誰かが言った恋愛は全ての活力源だと。
確かにこれは前までの僕に当てはまっていたけど今の僕には少しも当てはまらない。勉強のやる気が起きない、運動のやる気も起きない、まぁ、色々とあるんだけどこの2つが僕にとって大きな損害だった。
学校の最初の頃は頑張って勉強や運動をしていたためテストの点やクラスからの評価が高かった。けど、今ではテストの点は普通ぐらいでクラスの評価は最低だ。テストの点は自分のせいだと分かっているので考えることはないのでスッキリしてるんだが、クラスの評価が最低になった理由が分からないからずっとモヤモヤしている。
恋は“その人に惹かれること”を言う。恋愛は“互いで惹かれあった人が付き合っていること”を言う。ほとんど同じだから何も言わないけど恋愛は全ての活力源の理由としてはこんな感じである。
その人のために努力する
努力したって好意が向いていなければ叶わないのは当たり前である。
ここまで言えば分かるかな?………ごめん、そこまで言ってなかった。
僕は、好きな人に言葉ではないけど態度で振られたのだ。でも、態度だから分からないでしょ?と思う人もいるかもしれないけどそれは無理だ。なぜなら、その人には好きな人がいてその好きな人がその人のことを好きなんだ。つまり、お互い好き同士と言うわけだ。だったら早く付き合って欲しい。だって、この気持ちを早く整理したいから。
「……」
「ねぇ、ちょっと聞いてる?」
「えっと、なんでしたっけ?」
「だから、いつになったら私に答えを言ってくれるの?」
「それは、僕の気持ちに整理がついてからって言ってるじゃないですか」
「でも、もう2ヶ月経ったんだよ?もう整理出来てるんじゃないの?」
「まだですよ」
「………」
僕と会話してくれているのは牛込ゆりさん。Aクラスにいる牛込りみさんの姉だ。僕達は衝撃的な出会いをしたため一生忘れる事は無いと思う。
その時の季節は冬。雪が降るクリスマスの夜。よくカップル達が“こんなクリスマスは初めて”とか“最高の思い出”とか言うほど綺麗なものだった。そんな中僕は親に頼まれた買い物をしようと1人悲しく街中を歩いていた。その時に僕達は出会った。牛込姉妹が楽しく歩いているところに車が突っ込んで行ったのだ。心の中で“可哀想だな”と思っていたのに体が勝手に動いて助けていた。……ちょっと待って。なんで撫でられてるの?
「えっと、ゆりさん?」
「何かな?」
「頭を撫でるのをやめてくれませんか?」
「後輩なんだからこれぐらい許すの」
「はい」
人が少ない屋上だから許すんだけど撫でながらお弁当食べれるの?家で猫を飼ってるからよく撫でるんだけど流石に食べる時はしないから分からない。
さっきの話に戻ると、クリスマスの夜が終わって次に会ったのがここ花咲川学園だ。そのまま空き教室に呼ばれて行ってみたら一目惚れしたと告白されたけど返事は待ってくださいと言い別れたんだけどそれから毎日昼になるとクラスに来て僕を呼び屋上に連れて行かれるのだ。
「どうするの?」
「へ?」
「あの人に告白するの?しないの?」
絶賛悩み中なのに直接聞いてくる?
「どうするの」
「……」
「は・や・く!」
「……告白の手伝いをします」
「聞こえないよ!」
「あの人の告白の手伝いをします!」
えっ?何この空気。何か間違えたこと言った?あっ、ちょっとやばいこの空気は。なんで皆見てくるの?やめて、見ないで、見ないで、見ないでー!
「ふふ」
「へ?」
「疲れてるからここ使っていいよ?」
ゆりさんは膝を指しながらニコニコしながら話してくる。あー……これ逃げれないやつだ。
「さぁさぁ、私はいつでもオッケーだよ」
こんなの初めてだ。
「だ、大丈夫です」
「いつくるのかなー?」
男には逃げてはいけない時がある。だけど、それは今じゃない。その時は告白する時だけにある。だから、今は逃げて良いのだ。
「逃げるなんて思ってないよね?」
「思ってません」
「思ってるよね?」
「思ってm『思ってるよね?』思ってました」
「正直者でよろしい。じゃあ、どうぞ」
「しなかったらどうなるんですか?」
「どうなると思う?」
「わ、わー嬉しいなー」
“この人に逆らったら痛い目に合う”この時屋上にいた人はこんな事を思っていたに違いない。それほど言葉の1つ1つに重みがあったのだ。
「何かってなんなんだろう」
「私にも分からないよ」
「それはそうですよ」
「えっ?」
僕は右腕を空から何かを掴むように動かしながらこう言った。
「
「
「えっ?」
ありがとうございました。