大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL Re:亜空の使者 作:インディアンカレー
ではどうぞ!
Side Peach & Zelda
ディノパックンがスタジアムに現れた。2人の姫はそれを見て唖然とする。
「「なんて事…。」」
彼女達は偶然にも同じ言葉を口にしていた。しかし、ピーチがすぐに冷静さを取り戻す。
「私たちも加勢しましょう!」
「はい!」
姫達はスタジアムに向かおうとした。しかし、身体が動かない。
「な、何!?」
ピーチがそう言うと
「あなた〜がたは〜わたしと〜くるのでぇ〜す。」
間延びしたような声が後ろから聞こえる。ピーチとゼルダは振り向こうとしたが
「ねむるのですねぇ〜。」
その声と共に意識を失った。
Side Mario
「グオォォォォォオオオオ!!」
ディノパックンが猪のように突進してくる。突然の突進に驚きマリオ達は散らばってしまう。巨体の右側にマリオ、3号。左側にはリンク、カービィがいた。3号がシューターでパックンの頭にインクを塗っていく。
マリオはそこにファイアボールを投げる。
インクの付いた頭に火球が当たる。
爆発。
パックンが悲鳴を上げる。
「よっしゃ!」
3号とマリオが喜びの声を上げる。
リンクがパックンに向かって走り出し弓を構え撃つ。怪獣の背中に矢が刺さる。
「グオォォォォォオオオァ!!」
パックンはリンクに向けて巨大な火球を放つ。リンクの目の前にカービィが現れ大きく口を開ける。
火球はカービィの口の中に吸い込まれた。そしてそれを彼は吐き返す。
火球は勢いよくパックンに当たり花びらを焼いた。
「グワァァァァァア!!」
パックンは花びらを散らしながら地団駄を踏む。それと同時に身体が紅く染まっていく。パックンの身体から湯気が立ち込め、当たりの気温を上げた。
「みんな、やつは怒ってる!!動きが早くなるから注意して!!」
ナビィが皆に聞こえるよう叫ぶ。
「僕が言おうとしたのに…」
「Poor Cappy…」
悔しそうにするキャッピーをマリオは慰めた。
マリオ達は気温が上がる中、ディノパックンを睨む。そしてパックンは跳んだ。
そして大きな尻が地面に落ちる。もちろんそこに彼らはいない。
しかしその一瞬の出来事に彼ら、特に3号は驚いていた。
(速い…!!)
そしてパックンは尻尾で周りを薙ぎ払う。その風圧に耐えきれず3号は飛ばされてしまう。
「マリオ!あの子が…!」
ディノパックンはよだれを撒き散らしながら3号に向けて歩を進めていた。マリオは彼女の元へと向かう。
「リンク、カービィ!私たちも行きましょう!」
ナビィにそう促され2人も3号へと向かう。
「いてて……はっ!?」
3号は目の前にパックンが迫っていた。
彼女は起き上がろうとするが風圧で飛ばされた時うまく着地できず足をひねってしまったらしい。痛みにより上手く起き上がることができなかった。そして彼女は目の前に鋭い歯がびっしりと生えた口が近づいてきた。
「いっ、いや…!」
3号は逃げようとする。ズキリ、と足が悲鳴をあげる。
「グオォォォォォオオオオ!!!」
ディノパックンが咆哮しこちらに大きな口が迫った。喰われる。そう思った時、
前にどっしりと仁王立ちする英雄達がいた。
彼女にはその3人が光り輝き、自分が目指すべき場所だと感じた。
そしてその3人の英雄は、
巨大な炎を、
蒼く光る弓矢を、
巨大な大剣を、
怪獣にぶつける。
ディノパックンは口から黒煙を出しながら倒れる。そして爆散した。マリオが3号の元に駆け寄る。
「大丈夫!?」
「Are you OK?」
キャッピーと彼がそう言いながら手を差し伸べる。3号は一瞬ボーッとしていたがすぐに意識を取り戻し、
「マンメンミっ!」
と感謝の意をしめしその手を取った。
「さすがですねぇ〜、歴戦の戦士達。」
3号は声のした方向にシューターを向ける。そこには空中を漂う白いローブと緑のローブがいた。どちらもフードを被っており顔が見えない。
「ディノパックンがやられた今ぁ〜、われわれにはぁ〜勝ち目はないのかぁ〜?」
「貴方達!何者なの!?」
ナビィがそう言いリンクは弓を構える。
「おっと、これはぁ〜失礼ぃ〜しましたぁ〜」
そして白フードは身体を大げさに折り曲げた。
「わたしはぁ〜魔神官のぉ〜ハイネスとぉ〜もうしますぅ〜」
そしていきなり消える。マリオ達がハイネスという男を探す。彼は彼らの背後に回っていた。
「わたしはぁ〜あるお方のためにぃ〜この世界を〜侵略〜するのですねぇ〜」
するとハイネスはいきなり腕を上げる。マリオ達は身構える。そしてハイネスの真横に2つの鉄のカゴが出てきた。その中には
「ゼルダ姫さまっ!!」
「ピーチ姫さま!!」
ナビィとキャッピーがそう叫ぶ。気絶している2人を見たリンクとマリオはハイネスに向かって行く。
リンクは鋼鉄の剣を、マリオは火を纏った拳をハイネスに振り下ろす。
が、彼には当たらない。目の前に見えない壁があり彼を守っていた。
「野蛮なぁ〜人にはぁ……お仕置きだぁ!!!」
ハイネスの周りに魔法陣が現れそこから黒い弾が発射される。
それをリンクは盾で防ぐ。
だがマリオは腕でガードしようとしたが黒い弾は爆発した。
「Nooooooooooooo!」
マリオは空彼方遠くに吹き飛ばされてしまった。
リンクも盾でガードしたものの爆発で盾がボロボロに破壊されてしまった。
「勇者さんしぶといですねぇ〜ならばぁ〜」
リンクは言葉を遮るようにハイネスに突進する。
「呪いを授けましょうっ!!」
「リンク!危ない!」
ナビィが叫んだ時には既に遅かった。
紫色の稲妻が走りリンクに当たる。そして彼も空彼方遠くに消えていった。
「さぁーて、あと2人ですねぇ〜」
フードで顔が見えないがニヤリと笑ったような気がした。3号はゾクリと震える。しかし、隣にいたカービィは彼女を守るように前に立つ。
「ぽよっ!!」
「カービィ…あなたにはぁ〜個人的なぁ〜うらみがありますがぁ〜時間がないのでぇ〜…」
ハイネスは緑フードに手招きする。緑フードはマリオ達が戦っている時も空中を漂っていた。
緑フードは地面に降り立った。
「エインシャント卿、やるのですぅ〜」
ハイネスがそう促すとエインシャント卿と呼ばれた緑フードが一瞬下を向いた。が、地面に魔法陣をはっせいさせ人より大きい巨大な球体の物体を出す。機械で出来ている。
「なにあれ?」
「ぽよっ?」
2人は首をかしげる。するとエインシャント卿の後ろから白いカカシのようなロボットが2体現れる。そして二体のロボットは球体の左右に着き、球体の両方を引っ張る。
「「?」」
2人は再び首をかしげる。すると球体は真っ二つに割れる。割れた場所には黒い靄のようなものが密閉されていた。そしてその下には時間を刻むタイマーがあった。(8)
「あれって…」
「ぽよっ!」
カービィは3号の腕を引く。(7)
ハイネスとエインシャントは消えていた。(6)
カービィは人が乗れる大きさの星を召喚した(5)
球体の横にいるロボット達が頷きあう(4)
カービィ達は星に乗る。(3)
星は空を飛んだ(2)
スタジアムから飛び立つ(1)
(0)
Side ???
「なんて事だ…」
少年が机を見てそう呟いた。机には映像が投影されておりスタジアムが爆発し黒い靄に覆われて行くのを見た。
「……ピット…」
ピットと呼ばれた少年が振り返る。そこには翠玉のような髪をたなびかせ、白い衣を身体に纏い、宝玉のはめ込まれた杖を持った美女いや、女神がそこにはいた。
「パルテナ様…」
「ピット…彼らに加勢して…この世界には危機が迫っています。」
ピットは膝をつきこうべを垂れた。パルテナは微笑み、
「お行きなさい…この世界を救うのです。」
「はいっ!」
ピットは元気よく返事をしたがパルテナはいきなり笑い始めた。
「ど、どうしたんですか?」
「いやなんか神々しさを出そうと思ってお淑やかに喋ってみたんです。どうでした?」
「いや、なんか違和感しか感じなかったです。」
「酷いっ!?」
パルテナは顔を膨らませ女神とは思えぬ顔で
「私だってカッコいいところ見せたかったんです!」
「そうですか。じゃあ、僕もう行きます。」
「ちょっと!」
ピットはそそくさと下界への扉へ向かう。扉が開く。強風が吹きピットの頬を叩く。彼が下を見ると下界が見えた。ピットは飛ぼうとするが思いとどまりパルテナの元に向かう。
「何ですか?」
ちょっと怒った顔をしているパルテナ。ピットは
「もちろん、嘘ですよ。カッコよかったですよ!」
そう言うと、パルテナは顔をパァっと明るくし
「神のご加護をあなたに!」
と言った。ピットの身体は光に包まれ彼の背中についているもの、小さなが翼が大きくなっていった。そして彼は力強い翼を手に入れた。
「行ってきます!」
ピットは下界の扉に向けて走り出す。そして飛び出した。彼は落ちて行く。そして神の加護を得た翼を広げ力強く飛んだ。
いかがだったでしょうか?まだまだ戦闘描写は下手くそですがこれから改良して行く所存です!そして今回現れた原作(亜空の使者)には居なかった敵、魔神官ハイネスが登場!出そうと思ったきっかけはここで言ってはネタバレになってしまうので言いませんが、ある男に心酔していると言う設定です。
●登場人物紹介
魔神官ハイネス
全身白装束を着用し、顔や口元もフードで隠し、影となった顔からは黄色い眼光を覗かせる不気味な男。ある男に心酔している。
エインシャント卿
ハイネス同様全身緑装束をしている。従えているロボット達が亜空間爆弾を起動する時に悲しい顔をする謎の男。