私立グリモワール魔法学園〜狩人は夜明けを求めて〜   作:リューラ

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ドーモ、ミナ=サン。ヒッシャ=デス。
ちょっと仕事とゲームが忙しくてなかなか書く時間がありませんでした。
週末も仕事が立て込んでいて中々続きが書けない。もどかしい。


フラグの建てすぎは体に良くない

「おはよー。眠そうだね明斗。どうしたの?」

 

教室に入るなり夏海が俺に声をかけてくる。

 

「ん。あぁ、夏海か。おはよ。ちと寝不足なだけだ気にすんな。」

 

我ながらなんつーテンションしてるんだか。魔導具を作るための知識詰め込んでたら朝になってました。超NEMUI

 

「いや、あんたホントに大丈夫?」

 

「ん~、なんとか。授業中に寝ることはない、と思う。」

 

 

 

 

なんとかHRまでを眠らずに過ごせました。何度か落ちかけたけどな。寮に帰って寝よ。

 

「じゃ、俺帰って寝るわ。」

 

「はいはい、気を付けなさいよ。」

 

「へーい」

 

夏海にそう告げ廊下にでる。やばい眠すぎて歩いてても意識落ちそう。あぁ~、頭がふわふわするんじゃ~。

 

「わわわっ。い、急がないと…。部長に怒られちゃうよ~。っ!?ちょっとそこのお兄さん!避けて避けて避けてーっ。ぶ つ か るー!!」

 

あ、これまずいやーつ?でも体動か…

 

(鳩尾に入る女の子の肘)(自分の体から出たありえない音)(コーナーで差をつけろ)(回りから聞こえる悲鳴)(一瞬で吹き飛ぶ眠気)(直後に来た激痛)(黙祷)(チーン)

 

「あいっ、たたたた…もう、ぶつかるって言ったのに~。だ、大丈夫?変な音したけど…って!うわっ!泡吹いて目回してるっ!?ちょ、ちょっと、しっかり!ねぇ、起きて。死んだりしてないよね?えっ、これって大惨事なんじゃ…なんか…人も増えてるし…。ああっ!部活の時間!あわわ…もう!誰か助けてーっ!」

 

 

 

 

 

「…失礼しました。はぁ、まさか保健室にお世話になるなんて…お兄さん、体だいじょうぶ?」

 

一緒に保健室を出たブラウンの髪の女の子…冬樹ノエルが調子を聞いてくる。

 

「おう。もう大丈夫だぞ。」

 

「そっか。それなら良かった。いやー、気絶したときはさすがのあたしでも驚いたよー、あはは…」

 

大丈夫だ。それに関しては俺も驚いてる。まさかダウンするとは…

 

「風紀委員にしょっぴかれたくなかったらもうやんなよー」

 

「うぐっ、わかってるよー…廊下では走らないように気をつける。」

 

「ん。よろしい」

 

そう言いながら頭を軽く叩いてやる。今回はノエルだけでなく寝不足で注意散漫だった俺にも過失はある。被害者とはいえ責める気はない。

 

「それじゃあ、あたしは部活に行くね。…行っても怒られるだけだけど」

 

「それについては擁護出来んな。がんばれよ」

 

そう言って別れるがノエルは思い出したように振り返り声をかけてくる。

 

「あ、お兄さん!あたし校庭にいるからさ。もし、なにかあったら呼んでね。」

 

「ほいほい。じゃあの」

 

ノエルと別れ再び帰路に着こうとするがさっきの騒動で鳩尾辺り痛くて眠気飛んだ。

 

「ん、図書館でなんか借りてくか。まだ借りれる枠あるし」

 

あと気になることあるし、図書館行けば居るだろ。たぶん…

 

 

図書館に入った俺は目当ての人物を探す…までもなく発見したので目立たない程度の声音で話しかける。

 

「冬樹、お前って妹いる?」

 

「いたとして…あなたになんの関係があるの?」

 

そりゃそーだ。

 

「いやなに、さっき冬樹とよく似た子に鳩尾タックル喰らって気絶してな。散歩部でノエル、って呼ばれてた子なんだけど…」

 

「…」

 

これは当たりっぽいな。ま、あんだけ似てれば当然か。ただ反応からしてなんかあるっぽいぞこれは。面倒そうだし首は突っ込まねぇぞ絶対。…たぶん。

お、この魔法学の本面白そう。

 

 

 

ふぅ。知識としては入るから良いけど覚えたところで魔法ほぼ使えないんだよな。悲しみ。

 

なんだかんだで良い時間だし帰ろ。ついでだし冬樹に一言かけてから帰るか。絶対迷惑顔するな…やめとこ。

 

図書館を後にして校庭に出る。

 

「あれ、さっきのお兄さんじゃん。いやっほーいっ!みんなのサポ役。ノエルちゃんだよー!」

 

「サポ役とは…」

 

「…うん。サポ役?サポーターだよ。サッカーとかの医療用品じゃないよ?お手伝いとして、みんなから重宝されてるんだから!」

 

色んな部活はしごしてるんかな。やるなこの娘。

 

「へへん、すごいでしょ。」

 

「まぁ、やるんじゃない?」

 

「そだ、お兄さんも帰り?あたしもついさっき、陸上部の助っ人が終わったんだー。もう助っ人なのに怒られるし、こき使われるしでくたくただよ~。」

 

ノエルは一人であれこれしゃべりつつ思いついたように言い放つ。

 

「そうだ。お兄さん、帰り付き合ってよ!疲れたときには甘いもの、っていうし。街にね、美味しいクレープ屋さんがあるんだー♪ついでに教えてあげるよ。」

 

拒否権なんてないしそんなつもりもねぇ。

 

 

クレープ屋についてそれぞれ注文を頼み会計を済ませる。横の少女の目が期待に道溢れていたのでそれに答えて奢らせてもらった。クエストのおかげで金には困っていないので無問題。

 

「いやいや、申し訳ないね~。そんな奢らせるつもりはなかったんですよぉ。」

 

「嘘つくな。会計の時めっちゃ期待の目で見てきただろーが。」

 

「はむはむっ、う~ん、美味しい♪」

 

無視だと!ま、いいや。そんなに気にしてないし。実際美味しいし。情報料ということで納得しよう。

さて、聞くこと聞くか…。

 

「で?いきなり誘ってきた裏は?本当にクレープ食べたかっただけでもないだろ?」

 

「あはは…。バレてたか。実はお兄さんに相談したいことがあるんです。」

 

「少しは面識あったとはいえほぼ初対面の俺に?」

 

ノエルは先程までのお調子者の雰囲気は鳴りを潜め。真摯に語りかけてくる。

 

「あたしは、今の現状をどうしても変えたい…わがままなのはわかっています。…お願いします。あたしに、協力してくれませんか?」

 

数秒の間無言でにらみ合う。

 

………はぁ。フラグ回収乙。俺。ようこそ面倒事。歓迎しよう。盛大にな!

 

「わかった。協力するよ。」

 

途端、ノエルの顔に笑顔が咲く。悪くない。まぁ、可愛い女の子の笑顔のために頑張ろうか。

 

 

 

 

あのあとノエルと別れて暇潰しにゲーセンに入ったらモデルの鳴海 純が格ゲーやってた。いきなり対戦吹っ掛けられて10戦やるも勝てたのは1回だけ。

またやろう、と言われて別れた。

結局なんで勝負させられたんだ?すでに自分の体質と冬樹姉妹のせいで俺のキャパシティは0だよ。面倒事増えないでくれよ!

 

次の日の昼休みに適当に歩いてたらたまたま皇 絢香さんの素の声聞いちゃって監視とか言われて張り付かれたのも追記しておく。

休日に近くの神社に立ち寄ったら神凪がいた。巫女服とか眼福だわ。浄化される。ついでに最近憑いた憑き物も落としてくれ。

それはそうと夏海。落ち着くんだ。記事にしようとしないでくれ頼むから。

 

 

 

 

明斗の勉強タイム

 

クエスト

学園が受理し、授業の一環として行う魔物の討伐のこと。

基本魔物は軍隊が倒すが、街中に出現し、軍隊の到着に時間がかかる時に学園に討伐依頼が来る。

また、受注されるクエストは生徒の力量に合うものとなっており、生徒の強さよりも強いものが割り当てられることはない。

最低2人以上での受注が必要。魔物を倒せると自信が持てる人数が推奨。

 

 

霧の魔物

 

約300年前に突如出現し人々に襲い掛かる怪物。体が霧でできているので、生物であって生物ではない。ある場所の霧が一定以上の濃度になると実態を持ち、人を襲う。姿・形は様々。

時間が経つに連れて支配地域が大きくなり強くなるとされる。

 

タイコンデロガ

 

100年ほど前に出現した霧の魔物。ただし個体名ではなく霧の魔物の階級であり、一定以上の強さを超えるとこれに分類される。

例えば一定の強さを超えたスライムはタイコンデロガ級のスライム、という風になる。

これが出現するときは大きな霧の塊が現れる。一般的な強さの魔物とは段違いに強く出現した当初は制度開始直後とはいえアメリカの軍に匹敵するほどの勢力であった魔法使い集団であるヒーローが全滅しかけたほどである。

 

名前は最初に出現したアメリカの地名である【Ticonderoga】が由来となっている。

 

 

ムサシ

 

霧の魔物が現れた当初に一度だけ出現が確認されている超大型の霧の魔物。

江戸城ほどの大きさらしい。

 

名前の由来は冬至の日本が武蔵国と呼ばれていたためと思われる。

 

出現情報が一度しかないため詳細不明。

 

 

 

魔法について

 

魔法は術者の魔素を命令式によって変換することで発動する。命令式さえ見つかれば理論上魔法でどんな事でも可能となる。実際は、発動のための魔素が膨大であったり、命令式自体が見つから無かったりするため、実現しない。

また同じ魔法でも個人によって命令式は全く同じにはならないため、得手不得手が存在する。

 

つまり俺が魔法が使えないのは命令式が他人とは全く違うため?←現段階では判別不能なため保留。

 

 

荷物に混じっていた魔導書について

 

血晶石

 

魔導具「血晶石の工房道具」を用いることで武器に魔法の特性を付与する。発動の際は武器に魔力を流し込まなければならない。物理的な強化だけでなく炎や雷を宿すことも可能。

 

製作には制作する者の血液が必要。効果と魔法強化の効率は製作者の血質の高さによる。

 

 

水銀弾

 

水銀に製作者の血液を混ぜ弾丸としたもの。通常の弾丸では魔物に対する効果が小さいため狩人が持つ銃器はこれを用いる。

 

 

製作に使用する魔導具の刻印などは準備済み。今後休憩時間など空いた時間を使い製作するものとする。

 

追記 生徒会や風紀委員にしょっぴかれないように魔法使用可能場所で行うものとする。

 




もうUAが500超えましたね。筆者的にはとても嬉しく感じております。
本当に仕事立て込んでなきゃ土日にまた一気に書き上げるんですが。
…この間一気に投稿せずに日にちずらせば全然保ったんでしょうね。
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