柱間ァァ!!とマダラァァ!!の魂を宿した男の転生日誌   作:ツーと言えばカーな私

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日記3

□月〒日

 

今まで同じような日記を(学園系のを)書いてきたが、これといって面白いことが無かったが、今日は良い収穫…とは言えないな。一つの命を救えた。

それは、いつも通りの下校道だった、商店街の人達と挨拶を軽く交わしながら歩いていると、ふと路地裏に目が移った。黒い猫がすごい怪我をしているのを見つけたんだ。

いやもう本当に酷い傷だった。

もう素人目から分かる程に、既に疲れ切って衰弱していた、急いで瞬身の術で帰り、医療忍術を掛けた。因みに人気が少なかったお陰で誰にも自分が術を使用したところを見られてはいない。

 

最初は警戒心が剥き出しで、自分の医療忍術をまともに受けてくれなかった。

手荒な真似はしたくないので、大丈夫…と何度も言いながら抱きかかえた。そしたらいつのまにか安心してしまったのか、寝てしまっていた。

柔らかいな……実際動物が強者故か、本能で遠ざかって行ってしまうのでこうやって触れ合うのは人生初だ。

とと、話が逸れてしまった。

取り敢えず、医療忍術を使い一先ず、一命を取り留めた。

一先ず安心した俺は、様子を見ている状態だ。

 

と、ここで一回書くのをやめるか。

 

「にしても、大丈夫かな?」

 

今は寝ているが、そろそろ起きる頃だと思う。何かうにゃ~ってなってるし。

俺がちょっとハラハラしていると…。

 

ピンポーン!

 

と家のインターホンが無機質な音で鳴り響いた。今現在テレビもつけていないので、自分と黒猫だけがいる現状、その音がやけに響く。

 

「え?この時間帯に宅配物なんて頼んだっけ?」

 

「はいはーい」

 

『待て、久留蛾』

 

「え?何?マダラのおっさん」

 

『気づいていないのか?お前の家に寄せてきたのは人間ではないぞ?』

 

「……あ、本当だ」

 

チャクラの感知を行うと、チャクラの流れのとは異質な物が流れていることに気付いた。

 

『……お前をもう一度しごき直してやろうか?』

 

「悪いって、謝るよ、でも教えてくれてありがとな」

 

『フン…』

 

「そういえば柱間のおっさんは?いつもアンタと一緒のはずだろ?」

 

『………』

 

あ、何か落ち込む様なことがあったんですね。流石に何年間も過ごすとなると、柱間のおっさんが、何で返答しないのか分かってくる。

 

ピンポーン

 

「はーい、遅れてすいませーん」ガチャ

 

そしてドアを開けた先にはやけにイケメンが多い5人組がいた。チャクラの流れが人のものでは無いので、人間では無いのは確かだ。

 

「…黒猫を預からせてもらう」

 

何だ急に失礼な!というか何で黒猫のこと知ってんの!?今さっき拾ったんだよね?

 

「そんな簡単に渡せるかよ悪魔共」

 

取り敢えず絶対に渡しちゃいけないことは分かった。

……どうやって俺の家特定したんだろう?

 

「なっ!?貴様!!何故我等のことを知っている!?」

 

「そんなことはどうでもいい」キッ!!

 

俺は即座にイケメン五人組には寝てもらった。急に脅迫する様な言い方で黒猫差し出せって言われて、しかも、相手が人間じゃ無いってそりゃあ瞳術使って安全確保したくはなりますよ。だから、いきなりこんな事しても大丈夫な筈…。因みに俺が掛けた瞳術は相手が質問した事を勝手に返してくれる物なので今の状況にピッタリだ。

にしても何で、「何故我等の事を知っている!」って驚いたんだ?別にそれらしき発言してないし、明確な誰かなんて物も言ってないのに。

 

「何のためにあの黒猫を連れ出そうとした?」

 

俺はそいつのコメカミを掴んで尋問した。いや尋問という表現はおかしいな、もう勝手に答えてくれるんだから。

 

「指名…手配の…はぐれ……」

 

「そうか…」

 

はぐれ…から聞いて無かったけど、大体わかった。言えば指名手配犯って事か。はぐれってのはどういう意味だろうか?共犯者とかそういう奴らとはぐれたって事?……それはまた後にして、早く警察?の人たちを家に入れよう。まだ自分の家の前に人は通っていないけど、見られたらあらぬ誤解を受ける可能性があるし。

 

一回簡単に状況を纏めると、指名手配犯を追ってきた警察?みたいな奴等ってことか。待ってじゃあ、公務執行妨害とかで起訴されたりしないよね?え、大丈夫だよね?……今は考えるのを止して、目の前にある事を見つめよう…(現実逃避)

そもそも、あの黒猫に一体何が出来r…。

ふと後ろから気配を感じた。この目の前の奴等以外にも敵がいるのかと警戒して後ろを振り向きざまにクナイを構える。

 

「誰だ!」

 

「にゃ!?」

 

後ろを振り返ってみると、黒を基調とした着物を着ており、更には猫耳と二本の猫の様な尻尾が生えている、それはそれは美しい美少女が居た。しかも、今の時期の健全な男子高校生からすると、その猫耳や尻尾の他に、その着用している和服の胸部部分がやけに露出が多いのがとてもそそられる…イカン…こんな感情を抱いては…。目を背けつつその顔を見る。顔も極上物なので自分的には赤面が絶えないが、その赤面さえも押し殺して、向き合う…。

でも誰だろう…そう思っても今起きた出来事と、自分が救った猫が黒猫で、しかも今目の前にいる美少女が猫耳と猫の尻尾があってしかも黒っぽい着物着てるってことは…。

 

「まさか、あの黒猫!?」

 

「そうにゃ!」

 

何その仰天チェンジ!?

 

今日拾ってきた猫は何と古くから伝わる日本の妖怪の猫又、しかもその中でも特に強い力を持つと言われている猫又だそうだ、名前は黒歌かなりの美人で実際今、一目惚れしている。そして、今、俺が写輪眼で寝かせているイケメン五人組は悪魔、比喩でもなんでもなく、正真正銘の悪魔。

 

ああ、だから俺が入り際に言った『悪魔共』って言葉に反応したんだ…いや、正直厨二心で悪魔の様な奴等っていう心理的な意味で呼びつけたんだけど種族名であっていたのか…。

俺はこの世界が本当に平和だと思っていたが、そうじゃないようだった。何とまぁ悲しい事か。力を手に入れてしまったは不幸なのか幸いか…。

だけど、実際こうやって助けられているんだし、良いか。

そして黒歌は、主人を裏切ったはぐれ悪魔だそうだ、妖怪じゃなかったのか?と聞いたら、どうやら、悪魔転生したらしいその悪魔の主人との契約で、理由は、己の妹を守る為に、だが実際話は違い自分の主人は黒歌その契約を裏切った、そしてその主人を殺して今の状態に至るそうだ。

これについては俺の中の二人のおっさんはため息である。それは困った様な溜息と呆れた様な溜息を吐いていた。

 

食事中、黒歌は俺の料理を食した後に出て行くと言った。何故なのか、問い詰めたら、俺を巻き込みたくない様だ。実際、俺の家にもこうやって悪魔が入ってきているからな。

でも俺は断った。俺は知らないが、黒歌を抱きしめていた。単なる同情からの庇護心からだと思う。そしてその庇護心はエスカレートして、俺はこう言った。

 

「お前が拒み続けても俺はお前を永遠に護り続ける事を誓う」

 

ありきたりな言葉だ。というか一種の告白なんじゃ無いかな?もう本当に黒歴史だよ…忘れて忘却の彼方に飛んで行ってしまいたい…。

 

実際こういう事を初対面の人にやったらもう逮捕されるので、今はあの時の行動と発言を後悔している。

あ、黒歌へのあの行為(抱擁)は後悔してない。色々と?柔らかかったし?

でもあの後泣いて抱きつかれたのはとても困惑した、自分の家族以外で女性から抱擁された事は一度も無い。自分からやったはいいものの、やられたら自分が今度は思考がままならなくなるのはやはり俺はヘタレなのか…。完全に恋してんなぁ…と思っている。

因みに、あの後瞳術を解除した悪魔は暴れ始めて、少々後始末が大変だった…。殺してはいない。気絶した状態で、須佐能乎を使いどっかに全力投球した。その後は知らない。悪魔なんだし、体は普通の人間よりも幾分か頑丈だろう…。

 

今は黒歌も風呂に入り、寝ているところだ、風呂に入る時に「一緒に入るかにゃ?」とか言い出した時は俺は急いで、逃げた。もう既に脱ぎ掛けていて、乱れた和服からはみ出る肌が妖艶な雰囲気醸し出している黒歌に俺は……………

 

そこから暫くの間、赤い液体が日記にあった。

 

 

……。

 

「あ、ティッシュ用意しないとやばいな」

 

そこから二人のおっさんから「青いな」と言われた。黙らっしゃい!

 

俺は、自分の家族関係以外女性に関わるのはこの世界に来てからまず無い。

学園では随分と人気な俺だが、女性からも勿論沢山話しかけられるのだが、いかんせん、無口&ボッチキャラだ。当たり前だいつも化け物二人と組手してるんだから疲れる。肉体的ではなく、精神的に疲れるのだ。

 

でも今夜は違う、黒歌という俺には絶対縁がないであろう超絶美人でしかも猫耳と猫の尻尾っていう年頃の健全な男子高校生には少々辛いところだが、心理的にはとても癒されている。

俺は自分の部屋以外にも部屋がある。二つだけだが。そっちの方で寝てくれと頼んだのだが、何故か黒歌が一緒に寝たいと言ってきた。ここの世界の女性はこんなにも乗せられやすいのか知らないが、女性としてはガード甘い…のかな?

ま、まあ、今は俺は日記にそんなしょうもない事を書いているわけだが、これもう一緒に寝た方がいい?

待って、流石に、人生変えるくらいの事をしたって、一日でこうなっていいのか?

俺は悩んだ。悩みに悩んだ末……

 

『ソファで寝ます』という張り紙だけを書き残し、黒歌が起きてからすぐに見れる様な場所に貼って寝た。

 

翌日、黒歌からヘタレと言われた。

 

解せぬ、いや解せるな。

 

 

〒月△日

 

黒歌と過ごす日々と悪魔に関わる日々がある今日この頃…堕天使が居ました…。

その時はスーパーの帰りで、冷凍食品が半額だったから多めに買ってたんだよ。

どうでもいいか。

で、それで、帰りの公園でイッセーを見かけた。今日は何か彼女が出来たとか馬鹿な事をほざいていたが…。

まあいいか、それで隣にはなんかボンテージふk…もうただの露出狂がいた。俺はそれを見て、鼻血出して、イッセーは何か戸惑ってたけど嬉しそぉな顔をしてたな。俺にエロ方面での耐性は薄いという事が分かる…。

それに不敵な笑みを浮かべた女もとい露出狂。

俺の中にいる二人のおっさんに聞いたら悪魔とは別の種族らしい、確かに、悪魔とは違う翼を持っていた。それにチャクラの流れとは違い、悪魔とも似ているがどこか違う力が体に流れていた。

だが、問題はそいつが持ってるものだ。

光る槍、これは何かの力で形成されたものだ。チャクラで物にチャクラを纏わせる事は可能だが、武器に形状を変化させてそれを維持し攻撃に使うのはすごい技量がいる。それに膨大なチャクラ量。

それを簡単にやってのけた目の前にいる露出狂は一体なんなのだろう。単なる露出狂に負けた事を悔しく思う。

この世界には魔力があるという事は黒歌から教えられている。それが悪魔特有の物なのかとも思っていたが違うようだ、にしてもチャクラよりも便利じゃないのか?と考察を入れてみたりするが、今は良いか。

そして目の前の露出狂…ああもういいや、漢字めんどう臭いし、女は何か呟いていた、何か人払いの結界?だったっけかなそれを張っているにも関わらず俺が乱入した事に疑問を持ったらしい。

 

結界か…俺は結界忍術は下手な方だ、何故なら…今まで攻撃系統の忍術しかやってこなかったのである医療忍術も多少は使える、例えば転んででっかい切り傷が出来たり刃物で切られたりしてある程度回復する程に、黒歌の時はそれを長時間かけてやったから少しは効力が上がっていただろう。

 

って

 

話が逸れたな、今はイッセーとその槍を形成した女の話だ。

 

まあ、最初は吐き気がした。次の瞬間イッセーの腹は抉れ風穴が空き、そして紅い鉄臭い液体が飛び散った。

いつもの如く、自分の血を浴びて戦っているのだが、それは本人達が手加減を多少しているから勿論、完全に手を抜いている二人ではない全力で近い形で戦っている。だから慈悲はある。

 

だが今回は無慈悲、なんの躊躇いもなく自分のクラスメートが殺された。

その事実は俺に深く突き刺さった。

まあいつもは変態だ馬鹿だのと影で小馬鹿にしていたのだが…クラスメートはクラスメート。

 

しかし、ふと思い返してみる、俺の魂に居る人達はどうだろう?

愛する家族、兄弟を戦争という憎しみのぶつかり合いの戦に無理やり小さい頃から参加し命の瀬戸際で死闘を繰り広げてきた。そして一時は永い時を掛け、平穏を目指そうとした。

だから俺もこの場を偲び切らねばならない。勿論、俺にそんな義務は毛頭ない、がこのおっさん達の魂の宿主である為に、それくらいの事は成し遂げねばならない。

 

 

深呼吸して、心を一旦落ち着かせ、俺は前を見据える。

確かこの時、女はボソボソとこう呟いていた。

「人間如きがこの私に戦いを挑むつもり?」

まあ、確かに種族差はあるだろうがこちとら化け物2人を宿しているんだ。並みの身体能力では無い。

 

……………しかし、いざ戦ってみるとあっけない者だった。幸い人避けの結界内なので人に見られることもなかったが、須佐能乎による圧倒的蹂躙だった。

剣の形状をした片手と身を守る骨のような物だけを形成し、小手調べのつもりが相手が少し動揺しているうちに剣を突き刺すと、血を吐きそのまま俺を睨みつけたまま、気を失った。

俺は改めてマダラさんの恐ろしさを知った。そして腹を突き刺したのは自分なのだが、流石に女性を傷つけるという行為が自分の良心を傷つける…。

 

そしてその後、一応女性なのは確かなので、クラスメートを殺されたが、尋問をしてことのあらすじを聞こうと思うので医療忍術を施し、傷跡を塞いだ。勿論、イッセーも傷口を塞いで俺の家で看病しようとしたのだが、急に誰かが自分の感知能力の範囲に入って来たので、もしかしたらこの女の仲間かもしれないと思い、イッセーを担いで瞬身の術で家に帰った……のだが、俺の不注意で肩に担いだイッセーが落ちた…。ヤベっと思ったのも束の間、術は発動して気付けば家の中だ。

女をソファーに寝かしておき、そのまま、また瞬身の術で公園に戻れば、もう既にイッセーは居なくなっていた

因みにイッセーの腹が抉れた後の血痕も。

 

 

 

「今回の日記は何か小説のような感じで誰かに見せつけるような感じで書いてしまったような気がする」

 

まあいいか、それとレイナーレというこの人物…いや堕天使はどう対処したものか?(今現在須佐能乎の片手に暴れた為拘束中)

 

 

 

 

♤月€日

 

レイナーレという人物から尋問…というより瞳術を使い、何故イッセーを殺そうとしたのか聞いてみたところ特定の人間が持つ『神器(セイクリッド・ギア)』の保持者だったからで、まだ力を目覚めさせていないので、邪魔になる前に殺そうとしていた様だ。……余りにも理不尽だと思った。

 

イッセーは好意何も抱いていない相手に勝手に心を弄ばれて殺されようとしていたのか?マダラのおっさんは操られる其奴が悪いと言っていた。まあ確かに言えたことでもあるが、力が覚醒してないんだから仕方ないだろ。柱間のおっさんは俺にこの女をどう対処するか尋ねてきて、俺はどうするか迷った。

 

確かにこの女は最低な野郎だ。普段、()()な俺だってそんな事やられたら激怒する。だがしかし、今は俺の勝手な怒りの感情でこの女を始末するのはコイツと同じ様な事をした事になる。そんなのは嫌だ。ならばどうするか、殺処分も出来なければ残る選択肢は一つだけだった。

 

俺がレイナーレを監視しながら生活するというものだ。黒歌は本当にいいのかにゃ?と質問されたがもう考えを曲げる気は無い。こんな奴でも一つの命なんだ。これ以上、手を出して俺の怒りを買って殺されるよりは、俺が監視して長く生きて欲しいと願うのみだ。

 

それと、分かっていた話ではあるが、瞳術から解除されたレイナーレはそれはもう暴れた。家の中が少し散らかってしまったが別に俺と黒歌には被害はない。俺が直ぐに須佐能乎を出して束縛して、刀の形状をしたものを喉元に添えたら急におとなしくなった。

 

俺が留守の間は黒歌がレイナーレを監視することにした。ちょっと文句を言ってきたが、抱擁(ぎゅー)して上げると言ったら目の色を変えて、やる気になった。………こういう手って使えるんだ……気持ち悪いとか言われるかと思ってたんだけど……けどあんまり使わない様にしよう。後々俺が困る…。

 

で、監視の件だが、大丈夫な筈だ。レイナーレがE~Sとランク付けをしたらCかBぐらいの魔力量だし、黒歌は魔力と他にも別の力があってS級クラスだろうからまず負けることは無い。

 

にしても大変だな…今は悪魔だけど猫又に堕天使と世界最強のおっさん2人…。俺の身近にはどれだけの(色々な意味の)変人が住んでいるんだろうか…。もう一度ながら改めて言おう…俺、大丈夫かな…。

 

それとレイナーレの事については完璧に義母に隠す様にした。こっちが人質取られて形勢逆転したら笑い話にもならないからな。今のところ、レイナーレは俺を人質という手段でしか勝てないと思う。まあ高貴な堕天使様のプライド(笑)で踏みとどまるかもしれないけど、それよりも人間に負けたって事が屈辱で怒りのあまりそんな手を使うとか無いよね?ヤッベィ…少し判断を間違えたか?いやでも……。それ以外になぁ…。

 

もう日記が書いてられる気力がなかったので、今日はこれ限りにした。

 

 

 

 

 

♧月☀︎日

 

今日はまず一番にイッセーを学校で探していた。何故イッセーの家へ行かなかったかと言うと、家の場所をまず知らない。それに朝っぱらから行くのも非常識だった。だけど、俺の心配も杞憂に終わりました。学校で普通に出会った。俺の心配の意味は一体何だったの?

 

出会い側に、夕麻ちゃんの事覚えてない?って聞かれたけど、何言ってんだコイツは?と思ったよ。いや、昨日あんなに話題になったからな。俺もあのイッセーに彼女が出来た(しかも美少女)と知ったときは俺も珍しく声を出して驚いた。

 

因みに珍しくというのは何時ものおっさん達との修行で肉体ではなく、精神が疲れているので基本的にぐったりしている。だから学校では滅多に話さない。多分『はい』『いいえ』『Yes』or『No』としか言っていない。そのお陰で、やたらとあだ名を付けるこの学校の生徒は俺の事を『静寂のクルガ』と読んでいる。やだこれ今自分で言ってみたらめっちゃ恥ずかしい。黒歴史じゃん……。

 

…話を戻して、あんな目に遭わされているのにまだ夕麻もといレイナーレを思うことができるなんて、ちょっと男らしいな、まあそれも何時もの変態行為で全部パーだけど。というか、彼女いる自覚があるんなら変態行為を辞めろよ!子供が生まれるから飲酒とか喫煙を辞める立派な親父みたいに!

 

その後は特に何も無く、いやあったな…。イッセーが夕麻の事で色々話しかけられてしまったからな、昨日の件もあって休み時間に絡むことが多くなって…お陰で一部の腐女子からは久留蛾×一誠とか一誠×久留蛾とかの同性愛の妄想をして鼻血を出していた。何かイッセーもそんな扱いを受けて嫌で、しかも何で男となんか!しかもこんなイケメンに!って悲痛の声をあげていたな…。いやでも、俺そんなイケメンじゃないと思うんだけどな……。※翌日、鏡をジーっと見てたら本当にこの世界ではイケメンだった。

 

俺もイッセーの様な声をあげたいが未だに慣れないこの魂の疲労感の所為で言えなかった。いや言えるのだが、面倒臭い。というか、いつも思うんだけど、ここ本当に私立か!?腐女子沢山いるし、変態3人組が居たり、大丈夫なの?というかいつも思っても同性愛の良さがわからん。いや分かる人には分かるのだろうが……。脚を踏み入れたくないな…。

 

いや、今そんな心配してもしょうがないよな…うん…。

 

 

家に帰って怒鳴り合いが聞こえてきた、勿論声の主は黒歌とレイナーレ。レイナーレと黒歌は多少引っ掻き跡のような物を身体のあちこちに付けながら睨み合っていた。部屋も激しい喧嘩が起きたようにごちゃごちゃになっている。

 

一体なんだよ…もう疲れてんのに…とか思っていたが、案外単純な事で、黒歌が、前に俺に買ってもらった服を、レイナーレが勝手に着たらしい。いや、コーディネートしたのは店員さんだけど…それに別にいいじゃないのか?レイナーレだって、あの夕麻としての服以外何も買ってなかった様だし。

 

因みにレイナーレの言い分で「人間が着ている物で身を包むのは癪だけど、貴方に私の姿を晒すよりはマシだわ」とか言っていた。いや、昨日のあの露出狂みたいな服は?という質問は止しておいた。

 

 

まあ何故こうも逃げようとしないのか、それは黒歌との喧嘩の事もある。あの部屋の散らかり様は、レイナーレが俺だけを警戒していたらしく、俺がいなくなった途端、直ぐに堕天使の翼を出して飛び出そうとしたそう。それを黒歌が阻止。そして喧嘩(戦闘)、部屋の安否など考えないレイナーレと部屋の安否を考える黒歌では不利な方は黒歌で軍配があったのはレイナーレ、まあそこからヤケクソでちょっと覚えてないが、黒歌が勝ったのだそう。そして一回事態は沈静化された。

 

そして喧嘩の後、女性としての意識もあり、汗掻いたからとレイナーレが風呂に入ったら、もう黒歌が洗濯物を洗濯機へドボンしていて、着替える物がない。

堕天使のあの服を装着って言えばいいのか分からないけどそれを着ればいいと思うのだが、その時も聞くのは止して置いた。でもやっぱり言いたいね。

 

……まあそれであの惨状に戻るという訳だ。

俺が帰ってからという物、レイナーレはずっと部屋に籠っている。まあ俺としてもその方が居やすいんだけど、会話があった方がな…。因みに逃げる可能性もあるが、俺が感知能力を張っているので逃げれば直ぐに分かる仕様だったので、逃げる事を諦めていた。

 

義母が帰るまでと寝る間までは俺の部屋で引き籠って貰いたいのも事実だけど。

そして義母が帰るまでの間、俺は黒歌に抱きつかれていた。勿論、レイナーレを監視する上での代償として俺が抱擁(ぎゅー)して良いよなんて言ったのが原因だった。……黒歌は俺に性的に襲わせようとしてるのか?こっちの理性と良心も考えてくれ、いや考えて下さい。お願いします。

 

こんな紙にそんな願いを書いても叶えられないのが辛いところである。本当に辛い。自分が言い出しっぺなのにアレだけど、抱擁していいよなんて言うんじゃ無かった。今更ながら後悔する。黒歌にこれ以外に何かレイナーレの監視のご褒美は無いか聞いたところ。完全に私の理性が無くなってしまい、黒歌を襲ってしまいそうなので辞めた。どうしてそんな願いしかないんだ!

 

 

 

 

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