2人のパンは何の味??   作:つつしん

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ついに始まりました!新シリーズ!(期待はそんなにしないでください)ちょっと疲れてるので前書きはあまり書きません!ネタバレにもなりますしね!(言い訳)それではお楽しみください!


1口目 金髪のツインテール

♪〜♪〜

 

授業終了のチャイムが鳴り響く。本来ならこのタイミングでざわめきが聞こえ出すのだが今日はそうではなかった。

 

先生「ということで!ついに職場体験が明日に迫ってきました!」

 

「イエ〜イ!!」 「待ってましたァ!」

 

そう、私たちの学校花咲川女子学園では今年から商店街のお店に協力をしてもらい職場体験を実施することになった。協力してもらったお店の中から働いてみたいところを選び事前に訪問したりして準備を進め、明日から1週間(正確には5日)職場体験をする。たくさんのお店の中には私の家のやまぶきベーカリーも含まれていた。

 

「今年からの試みだから、これから職場体験が続けられるように、節度を持ってお店に貢献しましょう!」

「は〜い!」

 

ホームルームが終わり、ポピパのみんなで集まって通学路を歩く。職場体験のおかげで普段より早く家に帰れるので明日から毎日練習が入る。だからと香澄の提案で今日の練習は休みになった。

 

香澄「ついに明日からだねぇ〜緊張するよ〜」

りみ「私も、めっちゃドキドキする〜」

おたえ「気楽に行こうよ二人とも〜」

有咲「お前は気楽すぎだ。迷惑かけるなよ〜」

沙綾「あははっ流石におたえでもそんなことはしないよ〜」

香澄「いいよね〜沙綾は緊張しなくて」

沙綾「まあ自分ちだからねぇ〜」

 

ポピパのみんなも香澄はラーメン屋に、おたえはペットショップに、りみはCircleに職場体験に行く。そして私は自分の家で職場体験をすることとなっている。元々体の弱い母さんが少し前に体調を崩してしまい、病院に軽い入院をしている。なので手伝わなければならないと学校に相談した結果、自分の家でも大丈夫だと許可を頂いた。

 

沙綾「自分ちだからって気は抜けないよ〜母さんがいない分私が頑張らなくちゃ!」

香澄「応援してるよ!あったしか1人やまぶきベーカリーに行くんだっけ?」

りみ「え?そうなの?」

沙綾「うん、1人来てくれることになってるんだよ。でもまだ誰か知らないんだよね〜」

香澄「へぇ〜誰だかドキドキするね!」

おたえ「有咲は誰だか知ってる?」

有咲「えっ?あぁ〜いやぁ私は知らないなぁ〜」

沙綾「ん〜怪しいなぁなにか隠してる?」

有咲「そ、そんなわけねーだろ!」

沙綾「ホントかな〜?こちょこちょしちゃうぞ〜」

有咲「ちょっ沙綾やめtあははっあひゃっや、やめろ〜!!」

 

結局誰がうちにくるのかわからないまま、みんなと別れて家に帰ってきた。

 

沙綾「ただいま〜」

純 沙南「「お姉ちゃんおかえり〜」

沙綾「ただいま二人とも〜父さんは?」

純「お店の方にいるよ〜」

 

店の方に行くと父さんはパンの仕込みをしていた。母さんがいないのもあるだろうが、明日からのこともあり少しはりきっているようだ。

 

沙綾父「お、沙綾おかえり」

沙綾「ただいま〜 あっ父さんは明日から誰がうちに来るか知ってるの?」

沙綾父「知ってるよ。でもその子に秘密にしてくれと頼まれたからなぁ〜」

沙綾「ん〜?そんなこと言いに来るなんてどんな子だろう?」

沙綾父「まあ明日になればわかるさ♪さっご飯にしよう!今日は父さんの特製料理だぞ〜!」

沙綾「パンが多そうだなぁ…」

 

ミネストローネにパンをつけるという父さんにしてはロマンチックな料理を食べて私は部屋でのんびりしていた。やはり誰が来るのか気になって仕方がなかった。同じ学校とはいえ1週間同じ場所で働くのだから誰かくらい知っておきたかった。ポピパのみんなとL○INをしながら私は頭を悩ませていた。

 

沙綾「ん?そういえば有咲がどこに行くか聞いてなかったなぁ。どこなんだろう」

 

疑問に思い聞いてみる。既読にはなったがすぐには返事が来ない。5分ほどで通知音がした。

 

有咲「教えねぇ。万が一来られたら恥ずかしい」

沙綾「え〜教えてよぉ〜(ㅅ´ ˘ `)オネガイ♡」

有咲「うるせぇ!なんで気になるんだよ!関係ないだろ!」

沙綾「そりゃあ…」

 

気になる人のことはなんでも気になるもん

 

沙綾「有咲が心配だからだよ〜なんかやらかしそうでさ♪」

有咲「う、うるせぇ!とにかく教えないからな!」

 

とまあ教えてもらえなかった。聞き続けようか迷ったが、明日も早いのでベッドに潜り込んだ。まあ誰かわからずとも花咲川の誰かだからそこまで心配する必要はないだろう。少しのわくわくを胸に私は眠りについた。

 

次の日

 

朝食を食べ終えて私は部屋に戻ってきた。昨日父さんがはりきっていたように私も少しはりきって早めに起きて作業を手伝った。一通り終わったので体験に来る子が来る時間まで休憩。朝の作業のあとの牛乳は格別なのだ。

 

沙綾「結局わからなかったけど誰が来るんだろ…なんか緊張してきた…」

 

気晴らしにドラムの練習でもしようかと段ボールを手を取ったとき、ノックの音が聞こえた。

 

沙綾「はあい!」

沙南「お姉ちゃん〜お手伝いのお姉ちゃん来たよ〜」

沙綾「わかった、ありがとね〜」

 

どうやら遂に正体がわかるらしい。そのまま部屋を出てお店に向かう。

少し話し声が聞こえる。父さんと話しているようだ。無性に混ざりたくなり足をはやめてドアを開ける。

 

沙綾父「おっ!沙綾来たか!ほらこの子が1週間うちで働いてくれる_

 

 

花咲川の制服を着たその子は金髪で長い髪をツインテールにしていた。手には何故か盆栽の刺繍の入ったバッグ。

ん?なんか既視感が…

 

沙綾父「市ヶ谷有咲さんだ!」

有咲「よ、よろしく…沙綾…」

 

沙綾「えっ!?有咲ァ?」

思わず変な声を出してしまった。いやたしかに最後までどこ行くかわからなかったけどこれは急展開すぎるって!えええええええええええ!

どうやら相当な反応だったようで2人はくすくす笑っている。沙南が“ドッキリ大成功!”と書かれた札でも持って出てきそうな展開だ。私の心臓はさっきからバクバクなり続けている。でも原因はこのドッキリによる驚き以上に_

 

有咲と、一緒に、二人きりで、

 

沙綾「ずるいって〜も〜!」

 

耐えきれずドアを閉める。私の顔は今とてつもなく赤くなっていることだろう。どうやらこの1週間はとてつもないことになりそうだと感じながら私は心を落ち着かせようとした。




読んでいただきありがとうございます!
今次話書いてるので待っててくださいね〜
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