「錆 工具君です錆君は体が弱いので特別な医療機器をつけてます。仲良くしてあげてくださいね?」
早速ポックリしたい・・・小学校に上がった
入学式
クラスの挨拶にて先生から謎のフォローが入る
そして周りから突き刺さる視線
その中でも強烈な視線が二つ・・・
エンジニアスーツがなければ即ポックリだった・・・
※
「工具!!!」
「トモく~ん!!!」
「来ないでくださ~い!!!」
私の日常は朝無意識のうちに首つろうとしてる最中に起きてそのままポックリするかすまいかで悩む事に始まる。
ポックリすれば鬱陶しい2名が来て面倒な事になるし
ポックリしなければ上みたいな恐怖の登校が始まる
登校したらまず屋上に登って飛び降りてポックリするかすまいかで悩んで始業のチャイムが鳴ったら授業に出る
それから数回悩んでまた恐怖の下校をする
帰宅したらカロリーメイト喰って天井からぶら下がってるロープ見ながら悩んで寝る。
そんな日々
まぁ、まだそんな日々でもなんとか生きていた。
※
「ポックリは・・・まぁ良いか」
自宅を爆破しました
良い具合な勢いで燃えてます
炎で私の瞳に光が宿りそうだ・・・
鬱陶しい2名が有名になってなんとかの開発に関わっているとかで鬱陶しい人間が増えて嫌になったから私を死んだ事にする事にした。
Pカッターで片腕を切断して燃え盛る自宅に投げ入れる
ま、これで死んだ事になるかな
今度はもっと静かで鬱陶しくなくて・・・遠い国の街で修繕屋でもしようかな
さ、行きましょう
※遠い北国の小さな街の工房※
「いらっしゃい•••どうかしましたか?」
「うちの椅子が壊れてね・・・直せるかい?」
「椅子の修繕ですね、はいはい」
「あ、本当に無償なのかい?」
「えぇ、趣味でやってるようなモノですから」
「そうか」
「で、お名前は?」
「この街の長の名前くらいわかるだろう?」
「おや、よく見たら・・・これは失礼」
「いや、いいよ。じゃ、また」
「はいはい」
この街は本当に良い
最近はポックリしようか悩む回数も減った
好きな事を静かに楽しめるようになった
小さな工房を開いて色々な物を修繕して過ごしている
たまに屋根の修繕とか依頼がくる
片腕?
あぁ、それなら義手にしました
私は他の神みたいに傷をなくしたりはできないからね
せいぜい人工の体を作る程度
本物の目より見える義眼とか
「カツンカツントントトン・・・親方~」
・・・ま、あそこに居る人間は鬱陶しくない人間だな
「ん?どうしたアリス」
アリス(七歳)
この工房のお客さんに子守りを頼まれている
それから4年連絡はない
ま、仕事が忙しいんだろう
工具の良さのわかる奴で鬱陶しくない
1日数回話しかけてくる程度。
「親方、これプレゼントです」
「・・・ん?」
腕輪・・・?
歪な形だな
「・・・貰っておきますよ」
「やた~」
そんな日常
※8年後※
「親方~」
「どうしたアリス」
「そろそろさ、親方の素顔見せてくれよ」
「そうですねぇ・・・まぁ、特別ですよ?」
「やた~」
「昔から変わりませんね・・・」( ¥)ハズス
「おお~・・・あ、格好いい!!!」
「おや・・・そうですか?」
「うん、すっごい格好いい」
「嬉しい事言いますねぇ・・・」
「目から光消えてるの気になるけど親方本当に26か?」
「失敬な」
「でもこれで親方の素顔知ってるのあたしだけだね」
「そうですね・・・」
「あたしだけか~ふふふ~ん」
「やれやれ・・・もう寝なさい」
「え~・・・ま、素顔見れたし良いか。おやすみなさ~い」
「はい、おやすみ」
あれから8年アリスも大きくなり、もう高校生だ。
私が勉強教えたし高校入学は難しい話じゃないだろう。
それどころかもっと上でもあっさり入れるかもしれない。
預かってから12年
未だ連絡はこない。
なに、仕事が忙しいんだろう。
なんならアリスにこの工房を継がせても良い。
最近はポックリの事を考える事もなくなった。
案外療養ってのも間違いじゃないようだな
さて、明日はアリスに何を教えてやろうか・・・
その日から小さな工房の職人はアリス1人になった
生命維持装置的扱いの( ¥)
原作キャラ(残姉s)の年齢忘れたんで適当にしました