の後それぞれのクラス的な場所に向かった。そしてさらに魔法と近接の2つの部門に分けられ、俺は近接に入ることになった。近接と魔法はそれぞれ名の通り近接の方が魔法より授業的なのが多く、魔法はその逆である。そして年に1度開かれる大会では能力を開放し勝ち進んでいかなければならない。部屋に入った時、もうすでに何人かは先輩と合流しそれぞれの訓練所に向かっていた。俺も席のところにロキさんを見つけて先輩と一緒に部屋に向かった。
「それじゃあお前の力を見してもらおうかな…」
などと言ってはいるがもうすでに30分は休憩なしでやり続けている。いくらなんでも疲れてくる。訓練の時に能力を使うのが許されているのは上級生だけらしく、先輩がどんな能力を使っているのかわからないためそちらにも頭を回さなければならない。休憩時間に先輩は俺に教えてくれた。
「俺の能力はな『一度使った魔法を無条件に発動し能力を底上げする』だ」
内容はその通り一度魔法を使えばその魔法の限界を超えた力を出すことができるようになるというものだ。単純に考えれば危険なものだが俺からすれば慣れている。それよいやばい奴と戦ったこともある。俺もあの魔法を使えば先輩を超えられるだろう。ただ俺たち新入生は能力は使用禁止なので不利だ。
「でも俺が能力開放してギリギリでも追いつけるお前は間違いなくすごいぞ」
「少しくらい能力解放できる時間が欲しいものですね…」
「その時間あるぞ?確か順番的にそろそろのはずだ」
と先輩が言った瞬間ドアが開き誰かが入ってきた。能力者である者はその特別訓練的なものを受けなければならないらしくそれがとてつもなく危険なものであるとペルーから聞いた。それを考えただけでぞっとするがとりあえずそれを受けるために俺はそこに向かった。
「先輩…いくらなんでもこれはやばすぎますよ…」
「そんなこといわれてもなあ…俺これ何度もやってるから慣れちゃってるし…」
これを終わったと俺は能力使用OKの特訓をすることになった。
「そんな…」
「みんなこんなものなんだな…」
圧勝してしまった。もちろんほかにいたやつも能力保持者であり様々能力を持っていたはずなのだが、俺に対して能力が効かないため勝つことができた。その後ほかのみんなからどんな能力なのか聞かれた。俺はその時『空を飛ぶ程度の能力』と答えた。ほぼ中身は一緒だからいいだろ。
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「聞いたよ!能力対戦で圧勝したんだって?」
「すごいなあ…」
「あ、ありがとう」
もちろんみんなから質問攻めにされた。とりあえずその時俺はいろいろ言ってごまかした。俺の力はこの世界では規格外になってしまうため本当は隠しておかなければならないのだがそこは俺の判断に任せればいいだろう。
晩御飯を食べているときにふと頭に霊夢が浮かんだ。彼女は今何をしているのだろうか、と。彼女に何か起ってはいないだろうかと気になってしまって仕方がない。考え始めると止まらない性格をどうにかしないといけない。