「え?友希那さん達ってテストこれからなの?」
太陽の日差しがキツいと思うようになってきたこの頃…不意にそのことを知らされた
「そうなんだよー!私たちの学校紗夜達と比べると中間も期末も早めなんだよねー」
そうか、Roseliaは3対2で学校が別々なのか…
「で、それがなにかあるんですか?」
今は丁度Roseliaの練習が終わり、片付けに入っていた。確かにテストがあると練習時間は減るが、その報告はもう少しあとでもよかったんじゃないか、なんて思っていると…
「いやー、実はウチの勉強出来ない2人組に教えて欲しいんだよねぇー」
勉強出来ない2人組?あこちゃんは見た目とか普段の行動から…まぁ、頭が良くないことはなんとなーく分かる。紗夜さんは言わずもがな問題なし、燐子さんも多分だか問題ないだろう、リサさんも自分がヤバいなら普通に頼んでくるだろう…
消去法で行くと…
「友希那さん、中間の平均点教えて貰ってもいいですか?」
「…なんでよ」
「大事な確認です」
「平均点は数えてないわ」
「分かりました、言い方を変えます。赤点はいくつありましたか?」
「……3つよ」
あ、これやばいやつだ、ぶっちゃけ友希那さんは頭いいと思ってたからダメージがでかい。
「…あこちゃんは?」
「……3つです」
すぅ……はァァァァ
クソ長いため息をついた
「…リサさん、もしかして…」
「多分絵里くんが考えてることであってるよ☆」
うわ、めんどくさっ…
「紗夜さん…」
「……私には荷が重いです。前回もダメでしたし…」
「ちょっ!?ええ!?」
紗夜さんでもダメなの?俺に出来るの?
「あはは〜大丈夫だよ!絵里くん!」
あ、助けの船が…
「友希那とあこが赤点とっても補修でRoseliaの練習時間減るだけだから☆」
全然大丈夫じゃない、しかも助けの船なんてなかった。
それとリサさんは笑っているが目が笑ってない。
「…全力で力になります」
断る勇気は俺にはなかった
ガチャ
「あの…次のスタジオの予約…してきました…?」
「あ、ありがとうございます。白金さん」
「氷川さん…この空気…?」
燐子さんは目の前で友希那さんとあこちゃんが体操座りしながら落ち込んでる様子を見て首をかしげた。
ババン!
バババン!!
ババババン!!!
「いや、なんでだァァァ!!??」
練習後、友希那さんの家で早めに軽くでいいから勉強しようと言う話でまとまり、とりあえず中間のテスト用紙を持ってきてもらい、机の上に広げてもらった。
まあ、捨ててなかったのは良かった…そこは褒めよう。
しかし…
「せめて50点以上ある教科が一つでもあってくれよォォ!!」
友希那さん達通う高校では、赤点は『平均の半分』ではなく『30点未満』というラインらしい。
なので簡単であろうが難しかろうが関係ないのである。
「くっそ!嘆いても仕方ねぇ!とにかく赤点は赤点で分けてっと…」
そうやってまずは赤点教科とセーフな教科を分けることにした
結果
友希那…英語 日本史 物理
あこ… 英語 数学 化学
(やってやる…!!俺はやってやる!!)
早くも心くじけそうだが何としてでも30点未満取らさせないようにしようと、固く誓った