双頭の骸、虚圏に立つ   作:ハンバーグ男爵

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初投稿です(大嘘)





七話 始祖の着任

今朝、突然の十刃招集が告げられて数刻が経つ。私は一足先に虚夜宮内の会議の間へと集合し、座って時間を潰していた。

 

おそらく十刃関係、それも新加入と脱退の報告だろう。昨日やって来たジェーンに突然「十刃の数字が欲しい!」と言われた時は正直肝が冷えたし、いつ襲われるかと内心ビクビクしながら自分の宮で過ごしていたが。結局彼女は私の3番を奪いには来なかった。代わりに私の大事なものを持っていかれた気がするが…

そして今日、探査回路で何度探ってもノイトラの霊圧が感じ取れない。という事は…

 

「よォ、まだテメェしか来てねぇのか。

ネリエルの後釜。」

 

ブーツの音を響かせて、通路からノイトラが現れた。

 

「………」

 

おかしい、ノイトラの霊圧は無いままだ。なのに私の目の前にはノイトラ・ジルガが居る。

奴は霊圧を隠すなどという几帳面な真似はできない。いつも垂れ流し野郎だった筈だ(滅茶苦茶失礼)

いや…これは…

 

「…戯れが過ぎるぞ。アーロニーロ。」

 

「なんだ」『バレテイタノカ』

 

笑うノイトラの顔が潰れて、そこから瓶詰めにされたボールのような顔が2つ、浮き上がった。

アーロニーロ・アルルエリ、十刃唯一の《下級大虚(ギリアン)》で自身の持つ喰虚という能力で力を蓄え、十刃まで上り詰めた稀有な虚…

 

「ノイトラを食ったのか、十刃同士の私闘は藍染様から禁止されている筈だが…」

 

『マテマテ』「柄に手を掛けるな、それは」『早計トイウモノダヨ』

「貰ったのさ、」『トモダチカラネ。』

 

「……ジェーンか。」

 

十刃ですら捕食対象としか見ていないアーロニーロが言う『トモダチ』とは一人しかいない。

たしかアーロニーロと彼女はかなり旧知の間柄だと言っていた。なら死体を渡すのも仕方ないか。

 

「ジェーン、凄く良い奴だ。」『オレタチヲオソレナイ、』「嫌悪もしない。」

『オレタチノコト、』「友達だよって笑ってくれた。」『喰虚ヲ「かっこいい」ッテ、』「呼んでくれた。」

 

「まあ、彼女ならそうするな。争わないのはいい事だ。」

 

此奴がここまで感情豊かになったのも、彼女のお陰…という事になるのだろうか。

より藍染様のお力になれるのならそれに越したことはない。

 

「おや、二人とも早いですね。

藍染様の為に殊勝な事です、大変宜しい。」

 

「あ''〜…ったりぃ。」

 

「……」

 

続けて二人、第7十刃(セプティマ・エスパーダ)ゾマリ・ルルー。第10(ディエス)第0十刃(セロ・エスパーダ)ヤミー・リヤルゴ、第4十刃(クアトロ・エスパーダ)ウルキオラ・シファーが入室した。

 

「…はァ~。」

 

その後から深い溜息を吐きつつ第8十刃(オクターバ・エスパーダ)、ザエルアポロ・グランツが付いてくる。

かなり疲労しているようだ。その理由は恐らく…

 

「なんだいハリベル、君の思っている通りだよ。

一晩中奴の遊びに付き合わされたのさ…ふふっ、あれだけ試してこの僕が2割も理解出来なかったなんて屈辱だよ…!はあ…時間を無駄にした。」

 

い、一体何を試していたんだアイツは…

 

「ケッ、相変わらずシケた面子だなァ。」

 

「お前も儂からすればシケきっとるわ若造、さっさと進め。」

 

最後に入ってきたのは第6十刃(セスタ・エスパーダ)グリムジョー・ジャガージャック。第2十刃(セグンダ・エスパーダ)バラガン・ルイゼンバーン。

 

これで1と5を除く全ての十刃が揃った訳だ。

 

「やあ、諸君。良く集まってくれた。

早速始めよう。」

 

声がする方を驚いて振り返る。そこに空席はなく、代わりに藍染様とお供の死神2人が立っていた。

一体いつから…

 

「君が入ってきた時からだよ、ハリベル。

本題に移ろう、先日十刃の交代があった。

今日はそれのお披露目だ。そして空席になってる♯1(プリメーラ)についても話そうと思う。

入ってくれ。」

 

「はいはーい。」

 

会議室に間の抜けた声が響いた。

 

コツコツとブーツを踏み鳴らす音がする。奥の扉を開き、入室したのは私と似た装束(私より露出度は少なく、袖は七分丈程)の上に裾の長い海賊のような黒いコートを羽織ったジェーン・ドゥだ。その首筋には♯5(クイント)の数時が刻まれている。

 

「今日から彼女を第5十刃(クイント・エスパーダ)に任命する。」

 

「うん、新しく第5十刃になったジェーン・ドゥでっす。

前任のノルマントン号事件君があ〜んまりにも不甲斐ないので、ぬっころして数字譲ってもらっちゃったよ。」

 

「ジェーンちゃん、ノルマントン号事件ちゃう。ノイトラやノイトラ。」

 

「あれ?そーだっけ?

まあ前任なんてどうでもいいよね、これから宜しく!」

 

十刃の交代など、日常茶飯事である。

無邪気に笑顔を振りまくジェーンに対し、他の十刃の反応は様々だ。

 

興味なさげに眺める者

 

逆に興味津々といった感じの視線を送る者

 

もう勘弁してくれといった視線を…これはザエルアポロだけだな。

 

バラガンが複雑な表情で彼女を見つめているのが気になるが…

 

 

「期待しているよ。

それから、♯1についてだ。

この数字に見合うヴァストローデの捜索を…君に任せよう、ジェーン・ドゥ。」

 

「えっ…いきなりっすか藍染君。

つかプリメーラはもう予約済みなんじゃなかったの?」

 

「貴様…藍染様を君呼びなど…」

 

「いいんだ要。

それ故に、だよジェーン。始祖である君の選んだ虚なら、1番の称号に相応しい強者の筈だと僕は思っている。

それに探査回路のいい練習になるだろう。一つ宜しく頼むよ。」

 

《始祖》。この言葉に反応した十刃が数名、目を見開いている。

無理もないな、始祖の名など今となっては都市伝説の様なもの、目の前の女破面が噂話の大本だったとしてもにわかには信じられないだろう。

 

 

様々な視線が彼女と交差する中、「はーい」と気の抜けた返事をするジェーンが5番の席へと座り、藍染様は言葉を続けた。

 

 

 

 

………………

 

 

 

 

「近々我々もこちらへ引越しをしようと思う、開戦の時は近い。では解散しようか。」

 

そう言った藍染様の姿が掻き消えて、十刃だけが残された。

各々解散していく中、ジェーンへと近付く影がある。案の定グリムジョーだった。

奴は♯6だ、自分より上の数字を持つ者がこんなちんちくりん(失礼)で些か不快なのだろう。

 

「よォ新入り。テメェ…どうやってノイトラを殺した?」

 

「どうやってと言われてもねー、破面を殺す方法なんて幾らでもあるでしょ?

硬いだけの破面なんか、私に掛かればちょちょいのちょいさ。ふっふーん。」

 

「へぇ、そうかい。

聞けばお前、始祖なんだってな。」

 

「そうだけど、それがどうかしたの?」

 

「始祖ってのは戦いもせず数千年逃げ回ってた腰抜け虚の事だろ?それがお前か、噂に違わずチョロそうな面して「必殺!《無限焼菓子地獄(クッキークリッカー)》ッッッ!!!」ぐがっ!?てめっ…何だこの菓子の山は!どっから出した!?」

 

叫ぶジェーンの後ろから、大量の…ええと…クッキー?というのか?が山のように現れグリムジョーを取り囲む。

甘ったるい匂いが部屋を包んだ。胸焼けがしそうだ…というかジェーンはあの量のクッキーを何処から出した?

 

「説明しよう!

菓子折無間地獄とは、文字通り無限に呼び出したクッキーを相手の腹が爆発するまで食わせ続ける技である!という訳でドーン!」

 

「クソッ巫山戯やがって!

このっ…菓子なんぞにこの俺が…

ぐわあああああっ!?クッキーに潰されるゥ!!!」

 

「ワハハハハ!食の激流に溺れて死ねェ!」

 

間抜けな掛け声と共になだれ込んだクッキーがグリムジョーの口へ雪崩込む、悲鳴を上げながらグリムジョーはクッキーの海に沈んだ…なんて恐ろしい技だ!

 

「ふぅ…全く、不良の相手は面倒くさくて困っちゃうね。」

 

やりきった爽やかな笑顔でそう告げるジェーン。

いや、グリムジョーへの対応が雑過ぎないか?

 

「良いんだよ、不良少年の相手はこれくらいで。

はははっ見てよハリベル!グリムジョーったらクッキーに頭から埋もれて気絶してるwww写真www写真撮ろwwwいーっひひひひwww」

 

何処から取り出したのか、現世で使われているカメラなる物を取り出してクッキーに埋もれたグリムジョーを激写するジェーン。

♯6の十刃をこんな巫山戯た技で伸してしまうとは…流石彼女と言ったところか。

というかこの量のクッキー一体何処から…

 

「クリックで無限に増やした!」

 

……わけがわからないよ。

 

「…お、これ結構ウメェな。」バリバリバリ

 

「床に落ちてる物を食うなヤミー、不衛生だ。」

 

♯10と♯4は何をやってるんだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェーンは次にバラガンの元へ向かう。

 

「へいダーリン、元気してた?久しぶりだね。」

 

「………破面となったか、ジェーン・ドゥ。

お気楽な性格は人の形と成っても変わらんな。」

 

「つれないなあ、昔みたいにマイハニーって呼んでみなよ。」

 

ぶっ……!!ま、マイハニー!?!?

あのバラガンが!?ジェーンを!?

思わず吹き出してしまった、周りを見るとアーロニーロも同じリアクションをしてる。ザエルアポロは養豚場の豚を見るような目でジェーンを眺めていた。

 

「…言わんわい。儂は負けた、そしてあの男の下で今もこうしてお前に無様を晒しておる。

お前をそう呼ぶ資格などない。貴様を迎えに行く、その資格すらない。」

 

「資格なんて必要ないよ、()()()()()()()()()()()()。アンタもそうすればいい、気負い過ぎなんだよダーリンは。」

 

「それは貴様に背負う物が何も無いからだ。

貴様の様に何も考えずに行動出来ればどれだけ幸せか……」

 

「おん?今私の事遠回しに馬鹿って言ったか?表出ろ虚夜宮の外までぶっ飛ばしてやる。

修理費で東仙統括様の予算と胃がガリガリ削れるぞおらあ!

大体私のどこが馬鹿っぽいんだ、人型になれて尚更知的キャラに磨きがかかってんだろ。ザエルアポロとか目じゃねえから!藍染君のメガネと同じくらい英知の結晶してっから!

今この瞬間も溢れる知性をナイアガラの滝の様に垂れ流してんだろが!」

 

「英知の結晶してるってどんな動詞だ。」

 

バラガンの襟首掴んでガックンガックン揺らし、怒りを顕にするジェーン。

隠れてザエルアポロが吹き出してた。

…あ、殴られた。そういう無駄なアクションに響転使うあたりジェーンらしい。

 

「そういう所だ…」

 

「んだとこら!

ちょっとお顔が渋くて私の好みだからって調子乗りやがってクソダーリンめ!

いいのか!?虚夜宮の壁という壁全部ぶっ飛ばすぞ!?東仙要がストレスで壊れちゃうぞ!DJ☆KANAMEとか名乗りだして、やたらでかいラジカセ担いでガンテンバイン相手に突然ラップバトルとか始め出すんだ。地獄絵図だろ!」

 

「滑稽。」

 

「真顔で言うなよ!」

 

2人の意味不明な言い争いは何処からともなく現れた東仙要がジェーンの頭を殴って黙らせるまで続いた。

 

……東仙統括官、居たのか。

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

「…要。」

 

「はい。」

 

「なるかい?DJ」

 

「…………………」

 

「………ッ!!…ッッッ!!…ッ」(腹を抱えて床を転げ回るギン)

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わって、虚圏の砂漠!

 

藍染君から頼まれた初めてのお使い、プリメーラに相応しい破面を探す事が私の最初のお仕事らしい。

やっぱなんもねえなこの砂漠、さっさと終わらせて戻ろっと。

よし、ここに来る前ハリベルに教えて貰った探査回路を今こそ使う時だ!

 

みみみ〜ん…みみみ〜ん…みみみみみみみ……

 

ぴこーん!

 

お、ヒット。

 

私が直談判して、数人の実力者に了承もとった。

 

…………よし、彼ならきっとプリメーラに相応しいはず!早速藍染君に報告だ!

 

 

 

 

 

 

 

〜ここからはダ・イ・ジェ・ス・トだぞ☆〜

 

 

 

「ただいま藍染君!めぼしい強者を連れて来たよ!」

 

「オヌシはニンジャか?」

 

「……………帰してきなさい。」

 

「アイエッどうして!?こんなに殺意に溢れて強そうなニンジャなのに…」

 

「ニンジャは駄目だ。」

 

「えーそんなー。」

 

「ぬ?その声…ダークニンジャ=サン?」

 

「……帰してきなさい。」

 

 

………………

 

 

「この人なら大丈夫!吸血鬼だし、アーロニーロみたいな能力も持ってるらしいから頼りになるよ!」

 

「命令を寄越せ、マイマスター。

…私はヘルメスの鳥…自らの羽を喰らい、飼い慣らされる…」

 

「帰ってくれ、頼むから。……その台詞を聞くと何故か悪寒が止まらない。」

 

「えーまたー?」

 

「というかさっきから虚が一体も居ないんだが、何処から連れてきているんだい?」

 

「…さあ?」

 

「…帰ってもらいなさい。」

 

「残念だ。ククク…」

 

 

 

…………………

 

 

 

 

「こ、今度こそ大丈夫!

強いし、金ぴかだし。他所の国の王様なんだって!」

 

「フハハハハハハッ!!久しいな道化ェ!」

 

「元の世界へお戻りください、王よ…

はっ!?私はいったい何を…?

とにかく駄目だ、その御方にはお帰り願いなさい。」

 

「えー…」

 

「…ハリベル、彼女について行ってくれ。流石の僕も何度もツッコミを入れるのには疲れた。」

 

「はい、藍染様。」

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

苦労して連れて来た候補は皆ダメだった…藍染君のいけず…

 

「全てお前の自業自得だと思うぞ。」

 

ハリベルまでそんなこと言う~。

はーこういう時はハリベルのおっぱい揉んで落ち着くに限りますわ〜。

 

モミモミモミモミモミモミ…

 

「………(何かを諦めた表情)」

 

よし。ハリベルっぱいで英気も養った事だし、探査回路を再開しよう。ついでに本体のソナーも同時に使って………よっしゃ発見。

 

今度の人はちゃんとした虚みたい、でも同じ気配が2つ…?なんだろこれ。

移動するからハリベルも手ぇ握ってて。

 

「分かった、飛ぶのだな?」

 

そうそう、せーのっ!

 

 

ぐるんっ

 

 

 

 

 

 

 

 

…よいしょおっ!

ほい、空間跳躍(ショートジャンプ)成功っと。

いやー便利だねーこれ。

破面になった私の特典の一つに、『虚圏全域の移動権限』がある。虚圏内なら行きたい場所へ一瞬で跳べるありがたい能力だ。他の十刃にもプライベートはあるからそのへんは弁えて跳ばないようにしてるけど、ここは虚夜宮の外だから大丈夫。

更に私が斬魄刀を握れば、虚圏から外へ繋がる全ての黒腔の支配権を得る事ができる。これが藍染君が私に斬魄刀を携帯させない理由だ。

どうやら私って、『虚圏で初めて自力で黒腔を開いた虚』なんだって。それが破面化の影響で概念化して、そのまま私の能力になったそうな。藍染君は驚いた顔で零番隊がどうのとか言ってたけど私の理解が追いつかなかったからその後の話は覚えてない。

 

んで、辿り着いた先はっと…

 

「……死体の山だな。」

 

oh......

 

出会って5秒でデッドホロウマウンテンに遭遇した私、早くもやる気が赤ゲージまでダダ下がり。

後でアーロニーロ呼んどこう。

 

死体の山の向こうから声がする。そこまで近寄ってみると、裸の男と若い女型の破面が布一枚で向かい合ってた。

 

あっ……(察し)

 

お邪魔しました、ごゆっくり〜……

 

「待て、アンタは今盛大に勘違いをしてる。」

 

男の方が弁明してきた。

勿論、分かってる分かってる。

虚圏に法律は無いから、相手が見た目JCの破面とヒャッホウしたってなんも問題ないんだ。人道的にはアレかもだけど、私達虚だし、お互い合意の上ならセーフセーフ。

 

「いや違うから、そんないかがわしい事してないから。そもそもアイツは俺で、俺もアイツだから。」

 

んまっ!?アイツと俺は一心同体!?という事は既に彼はあの子の中に熱い何某を「違うわ!ナニもしてねえって言ってんだろ!」

 

お嬢ちゃん大丈夫!?この男に変な事されてない?

 

「………………グスッ(無言で顔を逸らす)」

 

よし、ギルティ。ハリベル、殺れ。

 

「了解だ、同じ女型の破面として狼藉は見逃せない。」(皇鮫后(ティブロン)解放)

 

「だああああああ待て待て待て!誤解だ誤解!リリネット!てめぇ分裂して早々何してくれてやがる!

俺達は2人で一人の破面なんだよ!

コヨーテ・スターク・リリネット・ジンジャーバック、それが俺達の名前だ!」

 

なるほど、それで同じ気配が2つあったわけね。

なっげえ名前だ。

 

んで、このコヨーテ・スターク・リリネット・ジンジャーバックという虚達、仲良くなった虚が彼らの存在に耐えきれず片っ端から死んでいくという持病を抱え、あまりにもぼっちを拗らせ過ぎた結果、自力で破面化し、さらにその瞬間に2人に分裂してしまったらしい。

……なんて深い闇を抱えた破面なんだ。

 

大変だったね、コヨーテ・スターク・リリネット・ジンジャーバック……

 

「お前も苦労しているんだな、コヨーテ・スターク・リリネット・ジンジャーバック。」

 

可哀想な虚だ、コヨーテ・スターク・リリネット・ジンジャーバック…でも有する霊力はかなり高い、藍染君の前に出しても大丈夫かな。コヨーテ・スターク・リリネット・ジンジャーバック君が承諾してくれればの話だけどね。

 

「私も賛成だ。コヨーテ・スターク・リリネット・ジンジャーバック、君なら藍染様の期待に応えられるだろう。」

 

ハリベルもそう言ってるし、どうかな。私達と一緒に来る?コヨーテ・スターク・リリネット・ジンジャーバック君?

 

「いやいや、名前長いから俺がコヨーテ・スタークでいいよ。アッチがリリネット・ジンジャーバックで。一々呼びにくいだろ。」

 

む、そんなことは無いぞコヨーテ・ジンジャーバック・リリネット・スターク君。

 

「言ったそばから間違えてるな。今完全に順番ごっちゃになったよな?」

 

あ、ゴメンゴメン。

それで、どうするコヨーテ・スターバックス君。私達と来る?

 

「なんか小洒落たカフェみたいな名前になっちまったが、もう突っ込むのもめんどくせぇ…

良いよ、アンタみたいなのが他にも居るなら、俺達の近くに居ても死ななさそうだ。

リリネットもいいよな?」

 

「……別に構わないよ、スタバ。」

 

「略すな!間違ってる方を!」

 

いえーい、野良破面ゲット!

彼等なら藍染君も文句ないでしょ。

今回はハリベルのお墨付きだ、これでダメって言われたらハリベルのせいだかんね。

 

「理不尽では?」

 

あ、あの人達が知らぬ間に殺した虚の山は、後でアーロニーロ(スタッフ)が美味しく頂きました。




〜アランカル大百科〜

「はいどーも。今日は期待の第5十刃、ジェーン・ドゥちゃんのプロフィールを一部公開していくで。
あくまでも一部やから、堪忍な。」


名前:ジェーン・ドゥ

身長:170cm

体重:◾◾(この欄は削除されました)

容姿:髪はベージュのポニーテール、肌は普通より少し白め、オストガロアの頭部にある巨大竜骨が欠け、ミニチュア化して髪留め兼アクセサリーとして頭に乗っている。虚の穴は左胸少し下に位置。
奈落の様に深い紫色の瞳で、少しツリ目。ザエルアポロ曰く「意識して笑うとひどい悪人面になる」この後ザエルアポロは殴られた。
袖が七分丈になっている破面用の死覇装の上から腰まで裾のある大きな黒いコートを羽織っている。本人曰く海賊をイメージしたらしい。

帰刃:《白骸妖星(オストガロア)》

解合:「阻め、白骸妖星」

能力詳細
《空間跳躍》:『虚圏で初めて空間を開拓した虚』特権の一つ。虚圏限定で、完全な点と点の移動を可能にする。行った事のある場所なら同時に何人でも転移可能。
《黒腔》:空間跳躍の本質、虚圏より外を繋ぐ為の扉の支配権を得る。これはジェーン・ドゥ本人が自身の斬魄刀を握っている場合のみ有効で、これを見た藍染は彼女に「虚夜宮内での斬魄刀所持禁止」を言い渡した。

司る死の形:???



「ジェーンちゃんの殺傷能力は…まあ言わんでも分かるやろ、これからの働きに期待しよか。
ほな、また次回〜






…え?次回ないの?」


つづけ









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