私立グリモワール魔法学園〜狩人は夜明けを求めて〜   作:リューラ

4 / 21
いやー。3話の前書きの通り26日の4話目はありませんでした。ザンネン

今回からちょくちょく戦闘も頑張っていこうと思います。


夏海ちゃんの突撃取材!特派員は見た!

兎ノ助、あのね【恒例インタビュー】

 

夏海「夏海ちゃんの突撃インタビュー!今回は不思議生物【兎ノ助】だよ!」

 

兎ノ助「何回目だよ!お前入学してからずっとやってるだろそれ!」

 

夏海「仕方ないのよね。説明されてても、新入生は【兎ノ助】にビビるから。ちゃんと紹介しておかないと新種の魔物だって焼かれちゃうよ?」

 

兎ノ助「や、やめろよ。なんで焼くの限定なんだよ。妙に怖いぞ。てかそれなら、別に何回もインタビューしなくていいじゃねーか。お前もう俺のこと知ってるからそれで書けばいいじゃん」

 

夏海「いやほら、情報ってのは日々、更新されるでしょう?」

 

兎ノ助「俺の体は特に更新されてねーよ。あいかわらず機械にキグルミだ」

 

夏海「ビームとか出るようになった?」

 

兎ノ助「それ毎回聞くよな。出す必要ねぇからつかねーよ」

 

夏海「えー、最近転校してきた中で兎ノ助の好みの子は何人でしょう」

 

兎ノ助「ばか!全員だよ全員。俺のストライクゾーンは広いんだぜ」

 

夏海「それって公言すると失礼だから注意してね。書くけど…全員ってことは男子も?」

 

兎ノ助「ばっか!俺の評判貶めるようなことゆーな!俺が全員つったら女の子全員だよ!」

 

夏海「ま、いいや。書いちゃお。他、そろそろ中が見たいって意見が…」

 

兎ノ助「…そうだな。中が見られるのは真に俺の愛を受けてくれた子だけだな。」

 

夏海「えー、兎ノ助の中身は永遠の謎、と」

 

兎ノ助「おい。」 終わり。

 

 

 

 

朝一でマイクが入り報道部へ呼ばれた俺。そこには遊佐さんとももちゃんが

 

「君が来てくれるなんて嬉しいね。マイク?何のことだい?今日は夏海に呼ばれて来たって聞いたけど…。夏海も勧誘熱心だね。なんにしろ、ちょっと待っててくれ。」

 

そういうと遊佐さんはももちゃんに向き直る。

 

「先に…桃世君。いつもネタの提供、感謝するよ。」

 

「いえいえ、こっちも商品の宣伝になるんで…あ!先輩!」

 

ももちゃん今俺に気づいたんか。すまんがもう2分くらい前にはいたぞい。

 

「購買部の桃世です!またお会いしましたね!」

 

「おう」

 

テキトーに返事返してたら遊佐さんが不思議そうな顔をしながらももちゃんに聞く。

 

「先輩?在学年数は君の方が長いだろ?」

 

「ええ、そうなんですけど…なんとなく先輩っぽい感じで。」

 

可愛いかよ

 

そんな会話してたらデバイスが振動と共に鳴り始める。遊佐さんもももちゃんのも反応してるってことはクエストだな。

 

「…あ。クエストが発令されましたね。」

 

ももちゃんが呟くようにそう言うと部室のドアを勢いよく開けて夏海が入ってくる。

 

「スクープスクープ!大スクープよ!ま、街に魔物が出た、って」

 

「「え!?」」

 

俺とももちゃんが同じ反応を返す。これぞ一心同体。遊佐さんは冷静そのものだ。

 

「…夏海。スクープを大声で叫ぶのは報道部員だけのときにしてくれ。」

 

あ、そこなんだ。

 

「桃世君と渡君だったからいいが、すっぱ抜かれるぞ。」

 

あ、すっぱ抜くというのは出し抜くという意味でokです。今言うことでもないがな

 

「あ、す、すみません…」

 

謝る夏海。しかし部長の追撃は止まらない。

 

「それに魔物の発生は15分前で、確認が取れたのが3分前。みんなのデバイスにクエスト発令が届いたのが今だ。遅いよ。」

 

いや、最初から知ってたのかよ。盗聴の類いか…

 

「ぶ、部長知ってたんですか!?じゃあ早く取材…受注しなきゃ…!」

 

「今回は君だけで行ってくるんだ。魔物の取材は任せた。そろそろ僕も卒業だ。実力を見せてもらおう。」

 

見せてみな、ニンゲンの可能性ってやつをよぉ…

あ、なんでもないです。そういえばももちゃんさっきどっかいったままだわ。

 

「ぶ、部長。わかりましたっ!行ってきます!」

 

嵐かよもう出ていったけど準備とか大丈夫か?

 

「渡君には気づかなかったみたいだ。許してやってくれ。慌てん坊でね…そうだ。ちょっと届け物をしてくれないか?確かカメラのメモリーがいっぱいだったはず。メモリーカードと、バッテリー。で、よければついでに、手伝ってやってくれないか。僕は君に期待しているんだ…頼むよ。マイクはつけてないからさ」

届け物。メモリーカード、バッテリー、魔力タンク。ケー。言ってて悲しいなー

 

 

「大変!バイト先が…あ、あたしもクエスト請けなくちゃ…!」

 

「魔物の発生場所はビジネス街だから、ファミレスは大丈夫だよ。君のバイト先は全部心配ない。行きたいというなら止めはしないけど…おススメはしないな。」

 

「ど、どうしてですか?」

 

「ヌルヌル気持ち悪いからだよ。魔物はゲル化しているからね。スライム。」

 

「ス、スライムですか?なんで夏海先輩をそこに…?」

 

「夏海はスクープのためならどんな危険地域にも出かけると言っている。だから魔物に慣れる必要があるんだ。いつもは僕が一緒に行っていたけど…そろそろ独り立ちしなきゃね。その点今回の魔物はうってつけだ。気持ち悪いだけで、脅威度は低い…もちろん一般人はひとたまりもないけどね。」

 

「は、はぁ。」

 

「そういうわけで、今回の夏海の訓練には丁度いい相手なのさ。」

 

「…その魔物って、発生したばかりですよね?ゲル化した魔物も初めて…なんでそんなに詳しいんですか?危険があんまりないとか…」

 

「そりゃあ僕がジャーナリストだからだよ。だから…安心して待っているといい。さて、僕も行くか。」

 

「え?い、行くんですか?」

 

「夏海の実力を見るって言っただろ?行かなきゃ見られないじゃないか。」

 

 

 

 

そんなこんなで街まで着いたよ。

 

スライムキモッ!ナニコレ~?

 

「やっほー明斗!けっこう元気そうじゃない。学園生活は順調?」

 

「いやいや、同じクラスだから。」

 

「そのうち報道部で取材させてくれない?噂の転校生特集やりたいんだ~」

 

「こんなとこでする話題じゃねーよ。」

 

「あぁ、そうね。先にクエスト片付けてから、ね。被害状況。ニュースで見てるから知ってるかもだけど」

「現地見れば一目瞭然だろ」

 

そのあとも雑談しながら魔物のいる場所へと向かう。

 

「うーん…結構大きく支配地域を増やしてわね…ちょっとまずいかも。」

 

「支配地域を増やすと魔物が強くなる認識で合ってるか?」

 

「まぁ、いろいろ例外はあるけど支配地域の広さイコール強さかな。魔物って時間が経つほど強くなるから、それにつれて支配域も広がるの。普通はさ、街中で実体化した魔物ってすぐ見つかるから対応も早いのよ。だからこんな風に…スライムが街に溢れるってことはないんだけど」

 

「下水か」

 

「でしょうね。女の子対スライムなんて嫌な予感しかしないけど…あたしは女の子である前に真実の探求者だから!なにもかも激写しつくしてやるわ!ふふふ、覚悟してなさい…あたしに見つかったとき、あんたの姿は哀れ全世界に大公開よ…」

 

「いや、あんな気持ち悪いの好んで見るやつの気が知れないけど…夏海がやる気出してくれる分には良いかな。夏海がやられると俺も詰むし」

 

「あ、噂をすれば影よ。あそこ、ちょっと山みたいなデカさのスライム。行くわよ明斗!突撃取材開始!」

 

「あぁ!応援しとくわ!」

 

俺外付け魔力タンクだしね。仕方ないね。さすがにあのデカさは相手出来ん。小さいのなら倒せるかな?経験値貯めたところでレベルアップ出来ないけど…

 

今回は一応俺も装備は整えてある。ノコギリ鉈を持ち小型のスライムに斬りかかる。スライムに刃を押し当てると刃はちょっと固めの液体を通ったような手応えで刃の全体に粘液のような物が付着した。斬りかかったスライムはそのまま何事もなかったかのように動き回っている。

 

「…殴った方が早そうだな」

 

結果:武器が汚れた。以上。泣きそう

 

殴ったらその分の体積が減っていき連続で殴ることでなんとか消滅まで追い込めた。

 

夏海はというと特盛スライム相手に頑張ってるみたいだ。特盛スライムとの距離が離れたところで魔力補給のために一旦こっちにやってくる。うわー

 

「うっわ。べとべと。なにかやるたびに破裂するのやめてほしいわ…」

 

スライム着いた女の子とかエロくね?って思うじゃん。普通にキモいしあとで洗うの大変そうだな~。くらいにしか思わん。

 

「全身べとべとだな。カメラ大丈夫か?」

 

「カメラは…だいじょぶだいじょぶ。死守してるから濡れてないよ!」

 

こいつホントにカメラと持ち手だけ死守してやがる!?驚愕の顔で見てたら何故か夏海が呆れたような顔をしてきた

 

「…そこはさ。もっと安心した顔を見せるところじゃないの?スライムと戦いながら写真取るの大変なんだからね。」

 

それしなきゃもっと早く終わってるんじゃね?って言おうと思ったけど彼女は報道部。彼女たちなりの矜持があるのだ。口出しするのは無粋だろう。

 

「スクープのためなら例え火の中、スライムの中…いやさすがにスライムのなかは…は、入るわよ、行ってやろうじゃないの!報道部ゴシップネタ班副班長の実力、見せてやるわ!」

 

「お、おう」

 

また特盛スライムの元に行った夏海を眺めながら再び小さいスライムと対峙する。攻撃する際に固さが増すか。ならそれに合わせればカウンターでノコギリ鉈の攻撃も決まるか?思いついたらやってみろ。最悪痛手を負っても夏海が補給しに帰ってくるまでもてばいいのだ。幸いスライムの足は遅いから逃げのは容易い。

 

敢えて待ちの姿勢でノコギリ鉈を構えスライムが攻撃してくるのを待つ。ノコギリ鉈もノコギリ鉈ですでに汚れて帰ったら洗浄は確定しているからもういくら汚れようと構わない。スライムが跳ねてきたのを確認し、右手のノコギリ鉈を振るう。上手くいったようだ。スライムは空中で真っ二つになり地面に落ちる。

 

「あぁ、そうなるのか」

 

小さくなった2つのスライムが襲いかかってきた。

 

「マジで殴った方が早いな…」

 

この後めちゃくちゃ殴りまくった。

 

そんなことしてたら夏海ちゃんが補給しに帰ってきました。

 

「…改めてみるとひどい状況ね、これ」

 

「え?なに俺の戦闘の批判?」

 

「違うわよ。街よ、街。」

 

アッハイ

 

「力を持たない人たちは魔物に手も足もでない。…政府を批判する訳じゃないんだけどさぁ…。もうちょっとマジメに対処してくれてもいいんじゃない?」

 

「本気で言ってる訳じゃないだろ。色んな思惑があるとはいえ現政府はよくやってるよ。」

 

「…でもあたしの最終目標はそれなんだよ。揚げ足取ったり、不平不満を言うだけの報道じゃ、世界は変わらない。真実を追求して解決案を提案する。あたしはそんな記者になりたいの。」

 

「ま、良いんじゃない?応援するよ」

 

「そーだよね明斗も協力してくれるよねー!これが終わったら独占密着取材よろしく!そうと決まればちゃちゃっと終わらせちゃおう!」

 

おい、勝手に決めんな

 

そんなこんなでスライム対峙も終わった。

 

「それじゃ一休みしたら帰ろっか。急いで急いで。」

?なんで急かされてるんだ?

 

「なんで急がなきゃいけないのさ。どうせ帰ったらやることないんだしもう少しゆっくりしても良いだろ。」

 

「決まってるじゃない独占密着取材!今夜は帰らせてあげないからね!」

 

「ふざけんなー!」

 

 




いやー、どうして主人公の戦闘はこうなったのか。基本的に武器を汚しただけです。
殴った方が早かった系。火炎瓶とかあれば別でしょうけど。スライムに斬属性攻撃とか核捕らえれないと消滅させれませんて。そして今の主人公にはそんな力はごぜーません。まだまだ成長途中なので気長に見守ってください。あと平日に入るのでさすがにこんなペースでの投稿はないです。

感想、誤字報告、アドバイス等お待ちしてます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。