幻想郷物語2~隠された世界と幻想の世界~   作:Koki6425

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前回よりは長くなっているはずです


特訓

「それでは今回の大会は終わったわけだけども、来月幻想郷で戦闘が起こるからそれの対策もこちらでひそかに進めていかないといけないな」

「そうは言うけどそんなに動けば覚られるぞ?どうするんだ?」

そう、下手に動けば拘束されかねない。そもそもどこから来たのかわからない二人なのだから警戒されていてもおかしくない。俺の場合警戒と注目と両方の視線を向けられていることだろう。俺の力は特殊だから警戒されるのは仕方がない。そしてその警戒故まともに動けないのだ。この警戒網を突破するのは簡単かもしれないがその後に調査でもされようものならめんどくさいことになる。それを避けたいだけなのだ。

「仕方ない。今回はあいつらの協力を仰ぐしかないな。俺の同期に」

__________

「というわけなんだけどさ…」

「それはつまり国に逆らえってことだよな?」

「俺も俺であるんだよ。頼めるか?」

「もちろんだよ。それでどんなことすればいいの?」

 

 

 

「わかったよ。じゃあその時になったら言ってくれ」

何とか話は通った。来月の戦闘に備えないといけないのだが備えるにも何をすればいいのかわからない。紫に連絡はしておいたからある程度は大丈夫なのだろうがそれでもあちらでまともに渡り合えそうなやつは霊夢と紫を除けば魔理沙とレミリアとフランあたりになってしまう。それだけでは全員相手にするのはきついのではないのだろうか。まあそれに俺たちを加えれば何とかなるのかもしれないがそれでも過信はダメだ。警戒心はより一層強くしていく必要がありそうだ。

__________

「だあー!勝てねえ!」

「ま、まあ私ずっと剣を鍛えてますからね…颯さんも少しずつですけど上達してますよ。半人前の私が言うことではありませんけど」

ただいま現在白玉楼。颯に頼まれて白玉楼についていったのだ。颯が「剣を鍛えたい」というのでそれなら達人から教わろうということで訪れたのだ。私はここに連れてくるためだけに来たのだが生あるものが冥界に長居するのはいけないことなのである程度したら帰らせる条件付きだ。

「そういえばあいつ帰ってくるの遅くない?」

「仕方ないですよ。あちらもいろいろと不便なことはありますから」

お茶をすすりながらため息をつく。確かにそうなのだがしばらく会ってないと寂しくなるのである。そしてお茶をすべて飲み終えたちょうどそのころ颯が四つん這いになって息を荒くしている。どうやらやっと体力が切れたようだ。それはそれで早く帰れるのでうれしい。早く帰って寝たいが参拝客もいるのでしばらくは寝れなさそうだ。早く帰らないといけないのもそうなのだが晩御飯の買い出しも行かないといけない。

「そうだな…次霊夢颯の相手してもらっていい?幽々子様の晩御飯作らないといけないから」

「じゃあその晩御飯私も食べさせなさい」

「わかったよ…」

「お前抜け目ないよな」

「当たり前じゃない。さて今度は私が相手しようかな」

「確実に俺負けるやつやん」

 

 

 

 

 

「勝てるわけねー!いくら何でもお前遠距離攻撃かよ!」

「遠距離対応できないと意味ないわよ」

そこそこ素質はある。航生がこの前言っていたが颯は外の世界で剣道をやっていたらしくできないことはないらしいのだがそもそもこの世界では常識が通じないので颯の技術もそれほど通じない。でも刀一本でほぼ振るのは初めてのはずなのに妖夢の攻撃をある程度弾けるようになるのはすごい素質だと思う。まあでも航生もそんな感じだった気がする。

「じゃあ次は接近戦だけでやるわね」

 

 

 

「だああああああ!強すぎだろ!なんでここまで通用しないんだ!?確かにまだ実戦経験少ないけどさ!」

「博麗の巫女だからね。ちなみにもちろん能力は使ってないわよ」

「俺も能力使ってないけどさ…」

「二人とも~晩御飯できたよ~食べよう!」

「「は~い。今行くよ~」」

 

 

 

 

「それにしても幽々子と食べるのほんと久しぶりね。というか初めてじゃない?宴会の時を除けば…」

「そうね~確かに一緒に食べるのは初めてかもしれないわね~」

おかずに使う皿のうちでも大きな奴がすでに5つはなくなっている。流石に食べすぎだ。亡霊だから死ぬとかもないのだろうが人間からすれば明らかに太るレベルだ。太らなかったとしても体調不良になる人はいるだろう。しかも出費もいたいはずなのだ。これらを作る妖夢はすごいと思う。

「それと颯君。一ついいかしら?」

「はい、なんですか?」

「今後とも妖夢の相手よろしく頼むわね」

「え?ああ、それはもちろん」

(颯絶対言葉の真意に気づいていないわね)

 

 

 

晩御飯をごちそうになり私は幽々子たちに別れを告げ颯を送りに行こうと結界を通って元の世界に戻ってきた。戻ってきてすぐに異変に気づいた。前より魔力の密度が濃い気がするのだ。いつもより来いということはどこかの魔法使いが魔法を失敗して無駄に放出した魔力が空気中に飛散したかもしくは何か人為的に起こされているものなのかどちらかである。颯はとりあえず紅魔館においてそのついでに魔理沙、アリス、パチュリーを集めて話を聞こうとしたらどうやら先に気づいていたみたいで図書館にすでに集合していた。紅魔館に来た時にレミリアに「後で図書館に行ってくれ」といわれた理由が分かった。

「遅かったわね。まあ勘のいいあなたならとっくに気づいているでしょうけど話を進めるわ。幻想郷中の魔力が集合しているのはわかるわよね?」

「当たり前じゃない。冥界から出た瞬間に気づいたわ」

「そして今回のこの魔力は明らかにこの世界の物じゃなかったの。つまり別の世界が何かしら仕掛けてくる可能性があるということよ」

再び襲撃が起こるのであればそれに備えないといけない。すでにどの世界の物かは見当がついている。問題はどうやって倒さなければならないのかということ。倒す必要がなかったとしてもこの首謀者が何を目的としているのかを知る必要がある。それがわからなければ対策も立てられない。そもそも戦う必要がないなら戦わなくていい。その世界に現在航生が言っているのでこれらの情報をやり取りしたいのだが無理に世界との境界をいじると幻想郷が崩壊してしまうためとてつもなく重要じゃない限り連絡が取れない。まあでもこちらの世界に影響が出ているということはあちらの世界にも何かしらの変化があるということなのでそれに気づいてくれるのを祈るしかない。

「それじゃあ颯の力を借りて話をしましょうか」

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