ハイスクールD×D 堕天転生レイナーレ   作:komika

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メリークリスマス
バイト前に投稿しておきます。
一人で過ごすのは楽しいなー………

寂しいなー(´・ω・`)


003

「ふぅ・・・」

 

疲れがたまっているのだろうか最近ため息が多い。この孤児院に入れられてから1年が立った。ヴァーリとともに最年長である私たちは基本的に子供の相手をすることが多い。最初が戸惑ったが今は慣れたものだ。この1年間はあっという間だった。英雄の生き残りと戦いヴァーリが禁手化し、SS級のはぐれ悪魔の人魚族に会い彼女を助けそれにより魔王の一人と対立し、見事に負けた、そのからヴァーリは力を求めるようになり、私はなにもできず見ることしかできなかった。そのことを悔み必死になって強くなろうとした一ヶ月間。グレートレッドと会い、ウロボロスと協力し、次元を彷徨いながらヴァーリを見つけぶん殴った。

 

「本当に…永い一年間」

 

初めてヴァーリとあったことが今は懐かしい。

 

「レイナーレねぇちゃん早く早く!次行くよ!!」

 

その言葉に私は急ぎ足で歩く、大きな時計塔に町を包み込む美しい雰囲気。私たちはいまイギリスに来ている。イギリスには大きな教会が各地にあり入ったら問答無用に襲われるはずなのだがなぜか襲われない。それに悪魔であるヴァーリも来ているのだが聖歌を聞いても頭痛が走らないようだ。

 

「神が死んでいるからか?…だが神が死んでもアーシアは祈る度に頭痛に悩まされていたはずだが」

 

その言葉に私を呼んでいる少年Aは少し不信に思ったのか私の顔を見ながら腕を引っ張る。

 

「???ねえちゃん何いってるの。みんな先に行って待ってるよ。遅れてるの僕たちだけだよ」

「あぁすまない。行こうか」

 

考えても仕方ない。今は引率の先生みたいに子供を引き連れるとしよう。

 

 

 

Said???

「ハァハァハァ」

 

私は走っていた。森の中を必死になり走っていた。後ろには剣を持ちながら追ってくる埋葬者。教会の裏切り者や悪魔専門の暗殺者達。それに追いつかれないように足を動かしていたが普段から運動しないせいか足は痺れもはや動かない。その間にも足音は響く。ザッザッと段々と近づきもう近くに迫っている。私はココで殺されるのだ。

 

「……もう疲れました。最後のお願いです。せめて痛みなく殺してください」

 

私はフードを被った大男にお願いをする。その言葉に大男は首を縦に振った。よかった最後は楽に逝けるらしい。

 

「汝が安らかなる眠りにつかんことを」

 

その言葉を聞き私は目を閉じ静かに刃が私を切り裂くのを待つ。しかしいつまでもその感覚はおそってこない。もしや本当に痛みもなくわたしは逝ったのでしょうか。そう思いながら静かに目を開けると大男が胸から剣を生やしていた。

 

「大丈夫か」

 

そこには鈍い銀色の髪と濁った赤目の聖職者フリードが大男の心臓を貫いていた。しかしフリードの服は赤く染まり血のついていない場所が見当たらないほどひどい状態だった。

 

「それよりフリードさん…血が体中から」

 

その言葉にフリードさんは優しく笑う。

 

「大丈夫。あいつらの血だから」

 

なんということだろうか。私のせいでフリードさんは人を殺させた。フリードさんの誓いを壊してしまった。

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

「アーシアが泣く必要はない。俺が決めたんだ。俺が選んだんだ。だから泣くのをやめてくれ。もう俺の近くの女の子に泣いて欲しくなんてない」

 

フリードさんはどこから出したのか真っ白なハンカチを私に差し出す。それを受け取り涙を拭き息を整えフリードさんを再度見つめる。さきほどと変わらない全身どす黒い赤に染まった神父服を着たフリードさんがいる。これは私の罪だ。優しいフリードさんに人を殺させた。ならフリードさんの殺した人達は私が殺したも同然だ。血の気が冷めていくのがわかる。認めたくないという心と贖罪の心がせめぎ合う。その様子に気づいたのかフリードさんは私の頭を血のついてない手で撫でる。

 

「お前のせいじゃない。俺の罪だ。だからお前が背負うことはない」

 

そんな表情で言われてしまったら甘えてしまう。私も背負わなきゃならないのに…そう思いながら私はフリードさんの胸に飛びつく。

 

「ごめんなさい」

「大丈夫だから。だから今は寝てろ」

 

フリードさんの静かな声が胸に響く。その声とともにわたしは意識を失った。

 

 

 

 

―――協力すれば――――を助けてくれるんだろうな

この声はフリードさん?

―――あぁ約束しようじゃないか。我ら堕天使は人とは違い嘘はつかない。

女の人の声。どこか嫌な感じな声です…誰でしょうか?

 

わたしは意識を覚醒させ重たい瞼を開ける。柔らかい…どうやらベットの上で寝ていたようだ。どこなのかわからず確認するためにあたりを見回すと4人の堕天使と私を庇っているかのように目の前に立っているフリードさんがいた。

 

「?起きたのね。おはよう初めまして私の名前はエウレイ。あなたを助けに来た堕天使よ」

 

堕天使の中で一際大きい翼をもつ女性がほほ笑みかけてくる。いつもならそれは受けいられるべき優しいものなのだろうがこの女性が放つ笑顔はどこか不気味さを帯びていた。

 

「…え、はい……なぜ皆さんは私を助けに来たのですか?」

 

天使から堕ちたものたち…堕天使は己の私利私欲のために動いたためその翼を罪に染めたと聞く。ならば目の前の堕天使達も信用ならない。だから私を助けてもなんにも得られないことはわかっているはずだ。だからその腹を探ろうとする。力がない私がフリードさんやキヨラさんを守るために手に入れた知恵。その知恵がフリードさんの役に立つのは嬉しい。だけどそれ以上に相手を信用できない自分が憎い。

 

「…あなたも天に見捨てられたのでしょう?だからあなたの気持ちがわかるのよ。それであなたを助けようとしたわけ。」

 

エウレイさんの言葉はどこかぎこちない。普段なら気づかないほどの違和感だが今は極度の緊張で相手の動作を見逃さなかいように集中していたせいか雰囲気という動作に表れないものだがかすかに感じることができた。だが今はフリードさんの無事を確保するのが先決のためここは保護してもらうことにする。きっと堕天使達の狙いは私の神器[太母の微笑(フレイ・リジェネイド)]のはず。

 

「わかりました。」

 

私はそう短く告げるとエウレイさんは再び私に笑顔を向け話しかけてきた。

 

「よろしくね。アーシア・アルジェント」

 

 

 

Saidレイナーレ

「ふむ…さていかがしたものか」

 

施設で留守番をしている堕天使達にお土産を買おうとして食べ物がいいのかはたまたジュエリーなどのものがいいのか迷っていた。エウレイさんあたりはジュエリー系がいいのだろうがドーナシークさんは正直なにがいいのかさっぱりだ。ヴァーリに乙女系のジュエリーを渡し、それをヴァーリが投げ捨てる姿が目に浮かぶ。

 

「フフフ捗りますのぅ」

 

ついつい黒い笑いがこみ上げる。

 

「レイナーレねぇちゃんがまた誰もいないところで笑ってるよ」

「しっいっちゃだめ。おねぇちゃんはつかれているんだよ」

 

心配してくれるのはありがたいが今はその心配で心が痛い。自分の精神がどんどん磨り減っているのが分かる。…やめてそんな微笑ましいものを見るような目で私を見ないで。

 

「何をやっているんだお前は」

 

ヴァーリが私に声をかけてきたが正直今は放っておいて欲しい。あとお前可哀想な人を見るような目で見るな。

 

「そんな目で私を見るな。自分が惨めになってくる」

「お前の行動が惨めじゃないときなんてあったか?万年根暗」

 

やめて思っていることが表にでないことはこの一年間で実感しているからそれ以上言わないで。というか今気づいたんだけどヴァーリはなんでここにいるの?子供達はどうしたの?私の視線から心中を察したのかヴァーリを答えた。

 

「安心しろ。あいつらならホテルに置いてきた。というか今は9時を回っているんだ。ガキを外に出せるわけがないだろ」

「そうか安心した」

 

自分でもこういうのもなんだがもう少し表情筋を動かしたい。そしてもう少し長く会話がしたい。

 

「で、何を見ていたんだ?」

「いやなに留守番をしている人たちにお土産をと思ってな」

 

その言葉にヴァーリは少し考え私の手を握り歩き出した。

 

「いい店を知っている。どうせお前のことだ、エウレイにアクセサリー、ドーナシークのやつに食べ物などと思っているのだろう」

 

ドーナシークは間違っているのだがエウレイは当たっている。龍の感も案外馬鹿にはできないらしい。

 

「待て少し歩くのが早い転びそうだ」

 

私がそう言うとヴァーリは歩く速さを合わせてくれた。空は黒く染まりその暗闇を電灯が明るく灯す。どこか幻想的な雰囲気と周りを歩くカップル。…あれ私今攻略されてない?だとしたらまずいぞなんとかして阻止せねば。

 

「ヴァーリ…その、なんだ?手を離してくれないか」

 

なんで赤面しながら言ったよ私。そしてヴァーリお前も赤くなりながら手を離すな。まるでラブコメしているみたいじゃないか。そしてこのあとも私とヴァーリはどきまぎしながら店を目指す。そしてアンティーク風な外見の店がそこにあった。外の展示用の窓からは可愛らしい女性向けのアクセサリーから男性用の銀のアクセサリーが見える。

 

「どうした?入らないのか」

「いや、こんな店をヴァーリが知っているのに驚いていただけだ」

 

その言葉にヴァーリは少し顔をしかめる。私はすぐにその言葉を訂正しようと口を動かそうするがまたもやここで勝手に動く口が余計なことを言う。

 

「そんな顔をするな。いつもの行動のせいで私はお前が殺し合いにしか興味がないのかと思っていただけだ」

「…そいつはひどい言い草だ。俺だって年頃だぜ?こういうものにも興味ぐらいある。それにいつまでたっているんだ早く選んで帰るぞ」

 

どうやら今回は戦闘は回避できそうだ。冥界にいたころは毎回この口のせいで殺し愛もとい殺し合いになり正直悩んでいたところだ。まぁそのおかげか自分の能力も上がってすくなくともヴァーリには負けはしないようにはなったが。

 

「もっとも殺し合いならいつでも大歓迎だ」

 

どうやら回避できていないらしい。

 

「―――ありがとう。レイナーレ」

「ん?何か言ったか?」

「気のせいだ変態根暗」

「お前に言われたくないな変態戦闘狂」

 

悪口を言い合い私達は笑いあった。こんな日が続くと本当にヴァーリを助け出せて良かったと思う。ヴァーリが生きていてくれて本当に―――

 




バイトに行く前にチェックしてたけどものすごく胸が締め付けられた。
…書いていて感情移入しすぎて文法がおかしくなってあとになって自分で笑ったり本当に楽しかったなー……。
なんで消えたヴァーリ魔王編Orz
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