錆工具の休暇   作:~SPR~

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レンズ6個 いつからだろうか

いつからだろう

自分に似ている人間達を見て救いたいと思ったのは

いつからだろう

人間を救うために戦っても人間が救われようとしない事に疑問を抱いたのは

いつからだろう

あんなに自分に似ていて大好きだった人間を何とも思わなくなってきたのは

いつからだろう

人間を救うために戦っている事に疑問を抱き始めたのは

いつからだろう

人間に似ている自分が嫌になってきたのは

いつからだろう

自分の目的を作るのを止めてしまったのは

いつからだろう

淡々とやるべきことをこなしていれば何も考えずに済むと思い始めたのは

いつからだろう

自分を消してしまいたくなったのは

いつからだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界が少し暗くなったのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※

「おいおいどうしたアリス」

「ふふふ~ん親方に見せたいモノがあるのです」

「ん?見せたいモノ?」

「そうです見せたいモノです」

「ほほう・・・」

 

 

 

 

→錆工具の格納庫→

 

 

 

 

「・・・これは?」

「重機です」

「ほう・・・これが重機」

「重量逆関節です」

「装備工具がHVP4000mm(×2)とHV500mm(×2)ね」

「はい、流石に人用のHVP500mmじゃ限界があるのでこの重機を」

「あ~・・・こいつはアリス、お前のモンだ」

「え!?なんでですか?」

「そりゃ、私がこれ使ったらアリスやることなくなるでしょう?」

「あ・・・」

「アリスはこれに乗って私をサポートしてくださいよ」

「は、はい!!!」

「うん、よろしくおねがいしますよ」

「親方~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※

鬱陶しい人間鬱陶しくない人間

アリスは何故かわからないが鬱陶しくない

アイザックは最初で最後のエンジニア仲間

鬱陶しくない人間はたったこれだけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※

昔は人の作った歌が好きだった

自分は工具の雑音しか出せないから

人間は凄いと思った

今もその気持ちだけは変わることなく残り続けている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※

昔、人を見ていてこう思った

好き、好意、愛情、ってなんだろうって

それをアヌビスに聞いたら笑われた覚えがある

「お前、人間好きなのに好きってのがわからねぇのかよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※

トトに一度だけ忠告された事がある

忘れたくても忘れられない思い出ってのは

1つか2つはあるものだ

「人間と恋などあってはならない事です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※

アホが微笑む事すらしなかった時がある

常に笑っている人が笑うのをやめるってのは余程の事なんだろう

「何時も肌身離さず持ち歩いてる工具箱今日は持ち歩いてないんだね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※

どうしても手に入れたいモノがある時どうすれば良いのか

私はわからないから造ることにした

エンジニアとして最初で最後の失敗作ができたよ

「なぜ命なんて造ろうとしたんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※

時として友人のステータスが羨ましく思える事もあるだろう

私だってそうだ

隣の芝は青いとか言うけどね

「勿論命の生成も可能だけど・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※

失うと喪失感がある

世界が暗く見える

自分の存在を消したくなる

立ち直る

「だからそう何回も自殺未遂やるなって」




錆工具は神なのですが、人間と大して変わりません
少し身体能力が高くて工具を持たせたら(色々と)右に出る者がいない程度です

重量逆関節
えぇ、お察しの通りACです

今回はとりあえずの話なんで適当に終わります
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