欲しいものほど手に入れ難い   作:春風鈴兎

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はい、約1年ぶりです。何があったか聞かないでください。

話がめちゃくちゃ変わるんですけど梨子ちゃん可愛くてやばいです。



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八月のとある日。

 

場所はCiRCLE。ミニライブを開催するとのことで5のガールズバンドが集まってミーティングみたいな演奏のぶつかり合いみたいな僕にはよく分からないことをしている。まぁ、いつもの分からないんだけど。次は余談になるんだけど、夏休みが始まる1週間前にとあるアニメを見てからそのシリーズにハマってゲームからBlu-ray、グッズなどそれ関連のものを集めまわって経済を回した。お金は大丈夫なのかって?余裕です。なぜなら、お金を使うことがなかったので口座にお金がたくさんあったのです。

 

そして今、受付でゲームをしています。なぜそんなことしているかって?暇だからやってる。普通なら怒られるだろうけど、今はお店を閉じてるから。お客さんが来たら出来なくなるからってまりなさんが言っていた。あっ、もちろん座ってますよ。ずっと立ってるのは疲れるし。

 

 

「またゲームしてるの?」

 

「やることないのでしょうがないですよ」

 

「それで?その子は私以上に好きなの?」

 

「それとこれは違くないですか?」

 

「関係あるよ。だって、もし私以上だったら努力しないいけないし……」

 

「…………貴女の方が上ですよ、ゆりさん」

 

 

────なぜか、CiRCLEにいる牛込ゆりさん。妹が演奏してるけど貴女がいなくてもいいのに。

 

 

「ところで、勉強はどうしたんですか?留学するんですよね?英語とか大丈夫なんですか?」

 

「…………」

 

黙り込んだゆりさん。黙り込むのなら来ないで勉強をしていればよかったのに。そんなことは無視して続きをしよう。

 

 

 


 

 

 

それからしばらくして演奏が終わったのかバンドメンバーが続々と階段をのぼってきた。ちなみに、ゆりさんはどこからか椅子を持ってきて隣に座ってメモ帳を読んでいる。

そんな時、牛込ゆりさんの妹の牛込りみが話しかけてきた。

 

 

「あれ?お姉ちゃん、どうして居るの?」

 

「魁斗くんにちょっと用事があってね」

 

「新崎くんに?」

 

「うん。2週間くらい前に私たちが知らないきれいな女性と楽しく遊んでたからそのことについてね」

 

「──ッ!?」

 

 

え?なんでそのこと知ってるの……あの時近くに知ってる人いなかったし知ってる場所には行ってないはずなのにどうして?あと、その時空気が固まった……いや、時が止まったような気がした。

 

 

「──盗聴器でもつけてるんですか」

 

「ん?そんなことは聞いてないよ?」

 

 

ちょっと待って普通に怖いんだけど。いつもの笑顔なんだけど後ろに鬼が見えるし顔には般若面がついてるし、間違えればすぐに次なる恐怖が襲ってくるそんな気がする。

 

 

「あの人は……声優ですよ」

 

「声優?……もしかして、あのキャラの?」

 

「そうです。たまたま、お店で相席して流れで遊んでたんです」

 

「ふーん、私はそれでいいけどあの子たちは許してくれるとはわからないよ」

 

「あの子たち?」

 

「そう、あの子たちだよ」

 

 

あの子たち、あの子たち……だれ?戸山?もしかして戸山?からの富山?……ごめんなさい、ふざけました。戸山が好きな人ごめんなさい。

 

 

「あとは頑張ってね」

 

「えっ、放置なんですか?」

 

 

そのままゆりさんは手を軽く振りながら帰っていった。うわー、完璧に放置なんだ。どうすればいいのこの空気。僕には壊せないぞこの空気。

 

 

「新崎!その情報を本当なの!?」

 

 

その空気を壊してくれたのは、どんな時にも役に立つとても優しいクラスメイトの奥沢美咲。やべぇ、マジでカッコイイじゃないか奥沢。やっぱり友達になって良かった。

 

 

「ほんとほんと。遊ぶことになったのは……こうやって言えばいいかな?」

 

「『奇跡だよ』でしょ?」

 

「……」

 

 

何で言うの?せっかく使える時が来たと思ったのに。意外と楽しみにしてたのに。

 

 

「落ち込んでるところに悪いんだけど、──からサイン貰ったの?」

 

「断ったけど、あの人色紙を買ってきて書いてきて渡してきて。あとは──これはいいや」

 

「ちょい、気になるでしょ。え?なに?なんかしてもらったのに内緒にするの?それはひどくない?」

 

「いやだって、関係者席のチケットをくれただけだから」

 

 


 

 

あれから1時間たちあの場は何とかなりCiRCLEは再び静かになろうとしていたが、まりなさんにより新たな騒動が始まった。

 

今この時間この場所から逃げたい、一刻も早く逃げたい。まさか、まりなさんが好きな人が来て2人でイチャイチャし始めるなんて。というか、この人たちっていつ付き合ったの?あれから1ヶ月経っただけなのにいつの間……まぁ、もうほとんど関係ないんだけどね。

 

ただ、最後に()()()()()()()()()()を見れればいいんだけどね。……こんな事いうなんてちょっと疲れてんだな。

 

 

「けど、わたしはいいと思うよ」

 

「そう?なんか変だったと思うんだけど」

 

「そんなことはないよ。昔からずっと貴方はいい人だよ」

 

「っ──ありがとう。やっぱり君はやさしいな」

 

「そ、そんなことはないよ」

 

「ところで、会議はどうなった?」

 

「意見が合わなくてすぐに解散になったんだ」

 

 

……絶対にクールなバンドが強く否定したな。どこかの生徒会長みたいな感じに「私たちがやりたいようにやる」とか言ったんじゃないか。あの人は「私がどうにかしないと」だったけど、周りの力を借りない感じは同じだけどね。あっちは、周りを大事にして大変なことになってたけど。

 

 

「ねぇ、夏休みが終わったら1回だけ一緒に登校してもいい?」

 

「いいけど、戸山は大丈夫なのか?ポピパだっけ?メンバーで一緒に登校してるんじゃないのか?」

 

「だ、大丈夫!どうにか説明してみるから」

 

「じゃあ、開けとくよ。1日だけ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何もない時間が過ぎていき翌日になり、何とかライブは成功した。そのおかげか雰囲気がよくなっていた。

 

 

 

時間は有限の時もあれば無限の時もある。大事な時は有限になり、苦痛の時は無限に感じる。でも、過ぎた時間は戻らない。時計の針は進めたり戻したり出来る。でも、いくら動かしても進み方は変わらない。1時間、1分、1秒、どれも変わらない進み方──だからこそ、人の人生は違う。それぞれの選択で未来は変わる。

 

 

だから……だから、後悔をしてないと思いたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『諦める?』『奇跡だよ』それが、ある意味力をくれた。ずっと引っかかっていたものを取り除いてくれた。

 

 

今度で終わるそんな気がする。誰かが願った……最後に。

 

 

 

自分の星は、掴んでみましょう。自分だけの欲望を




ありがとうございました。


勝手かもしれませんが、本文にあったように次回が最終回です。


たくさん待たせたんですけどこれがこの物語の終盤です。

次回、ゼロです。

わがままですけど、最後までよろしくお願いします
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