とある男の冒険譚   作:ランチア

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キャラ紹介


男の経緯

橘亮一

1996年9月生まれ(『男の名』時点で13才)。

身長160㎝台 中背中肉。

髪は黒で短髪、眉毛は太く濃いめ。

目は腫れぼったいが、人によっては目付きが鋭いとも言われる。鼻筋は整ってるが団子っ鼻、目の下にはクマがある。ビジュアル的には中の中という人もいるが気味が悪いと言う人もいる。

性格はネガティブ、常に無表情かしかめっ面。だが笑う時には笑う。基本的には真面目だが、結構捻くれてる。一度決めた事は何があっても変えないという頑固さもある。また短気の一面もある。興味のあるものに対しては徹底的にやり込むタイプ。逆に興味が無いものに対してはあまりやる気を出さない。

あまり人を頼らず、一人で何でも背負い込みがち。

趣味はアニメ、マンガ、ゲーム。割とオタク。

 

家族は両親と七つ上の姉が一人いる。両親は共働きで海外の転勤が多く、幼少の頃から姉と二人きりの生活をしてきた。

 

幼少の頃、映画や特撮で見たアクション俳優やヒーロー、テレビに映る格闘家を見て、彼はそれらに憧れを持った。それからは独学で格闘術を学んだ。書物等で知識を蓄え、それを元に鍛えてきた。8歳の頃になるとインターネットの動画サイト等で技の出し方やより効率の良い鍛え方を調べ、実践した。そしてマンガやアニメ、ゲームでの技を真似し、使えそうな物を反復練習した。そうしていく内にメキメキと成長し、同年代はもちろん高学年にも圧勝出来る程になった。

また格闘術だけでなく、ある武器にも興味を持った。たまたま時代劇を見て、その劇中に出て来たとある人物に目が行った。その人物はただ一人鍔が無い短刀、所謂『ドス』を使っていた。そのドスで人を倒していく姿を見た亮一はそのドス使いに惹かれ、いつしかドス自体を扱いたいと思った。しかしそんな物を小学生の内から欲しがるものなら拒否されるのは明らか。仮に手に入れられたとしても銃刀法違反により何かしらの処罰が下る。亮一は仕方なく現時点では手に入れるのを諦め、ドスの扱い方を調べ、オモチャ等で技の練習をした。

 

そして中学生になった亮一は運命的な出会いをする。中学生になって初めての休日。ちょっとした好奇心でとある繁華街に遊びに言った際、運悪く通行人の肩にぶつかってしまった。相手はすぐに因縁をつけ、金を払うよう亮一に迫った。相手は4人で、見るからにチンピラだった。またぶつかった相手がただの中学生ということもあり、チンピラ達はかなり上から目線で言ってきた。亮一はかなりイラッとした事もあり、その4人を徹底的に返り討ちにした。そこまでは別に良かった。この繁華街はこういう事が日常茶飯事なので別に問題は無い。その後にある人物が亮一に話しかけてきた。

 

???「ちょっとよいか?」

 

亮一「ん?」

 

その人は老人だった。だが、普通の老人では無かった。亮一より小柄だが、顔つきは皺だらけであってもまるで歴戦の戦士を彷彿とさせるような勇ましさがあった。さらに目つきも鋭く、見られたら心を見透かされそうな感覚に陥る程だ。よく見れば身体つきも同年代のお年寄りとはまるで違った。ただ筋肉質なのでは無く、バランスよく整っている。現在でも鍛えている証拠だ。だから亮一は思った。俺より強いと。そんな只者では無い老人が自分に何の用なのか?

 

???「お主、先程チンピラを叩きのめした者じゃな?」

 

亮一「ああ、そうやけど…」

 

???「そうか…その歳であそこまでの実力とは…大したものじゃ」

 

亮一「はあ…」

 

どう反応すればいいのか分からない。そんな感じだった。話によると先程の戦闘を野次馬の中で見ていたと言う。何でもその闘い方を見て気になる事があり、声をかけたと言う。

 

???「お主は誰かに武術か何かを教わったのか?」

 

亮一「いえ自己流ですけど」

 

???「ほう…我流であそこまで…」

 

そう呟くと老人は何かを考え出し、そしてこう言った。

 

???「お主、儂の所に来ぬか?」

 

亮一「えっ!?」

 

???「お主の闘いはなかなか良いと思う。じゃが儂から見ればまだまだじゃ。磨けばもっと強くなれる。それにあの闘いではお主は感情に身を任せすぎておった。そんな闘いを続ければいつしか修羅になってしまうぞ」

 

亮一「確かに…」

 

そう言われて亮一は納得した。確かに上からだったとは言え、相手を痛め過ぎたという事は否定出来ない。それにこの見ず知らずの老人に好き勝手言われているが、不思議と嫌な気分にはならなかった。それもその筈、彼は今まで1人でずっと鍛えてきたので他人から指摘されるという事がなかったからだ。それにこの老人は褒めるだけで無く、自分の為に助言してくれているという気持ちが伝わったからだ。

 

???「お主はそのような者になるには惜しい存在じゃ。じゃから儂が技だけで無く『心』を鍛えてやろうと思い、声をかけたのじゃ」

 

亮一「なるほどね…」

 

???「それで?どうなのじゃ?別に無理強いはせんがの」

 

亮一「ではよろしくお願いします」

 

亮一はあっさりと承諾した。

 

???「即答じゃな…儂から誘って何じゃが、そんなにすぐ決めて良いのか?」

 

亮一「ええ。俺もここ最近自分がどの程度の力があるのか半信半疑でしてね。俺にとっては丁度いいタイミングでした」

 

???「そうか…顔を見る限り既に覚悟は決まってるようじゃな…良し!では案内する」

亮一「何処にっすか?」

 

???「儂の道場じゃ。着いてくれば分かる」

 

こうして亮一は老人の弟子となった。修行の内容は割愛させて貰うが、今まで自分がやって来た修行よりも何倍も辛かったとだけ記しておく。ただ亮一はやり甲斐を感じ、土日祝日には自宅から道場まで自転車で行き、そのまま1日中修行をし、平日には家で繰り返し修行の内容を反芻した。

 

そして老人に弟子入りしてから約一年が経過したーー

 

この時亮一は自分が泥沼の抗争劇に巻き込まれるのを知る由も無かった。




主人公が96年生まれなのは作者と同じだから
ただそれだけ
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