少女とインキュベーターとの契約により生み出される宝石。
現世で少女はこれを使って変身する。
その宝石の輝きは少女が魔法少女たる証であり、魔力の源でもある。
その輝きは徐々に穢れ、じきに少女は無の世界へと誘われるだろう。
『ステータスを記録します。』
『貴方の名前を教えてください』
「AYAKO」
『貴方は何年生ですか。』
小学生 中学生 高校生 大学生 社会人
『高校生』
『貴方の過去を選択してください。』
1特筆なし
貴方は平凡で故に幸せだった。
2悲惨な幼年期
貴方は悲惨な幼少期を過ごした。
3新米の魔法少女
貴方は、新米の魔法少女であった。
4残忍な魔法少女
貴方は暴力的で血も涙もない少女であった。
5熟練魔法少女
貴方はベテランの魔法少女であった。
6魔法少女の末裔
貴方は魔法少女の最後の生き残りであった。
7罪を背負いし者
貴方は重い十字架を背負っている。
8残酷な運命
貴方の過去は残酷な試練が続いた。
9出来損ないの魔法少女
貴方は出来損ないの魔法少女であり、生まれるべきでなかった。
「過酷な運命」
『貴方が得意とする魔法を教えてください。』
呪術
魔術
癒し
武術
手品
錬金
白魔法
闇魔法
悪霊
神秘
夢術
「魔術」
『貴方のステータスが見つかりました。』
レベル1
体力 16
持久 10
精神 20
魔力 19
筋力 7
技量 11
知力 18
信仰 15
夢 4
装備武器
スティック杖
棘ナイフ
『こちらのステータスでよろしいですか。』
はい・いいえ
「はい」
『キャラクターを作成します。』
以下省略
『以上で設定を終わります。』
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スティック杖
魔術を扱う魔法少女が契約の際に受け取る魔術の持つ杖。
魔術を使用する触媒となる。
魔術を使用するためには、杖を装備し、篝火で呪文書から魔術を記憶しておく必要がある。
現世では使用する度に穢れが溜まって行くが、この世界での魔術は使用回数に制限がある。
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「おやまぁ、自分が誰だったか分かったようだね。」
「えらいえらい、ちゃんと言えた子にはこれを渡すとしよう。」
少女のぬいぐるみを手に入れた。
「もしあんたがこの先、彼女たちの夢を求めるのであればきっと助けになるだろうさ。」
「せいぜい頑張りな。夢に魅入られたらおしまいさね。」
「夢を失い続ければ理性は無くなる。亡者になるんだよ。」
「ここに来る連中はみんな同じさ。」
「皆誰かの救いになろうとする。お前さんもそうだろうさ。」
「さて、できるかね〜あんたに。」
「できるといいねぇ〜」
ふふふふふ
あはははは
いひひひひ
「あそこの扉から外に出ればすぐに広場へとたどり着く。」
指をさした先には扉があった。
話が終わる。
私はゆっくり歩きながら扉の前に立ち、扉を開けた。
そして私がいた所が洞窟である事が分かった。
光が見える場所がおそらく外なのであろう。
光へ向かい走り続ける。
【 奇跡の祭壇 】
そこは文字通り広場であった。
ご視聴ありがとうございます。
生活が忙しいため今後の投稿も当分時間かかるかと・・・。