コンビニ店員が物申す   作:アンリ

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責任転嫁の記憶改竄客/自称天才おじさん

"責任転嫁の記憶改竄客"

 

さて、今日も今日とてコンビニでバイトしていくぞー!!

 

「お決まりでしたらこちらのレジどうぞー」

 

うわ……結構買ってる横の人。並べきれるかな……。

 

たまに商品が並べられないくらいかごに詰めてくる人がいるんだけど、この日とはまさにそれ。マジか……。

 

落胆しつつも、レジをこなしていく。なんとか袋詰めをし終え、一度お客さんにレジ袋を渡した。

お客さんは袋を一度持った後端っこに避けた。まぁそう言う人もいるし別段おかしい話ではない。と思いお会計を進めようとしていくうちに端っこにお客さんが置いていた袋が倒れた。

 

とっさのことに俺はお客さんの袋を倒れないように支えようと手を伸ばす。幸い、中のものがこぼれることもなく、袋は体勢を立て直したけどお客さんの顔がすぐれない。

 

「危ないじゃない!! そこに置いたら落ちちゃうでしょ!!」

 

は……? 何言ってんだこいつ。コイツ自分で置いたよな? 置いただろ? やったの自分だよな? 受け取ったよな? なのに俺のせいになるの?

 

「はぁ……」

 

もう呆れて言葉が出てこない。ふざけんなよマジで。自分の責任を押し付けてきてるんじゃねぇよ。さっさと出てってもらおう。

 

 

「私、ここのオーナーと知り合いだから言っておくわね。気に入らない。その態度」

 

ぶ ち ぎ れ た

 

何言ってんだこいつマジで。ココのオーナーと知り合い? 言っておく。はいはいじゃあそうすればいいんじゃないかな!!

 

「あぁ!! そうですか!! 奇遇ですね私もここのオーナーと知り合いなんですよ!! 知らなかったですかぁ~? なので私も言っておきますね。こういう迷惑なクソ客がいるって」

 

「かぁぁぁぁぁぁ!!!!! 客に向かってなんて口の利き方!! 絶対にクビにしてもらいますからね!!」

 

「出来るもんならやってみろよ。あんたの行動は全部監視カメラで記録されている。その状況でさっきみたいにデマで押し通せると思ってるのか? あんた自分で袋受け取ったよな? それで自分でそこに置いたんだよな? じゃあなんで俺のせいになるんだよ。倒れかけてた袋を支えようとしただけでこっちには何の実害も与えてないんですけど?」

 

「あんたが袋詰めしたのが下手だったから悪いんでしょ!! そのくらいも分からない店員なんて要らないわよ!!」

 

「あ、そうですか。別にあんたからいらないなんて言われてもなんとも思いませんけど、袋詰めが下手だってなんで言えるんですか? ちゃんと直立した状態であなたに渡しましたよね? それを引っ張って端っこに持ってったのは誰ですか? まさかわからないなんてことはないですよねぇー?」

 

「もういいわよ!! もうあなたはここで働けなくなりますからね!!」

 

そう言ってお会計だけ済ませて出ていった。

 

その後、特にオーナーから何かを言われるわけもなく今もバイトを続けている。そろそろ3か月が経ちそうだ。無能な客の相手は疲れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"自称天才おじさん"

 

 

さて、品出しも終わったし、あとはドリンクの補充だけだな。今日は早く終わりそう。

 

そうして作業をしていた時、それは起こった。

 

バックにいる人を呼ぶベルが連打される中、俺は店内へと戻っていった。そうして呼んだ人がいるところに駆け寄る途中

 

「働くのも大変だねー。俺働かなくていいもん、馬鹿だから」

 

そんなことをいう客とすれ違った。知るかよそんなもん。

 

さて、何があったのかな……? 話を聞いてみるとレジに登録されていない商品があったという。ふむふむ……。カメラを見てみるとこの店で手に取ったものじゃないことが分かった。

 

「申し訳ございません。こちら当店の商品ではないのでレジを通すわけにはいかないんですよ。本当にここで商品を手に取りましたか?」

 

丁寧に俺が聞いているのはさっき馬鹿だ馬鹿だと言っていた客。

 

「いいからレジ通して。俺天天天才なんだから」

 

は? 知るかよそんなこと。はぁ……。

 

「こちら2点で0円になります」

 

「え!? そんなに安いの!? お兄さん天天才だねぇ―」

 

意味が分からない……。もう帰ってくんないかなこの客……。

 

「はい。こちら御品物になります」

 

「君名前なんて言うの? へぇやまだ君って言うんだ~。しかもひらがななんていいね。平仮名の名前の人は天天才だから。女の子だとだめなんだけどね。女の子は天才になれないから」

 

知 る か

 

こんな話を永遠と聞かされるこっちの身になれさっさと帰れ!!

 

「すいません、後ろにお客様並んでいますのでお帰りいただいてもよろしいですか?」

 

「おーいっぱい働いてるねー。邪魔してゴメンね」

 

そう言って帰っていく。良かった……。

 

その後レジをしてお客さんをさばいた後、また残りの作業を再開したときにそれは起きた……。

 

再び自称天才の迷惑な客がやってきたのだ。

 

はぁ……

 

それからも何回もレジに並び商品を買っていく。その度に自分は天才だー。名は体を表すー。原爆はひどいものだけど二次災害は天才を作るーとか訳の分からないことを永遠と繰り返す。

 

くそったれだ。本当にくたばってくれよ。

 

「あ~タバコ欲しかったんだー」

 

「セブンストライクですね」

 

同じ客にタバコを渡す。

 

「年齢確認をお願いします」

 

「あ、そうそう。500円でしょ、このタバコ。おおこって名前はどうだい? 来たでしょこれ?」

 

「年齢確認をお願いします」

 

「いやーやっぱ天才だな~。うん。天天才だ。天天天才だ!!」

 

「年齢確認してください」

 

「天才はね、なかなか理解されないんだよ」

 

我慢の限界だった。話が通じない相手の対応はしたことあったけどここまで何も通じない相手は初めてだ。

 

俺はレジを出てお客さんの背後に立つ。

 

「年齢確認を押せや、ゴラッ!!」

 

背中の中央を渾身の力でぶん殴った。まだ相手の意識はあるようだからこの際、言いたかったことを言ってやるか。

 

「あんたが自分のことをどう思ってようが勝手だけどな、天才は自称した時点で大したことのないただの自己満足なんだよ。天才は自分が名乗るもんじゃねぇんだよ。他者から言われて初めて天才になれるんだ。それに原爆は天才を作るだぁ? いろんな被害を受けてる人がいる中でそんなことをよくも口にできたもんだなぁ? というか今原爆の話題に敏感なんだからそんな話題出してくるんじゃねぇよ!! 原爆が作るものはただ一つだけだ。死者だけなんだよ!! だから向き合っていかなきゃいけないのに、てめぇの自分勝手な意見を大きく公言してんじゃねぇ!!」

 

言ってたらまたムカついてきた。正直自分でも何をどう言ってるのか理解してるわけじゃないけどとりあえずぶん殴るか。

 

く た ば れ !!

 

頬に最後の一発をたたきつけて会計前なので商品をもとの場所に戻して、そのお客を外にほっぽり捨てました。はーすっきりした。




対応方法は違いますが、
これは実際に起きたことを
文章にしています。
こういうお客さんには
皆さんもお気をつけて……。
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