幻想郷物語2~隠された世界と幻想の世界~   作:Koki6425

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まあまあいい感じのものだと思います


暴走

「今日から大会か…。時間は早いものだな…」

一週間はあっという間に立ち大会当日になった。今回の大会が久しぶりの戦闘ともいうべき場所なので少し楽しみでもある。俺の命を危険にさらすようなやつと戦ってみたい。

「ほらほらもう君の出番だよ」

大会の第一試合は俺が戦うらしい。どれだけの相手になるか楽しみだ。

 

 

 

「それでは第一試合を始めます!両者入場してください」

歓声が巻き起こる。興味はあるのは俺ではなくもう片方の方だろう。そっちもそっちで結構な魔法の使い手だと聞く。アニメみたいに全部切り刻んでやりたい。

「よろしくな」

「ああ!こちらこそ全力で行くぜ!」

向き直って所定の位置につく。そこからコングのようなものが鳴らされて始まるらしい。俺は剣を抜いて構えた。

「はじめ!」

「それじゃあこちらから行くぜ!」

そして俺は初級技、レイジスパイク。SAOに出てくる突進技だ。直線なのでよけられやすいため当たることは少ないが速さはカバーできる。予想通りかわされた。向き直って互いに向き合った。

「速いな…今まで以上に早かった」

「そう思うか?そっちこそよくよけたよ」

「それじゃあこちらからも行くぞ!」

するとこいつは杖をこちらに向け魔法の詠唱を開始した。彼の周りを魔力が埋め尽くしている。量からして範囲魔法、あるいは魔理沙のマスパのようなレーザー砲のような類だろう。さてさてどちらで来る?

「行くぞ!」

詠唱を読み終えて魔法を発射。どうやら連射型のようだ。結構な速さの魔法が俺に迫ってくる。類で言うと咲夜の『ミスディレクション』と同じ感じだ。ただあいつと違って密度がもっと濃い。密度の濃いものはよけにくい。よけられないときにするのは一つだけ。はじくか壊すかすればいいのだ。目の前に迫っていた魔法弾からきった。その後どんどん迫ってくる弾を次々に切り刻んでいく。掠る弾は無視して直撃しそうなものに重点を置けば何とかなりそうなものであったため切り刻めていたのだがどうやら相手側も俺の動きを読み始めてその先を読んだ弾をいくつか飛ばしてくる。とっさの判断でよけることができたもののさすがにきつくなってくる。俺の体力も無限にあるわけじゃない。魔法は使えないから遠距離から攻撃するのは難しい。というかできない。対してあいつは遠距離近距離どちらもできてなおかつ普通の斬撃ではびくともしないバリアも張れる。何度か接近出来て斬撃を試みるがまともに食らっておらず直撃すらしていないことの方が多い。

「あいつすごいな…魔法弾全部弾いてやがるぞ…」

「速いね…さすがだ」

周りの声がなんとなく聞こえる。状況判断能力だけは霊夢直伝でそこそこいいと思っている。相手の隙を伺っているがほとんど隙が無い。近づくのは難しいし剣だから遠距離から攻撃はできない。剣を投げない限り…。

「そうだ!その手があった!」

「これで終わりだよ!」

近接部門では武器以外に打撃の使用も許可されている。それなら別にルール違反ではないだろう。ただ一瞬でも隙を見せないためこの作戦に移ることができない。

「1・・・2・・・3・・・4・・・5!よし!行ける!」

俺はその瞬間剣を地面に突き立て周りを走った。竜巻を起こして魔法弾の流れを変えようとしたのだ。案の定うまくいって魔法弾は紙のように竜巻の周りを回り始めた。それが壁となり相手の魔法を防げている。魔法の衝撃は感じるのでリズムを数え続けた。そして一瞬の隙を感じて迷わずに飛び出した。回転する軸がなければ竜巻もない。俺がその場から移動したことで竜巻は消え去った。連射する系統や一撃の威力がデカい魔法は別の魔法に帰るまでのディレイが長い。その隙を見逃すわけはなく、剣を捨てて突撃。足でけり上げた。

「博麗直伝!空中昇天脚!」

これでこいつを上に打ち上げかかと落としで地面にたたきつけた。さらにもう一発俺は軽く蹴り上げて回し蹴りで壁に吹き飛ばした。そこに剣を持って突進した。

 

 

 

「あいつやべえよ…」

「さすがにやりすぎじゃない?」

「自覚してるよ」

流石にやりすぎたと思っている。ルール違反ではないもののもし俺の力が暴走していたら確実にあいつを殺していただろう。謝っておいたが彼もお人よしで何も言わずに許してくれた。ただこれで俺の評判は結構落ちぶれただろう。

「俺の力はしばらく開放しないと内側から無理やり解放しようとするんだ。能力自体が意思を持っているから。その影響が出始めているんだ…」

「そうか…何とか抑えられないのかい?」

「頑張ってみるよ」

__________

「変ね…なんか嫌な予感がする」

いつもの勘が昨日だかおとといから冴え始めている。私の勘は結構優れていて今までの異変もそれで解決してきたようなもの。私が身震いがするほどの嫌な予感とはいったい何なのかまだ分からない。自分への危機なのかそれとも誰かの危機なのかわからない。

「霊夢、ちょっといいか?」

「どうしたの颯。あと玄関から入ってきて」

「すまん。それで要件だけど…」

 

 

「航生が危険だ」

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