私立グリモワール魔法学園〜狩人は夜明けを求めて〜   作:リューラ

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めっちゃ短いです。

9/3に1話を加筆修正しました。1度見た方も是非ご覧下さい


幕間:備え

「悪いな、呼び寄せて」

 

「いいえ」

 

重々しい口調で入室者へと声をかけた生徒会長…武田 虎千代に対し、早く本題に入ろうと口を開いた天才…宍戸 結希はすでに今回の異常に目処がたっているのだろう。

 

「まず前提を確認するわ。街に発生した魔物は通常、弱いうちに駆除される。」

 

それに対して会長の横に佇んでいた黒いポニーテールの少女…副会長、水瀬 薫子は質問を投げ掛ける。

 

「それが今回は、2回続けて逃れた魔物がいた…軍や執行部の怠慢でないとしたら、理由は何が考えられますか?」

 

少し溜めたあと宍戸 結希は答える。

 

「第7次侵攻」

 

部屋に重々しい空気が漂う。それに負けぬように口を開いた虎千代はさらに質問を投げ掛ける。

 

「可能性はどのくらいだ?」

 

「今はまだわからないわ。ただこれが【前触れ】だとしたら…これから、魔物が発生する頻度が格段に高くなるわ。それに、より強力なものになるはずだわ。」

 

それを聞いた虎千代は現時点で打てる最善手を練り始める。

 

「…薫子、精鋭部隊に伝えろ。」

 

「わかりました。」

 

もちろんその中には非常時の際、学園の主力部隊となる精鋭部隊へと情報を共有することも含まれる。

薫子はそれを聞くなりすぐに動き始めた。

 

「侵攻だったら大事件だ。念のため準備をするぞ。すぐにできることは訓練メニューの強化と…他になにがあるか…」

 

その後も可能性で留まっている案件に対しての対策を練り続け、次々と指示をしていく。

 

「いちおう、カリキュラムを警戒用に変えておこう。」

 

副会長もそれに続くようにやるべきことを挙げていく。

 

「短期間での学園全体での戦力上昇をはかりましょう。」

 

「万が一のための金もいる。聖奈。」

 

会長に呼ばれすぐに動き始める会計…結城 聖奈。

 

「はい。執行部へ支給金増額の通知をしておきます。」

 

しかし宍戸 結希はそれに対して口をはさむ。

 

「…学園執行部は特にアクションをしないと思うわ。国軍の装備も更新されているから、学園の出番はないという見解よ。」

 

それに対し虎千代はため息を吐きつつも対策を練っていく。

 

「それが本当ならケチにもほどがあるぞ…通知はしておく。その上でこちらはこちらで金を集めよう。クエストの受け入れ数を増やす。」

 

「魔物討伐数が増えれば、政府からの報奨金も増えますね。」

 

「…わたしもできるだけ協力するわ。といっても些細なことだけど。」

 

「十分だ。北海道のようなことが二度とないようにするぞ。」

 

第6次侵攻において魔物に占拠された北海道を引き合いにだし二の舞を踏まぬようにと士気を高める。

 

「…まだ第7次侵攻だと決まっていないわ。詳しくわかったら連絡するわね。」

 

宍戸 結希は自らのできることをするために部屋を出て研究室に戻った。

 

 

 

 

 

狩人の魔導書

 

ノコギリ鉈

 

狩人が獣狩りに用いる、工房の「仕掛け武器」の1つ。

変形前は人ならぬ獣の皮肉を裂くノコギリとして、変形後は遠心力を生かした長柄の鉈として、それぞれ機能する。

刃を並べ血を削るノコギリは、特に獣狩りを象徴する武器であり酷い獣化者にこそ有効であるとされた。

 

 

 

落葉

 

時計塔の女狩人、マリアの狩武器。

カインハーストの「千景」と同邦となる仕込み刀であるが血の力ではなく、高い技量をこそ要求する名刀である。

マリアもまた、「落葉」のそうした性質を好み

女王の傍系でありながら、血刀を厭ったという

だが彼女は、ある時、愛する「落葉」を捨てた

暗い井戸に、ただ心弱きが故に

 

 

 

獣狩りの散弾銃

 

狩人が獣狩りに用いる、工房製の獣。

獣狩りの銃は特別製で、水銀に自らの血を混ぜ

これを弾丸とすることで、獣への威力を確保している。

また、衝撃により獣のはやい動きに対処する部分も大きく、特に散弾を用いるこの銃は、当てやすく効果が高い。

 

 

 

教会の連装銃

 

特に医療教会の狩人が用いる連装銃。

ほぼ金属製で、複雑な機構を有するこの銃は

一射撃で2発を発射し、水銀弾の消費も早い

工房の銃よりも慎重な、切り札的運用が必要になるだろう。

 

 

 

 

 




幕間+主人公が現在所有している武器のフレーバーテキスト公開回です。
主人公もそのうち落葉が使えるように神凪さんに鍛えて貰わないとな

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