超能力青年 ウ☆ホンフー   作:変わり身

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アルバム

『ハッピーエンド』

ハッピーエンドとは、幸せなその瞬間で物語を終える事。

 

しかし現実にはそのような終わりはない。どんな物語も、最後は必ず死で終わる。

幸せな人間にせよ、不幸な人間にせよ。死を迎えたのならそれはバッドエンドに外ならない。

 

……だが、今ならば分かる。

死がバッドエンドであるのなら、それまでの生こそがハッピーエンドであったのだ。

 

愛する者との時間と記憶。

幸せなその瞬間はいつでも心にあり続け、そして死によって終える。

バッドエンドと共に生まれる、ハッピーエンド。

 

結局、自分次第という事だろう。

幸せな走馬灯を見て死ぬか、ろくでもない走馬灯を見て死ぬか。どうぞお好きに。

 

私? さぁ、どうか。

歩んだ道が道である。何を抱えて死ぬかは、その時にならないと分かるまい。

……しかし、これだけは自信を持って言えるだろう。

 

――私は今、ハッピーエンドの只中にある、と。

 

 

 

『ダイモーン』

光が流れる。

未来から過去へと向かう、『邪魔者』達だ。

 

私とあの男の望んだ時間は、彼らにとってそんなにも都合の悪いものなのだろうか。    

少しだけ気になるけれど、聞いた事は一度も無い。

 

こうやって、すぐに砕いてやらないといけないから。

 

『あの男は……しくじらないのでしょうね』

 

奴が居る限り、まどかは穏やかに暮らして行くだろう。

魔法少女になる事も、不幸な死を迎える事も無い。ただ……幸せになるのだ。

 

『まどか……』

 

彼女がおばあさんになって、幸せな最期を迎えたとしても、私はここを動かない。

彼女の世界を変えさせない。ずっとずっと先の未来まで、護って行く。

永遠の幸せを。終わりなき平穏を。私はあなたに捧げよう。

 

ああ、愛しい愛しい――私のまどか。

 

 

 

『見守るもの達』

「うーん、相変わらずまどか大好きねー、ほむらのやつ」

「やべーのです。ものすごくガンギマっているのです」

「あれ、地味にめっちゃやばい事してると思うんだけど……どうしよ?」

「というか、あの人なんでコーヒー持ってるのですか……?」

 

(……ありがとう、ほむらちゃん。そっちの私を、そんなに想ってくれて)

(このレコードを護るのが、ほむらちゃんの役目なら……全部終わるまで、待ってるね)   

(役目が終わって、休もうってなった時。ちゃんと、私が迎えに行くよ。だから)

 

「だから……その時になったらまた逢おうね、ほむらちゃん――」

 

 

 

『ガラスの私』

最近、突然寂しくなる時がある。

 

学校に居る時や、友達と一緒に遊んでいる時。

楽しい筈なのに、どうしてか泣いてしまいそうになる。

 

悲しみではない。感じているのは、大きな喜びと愛おしさ。

寂しいと思っているのに不思議だ。私には、自分の心が分からない。

 

……ううん、もしかしたら、本当に自分の心では無いのかもしれない。          

 

ガラスに映る自分の姿。

私によく似て、私と同じ動きをする、私ではない誰かの姿。

もしかしたら、この寂しさは彼女の心なのかもしれない……なんて。

 

「どうしたの、ほむらちゃん?」

「ううん、なんでもない」

 

鹿目さんが呼んでいる。

ガラスに映る私は――ああ、また、泣きそうな顔で笑っていた。

 

 

 

『親友!』

 

「ごきげんよう、さやかさん」

「ん、おはよ、仁美」

 

仲良き事は美しきかな。昔の人はそう言った。

確かにそうだ。喧嘩をしている人達は互いを貶したり傷つけたり、少なくとも美しくはない。

 

「ん~? どったの恭介の腕に抱き着いちゃって。歩き難いじゃーん?」

「さやかさんの抱き着いている方が空けば、歩きやすくなりますわ。ささ、どうぞ」

 

だけど……喧嘩をするほど仲が良いっていう言葉もある。

それはつまり、喧嘩をしている人達も仲は良いから、美しいって事になる。

 

「ね、ねぇ……二人一緒に離すっていうのは……」

「ふふふふふ……」

「おほほほほ……」

「……何でもないです」

 

……僕を挟んで喧嘩をしている友達は、両方今日も綺麗だなって、思います。

 

 

 

『気のいいシスター』

シスターの真似事なんてのをしていると、多くの出会いがある。

神を信じてるヤツ。神を学問として見てるヤツ。悩んでるヤツ。冷やかしのチンピラ。   

良くも悪くもいろんな人間がやって来て、いろんな事を語ってく。

 

そういうのを聞いたり聞かなかったりする内に、顔見知りもずいぶん増えた。

……トモダチってのも。少しだけ。

 

「あ、居た居た佐倉さん。今日は私のお友達を……あら」

「ああ、マミさんか。悪いね、仕事中だ」

 

街とか学校とかそういうのも関係なく、来る奴はどこからでも来る。

何かこう、裏で変なのが糸引いてる気もするけど……まぁ、気のせいだろう。

 

「あ、いえ、お気になさらず。ワタシはこれで……」

「待ちなって。お悩み相談なら人が多い方が良いだろ、なぁマミさん?」

「え? 私も?」

 

面倒くさい事もたまに起こるが、今の暮らしをあたしは結構気に入っていた。

性に合ってるってのもあるし……差し入れだって、毎日みたいにありつける。

 

「どうせ何か菓子持ってきてるんだろ? それ出してよ」

「もう……はい、どうぞ」

 

それも、誰かと一緒にさ。

 

「お、チーズケーキだ。みふゆさんも食うかい?」

 

 

 

『ティータイムは皆と一緒に』

時々妙な夢を見る。

リボンを操る魔法少女になって、ワルモノと戦う夢だ。

 

夢の中の私はとても格好いい。

街の人々を護るために戦う姿はキラキラとしていて、夢と分かっていても憧れちゃう。

 

……でも、どこか無理をしているようにも見えた。

 

仲間は居らず、仲の良いお友達も居らず。両親すら居なくなっていた。

そんな場面を見る度、夢で良かったとも思う。夢の私には、悪いけれど。

 

「今日は佐倉さんの教会に行くの? 晩御飯までには帰って来てね」

「うん、行ってきます」

 

そうだ、せっかくだから、みんなも誘ってみようかしら。

なぎさちゃん達と一緒にティータイム。いいんじゃない?

 

……夢の私のような魔法やキラキラは、私には無い。

けれど友達も居て、両親も居て、普通の私は、夢の私よりも夢のようなのかもしれない。  

 

でも……ティロ・フィナーレ、格好よかったなぁ……。

 

 

 

『私の居場所』

ふわふわ、ふわふわ。

まるでトランポリンの上を歩くように、その足元はおぼつかない。

 

彼女はいつもそうだった。

どこに居ようと、誰と居ようと、しっかりその場に立っていられない。

自分の居場所を自分で定める事が出来ない、そんな少女。

 

――けれど、それも少しだけ前の事。

 

「雫」「雫ちゃん!」

 

きっともう、彼女がぐらつく事は無い。

今の彼女は、大切な場所で大好きな人に囲まれ、ちゃんと居場所を定めている。      

自分が望んで、望まれて。しっかりとそこに立てている――。

 

(あ、ここ、今度旅行してみようかな)

 

……時折、留守にする事もあるだろうけど。

 

 

 

『逃走劇の始まり』

「お~い! 桧垣先生~? どこ~?」

 

……おかしい。どうしてこんな事になったのか。

 

「ちゃんと殺してあげますんでさぁ~! 出て来てよ~、ねぇ~!」

 

ジャジメントが情報を漏らしたか?

いや、そんな様子ではないようだが。さて……。

 

「うーん、名前で呼ばないとダメなのかな。あずまじ~? ひがしこ~?」

 

……困った。本当に困った。

こんな事になるのだったら、ボディーガードでも雇っておくべきだった。

後で彼に紹介でも頼みましょうかね……ここを無事にしのげたら、ですが。        

 

「アッ! 見ぃつけた~~~~~~!!」

 

しまった!

うわあああああああああああああ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【プロフィール】

 

 

ウ・ホンフー(主人公)

 

本作の主人公その2にしてラスボス1号。漢字で書くと巫 紅虎。

世界最強クラスの武人であると同時に異能力をコピーする超能力者でもあり、ジャジメント最高幹部にしてバッドエンドと呼ばれる序列3位の実力者。

昔愛する女性を喪い、その過去を覆すために時間遡行能力を求めていた。

 

本作においてはほむらの時間遡行に目を付け、見滝原に襲来。ほむらと敵対した後、紆余曲折の末に悲願であった時間遡行を果たす。

以降は時の内側に立ち、己の愛する女性とほむらの愛する鹿目まどかの守護を誓った。

ほむらとの約束を履行し続ける日々は大変だが、愛する女性と共にあれる事にこれ以上無い幸せを感じているようだ。

 

それまでに犠牲を強いた者達に贖罪染みた事も行っている模様。

つまり彼のコピーした魔法を持つ28人には確実に救いの手が差し伸べられているので、各々好きな魔法少女を当てはめよう。

 

ちなみに、三周目の世界において彼はバッドエンドとは呼ばれておらず、その反対の意味を持つコードネームを与えられている。

本人的にはあまりしっくり来ていないのか、呼ばれる度に微妙な顔をするらしい。

 

 

暁美ほむら(主人公)

 

本作の主人公その1にしてラスボス2号。

時間遡行の固有魔法を持つ魔法少女であり、最愛の存在である鹿目まどかを死の因果から救う為、無数の時を繰り返し続けていた。

 

本作においてはちょっとした不運によりホンフーに存在を察知され、追われる事となる。

そして紆余曲折の末に敗れ、過去改編を許してしまう……のだが、それでも諦めず、ホンフーの起こしたバタフライエフェクトによる世界の変化から、まどかを始めとした大切な人々を護り切った。

以降は時の外側に立ち、時の守護者として未来人の襲来を防ぎ続ける事を誓った。

 

最終的に『業因のドッペル』とよく似た異形と化したが、姿かたちが似ているだけの別物である。

しかしその力の質はほぼ変わりなく、それどころか時の外側に立った事で、時の砂だけではなく時そのものにも干渉可能とする程の力を持ってしまった。

それによって強引に時の流れを掌握した結果、未来のタイムパトロールはてんやわんや。未来人の襲来が激しいのは実はそのせい。

 

おそらく、6主、サブロー博士、ミスターK、梅沢教授のタイムマシンを使った人物あたりは「くしゃり」とやられている。闇野はもしかしたら無事かもしれない。

 

ちなみに、ホンフーのお土産である雫のコーヒーは、きちんと彼女に渡っている。

時の狭間にある影響で冷めたり腐ったり無くなったりもしないため、額縁に映るまどかを見ながらその香りを楽しむのが、ほむらの憩いとなっているようだ。

 

 

鹿目まどか(未来の女神)

 

ほむらが愛する者にして、別の時間軸で宇宙の女神に至る女の子。

ごく普通の中学生であるが、その心根は誰よりも強く優しく、多くの人に好かれている。

 

本作においては一周目、二周目共に物語の中心には無かったものの、それがホンフーへの大きな助けに繋がった。

ほむらの守護のおかげで、三周目の世界においても特に変わりなく『鹿目まどか』として存在している。この時間軸のさやかやほむら達と仲良く暮らしているようだ。

もしほむらの守護が無かった場合、おそらく性格が違ったり一人っ子だったり見滝原に居なかったりそもそも事故か何かで既に没している……かもしれない。

 

本作の世界も宇宙の女神と化した彼女の管理下にある。

ほむらが本当に疲れ切ってしまったその時は、彼女が迎えに来るだろう。

 

 

美樹さやか(元気な子)

 

まどかの幼馴染の女の子。

明るく人当たりの良い元気っ子だが、精神的には年相応な部分も強い。

想いを寄せる上条恭介の怪我を治すためにキュゥべえに願い、魔法少女として魔女と戦う事となる。

 

本作ではホンフーを宿敵と定め、杏子の想いと共に戦った。

結果的に戦闘域から放り出される形でリタイアしたものの、彼女の奮闘と行動は幾度となくほむらを救う事となった。

 

三周目の世界においては、ほむらがバタフライエフェクトを抑えた影響で普通に存在。魔法少女とはならず、まどかやほむらと仲良くやっているようだ。

なお仁美とは上条を巡る恋のさや当てが行われており、結構バチバチやっているらしい。

 

杏子とは知り合っていないが、その内ホンフーのお節介で会うかもしれないし、会わないままかもしれない。

 

 

 

佐倉杏子(不良の魔法少女)

 

風見野市にテリトリーを持つ魔法少女。

父の為の願いが原因となり家族全てを失っており、その願いを否定した結果として固有魔法が封じられた状態となっている。

今は疎遠となっているものの、マミとは一時期チームを組んでおり、彼女の死をきっかけに見滝原へ訪れる事となる。

 

本作では己の魔法を暴いたホンフーに強い殺意を持ち、彼を殺害すべく戦った。

しかし最終的に敗北し、魔女へと変貌。己が護ったさやかの手で討たれる事となる。

一番はじめにリタイアする事となったが、彼女の遺した情報とさやかへ受け継いだ遺志は、最後の最後までほむらを助ける事となった。

 

三周目の世界においては、ホンフーの援助により家族揃って穏やかに暮らしている。

魔法少女にもならず、父の教会でシスターの真似事をしている様子。

教会を訪れる人々の話を聞く中マミと出会い友人となった……が、彼女自身は何か作為的なものを感じているようだ。

 

さやかとは知り合っていないが、その内ホンフーのお節介で会うかもしれないし、会わないままかもしれない。

 

 

 

巴マミ(頼れる先輩)

 

見滝原市をテリトリーとする魔法少女。

かなりの実力を持つベテランであり、街の人々を護るため日夜たった一人で魔女と戦っていた。

まどか達にとっては頼れる先達ではあるが、両親や親しい友達が居ない事もあってか、何かと抱え込みすぎるきらいがある。

 

一周目ではホンフーが訪れる前に故人となっていたものの、彼女の存在がさやかと杏子を強く結ぶ事となった。

二周目では生き延び、ほむら・雫と共にワルプルギスの夜へ立ち向かう。しかしホンフーの策略により、最終的に命を落とす事となってしまった。

 

三周目の世界においては、ホンフーの影響により見滝原の交通安全対策も向上したため、両親を失う事故も起こらず、魔法少女になる事も無く穏やかに暮らしている。

まどかやさやか達とは関係を持ってはいないが、杏子や百江なぎさとは知り合っているようだ。

時折杏子の居る教会に遊びに行っては、何かとお手伝いをしている姿が目撃されている。

 

時々魔法少女となっている自分の夢を見て、カッコいい名前の必殺の魔法(マギア)に興奮しているらしい。

 

 

保澄雫(旅人)

 

神浜市で活動する魔法少女。

空間結合の固有魔法を持ち、己の居場所を探して世界各地を巡っている。想い人が居たものの、死別してしまった。

毬子あやかという魔法少女とチームを組んでいるが、仲違いを起こしている。

 

本作ではジャジメントの協力者となり、ホンフーの部下として主に物資運搬の任についていた。

一周目はサポートに徹していたが、二周目ではマミと遭遇。彼女は勿論ほむらやまどかとも親交を深め、共にワルプルギスの夜へと立ち向かう事となる。

しかしホンフーの策略によりハピネスを注入してしまい、自爆する形で命を落としてしまった。

 

三周目の世界においても、バタフライエフェクトを抑えたほむらのおかげで普通に存在している。想い人と死別せず、魔法少女にもなっていないようだ。

あやかと仲違いする事も無く、自身の居場所である喫茶店のお手伝いをしている。

最近想い人からプロポーズを受けた。当然喜びと共に応えたものの、父親が認めてくれずやきもきしているらしい。

 

なおハピネスを注入された際、どうにかして刻の狭間についていく事が出来れば、ほむらのような異形体として生き延びる事が出来ていた。

 

 

キュゥべえ(インキュベーター)

 

宇宙からやって来た異星人。少女の願いを叶え、魔法少女へとする事が出来る。

増大する宇宙のエントロピーを引き下げるため、魔法少女が魔女に変わる際のエネルギーを収集している。

 

本作においては、ピースメーカーの願いによってジャジメントに干渉する事を封じられている。

ジャジメントが彼女のDNAデータを放棄すればその限りではないが、彼女のデータは世界において凄まじく大きな価値を持つため、別組織に漏れ広がる事はあっても失われる事はおそらくない。

それは三周目の世界においても同様であり、今後彼らの活動可能範囲は少しずつ狭まっていくだろう。

 

 

毬子あやか(コメディアン)

 

神浜市で活動する魔法少女。笑いのセンスが非常に独特。

「ジョーク」というめっぽう変わった固有魔法を持ち、親友の雫とチームを組んでいる。

しかし現在はあやかの悪ノリが原因で仲違いをしており、雫に謝りたいと思っている。

 

本作においても雫とは仲違い中。徹底的にあやかを避け続ける彼女に謝るため奮闘していたが、それが叶う事は無かった。

 

三周目の世界においては、神浜市にジャジメントの手が入った事によりキュゥべえが近付き辛くなっているため、魔法少女にはなっていない。

そして彼女の明るくはっちゃけた性格は願いによって作られたものなので、それが無くなった事で元の内向的な少女のままとなっている。

だが偶々訪れた喫茶店で雫と出会い、以前の時間軸とはまた別の形の親友関係となったようだ。

 

 

志筑仁美(お嬢様)

 

まどか、さやかと仲の良い女の子。

特別な力を持たない一般人ではあるが良い所のお嬢様であるらしく、習い事を沢山させられている。

上条恭介に想いを寄せており、さやかに関する騒動の引き金を引く事もしばしば。

 

本作では恋愛絡みの騒動は控えめだが、しかし何かと魔女との戦いに巻き込まれ、魔法少女達に助けられる事となる。

三周目の世界では上条を巡ってさやかとバチバチやっている。負ける気は無いが、修羅場自体を楽しんでいる気配もあるらしい。

 

ちなみに意外と戦闘能力が高い。

魔法少女となったばかりのさやか程度ならば、無傷で圧倒するほど。つよい。

 

 

 

上条恭介(天才少年)

 

さやかの幼馴染の少年。

将来を期待される天才ヴァイオリニストであったが、交通事故により腕を負傷。病院にて治療を受けている。

さやかに想いを寄せられているものの、彼自身は彼女を幼馴染としか思っていない。

 

本作ではホンフーに目を付けられ、何かと利用されていた。

三周目の世界では見滝原の交通安全対策が向上しているため、事故に遭う事も無かった。

そしてさやかと仁美に想いを告げられ、ドキドキのラブコメ主人公に転身。

彼自身は特に恋愛に興味が無かったため、先に告白すればそちらと付き合う事となっていた。しかし、さやか達がお互い公平にと同時告白をしてきたため、とても困った末に保留としてしまったようである。

 

 

三周目の世界の暁美ほむら(かわいい眼鏡の女の子)

 

過去改編がされた世界の暁美ほむら。

かつてのほむら同様に最近まで重い心臓病を患っており、どうにか完治したばかり。

大好きなまどかとはクラスの保健委員を頼る形で仲良くなったようだ。

 

かつてのほむらに色々と干渉されているが、彼女自身は何一つ知らないまま普通の生活を送っている。

しかし己の感情にどこか違和感を抱いており、その存在を薄々察しているのかもしれない。

 

 

桧垣東児(元研究員)

 

元ジャジメント所属の研究員。

超能力を発現させる薬品の開発者であり、ジャジメントの進める人工的な超能力者開発の立役者。

現在はジャジメントから離れ、とある田舎町で開業医として暮らしている。

 

本作では友人であるホンフーの頼みにより、様々な協力を行った。

雫やほむらに使用されたハピネスは彼が調整した物である。

 

三周目の世界では杏子が護衛として送られて来ないため、一人で夢遊の亡霊から逃げ惑う事となってしまった。

 

 

 

ジオット・セヴェルス(黒幕だった男)

 

ジャジメントグループの会長。

紛争地域で苦しい幼少期を送っており、家族の大半を失っている。

そして最後には妹すら失ってしまい、復讐に取りつかれた彼は裏社会で台頭していく事となる。

 

本作においては大きく関わる事は無かったが、ホンフーの友人として少しのサポートを行った。

三周目の世界では早期にホンフーと接触。妹を助けられており、大きな恩を抱いている。

それに伴い強い復讐心やエアレイドとの契約を持つ未来も無くなったが、彼自身の優秀さは変わらず、ホンフーの導きと助力もありジャジメント会長にまでのし上がった。

 

ホンフーの救いの手は、他の家族には届かなかった。

だが、たった一人生き残った妹には届いた。彼にとっては、それだけで十分だったのだ。

 

……彼の妹が助かった事により、とある少女が姉を助けるため魔法少女になって大変な目に遭ったりするかもしれないが、それはまた別のお話。

 

 

エアレイド(怨霊)

 

ジオットと契約している怨霊であり、ジャジメント最高幹部にして序列2位。

召喚の生贄となったジオットの妻の人格を模しており、常に彼に付き従い、その身を護り続けている。本当の名前はイズベルガ。

 

三周目の世界ではジオットの妻が存命のため、そもそも存在していない。

そのおかげで、ホンフーの序列が2位に上がっていたりする。

 

 

ピースメーカー(ハンナ)

 

反エントロピーの超能力を持つ、史上最強のSランク超能力者。

その正体は上守阪奈という少女であり、ジャジメントの研究施設に収容されている。

 

本作においては、本編開始前に既に死亡している。

死に際に彼女がキュゥべえに放った「近づくな」という願いが、結果的にまどか達を救う事となった。

 

三周目の世界においても残念ながら死亡し、幽霊カフェ行きとなっている。

ホンフーはキュゥべえがジャジメントに近づけない理由をそもそも知らず、ほむらはバタフライエフェクトからまどかを護ろうと掛かりきりだったためである。

……なお知識があったり助ける余裕があったとしても、彼女の願いによるメリットを考えれば、二人とも知らんぷりしている可能性が極めて高い。

 

「ひどくねぇ!?」

 

 

八雲みたま(調整屋)

 

神浜市で活動する魔法少女。

戦闘能力を持たない代わりにソウルジェムを調整する魔法を持ち、調整屋という生業を開いている。

 

本作においてはジャジメントの協力者となっており、組織所属の魔法少女専門の医療班としての任務についていた。

ホンフーが魔法のコピーに関する検証実験を行う際には、みふゆの他に彼女の協力も得ていたようだ。

 

三周目の世界では神浜にホンフーの手が入っているため魔法少女になる事も無く、普通の優等生として暮らしている。

一時虐めを受けそうになったりしたが、何故かそれを目論んだ者が転校してしまったため特に何も起きなかった。一応、贖罪の対象に入っていたようである。

 

 

梓みふゆ(パーフェクトボディ)

 

神浜市で活動する魔法少女。

少し変わった幻覚の固有魔法を持つ、魔法少女歴7年を超える大ベテラン。

実力も高く他の魔法少女からの信頼も厚いが、彼女自身は魔法力の低下や魔法少女の真実に怯え、若干情緒が不安定になっている。

 

本作においてはジャジメントの協力者として、固有魔法を用いての情報収集や精神治療の任務についていた。

ホンフーのサポートも行っていたが、神浜の魔法少女達をホンフーに売り渡すような事をしていたので、罪悪感により潰れそうになっていたようだ。

 

三周目の世界においてはホンフーが早期に神浜に手を伸ばしていたため、魔法少女にはなっていない。

家を窮屈に思いつつも普通に暮らし、普通に進学し、普通に大学に落ちた。

浪人生になった事に絶望し、何を血迷ったのか近々とある教会にお悩み相談に行くそうな。

 

 

ハコの魔女(旧型モニター)

 

見滝原に出現する魔女の一体。

精神攻撃に秀でており、敵の心の傷を曝け出して動揺させる戦法を取る。

本体は球体関節人形の姿をしており、古いパソコンの筐体に閉じこもっているようだ。

 

本作においてはホンフーに目を付け襲い掛かるも、精神攻撃で彼の愛する女性の姿を映し出した事で怒りを買い、惨殺される。

しかし薄れかけていた女性の記憶を鮮やかに見せてくれた事に、ホンフーは少しの感謝を抱いていたようだ。

 

 

時計塔の魔女(才葉さくら)

 

見滝原に出現する魔女の一体にして、かつて愛する者と共に居る事を願った少女。

時計塔の形をした魔女で、その身体は非常に頑丈。

頂上部にある真っ赤な眼球の付いた鐘が本体であり、その音色は魔力を散らす性質を持つ。

 

自身の使い魔を愛しており、一周目においては杏子とホンフーの戦闘中、使い魔の死骸に呼ばれる形で出現。ホンフーにより呼び覚まされた杏子の魔法に翻弄された末、討伐された。

二周目においては使い魔を傷つけた偽人の魔女と衝突し、最終的にほむらによって討伐。死骸に偽人の魔女が寄生し利用されるも、ほむらとマミの合体魔法により消え去った。

 

三周目の世界においてどうなっているのかは不明。

 

 

野球帽の使い魔(身代わり人形)

 

丸めた色紙を人の形にしたような姿をした、時計塔の魔女の使い魔。

野球道具を持っているが、野球はそれほど好きではない。ボールやバットで肉を叩くのが好きなのだ。

時計塔の魔女からは愛されている一方、使い魔達は魔女をそれ程愛していない。

 

 

偽人の魔女(広川武美)

 

見滝原に出現する魔女の一体にして、かつて「本物になりたい」と願った機械仕掛けの少女。

プラグコードを無理矢理人間の形にしたような魔女で、その中心にリボンを付けた携帯電話の形をした本体が収まっている。

広大な結界と大量の使い魔を駆使した戦法を取り、電波によって指示を出す。本人は結界内であれば自由自在に移動できるが、結界外には移動できないようだ。

 

一周目ではさやかと杏子と戦うも、彼女達のコンビネーションによって討伐された。

二周目では不幸にも時計塔の魔女に絡まれた上、マミと雫によって窮地に追い込まれてしまう。

どうにか本体だけで逃げ出し、時計塔の魔女の死骸に寄生。再起を図るも、ほむらとマミの合体魔法により消し飛ばされた。

 

三周目の世界においてどうなっているのかは不明。

 

 

アンテナマークの使い魔(大量生産品)

 

文字通りアンテナマークの形をした、偽人の魔女の使い魔。

あまり強くはないが、製作コストが恐ろしいまでに低く、大量生産が可能。

何体かに一体携帯電話を持った連絡役がおり、偽人の魔女とマメに連絡を取っているようだ。

自我はほぼ無く、魔女からの電波によって動いている。

 

 

武旦の魔女(佐倉杏子)

 

かつて「皆が父の話を聞きますように」と願った少女。

蝋燭の頭を持ち、中華風の着物を纏った人間のような形をしている。

馬に乗り、霧の中を自由に移動する。戦闘力は非常に高く、また知恵も回る。

 

出現した直後にさやかへと襲いかかるも、彼女の心に宿った杏子の人格の抵抗により仕留め切れず、やがて援軍に駆け付けたほむらに傷を負わされ撤退。

その後は息を潜め復讐の機会を窺うも、最終的に杏子の遺志を継いださやかにより討伐された。

 

 

お菓子の魔女(百江なぎさ)

 

見滝原に出現する魔女の一体にして、かつて「お母さんがこの世でいちばん美味しいと感じるチーズケーキ」を願った少女。

普段は可愛らしい人形に擬態しているが、本体はピエロのような白塗りの顔と、太く長い黒蛇のような身体を併せ持った、何とも不気味な姿をしている

頑丈な身体と脱皮による傷の回復能力を持ち、非常に戦闘能力が高い。

 

本作においては、一周目ではマミを殺害した後ほむらに討伐されている。

二周目でもマミを殺害しかけるも、ホンフーと雫の横槍により返り討ちとなった。

 

三周目の世界においては百江なぎさがそもそも魔法少女となっていないようで、存在自体していないようだ。

 

 

お菓子の魔女の使い魔(チーズ認定職人)

 

ナース帽を頭に乗せた、丸いネズミのような形をしている。

何種類か存在し、それぞれ異なる役割を持っているようだ。

頭部がスタンプになっている個体もおり、突進しては「チーズ認定印」「チーズじゃない印」を方々に捺印している。

 

 

薔薇園の魔女(一面のボス)

 

見滝原に出現する魔女の一体。

蝶の羽根と触手の生えた臓物のような身体に、無数の薔薇が浮いたヘドロ状の頭部を持つよく分からない形をしている。

ツタや使い魔、ハサミを用いたシンプルな戦法を取る。攻撃時に頭部が開き、蝶の羽根の生えた人型の何かが見えるが、それが本体かは不明。

 

本作では仁美に目を付け襲いかかったものの、居合わせたほむらとマミによって討伐される。

 

 

薔薇園の魔女の使い魔(ヒゲ綿毛)

 

毛玉にヒゲのついた形をした使い魔。

外見は愛嬌があるものの、剪定鋏をもって人々に襲い掛かる凶暴さも持っている。

魔女に対する忠誠心は高く、使い魔の中ではかなり真面目な方のようだ。

 

 

家の魔女(高坂茜)

 

見滝原に出現する魔女の一体にして、かつて家族が欲しいと願った少女。

ダンボールハウスのような形をしており、広大な体内に人を閉じ込め生気を吸い上げる。

体内にある部屋の一室そのものが本体であり、場所を自由自在に移動させられる。無数にある部屋の中から本体を見つけ出すのは、本来であれば非常に困難であった。

 

一周目においては時間停止を持つほむらに呆気なく討伐された。

二周目においては雫と交戦。窮地に追い込むも、まどかと黒コートの女性の助けもあり討伐された。

 

黒コートの女性の霊魂に付き纏われており、彼女の妨害によりこれまで死者を出していない。

逃げ足が速く追い払えもしないため、非常に憎々しげに思っていたようだ。

 

三周目の世界においてどうなっているのかは不明。

 

 

家の魔女の使い魔(人形)

 

緑の髪をした人形の姿をしている。

軽度の催眠能力を持ち、目を合わせた者の意識を奪う。

戦闘能力はあまり無く、ただ獲物と定めた被害者に寄り添う事しかしないようだ。

 

 

黒コートの女性(リン)

 

家の魔女の内部に棲みつく女性の霊魂。

かつて家の魔女に殺害された人間であり、以来彼女に人殺しをさせないよう立ち回っていたようだ。

姉として、妹を護ったのだ。

 

 

ワルプルギスの夜(舞台装置)

 

伝説の大魔女であり、舞台装置を冠するもの。

女性の上半身と舞台の下半身を持ち、逆さまとなっている。正位置となった時には世界の全てを破壊するとも言われている。

元は一体だった魔女に、数多の魂が集まり生まれた魔女の集合体であるらしい。

 

本作においては、二周目にてほむら、雫、マミと激突。

圧倒的な力でもって三人を追い詰めるも、ホンフーの策略によって雫とマミの命と引き換えに致命傷を負い、ほむらにトドメを刺された。

 

三周目の世界においては、ホンフーと犬井と交戦する事となる。

 

 

影の使い魔達(影魔法少女)

 

ワルプルギスの夜の魔力にひかれた、かつて魔法少女だったものの魂。

自意識も記憶も何もかもを忘れ、楽しげに踊り続けている。

 

 

グントラム(ウルフェン)

 

オオカミ男の姿をした超能力者にして、ジャジメントにおける序列9位だった者。

見た目通り化け物染みた再生能力を持ち、細胞の一片でも残っていれば復活する。

 

本作においては、ホンフーと交戦するも圧倒され、最終的に雫の手によって消滅する。

しかし当然別の場所に保管していた細胞から復活。「あっちぃ!」と叫んだそうな。

 

 

早乙女先生&中沢(絡む人と絡まれる人)

 

見滝原中学校の教師と生徒。

相性のいい先生と生徒というのは、どの学校にも居るものである。

見滝原中学校においては、それが早乙女先生と中沢君だったという事だろう。

……そのうち結婚でもするんじゃない?

 

 

鹿目一家(女神の家族)

 

母であり一家の大黒柱、詢子。

父であり一家を支える主夫、知久。

長男であり一家のアイドル、タツヤ。

 

鹿目まどかの善性は、彼女達によって育まれた。

この先もずっと、女神はそれを誇りに思うだろう。

……例え二度と会えないとしても。

 

 

白衣の魔法少女(都ひなの)

 

神浜市の魔法少女にして、中央区代表のベテラン。

科学爆発の固有魔法を持ち、外見に反してとってもカッコいい女の子。

 

本作では、ホンフーの魔法に関する検証に利用された。

三周目の世界においては魔法少女になっておらず、薬品事故からもホンフーの手によって助け出されている。

後輩とメイド喫茶のメイドを連れて行きつけの喫茶店で駄弁ったり、自分より5歳以上も年下の女の子に迫られたり、青春を謳歌しているようだ。

でも、やっぱり彼氏は出来ない。

 

 

春日井(ふーにい)

 

雫の想い人。

世界各国を旅するフーテンのお兄さんで雫と両想いであったが、交通事故によって死別する。

 

三周目の世界においては、早期にホンフーによってジャジメントにスカウトされ、死の運命を回避した。

スーパー部門に所属し、世界各国を飛び回ってはその地の特産品を仕入れるという天職に就く事となった。

その事で自信がついたのか、雫へのプロポーズを決行。雫の父に認められようと、日々頑張っているようだ。

 

 

シルバー(生き残り)

 

反ジャジメント組織レジスタンスのメンバーであり、ヒーローの一人。

ホンフーの襲撃を受けて怯えたり、ほむらに武器を盗まれたり、ウルフェンに叱られたりといちいち不運。

三周目の世界でもレジスタンスに居るようだが、頑張って欲しいものである。

 

 

情報屋の男(二流)

 

一周目においてホンフーにマミの情報を渡した男。

決して無能ではないが、一流には程遠い。

とある出来事から電子機器に触れることに警戒感を持っており、情報のやり取りはもっぱら紙束で行っているようだ。

 

 

兵器実験施設の研究員(真面目な男)

 

見滝原にある兵器実験施設で働く研究員。

一周目ではホンフーに対し、様々な協力をした。

彼個人は正義でも悪でも無く、ただ真面目に仕事に勤しむ普通の男。

どこの世界でも、こういう人が立派なのだ。きっと。

 

 

犬井灰根(サムライ)

 

ジャジメント最高幹部の一人にして、名実ともに最強たる序列1位。

霊能力に目覚めたアンドロイドであり、霊術に呪禁道を組み込んでいる。彼に斬られた相手は呪われ、人間だろうが化物だろうが全て死ぬ。

 

本作においては、三周目の世界でのワルプルギスの夜の討伐に参加。

ジオットの頼みに感じ入るものがあったらしく、主である大神に自ら意見を述べたようだ。

 

 

ユゥ(亡霊)

 

異貌の魔法少女にして殺人鬼。

全国各地を回り悪人を殺し回っており、今回は桧垣に狙いを定めたようだ。

最近のアップデートで何故かマスクが外された。……なんで?

 




これにて完結!

本日この時間で丁度三年間、長い事お付き合い頂きありがとうございました。
書き始めた時は終わらせられるんすかこれとか思ってましたけど、意外と何とかなるもんだ。

パワポケもまどマギもこれから新たな展開があるようなので、自分としても本当に楽しみでなりません。
みんなでやろう! パワポケRとマギレコ!
みんなで観よう! アニレコとワルプルギスの廻天!

また何かしら作品を書くかもしれませんので、その時はまたお付き合い下さると嬉しいです。
重ね重ね、本作をお読みいただき本当にありがとうございました。
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