2人の天才に愛されています   作:メープルーKaedeー

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2人の天才に愛されています3

 

 

日曜日

 

「…遅せぇ」

 

待ち合わせ時間を15分過ぎたあたりでつい口に出てしまった

スマホでトークアプリを起動させると

 

わり、ちょい遅れる!!

 

と、シュンから送られてきていた。

遅れることはまだいい、しかし何分くらい遅れるとか何があって遅れるとかも話してもらいたいものだな、と思いながら待っていると

 

「待たせたな」

 

「遅いぞ」

 

「…ス〇ークのネタに反応してくれよ」

 

「遅れた分際で何言ってやがる」

 

「あ、もしかして知らないのか?メタルギア」

 

「時間が無いんださっさと行くぞ」

 

「あっ、ちょっ…悪かったって!だから待って!」

 

 

 

 

 

 

 

「ここか?」

 

「そそー!ここがライブハウス《CiRCLE》!!」

 

「お前の言った通り女子多いな…」

 

「だろー?ここの中に俺一人とか死んじゃうよ…」

 

「勝手に死ね」

 

「怖っ!え?それマジで言ってる!?」

 

「あ、始まるみたいだぞ」

 

「ねえ!?答えてよ!」

 

 

 

 

 

 

 

なるほど、大体の楽器の役割のようなものは分かってきた。

ぶっちゃけ来るまではギターとベースの違いも分からなかったからな…

ギターは楽曲の響きをつくる、

ベースは楽曲の基本の音をつくる

ドラムは楽曲のリズムをつくる 簡単にまとめるとこんな感じか

 

ライブハウスについてからシュンに軽く説明されたが百分一見にしかず と言うしな、3組目あたりになってからは多少は理解出来た。

 

 ~ ~

 

「なぁ、やりたい楽器は決まったか?」

 

「んー、まぁ一応は」

 

「そりゃ良かった!…お!次は俺の推しグループの番だぜ!」

 

「そうか…え!?トリなのか!?」

 

「当たり前だろ!?Roseliaの演奏技術はトップクラスだぜ!!」

 

知らなかった…トリを飾るほどの実力を持ってるグループなのか…

と、言っても実際まだ演奏の”上手い”と”下手”の違いが少し理解出来ていない。やはり、違うものなんだろか

 

「来たぞ!Roseliaだ!!」

 

そんなことを考えていると遂にRoseliaの番になった

 

 

 

 

 

 

「……!!!」

 

凄かった、それはもう予想以上に

 

素人目でも分かるほど演奏の完成度が高く、まるでハンマーで殴られた様な衝撃だった。

 

(マジかよ…こりゃすげぇ!!)

 

気づかない内に俺の体は鳥肌が立ちまくっていた。歌を聴くたびに背筋に何かが走る。演奏を聴くたびに体の内側が熱くなる。

 

(こんなの…初めてだ!!)

 

目の前に自分の知らない世界がある。1度も踏み入れたことも、見たことのない世界が

 

特にあのギターを弾いている女性

まるで『正解』の様な音を奏でてる。オリジナル曲のはずなのに何故か分かる、楽譜を正確無比にリズム通りに弾いているのが!

 

(心にスッと入ってくる…これが頂点を目指す人の演奏…)

 

 

…なんだこの感じ?

 

 

 

 

 

 

 

「凄かったな…」

 

演奏を聴いて最初に出た言葉はそれだった

 

「だろだろ!?」

 

「あぁ、今日だけでRoseliaのファンになるレベル」

 

「そう言ってもらうとこっちも嬉しいぜ!」

 

 

 

「で?なんの楽器にするんだ?」

 

「あ?」

 

「さっき答えなかっただろ?」

 

「答えなかったって言うよりタイミングがなかっただけだ」

 

「どっちでもいいよー早く教えろよー!」

 

 

 

 

 

「ギターだ」

 

 

 




オリキャラばっか出してすいません…次回に紗夜さん出ますので許してください
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