私立グリモワール魔法学園〜狩人は夜明けを求めて〜   作:リューラ

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ダクソ3は息切れ感だし。ACの方はネタないし。TRPG始めたらGMばっかでそっちのシナリオ書かないといけないしで忙しい作者です。
ダクソ3の方も頑張って更新します。
最近グリモア始めたらストーリー面白いしなんか霧の魔物とか霧を払うとかってめっちゃソウルシリーズと相性良くね?って思って書いちゃいました。勢いって恐いね。


ゲーム内でのオープニングもいれた方が良いんじゃないのか、という意見があったのでOP+ブラボ的OPも加筆して修正いたしました。
30/9/3 追記


はじめまして魔法学園

これは、夢?でもたぶん良い夢なんかじゃない。

その夢には…

 

子供を守り儚くも散った少女がいた…

 

最後まで間違いを正すことも、和解も出来ず後悔の中で死ぬ姉妹がいた…

 

最期まで勝ち目のない戦いを続けた戦士がいた…

 

絶望に折れる人もいた…

 

それでも戦い続ける人もいた…

 

これは悪夢で、目を覚ませば記憶からも消えてしまう。でも何故か他人事のようには思えない…

 

声が聞こえた

 

「それはそうだろう。これは君に関係あることなのだから。」

 

声の主はよく見えない。でも一方的に告げてくる。

 

「この運命を変えたいかね?名前も知らぬ他人のために君はそこまで出来るかい?」

 

変えられるなら、と願った。だって滅びる最期まで隣人を想い、未来に祈った人々がいるんだから。

 

「誰よりも獣に近い君がそれを言うか。面白い。ならばそれを行う権利をやろう。血によって人を超えられるのならまた、血によって人に留めることもできよう。」

 

直後、身体が沸騰するように熱くなる。それでも意識は消えない。頭に声が響く。

 

「君は狩人となる。魔物を狩り、霧を払い、人間の世に夜明けをもたらせてみな。権利はあげたんだ。義務を果たしてみせろ。」

 

 

 

 

 

やけに厳重な車両に運ばれ学校?の正門にたどり着いた。

 

これ学校だよな?てか日本だよな?造りが西洋的な佇まいだし。え?敷地面積どんだけあるの?

 

混乱してる俺の前に兎のぬいぐるみみたいなのがいた。

 

「よ〜!お前が今日から入る転校生だな!」

 

再びの混乱。さすが魔法学園ぬいぐるみが話しかけてくるとは…

 

話を聞いてたらここの教員で兎ノ助さんというそうだ。なんでそんな姿なのかはよくわからんが深く踏み込むのはやめておこう。どうやら学園の説明もしてくれるみたいだし。

 

「学園に入学する生徒には全員に話していることだ。俺たちの未来を脅かす【霧の魔物】…その恐ろしさは言うまでもない。これまで人類は、生存圏を脅かされ、後退を余儀なくされてきた。仕方ないよな。いつ現れるかも、どうすれば駆逐できるかもわからないんだ。ただ、黙ってやられるわけにはいかないから、抵抗はしてきたがな。

…で、魔物に立ち向かったのは軍、傭兵。それ以外にも色々いたが…やっぱ主役は魔法使いだ。君は魔法使いに覚醒した。だから学園に転校してきた…わかっているな?

これから君は魔法の腕を磨き、クラスメートたちと絆を深めていく。そして人々を守るために【霧の魔物】と戦うことになる。」

 

そこで兎ノ助さんは一区切りし、少し溜めたあとこう言ってくる。

 

「例えばの話だが、君は1年後、生きていないかもしれない。」

 

「人間なんてそんなものでしょ。明日の朝朝食を喉に詰まらせて死ぬかもしれないんだし。言ってたらキリがない。」

 

「まぁ、それはそうなんだが…続けるぞ。学生は学園が全力で守るが、魔物は人間の都合なんか無視だからな。魔物との戦いでは、いつ誰が死んでもおかしくないんだ。だけど、魔法使いは戦わなきゃならない。これは運命みたいなもんだ。魔物に対しては、魔法が一番の武器だからな。だから、俺はこうアドバイスをしよう。学園生活を楽しめ、そして信頼できる仲間を作れ。それが結果的に、君の生存率を高めることになる。」

 

アドバイスのあとシリアスは終わったのか比較的ライトな態度で学園についての説明をしてくれる。

 

 

「分からないことは、これから来る案内人の智花に聞いてくれ。最後に…これは男子にだけ言っているんだが、男の魔法使いには一つ大きな利点がある…」

 

ん?これだけ溜めるってことはそんなに大切なことが…そんなに大切なら先に言ってくれれば…

 

「男女比が2:8ってところだ」

 

 

 

 

いや、大切かもしれないけど…さ。

 

少し唖然としていたら近くから足音が聞こえる。そちらに顔を向けると茶髪の女の子がこちらに向かってくる。しかし、その様子は少しおかしい。

 

「はぁ…はぁ…。兎ノ助さーん!」

 

「ん!おっ…智花!案内係なのに遅れるなよな!」

 

息を切らしながら女の子が駆け寄って来た。

 

「す、すみません。クエストが発令されちゃって…」

 

「えっ!マジで?」

 

 

おーい。俺を置いてけぼりにしないでくれ…。それにしてもクエスト?なにそれ?

 

「はい。今から魔物退治に行かないと行けないんですが…」

 

あぁ、なるほど。読めたぞ。魔法使いに覚醒したやつは将来確実に霧の魔物と戦う最前線にでる。学園生の内からその戦闘に慣らしておこうって感じか。

と、なるとこの子は今からクエストだし案内役は別の人とこうt…

 

「ふーん。じゃあこの転校生も一緒に連れて行けよ」

 

?今なんつったこの兎。

 

「えぇ?」

 

智花、と呼ばれていた女の子も困惑している。まぁ、普通そうだろうな。

 

 

「えぇ!そんな。危険ですよ。まだ魔法の使い方も知らないのに」

 

良いぞ!もっと言ってやれ。

 

「まぁまぁ。そんなに強い魔物じゃないんだろ」

 

「は、はぁ。えーと、大丈夫ですか」

 

俺がだいじょばないんですが…

 

声も上げられず呆然としていたら兎ノ助さんがこちらを向いた。

 

「さぁ!君の魔法使いとしての人生はここから始まる!頑張れよ!」

 

お前の人生終わらせたろうかクソ兎、と思いもしたが口には出さない。

 

女の子もまだ少し困惑しつつこちらを向きながら

 

「そ、それじゃあ行きましょうか。あ、そうそう…」

 

それでもその顔に笑顔を浮かべる。

 

「私立グリモワール魔法学園へようこそ。よろしくお願いしますね!」

 

「あ、あぁ。よろしく。そういえば自己紹介がまだだったな。渡 明斗だ。」

 

「私は南 智花です。え、えっと。本来は学園の案内係だったんですがちょっと順番が変わっちゃって…。すみません。いきなりクエストになっちゃいました。クエストは普通の授業とは違うので行きながら教えますね。」

 

そのあとは智花にクエストの手順を教わりながらデバイスの使い方や制服の機能などを教えてもらった。ま、デバイスは手元になかったけど。まぁ、すぐ水色の髪をした科学者風の少女が届けてくれたし無問題だな!

 

そしてなんと魔法学園の制服は戦闘服としての特性もあるらしく。戦闘時に本人の戦闘スタイルに適した形を取るらしい。その形状は本人のイメージに依るらしいが俺の場合はまだそのイメージが固まっていないためかうまく変化しなかった。せいぜい靴が長い丈のブーツに変化したのと黒に近い灰色の外套が出たくらいだ。

 

ちなみに智花さんはいかにも、な。魔法少女衣装だ。元気なイメージのある智花にピンクの衣装はとても映える。こちらにクエストがどういうものなのかを説明しつつ音頭を取る。

 

「さ、出発しましょう。今回の討伐対象はミノタウロスです。」

 

学園から出て、魔物が居るとされる場所まで移動する。道中は智花が緊張を和らげようと話しかけてくれたので助かった。

 

「そういえばお聞きしたかったんですが。どんな魔法が得意なんですか?」

 

「うん?俺は魔法使いに覚醒して日が浅いしまだ魔法を使ったことがないからな。正直まったくわからん。」

 

「え?それじゃあ私と一緒ですね」

 

!?いや、それはやばくないか?

 

「実は私も簡単な魔法なら出来るんですが…上級魔法ともなると…えへへ」

 

いや、まぁ。簡単な魔法使えるなら心配はないか。

 

そんなこんなで色んなことを話ながら進んでいた。途中で空から上級魔法が降ってきたりもしたけど気にしては行けない。危うく転校初日で上手に焼けました!事案になりかけたけど気にしてはいけない。

 

「あ、そうだ。」

 

「どうしました?明斗さん?」

 

「俺の体質なんだけど。なんか普通の人より魔力が多いらしくて。なんか凄さがよくわからんけどその魔力を他の魔法使いにも渡せるらしいぞ。」

 

「え!?そんな体質の人は初めて聞きました」

 

やっぱりそうなんだな。とかのんきに考えてたけどこの後すぐに自分の体質がどれだけすごいかよくわかった。

 

ミノタウロスの戦闘?常に最大火力を出せる智花の前にあっさり霧散したよ。簡単なものとはいえ常に威力が最大なのだから余裕ですよ。

つまり俺は外付けの動く魔力タンクというわけだ。

そこ!誰だGN電池とかいったやつ

 

後々調べたところ今の技術では魔力を貯蓄するということは出来ずまた、他人への魔力の譲渡も不可能らしい。ちょっと以上にこの体質は厄介事を招きそうだな。

 

クエストが終わったあとはその日の授業は免除らしい。普通はクエストで魔力を消費して非常に疲れるためそれを癒すための措置らしいが俺という魔力タンクから常に魔力補充されていたため俺も智花も疲れていない。

智花が歓談部に手配して歓迎会をしてくれるらしい。学園の案内は後日になるだろうし好意に甘えさせてもらおう。

 

夜。用意された寮へと入り実家から送られた荷物を整理する。そこに幾つか見慣れないものを発見する。武器、なのだろう。アンティーク銃、はまだ分かる。これは?長い柄の鉈だろうが刃の反対にギザギザのまるで鋸のような刃の付いている。持ち手を見ると刃を畳むことでノコギリ部で攻撃出来るようだ。

こんなもの実家にあっただろうか?思い出せない。

しかし、魔法としての特性が付いていない以上は霧の魔物との戦闘には向かない。どうにかならないだろうか。

 

武器の入っていた木箱の底に一枚のメモのようなものと本を一冊見つける。前半部分が掠れて読めないがそこにはこう書かれていた

 

 

…の世…から………を求めよ。狩りを全うするために

 

 

「なんだ?何を伝えたいんだ?くそっ!」

 

本のほうは?こちらに何か書いてあるのか?

そう思い本をめくる。

 

そこには武器を強化するための血晶石というものを作るための魔法や先程のアンティーク銃の弾丸である水銀弾というものを作るための魔法が事細かに綴ってあるだけだった。すべてに目を通したがメモに関するものは何もなかった。本の最後のページには写真のようなものがある。教会だろうか?どこかは分からないが一人の人物が足を組椅子に座っている。その来ている服は不思議と俺が今日出した戦闘服によく似ていた。灰色のコートに胸元には紅いブローチ。丈の長いブーツ。

 

まるで貴族のようなそれなのに。よく見ると実戦で使うことを前提にしているような衣装。それを纏う人物は貴族というより、そう…狩人だ。

 




という事で原作で魔力タンクの主人公ですが戦う力もつけてもらおうと思います。つっても序盤はそのための準備期間なんで当面はクエストを一緒する女性陣に戦闘は頑張ってもらいますかね。
ミノタウロスさん戦闘描写すらなかったけど今回の智花+明斗ってダクソでいうとチュートリアルモンスターに理力極振りのソウルの矢飛ばしてるようなもんなんでワンパンどころか余裕のオーバーキルだと思われます。なので戦闘描写はあえて飛ばしました。面倒だったのもありますけど

感想、アドバイスなどを貰えるとうれしいです。
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