青の刀使~青い炎の輝き~   作:HaTaHaTadoon

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第一話 別ノ世界

「あなたこんな所で何をしていたんですか」

 

「いつのまにか此処にいて変な悪魔が襲って来たから倒した」

 

舞衣という女の子は燐に質問していた燐は此処にいた荒魂を倒したとぶっきら棒に答える。

 

(この人が荒魂を倒したんだ)

 

可奈美はそう思った。

けど舞衣は燐の発言に疑問を抱く。

 

「悪魔ですか?」

 

「ん?あれ悪魔じゃないのか」

 

「あれは悪魔ではありませんよ」

 

「へ?」

 

燐が思っていたあれは悪魔ではなかったので少し驚いたようだ。

 

「あれは荒魂と言って珠鋼を精製した時に出る不純物ノロが結合したのが荒魂です」

 

「へ~そうなのか」

 

燐は襲って来た奴等の正体がわかり頷く。

 

「まだ聞きたいことがあります」

 

「次はなんだ?」

 

めんどくさいそうに燐は返す。

 

「あなたはいったい何者ですか?」

 

「お、俺はその....」

 

燐は言いづらそうに返そうとするが別の声が掛けられる。

 

「ねぇねぇお兄さん!」

 

「ん、なんだ?」

 

「お兄さんって何で尻尾が生えてるの?」

 

「ヤベ!」

 

燐は尻尾を慌てて隠そうとするがもう遅かったため隠すのをやめ正直に言うことにした。

 

「それは...実は俺、悪魔と人間のハーフなんだ」

 

可奈美と舞衣は驚いた外国人と日本人のハーフはいるのは分かるが悪魔とのハーフなんて一回の人生でそうそう会えないだろう。

 

「嘘ですよね」

 

「嘘なんてついてどうすんだよ」

 

「本当かな?」

 

「いだだだあああああぁぁぁぁぁ思い切り引っ張るんじゃねぇ!」

 

可奈美は本当か確かめるべく尻尾を引っ張る。そうすると燐は痛みを訴える。

可奈美は尻尾を放して燐は尻尾を抑えるクロは燐を心配し近寄る。

気を取り直して舞は質問する。

 

「あなたはどうやって荒魂を討伐したのですか」

 

「荒魂て今どろどろになってる奴らのことか?」

 

「はい」

 

舞衣の質問に質問で返す燐に舞は冷静に返す。

燐は舞が聞いてきた質問に答える。

 

「俺の背中にある剣でこいつ等を倒したぜ」

 

と自慢げに言う。すると舞衣がさらに聞いてくる。

 

「その剣はなんですか」

 

「これは降魔剣っていう剣で俺が悪魔を討伐する時に使う武器だ」

 

「その剣、見せてもらっていいですか?」

 

燐は背中にある降魔剣、倶利伽羅《クリカラ》を舞衣に渡す。

舞衣は降魔剣を見ていく。

そして舞は鞘から剣を抜こうとする。

 

「おい!ちょっ」

 

燐は止めようとしたが遅かった。

舞衣は刀身を少し出してしまう。

すると燐の体に青い炎が燃える。

 

「きゃっ!」

 

舞衣は青い炎に驚いて剣を落としてしまう。

燐は剣の所まで行き拾い上げ見えていた刀身を仕舞い体の炎が消える。

そして燐は覚悟を決め告白する。

 

「今のを見て分かっただろ俺はサタンの息子だ」

 

燐は竜士たちのような扱いをされると覚悟して告白した。

 

サタン

 

虚無界に住む悪魔の創造主。燐の実の父親。「神の炎」とも呼ばれる物質界・虚無界双方に干渉可能な青い炎を操る。

物質界を手に入れることを目的とし、たびたび物質界に来ては人間に取り憑いている。しかし物質界にはサタンの憑依に対応しうる物質が存在しないため、一度取り憑かれると人間は体が持たず、すぐに崩壊してしまう。燐の父獅郎はサタンに憑かれ命を落とした。そして青い夜を起こした。

 

二人はそれを聞いて頭にハテナが浮かんでいた。

燐は二人を見て驚き二つのことを聞いた。

 

「お前らサタンを知らないのか!」

 

「「知りません」」

 

「青い夜も知らないのか」

 

「「知りません」」

 

燐はこの返答で頭がパンクしそうになる。

サタンも青い夜も知らない奴なんていないと思っていた。じゃあ燐のいる此処は一体なんなのか。

頭を押さえる燐に舞衣は話しかける。

 

「あなたのことはまだ良くわかりませんが、これからどうするのですか?」

 

聞きたいことは大体聞けた舞衣は燐がこの後どうするのか聞く。燐は考えること一度やめて舞衣に返答する。

 

「家に帰る、ことはできねぇな。これからどうすればいいんだ」

 

燐はまた頭を悩ませる。すると可奈美が話しかけてきた。

 

「行く所がないなら美濃関にきたらいいよ」

 

可奈美が苦悩している燐を美濃関で保護してくれるみたいだ。帰る所がない燐にとって嬉しい限りだ。

 

「美濃関学院には寮があるから普通に生活できると思う」

 

「でもいいのかこんな見ず知らずの人を入れてくれんのか?」

 

そうだ、燐は荒魂を倒し社会貢献をしたがサタンの息子を入れてくれる人なんてそうそういないだろう。

 

「荒魂を倒したんだからきっと入れてくれるよ」

 

燐は不安だったが他に当てがないのでいくことにした。

 

「じゃあ取り敢えず美濃関にいくか、クロいくぞ」

 

「わかった!」

 

クロは燐の肩に乗る。

 

「わ~その猫可愛い~♥」

 

可奈美はクロ見て近づいてきたけどクロは猫みたいな姿だがクロも悪魔なのだ可奈美はクロの二本の尻尾に気づく。

燐は可奈美が魔障を受けていないのになぜ見えるのかと思ったが、この世界に来た影響だと勝手に解決する。

 

「あれ尻尾が二本...?」

 

「あ~、クロは猫又(ケット・シー)だから、まぁ悪魔の一種だ」

 

「へ~これが悪魔なんですね」「触っていいですか?」

 

燐はクロにいいのか聞き許可が取れたのでクロを可奈美に渡す。

可奈美はクロ撫でたり耳を触ったりとする。

 

「あはは、擽ったいよ~ははは」

 

この声は可奈美たちには聞こえない。聞こえているのはにゃ~にゃ~という鳴き声だろう。

クロの声は悪魔とのハーフである燐にしか聞こえない。

クロはとても笑っていて燐は微笑ましいと思った。

 

「それじゃ美濃関に案内しますね」

 

「おお!よろしくたのむ」

 

「いくよ~可奈美ちゃん」

 

「うん!わかった」

 

三人と一匹は美濃関に向かっていくそして燐は気になっていたこと言う。

 

「そういえばノロだっけ?あれそのままでいいのか?」

 

「大丈夫ですノロは回収してくれますから」

 

「そうなのか」

 

燐の気になっていたことが晴れたら舞が疑問を口にした。

 

「あなたが度々口にしている悪魔ってなんですか。」

 

悪魔

 

この世界には二つの世界がある人間の暮らす物質界(アッシャー)と悪魔が存在できる虚無界(ゲヘナ)悪魔が物質界に存在するには依代が必要になり、悪魔によって対象物は様々。人間や猫などの動物もあれば空気中の埃などの命のないものでも憑依が可能である。

物質界の存在する人間が悪魔を見るためには条件があり、悪魔から傷や病を一度でも受ける「魔障」がなければならない。そのため、祓魔師になるためには必ず魔障を受ける必要がある。

 

「まぁ人に憑依する存在だ」

 

「はぁ?」

 

「そしてその悪魔を払うのが俺たち祓魔師(エクソシスト)だ」

 

祓魔師(エクソシスト)

 

悪魔に対抗する技術を持ち、「悪魔払い(エクソシズム)」を行う者たち

燐はその階級の下の方候補生(エクスワイヤ)だとは言わないが

 

「祓魔師は何をするのですか?」

 

「だいたいは悪魔払いをすることだな」

 

「悪魔払いというと?」

 

「戦闘だな」

 

「「!!」」

 

まあ驚くだろう可奈美たちの知る祓魔師は人に憑りつく悪魔を追い出すと思ってたため燐が言うには結構物理的で予想外だったのだろう。

そんな二人を放置して話を変える燐。

 

「まだ名前聞いてなかったな俺は奥村燐。お前らは」

 

「私は美濃関学院の柳瀬舞衣です」「同じく衛藤可奈美です」

 

「おお!これからよろしくな!」

 

と、そうこうしていたら美濃関についた。

だいたい20分くらいか。時間はもう日が沈む頃になっていた。

そして学長のいる部屋につく。

話をつけてなんとか寮に入らせてもらわないと今後にかかわるのに燐は堂々とした様子だった。

舞がノックをしてドア前で言う。

 

「失礼します」

 

そして中に入る。

 

「お疲れ様です。可奈美さん舞衣さん...?その方は」

 

部屋の奥に高そうな机と椅子がありそこに茶髪で短い髪でとても仕事ができそうな雰囲気だった。学長の疑問に舞衣は燐を紹介した。

 

「彼は私たちが目的地に着く前に荒魂を倒してくれた方です」

 

「奥村燐だ」

 

燐は年上に対しとても軽い感じで自己紹介する。

それを見るなり舞衣は言う。

 

「ちょっと燐さん目上の人に対して敬意がありませんよ」

 

「いいのよ舞さん」

 

学長は燐の言葉使いを気にせず話をもどす。

 

「私は美濃関学院の学長をしています。羽島江麻です。あなたが荒魂を倒してくれたのですねありがとうございます」

 

学長が頭を下げ感謝をしてくれて燐は照れる。

 

「そんな!襲って来たから返り討ちにしただけっていうか」

 

「そんなことより学長!」

 

可奈美が割って入る。それで燐のことを学長に説明し寮に入れてもらえないかと説得する。

 

「別にいいですよ」

 

「やったな燐」

 

「おう!」

 

「けど」

 

燐とクロが喜ぶ中、学長が話を続けるしばらくは寮を使わせてくれるのだ。ただで使わせてもらえないのは当たり前だろう話を続ける学長に燐とクロは唾を飲む。

 

「あなたには荒魂討伐を手伝ってもらいます」

 

「その荒魂討伐は、何をすればいいんだ俺は」

 

燐は説明を求め学長が荒魂を討伐してくればいいとのことである。

燐は少し考え。

 

「しばらく泊めてくれるんだ。このくらいのことはしねぇと」

 

燐はその要求を吞んだ。

 

「やった~!燐くんがいれば百万力だね」

 

可奈美はいっしょに戦えることを喜んでいた。

 

「ではそういうことなので舞衣さん可奈美さん寮の空いてる部屋に案内してください」

 

「「はい」」

 

元気な返事し学長室を出て行った。

 

 




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