アッハイは皆様は16話をドーン
やあ諸君、僕だ。
誰かって?虚圏唯一にして至高なる大天才、科学者ザエルアポロ・グランツだ。
科学者だ。ここの所声を大にして言いたい。
今僕はとても気分が良い。理由?
こんな簡単な事も察せないのか、凡愚共め。ジェーン・ドゥなら腹の立つ笑顔で的確に内容を言い当てて来るところだ。
大体あの女はいつも無駄に洗練された無駄の無い無駄な動きで僕のラボを………ハッ!?
失礼、僕の機嫌が良い理由だったね。
1つ、大きな事を成し遂げたのさ。完璧である僕の成した功績。虚圏…いや尸魂界の死神や現世の人間ですら誰も成しえないであろう偉業だ。
新たな革新に必要な物は1%の閃きと99%の才能、その砂粒の如き1%を見つけ出すのに苦労したよ。
故にこうしていつものラボではなく科学者の腕を存分に振るって作った贅沢な私室で優雅にコーヒーを飲みながら読書に耽っているのさ。机にはあの女に調達させた現世出版の本の数々が積まれている。奴と長い間付き合って唯一と言っていい利点だ、黒腔を好きに行き来できるのは奴だけだからね。
この本は…ふむ、外宇宙からやって来た神々が…成程。前に読んだ3種類のランクに格付けされた様々な存在が収容されている研究施設の解説本もだが、こういった書物は天才のインスピレーションを加速させる。素晴らしいね。
さて、虚夜宮に侵入者な訳だが…ジェーン・ドゥは色々手を回しているようだ。僕に作らせた装置もだが、あの化け物はどうやら行動の指針を決め、進み始めたらしい。それを邪魔するのは率直に言って自殺行為だろう。
触らぬ始祖に祟なし、さ。奴の邪魔をしないよう、僕もやりたい事を進めよう。
「ザエルアポロ様!」「ザエルアポロ様!」
「珈琲お代わり!入った!」「ちゃんとジェーン様に言われた通りに淹れた!」
おや、従属官が珈琲のお代わりを持ってきた様だ。
残念な事に、この虚圏にジェーン・ドゥ以外でマトモな料理を作れる破面は居ない。それを知った奴は近頃女性破面相手に料理教室などを開いているそうだが…そんな事はどうでもいいか。本ッッッ当に癪な事だが、奴に頼み従属官に珈琲の美味くなる淹れ方を教えさせた。
産まれて初めて何かを無償で頼んだのだ、この僕がッ!!!頭まで下げてなッッッ!!!
これも余裕を持ち、心身共に万全の状態に近づけ常に天才が天才足る為…グッ…ガハッ!!!(突然の吐血)
ハァ…ハァ…おっと、あの時の屈辱的な記憶をつい思い出してしまったよHAHAHA。
……何変な顔してるルミーナ、珈琲を置いてさっさと下がれ。
ふう…ん〜、いい香りだ。奴の指示通りに豆を轢くだけで以前とは断然香りが違う、味も然り。この香りが僕の脳を覚醒させるんだ。
さあ、一息吐いた所で対侵入者用の新しいトラップの内容でも考えよう。
……黒塗りの高級車…感度三千倍…奴から教わった知識には碌なものがないが、参考までに構想だけでも練っておくか。
そんな時、僕の宮に侵入者を告げる警報音が鳴り響いた。
☆☆☆☆☆
虚夜宮内、
「ヒャッハァ!!!」
「くっ…!」
アーロニーロの振り回す巨大な斬魄刀から生まれる攻撃の余波が、広間を抉るように破壊していく。
アーロニーロ・アルルエリと名乗った細身の破面は、「腕試し」と称してドルドーニに斬り掛かり、そのまま殺し合いにまで発展したらしい。
「妙に手慣れてんなァ、長物相手は初めてじゃねえか?」
「…2度目だッ!」
「そォか…よっ!」
「何ッ!?がぁ…ッ!」
剣戟の隙を突き、アーロニーロの振るう斬魄刀に繋がれた鎖が鞭のようにしなって、一護の死角から脇を直撃した。
強い衝撃を受け、もんどりうって床を転がり、斬月を支えに何とか体勢を立て直す。
「どうした死神、まだ殺れンだろ?
テメェの情報は全部知れてんだ。
卍解と虚化、だっけか?全部使って向かって来い。オレはその全てを上回って、テメェを殺してやるからよォ…」
そう嘲笑うアーロニーロに、一護は口の中の血を吐き捨て、鋒を突き付ける。
「舐めやがって。後悔すんな…いくぜッ!!」
轟、と一護を中心に霊圧の嵐が吹き荒れる。
『 卍 解 !!!』
風が収まった時そこに居たのは、漆黒の死縛装に身を包み、卍の柄を持つ刀を手にした一護の姿。
放たれる霊圧も先程とは桁が違う。ネルに引き摺られ、部屋の隅まで運ばれた傷だらけのドルドーニは、霞む視界の中で一護の霊圧を感じ取っていた。
(なんという霊圧、しかもまだ上がある。
素晴らしい。これが君の力か
アーロニーロめ、美味しい所ばかり持っていきよって。同じ第一期のよしみとかは無いのかね!?
大体あのあんちくしょう、既にジェーン嬢と親しい間柄しとるくせにまだ活躍したいか!
あーきっと奴は彼女の普段ワガハイ達に見せないあんなところやこんなところまで知っとるんだろうなァ!羨ましいなァ!
ワガハイだって全
「このひと、苦しみながらめちゃくちゃ歯軋りしてるっス。
ちょっと怖いっス…あ、そうだ。」
途中話を脱線させながらも、不審がるネルをよそにドルドーニは
そして試しに他の十刃落ちの霊圧を探ってみる事にした。案の定、案の定と言うべきか、内2人は侵入者と交戦しているようだ。
(ガンテンバインとチルッチ嬢か、それから…ピカロッ!またジェーン嬢の宮に居るなッ!
う''ら''や''ま''し''い'')
だら~~~~…べちゃっ
更に探査回路を拡大する。侵入者の内1人は運の悪いことに第8十刃の宮に迷い込んだらしい、他の破面の間でもジェーン以外と碌に話さないマッドサイエンティストで知られる彼にあの程度の霊圧で挑むとは…生存は絶望的だろう。
(なんにせよ、ワガハイこのまま不完全燃焼で終わる訳にはいかないなァ。然らば…)
だら〜〜~……べとべとべと…
「って!!!
「ヨダレ垂らしてるっス。
ネルのヨダレには弱いけど回復効果があるから、遠慮なく治されてほしいっスよ。
ほら、のどちんこ捻るといっぱい…」
と、おもむろに口に手を突っ込んで喉の奥を弄ると、口から滝のように溢れたヨダレがドルドーニの頭に降り注ぐ。
「レディがちんことか言うんじゃない!
しかもそれはヨダレではないゲロだ!
止めろっ止めっ……ホギャアアアアアアアアアアッッッ!?!?」
元気に悲鳴を上げる彼だが身体はわりと重症なので、動けないまま為す術なく顔面からネルのヨダレ?を浴びるドルドーニ。その悲痛な叫びは一護達に届く事は無かった…
一方、一護対アーロニーロの戦闘はまだ続いていた。満を持して卍解し、その圧倒的な速度で連続攻撃を仕掛ける一護だが、全十刃中2番目の硬度を持つと豪語するアーロニーロの鋼皮の前になかなか攻めあぐねている様だ。
「全破面中2番か、随分謙虚なんだな。」
「そらそうよ、あいつには届かねえ。
何せいっぺん殺されてるんだからなァ!」
「…どういう事だ?」
返事とばかりに横薙ぎの一撃が振るわれるが、速度で勝る一護には掠りもしない。
と、その時―――
「…ぐぉっ!?」
突然、アーロニーロの胸が斜めに裂け、血が吹き出た。
突然の出来事に戸惑う一護、アーロニーロは忌々しそうに舌打ちしている。
「お、おい!俺は何もしてねぇぞ!?」
「あったりめぇだ!
クソっ!メタスタシアの野郎、しくじりやがったな…!」
胸が裂けている事など気にする様子もなくアーロニーロの攻撃が更に激しくなる。
辛うじてそれを躱しいなす一護だったが、不意に掠めた一撃が脇腹を裂いた。傷口から血が溢れ、鋭い痛みが一護を襲う。
「話が変わった、そろそろ
もうちょい遊んでやるつもりだったけどよォ…殺すわお前。」
何かを察した一護が反射で天鎖斬月を斜めに構えたその直後、それをなぞるようにアーロニーロの斬魄刀が叩き付けられる。今まで受けた斬撃とはケタ違いのスピードとパワーに押され、一護は地面に激突した。
「ぐっ…ぁ!」
「そォらどうしたどうした!情けねえェぞ!」
「慣れてきたってのは…どういう事だ…」
「この身体は借りモンでなァ、今まで使ってきた身体より幾分扱いが難しくてよ。
そんでドルドーニの野郎に肩慣らしも兼ねて殺し合い吹っかけてみたんだが…案の定相手にならねえ。
そんでお前と戦って、漸くコイツの身体に
「がっ…!クソッ……」
倒れた一護を蹴りあげる。わざと脇の傷口を抉るように蹴り飛ばされた一護は激痛に身を捩りながらもなんとか起き上がった。
「侵入者は
それでジェーンにいっぱい褒めて貰うンダ。」
興奮気味に話すアーロニーロの声が二重に聞こえる。
ゴボリと顔が潰れて、上書きされる様に赤い液体の入った試験管の様な頭が形成されていき、そこには小さな虚の頭が2つ浮いていた。
「なんだよ…ソレ……」
「自己紹介からやり直すぜ。
俺達が第9十刃、アーロニーロ・アルルエリ…」『アァ、コノ顔ノ事ナラ気二シナイデ。感想ナラ今マデ飽キルホド聞イテルヨ。』
アーロニーロの手袋を付けた左腕が不自然にグネグネと蠢き出し、中から口の様な器官が付いた触腕が姿を現す。
「俺達のチカラは《喰虚》、虚の死体を食ってその能力を我が物とする。
今まで戦ったコイツの身体も、元は5番だった十刃のものだ。」
『ソイツノ死体ヲ食ッテ、ボク達ハ更ナル力ヲ手二入レタ!』
「無限に進化する俺達に敵は無い。
聞けばお前は死神でありながら虚と同じ力を使えるんだろう?」
『ダッタラ、君ヲ食べレバボク達ハヨリ強クナレル筈ダヨ。』
「『だから喰われろ!喰虚に!!!』」
アーロニーロの下半身が膨れ上がり、どんどん肥大化していく。広間を埋め尽くす勢いで広がる喰虚の触手を一護は振り払い、逃げ回った。
(やべぇ、触手の数が多い。振り切れね…なっ!?)
不意に一護は脚を止めた。いや、止められた。
壁から生えた触手ががっしりと一護の脚を絡め取り、動きを封じていたのだ。
『ハハハハハハ!!!』
「これも昔喰った虚の能力でな、この広間はあらかじめ壁と床の殆どを喰虚で侵食させておいたのさ!」
『最早コノ空間ハボク達ノ体内と同ジ、自由自在二操作ダッテデキル!』
「逃がさねェ、絶対にニガサネェゾ死神イィィィィッ!!!」
(不味いッ!)
触手の猛攻、如何に速度で勝る天鎖斬月でも払い切れない数の触手が一護に迫る。
この状況を打開する方法は有る。
だが大量の触手を振り払わなければ、アーロニーロに渾身の一撃を見舞うことも敵わない。
「やるしか…ねえのか……」
一護は虚化を行う覚悟を決め、顔に手を翳したその時―――
突風が広間を薙いだ。
「ヤレヤレ…テンション上がってる所悪いが、ワガハイも交ぜて貰うよ。
二対一など、まさか卑怯だとは言うまいね?」
――廻れ、
一護の目の前には巨大な竜巻が2つ、そこから伸び出た鳥の嘴を象った風が、唸りを上げて迫る触手を切り裂いた。
二本の竜巻の中心に立つ髭の紳士は一護に振り返り、告げる。
「さぁ立て
危機を救い、キマった。とばかりに一護と視線が交差して。
一護は呟いた。
「……ゲロくせえ…」
☆☆☆☆☆
「はぁっ…はぁっ…はっ……」
目の前には私の斬魄刀、「袖白雪」によって生み出された氷に包まれ、息絶えた大量の虚達。そして胸を裂かれた私の恩人、志波海燕殿とそっくりの姿をした虚…メタスタシアの姿があった。
袖白雪の能力を解くと鈴の音が響き、氷が虚ごとバラバラに砕け散る。これでカタは着いただろう。
あの海燕殿は偽物だ。あの日私に殺され、虚圏で再構成されたメタスタシアがある破面に食われ、その能力で人格を与えられた駒の一部らしい。ベラベラとメタスタシアが喋ってくれた。
だが姿は真似出来ても本物の海燕殿とは程遠い、始解もままならぬ状態で、最後には自身の身体に融合された大量の虚を解き放ち私を襲わせた。確か奴は五百の虚を分けてもらったとか言っていたな。
苦労はしたが、それを袖白雪で纏めて凍らせ、今しがた最後の虚と本体を始末できた。
「彼の顔を出せば私が油断するとでも思ったのか。
海燕殿の心は既に私に託された、今更みてくれだけに騙されぬ。」
もう奴からの霊圧も感じない、どうやら本当に死んだようだ。
その後、一通り建物の中を探索したが、暗いばかりで肝心の織姫の姿は見つけられず、手掛かりもありそうにない。さっさとこの場を去ろうとしたその時、いつの間にか入り口に立つ大柄な男と目が合った。肌の色はかつての九番隊、東仙隊長の様に浅黒く、独特な髪型をした男だ。
「貴様…十刃か?」
「ええ、如何にも。
しかし、貴女の下に来て正解だった。」
「それはどういう……」
どすっ
「…ぇ?」
私の背中に軽い衝撃が走り、刃が突き出た。驚く暇も与えられぬまま、意識だけが遠のいていく。
何故だ、奴は目の前にいた筈…なのに後ろから刺され………て…
「貴女がたは藍染様、ひいてはジェーン殿の邪魔となる。
早々に死になさい。そして、後悔しなさい。」
我々の狩場に足を踏みいれたことを、ね……
刃を引き抜かれ、そこから溢れる大量の血を見ながら、私は意識を手放した。
☆☆☆☆☆
「おねえちゃんおねえちゃん!」
『ご本読んで〜!』
「はい、いいですよ。」
各々部屋にある玩具で遊んでるなか、数人のピカロに囲まれて音読をせがまれるマルちゃん、完全におねえちゃんが板についておる。尊い、写真撮っとこう…
「えと…じゃあ今日はこれで…」
近くにあった本棚から適当に選んだ本をぱらりと開き、音読を始めるマルちゃん。
「『……董卓の敷いた悪政を見かねた刺史・太守は各地で連合を募り、反董卓連合軍を組織する。
連合軍と董卓軍は激しく衝突するも決着は付かず、遂に董卓は自らの都に火を放ち、洛陽を焦土と……』」
待ちたまえマルちゃん、いきなり三國志は英才教育過ぎない?
「え、駄目ですか?私は結構気に入ってるんですが…」
確かに面白いけどさ。赤壁の孔明無双とか大好きだけどさ。ここはもっとソフトなお話にしよう?
幼いピカロ達は皆キョトーンだよ、虚トーン。
虚だけに。
「えっ」
えっ
と、とにかく!なんか別の!別のにしよ?
「はい…そうですか。
えーっと、じゃあこっちのに…
『聖杯戦争。それは万能の願望器、聖杯を巡る魔術師達の血塗られた宴……』」
待て待てーいっ
「ふえ?またですかあ……?」
初っ端から不穏な感じがプンプンするよ、絶対その聖杯碌なもんじゃ無いよね?この世全ての悪的な何かだよね?
ていうかなんでそんな物騒な話ばかり選ぶの!?のっけから都を焦土にとか血塗られた宴とか、明らかにディープでダークな大人向けストーリーしかないよ!もっとこう…子供向けでやんわりとした奴はないの!?
「や…やんわりですか?え~っと…あ!これなら…
『ゲロゲロゲロ…
遂に文庫諦めてコミックに手を出したな…
うん、確かにさっきよりはマシだけど絶対子供向けじゃない…カエル型宇宙人とかニーズ何処にあるのよ。
まあいいや、ピカロはご機嫌だし。
ギギギギ……
その時、空間が軋む。
お、また黒腔が開いたよ。今度は虚夜宮の中に4つ、藍染君が予想してたよりだいぶ早かったね。尸魂界、結構本気みたいだ。
探査回路っと…霊圧も高い、隊長格って奴だろう。
ロカちゃん、どう?
「はい、感じます。特に高い霊圧が4つ、いずれも私の『反膜の糸』範囲内です。」
女の子ピカロを膝に乗せて、無表情で頭を撫でながら真面目な話するのもアレだけどね。
あとは、アーロニーロが死んだら本格的に始めよっかな〜。
頑張ってね、アーロニーロ♪
〜アランカル大百科リターンズ〜
「あ、どーも。
今日は虚夜宮街角インタビューと称して、十刃にジェーンちゃんの印象を聞いてみたで。なんや一部おかしな感想も混じってるけどな。」
10……ジェーン?アイツぁカス…なんて言ったらまた殴れるなァ、作る菓子はウメェ。寝るよりアイツの菓子食った方がエネルギー溜まるぜ。
9……「ジェーンとは昔からの仲だ。」『アノ子ノ為ナラナンデモスルヨ、』「友達だからな。」
8……ジェーン・ドゥについて?そうかい愚痴を聞いてくれるかい。全くあの馬鹿女は毎度毎度ラボの壁は破壊するわ霊圧で僕の従属官を消滅させかけるわ無理難題を押し付けるわで困っているんだよそのくせ他の破面達に人気なものだから奴に注意する者も居ない十刃を見てみろ奴に注意出来るやつなんて僕を除けば4番くらいだしそもそも(インタビューは此処で途切れている)
7……今、幸せですか?
6……なんかしら構ってくるめんどくせえ女だ
4……戦闘面で言うならアレほど有用な者は居ない、大いに藍染様の期待に応えられるだろう。人格面?…ノーコメントだ。
3……普段はおちゃらけているようで、しかしその瞳は遠く先にある別の何かを見据えている。先を読む事に長けた破面だ。それで…最近あの…ご無沙汰なんだが…
2……(取材スタッフが全員朽ち果てた為インタビューできず、編集長市丸ギンは照れ隠しと判断)
1……リリネットが世話になってる。あの抱擁力は反則だろ、普段滅茶苦茶なのに肝心な時はしっかりしてんだから誰だって甘えたくなるさ。虚の心の孔を埋めてくれる存在、そんなヒトなんだと思うぜ。それがオレ達にとって毒になるか薬になるかは、まだよく分からねえけどよ。