とある双璧の1日   作:双卓

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アストレア家別邸での1日

 

 ラインハルトの制止を聞かず、我先にと扉を開けたところにルイスが見たものは靴底だった。音速の戦闘を可能にする動体視力をもって見ても紛ごう事なき靴底であった。

 しかし、靴底という割には汚れがない。靴の中でも靴底という部位は最も磨耗が激しくなるものである。考えれば分かる事だが、常に地面との接触を余儀なくされるからだ。

 それにも関わらず磨耗している跡もなく、汚れや傷もない。少なくとも履き古されたものではない。これで使い古されたものだと言うのならどのように歩いているのかなど聞かせてもらいたい。

 新調したものなのだろうか。ツヤや質感からして安物ではなくそこそこ高値が付くものだと予想出来る。ルイスやラインハルトが履いている特殊加工が施されたものよりは劣るかもしれないが、それは例外としてかなり上等なものであろうとルイスの見立てである。

 とはいえ、それで人の顔面を踏み台にしようとするとは何事だろうか。人の顔面を踏みつける事に快感を覚えるタイプの人なのだろうか。確かに貴族には変わった人間が多い。ルイスがつい数時間前に顔を合わせたロズワールもその変わった人間の部類に入る。そういう人間が存在する事自体はおかしくない。

 だが、ラインハルトが寝泊まりしている、その場所にそのような人間がいるとは考えもしない。まさかラインハルトには踏まれて喜ぶ性癖でもあるのだろうか。

 

 この間ゼロコンマ数秒で思考を巡らせ、ルイスは眼前に迫る脚を掴んだ。

 

「あー、びっくりした」

 

「だから止めたのに。まぁ、欠片も驚いていないのは分かるけどね」

 

 棒読みの台詞を発してルイスは逆さまの状態で宙吊りになった、たった今飛び蹴りをかましてきた人間を見下ろした。

 

「て、てめー、離しやがれ!」

 

 豪華なドレスに身を包み、脚をバタバタと振りながら荒げた声には聞き覚えがあった。

 

「もしかして、これ?フェルト様って」

 

「……フェルト様、その状態であまり暴れられては下着が見えてしまいます」

 

「なっ!?見るな!」

 

 先ほどルイスは声を聞くまでそれがフェルトだとは気付かなかった。理由は簡単。スカートの部分のヒラヒラとした部分で丁度顔が隠れてしまっていたからだ。

 そしてそのような格好で飛び蹴りなどすればどうなるかなど考えなくても分かる。

 

 フェルトは宙吊りの状態で器用に純白の下着を見えないように隠そうとするが、そもそも飛び蹴りをした時点で手遅れだ。

 幼女趣味などではないのでルイスは視線のやり場に困り、その手を離した。当然、支えを失ったフェルトの身体は重力に従って床に激突する。

 

「いってぇ、急に離すなよ……ってあんたは確か、盗品蔵でラインハルトの野郎と一緒にいた」

 

「ルイス・フォン・ゾルダートだ。よろしく」

 

「ああ、よろしく……じゃなくて、ラインハルト!あたしの服をどこにやりやがった!」

 

 起き上がるとすぐにフェルトはラインハルトに詰め寄った。

 

「洗濯してキレイにしまっています。心配せずともよくお似合いですよ」

 

「そんな事聞いてねーよ!」

 

「今後に備えてドレスにも慣れていかなければなりません。今日のところはそれで我慢して下さい」

 

「そんなの明日でいいだろ」

 

「明日になったらまた同じ事を言うでしょう」

 

「ぐぬぬ……」

 

 真っ先に飛び蹴りの餌食になるところだったにも関わらず置いてきぼりを食らうルイス。納得がいかないのでとりあえず会話に割り込む事にした。

 

「お前ら、仲良いんだな」

 

「それはもう。僕はフェルト様のためならいつでもこの身を差し出すつもりだからね」

 

「どこがだよ!?あんたの目は節穴か!」

 

 両者からは真逆の答えが返ってきた。

 今のやり取りを見ていれば大方予想は出来た事だが、『戦神』の目を節穴呼ばわり出来るのはフェルトぐらいだろう。いや、スバルやラムでも出来るかもしれない。案外いた。

 

「ルイス、僕は少し用事があるから暇ならフェルト様の護衛を頼むよ」

 

「暇かと言えば暇だが、俺は一応客人として来たつもりなんだが」

 

「ちゃんと護衛の人間はいるけど、君の方が信頼出来るからね。親友としての頼みだよ」

 

「まぁ、いいけどな」

 

 恥ずかしい事を簡単に口にするラインハルトに頬を掻きながらルイスは答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フェルト用に用意された部屋でルイスとフェルトの二人は丸いテーブルを挟んで向かい合っていた。

 睨み合うというような険悪な雰囲気ではない。むしろ、菓子をつまみながら和やかな雰囲気を醸し出していた。

 

「いやー、あんたも騎士っていうからラインハルトみたいな堅物かと思ったけど全然違ったな」

 

「俺も騎士団の堅苦しさはあまり好きじゃない。食いたい時に食って寝たい時に寝る主義の俺とは真逆だしな。まぁ、それでも俺は自分の主義は曲げない。俺は集会の途中だろうと寝たい時は寝る」

 

 談笑する内容が内容だったが、フェルトは飛び蹴りをする事もなく上機嫌でルイスの話を聞いていた。

 

「あたしが言うのもなんだけどそんなんでよく騎士が務まるよな」

 

「それはな、あれだ。俺ってやる時はやる男だから」

 

「ふーん。ま、いいや。それよりこのお菓子追加」

 

「いや、俺客人だから。そんなのばっか食ってたら太るぞ」

 

「……太れるなら太ってもいいだろ」

 

 突然フェルトの声のトーンが下がった。

 言った側から失言に気が付いた。フェルトは数日前まで貧民街で盗賊として生きていた。それも好き好んでという訳ではなく明日を生きるためにだ。

 フェルトの身体は痩せすぎて骨しかないというほどではないが、貴族や裕福な人間と比べるとかなり細い。太る余裕など微塵も無かった筈だ。

 

「悪い。今のは不躾な発言だった」

 

「いいよ。別に。今のが他の貴族とかだったらぶっ飛ばしてたけど、あんたは他の奴らとは違う気がするから」

 

 そう言ってフェルトはお茶を飲み干してカップをテーブルに置いた。

 

「菓子の追加貰ってくる」

 

「それはもういい。別にあたしも豚みたいに太りたい訳じゃねーからな。それよりも食後の運動に付き合ってくれよ」

 

「食後の運動?木剣で打ち合いでもするのか?」

 

「そんなんじゃねーよ。散歩だ。散歩」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なあ、ルイスとラインハルトってどんな関係なんだ?かなり信用されてるみてーだけど」

 

「ラインハルトとはな、昔からの付き合いで唯一のライバルにして親友だ」

 

 現在ルイスとフェルトの二人が歩いているのは王都の大通りだ。そしてルイスは近衛騎士団の制服のままだが、フェルトは豪華なドレスから慣れ親しんだ盗賊服に着替えていた。

 フェルトが思い出しているのは先ほどのルイスとラインハルトのやり取りだ。ラインハルトに連れてこられて以来、フェルトは屋敷から出ないように遠巻きながら監視されて軟禁状態だったのがルイスが進言すると条件付きではあるが、外出を許可されたのだ。

 条件は一つでルイスから離れない事。逃げようとすれば力ずくで連れ帰る事になっている。

 

「でもあんたみたいな人間とラインハルトみたいな人間って色々と真逆だろ。なんで仲良くなったんだ?」

 

「確かに初めて会った時は苦手だと思ったが、あれでも案外天然なところもあって面白い奴だからな。その内分かるようになるさ。それよりさっきから注目を浴びてるような気がするんだが、何かやったのか?フェルト様」

 

「あたしは何もやってねーし、どう考えてもあんただろ目立ってるの。て言うかそんな馴れ馴れしい口調に様とか付けたら変な感じになるだろ」

 

「一応様ぐらい付けとかないと後でラインハルトにぶっ飛ばされそうだからな。その内敬語も使わなければならなくなるかも」

 

「今更変わったらそれこそ違和感しかないっての」

 

 頭の後ろで手を組ながらルイスの数歩先を歩くフェルト。逃げ切れるかどうかは別として逃げようとする事はいつでも出来るだろうが、今のところその様子はない。

 それを見てルイスはすぐ近くにあった果物屋へ足を向けた。今はそれほど多く持ち合わせている訳ではないが、リンガの二つぐらいは買える。

 

「そのリンガ二つ貰えるか?」

 

「ええ、どうぞ!」

 

「ありがとう。お釣はいい」

 

「ありがとうございました!」

 

 手っ取り早く銀貨一枚で支払いを済ませたルイスはリンガ二つを受け取ってフェルトの元へ戻った。

 フェルトは先ほどと同じように頭の後ろで手を組ながら歩いていた。もしかすると、ルイスが一瞬いなくなった事に気が付いていないのかもしれない。

 

「フェルト様、これやるよ。そこの店で買ってきた」

 

「あ?リンガじゃねーか」

 

「散歩のお供に」

 

「なんだよ散歩のお供にって」

 

 そう言いつつもフェルトはリンガをかじりながら歩き続ける。ルイスはフェルトについて来ているだけなので特に目的地がある訳ではない。目的地があるとすればフェルトの方だろう。散歩と言っていたが、その足取りは迷いなく一つの方向へ向かっている。

 少し歩いたところで大通りを外れ、裏路地のような道を通る。普段は追い剥ぎや盗賊が頻繁に現れる場所だが、今日は一人も見掛けない。それがたまたまなのか、ルイスに恐れをなしての事かは分からない。

 だが、その時建物と建物の間で何かが光った。

 

「ッ!?」

 

「狙いはフェルト様みたいだな」

 

 咄嗟に腕で顔を護るフェルトの眼前でルイスの指が太陽の光を反射するナイフの刃を挟み、必殺の一撃の行く手を阻んでいた。

 

「……人に恨まれる事なんて珍しくねーよ」

 

 フェルトが数日前まで生業としていたのは盗賊。つまり、他人の物を盗んで生計を立てるというものだ。

 生きるためとはいえ、決して褒められた行為ではないし、被害者から恨まれても仕方がないだろう。しかし、生活でこれといって困った事がないルイスにはそれを簡単に口にする事は出来ない。この場でフェルトにかけるべき言葉も浮かばなかった。

 

「あぁん?俺様の風のナイフを受けて無事だと?狙いが狂ったか」

 

 静寂を切り裂くように見知らぬ男の声が響いた。

 

「何者だ」

 

 飛んできたナイフをフェルトに渡し、普段のふざけた態度を全く見せない、怒気を孕んだ声色を発しながらルイスは相手を睨み付けた。

 

「名乗るほどのもんじゃねぇよ。まぁ、標的はガキ一人って聞いてたんだが、嬉しい誤算もあったもんだ。ちょっとは楽しませてくれよな、騎士様よぉ!」

 

 背骨を大きく曲げ、かなりの猫背である青年風の男が両手にナイフを持って風を纏いながら飛び出してきた。

 なるほど、軽いナイフにしては真っ直ぐブレなく飛んできたと思えば、魔法で風を纏わせて飛距離と威力を増強していたらしい。風魔法といえば、見えない刃を作り出して攻撃するのが一般的だが、今のように武器に纏わせる方法もあるようだ。

 

「何者かと聞いたんだが」

 

 次の瞬間、男が持っていたナイフが二本とも粉砕された。更に、いつの間にか正面にいたはずのルイスが背後に回っていた。

 

「名乗り合わなきゃ、戦えないってか?誇り高い騎士様は大変だなぁ、オイ!」

 

 突然背後に現れたルイスに驚く素振りを見せずに男は裏拳を放つ。

 風を纏った一撃はなかなか鋭いものだが、ルイスにとっては止まっているも同然だった。がら空きである男の足元を払い、男の身体が反転する。

 

「勘違いするなよ。俺は別にお前みたいなただの不審者に名乗ったりする殊勝な騎士道とかを持ち合わせてる訳じゃない。名乗り合わなくても戦うし、必要なら不意討ちもする。ただ、俺の護衛対象を狙うお前が何者かは知っておく必要があるって話だ」

 

「へっ。そうか、よ!」

 

 地面に伏した男が振り向きざまにナイフを投擲した。2メートルもない至近距離から放たれたそれは、意図も容易く掴んで止められた。

 

「ちょっとはやれるみてぇだな。なら、これはどうするよ。エルフーラ!」

 

 男が短く詠唱し、風魔法による不可視の刃がルイスに迫る。出力を誤ったのか、見せつける目的なのか、周囲の建物の壁にも鋭利な傷が付いた。

 しかし、当のルイスはというと、

 

「もういい。お前の素性を聞くのは別にやつに任せるわ」

 

 ナイフで風の斬撃を全て撃墜し、男からは完全に興味を失っていた。

 次の瞬間、手加減に手加減に重ねた一撃を男の腹に叩き込み、男は泡を吹いて気を失った。

 

「すまん。ちょっと詰所に寄っていいか?」

 

「はぁ?なんであたしも行かなきゃいけねーんだよ。あんただけでいいだろ」

 

「フェルト様からは目を離すなって言われてるしなぁ。そのまま行くんならこいつ担いで行く事になるぞ?心配しなくても捕まったりしないからさ」

 

「ああもう。わーったよ。ついて行けばいいんだろ」

 

「素直でよろしい」

 

「子供扱いすんな!」

 

 頭をわしゃわしゃと撫でるルイスの手をフェルトは払った。

 笑いながらルイスは気絶している男を肩に担ぎ上げ、歩き出した。フェルトは渋々といった風に後ろからついてきている。

 盗賊をしていた身として何か思うところがあるのだろうか。まさか捕まった事があるとは思いたくないが。

 

「そういやさ」

 

「どうした?」

 

「あんたが持ってる剣ってなんか不気味な感じだと思ってさ。あたしの想像してる騎士様には似合わなそうなんだけど、なんでかあんたには似合ってるよな」

 

 フェルトはルイスが腰から提げている剣を指差していった。

 形はラインハルトが持つ龍剣レイドとあまり変わらない。だが、色合いが真逆といっていいほどの黒。鞘だけでなく柄も真っ黒であり、チラリと覗かせた刃までもが光を呑み込んでしまうほどの闇に包まれていた。更に、装飾の類は一切なく、騎士としての華やかさの一欠片もない。

 

「ああ、これか。これはな、我がゾルダート家に伝わる神剣モルテだ。まぁ、他のやつらには似合わんってのは認めるが俺以外のやつらには抜けないからその心配はいらない。なんなら抜いてみるか?」

 

 ルイスは男を担いだまま器用に腰から鞘ごとモルテを取ってフェルトに差し出した。

 受け取った神剣を間近で眺めると改めて思う。黒は黒でも光を一切反射しない、自分までもが吸い込まれてしまいそうな闇が広がっている。

 鞘とキス出来るほど顔が近付いている事に気づいたフェルトははっとして顔を離し、柄に手を伸ばした。

 

「これぐらい余裕で抜いてや……る……」

 

 モルテの柄を掴んだ瞬間、フェルトの言葉の力が抜けた。それと同時にフェルトの手はモルテを離し、漆黒の神剣は支えを失って地面へと投げ出された。

 

「やっぱりそうなるよな。抜ける抜けない以前に」

 

「なん、だよ今の」

 

「モルテは触れた者のマナを吸い込むんだよ。だから今フェルト様はマナを吸い取られたって訳だ」

 

「はあ?そんなの使えねーじゃねーか」

 

「だから盗ったりするのはおすすめしない」

 

 モルテはマナを吸い取るだけでなく、吸い取ったマナを大気中に放出する性質がある。なので大気中から再びマナを集められるルイスとは相性が悪くはない。だが、フェルトのような異常なマナ収集能力がない者からすれば、無尽蔵にマナを吸い取られる妖剣でしかない。

 付け加えていえば、モルテにもレイドのように相手を選ぶ性質があり、モルテが相手に相応しいと判断すればマナを無尽蔵に吸い取ることはなくなり、その一振りは時空を切り裂く刃となる。ルイスもその状態は一度しか体験した事がない。

 

 その後、二人は男を詰所に渡し、貧民街へと向かった。

 後日分かった話だが、フェルトを襲った男は田舎から出てきたばかりでフェルトに恨みを持った低級貴族に雇われたらしい。その田舎にはルイスの事が伝わっていなかったのだろうか、間が悪かったとしか言いようがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 屋敷へと戻って数分後、ルイス、ラインハルト、フェルトの三人は同じテーブルを囲んで食事をとっていた。

 

「なるほど、帰るのが遅いと思っていたら貧民街に行っていたのか」

 

「ああ、盗品蔵は相変わらず瓦礫の山のままだった」

 

「耳が痛い話だね。あの蔵の持ち主には悪い事をした」

 

「ついでに腸狩りが潰した建物も瓦礫の山のままだったぞ」

 

「あれは腸狩りじゃなくて君の蹴りのせいじゃないかな?」

 

「咄嗟の事だったから仕方ないだろ。て言うか俺のせいはおかしくないか?どう考えても暴れてた腸狩りのせいだろ」

 

「納得いかねー」

 

 談笑するルイスとラインハルトに頬杖をつきながらフェルトが呟いた。

 

「どうされましたか?フェルト様」

 

「どうするもこうするもなんでテメーやルイスが一緒に食ってるんだよ」

 

「ずっと一人で食べるのでは寂しいかと思いまして。丁度ルイスもいる事ですし、楽しく食事をしようと思った次第です」

 

「ここいい料理人がいるな。その辺の高級な店なんて目じゃないぐらいの上手さだ」

 

「ルイス、そこまで言われると照れるよ」

 

「もしかしてこれ作ったのお前か?」

 

「そうだよ。君も来ている事だし腕によりをかけて作らせてもらった」

 

「あ、やっぱり気のせいだったかもしれない」

 

「はぁ、付き合ってられねー」

 

 ルイスはロズワール邸とも変わらない居心地の良さを感じていた。

 エミリアが持っているものと対になっているガラス玉が異常を知らせたのは僅か二日後の事だった。

 

 

 

 


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