イナズマイレブン X   作:月見草クロス

9 / 9
最近投稿遅くてすまんな!!


vs千羽山中!!

『フットボールフロンティア!!予選がついに始まります!!今大会から大幅なルール変更となったこの予選!!果たしてどのような展開が待っているのでしょうか!!実況は!!角馬王将でお送り致します!!』

 

クロス「予選からドでかくやるなぁ」

 

今大会から予選からFFスタジアムを使用して一日何試合か行うらしい。だから予選からとても派手だ。

 

ヒイロ「その分、気合いも入るわね」

 

黒刃「逆に緊張してるっ………」

 

兎月「私もです…………」

 

立向居「まぁ、これから慣れていくよ!!さて!!とりあえずフォーメーションだ!!」

 

FW 天野(星) 神崎 天野(雷)

MF 兎月 火河(灯) 火河(茜) 不知火

DF 風魔 豚田 迅雷

KP 零野

 

黒木「今回はベンチか……にしてもだいぶ攻撃的なフォーメーションですね」

 

立向居「千羽山のキーパーを破るには攻めないといけないからね」

 

紅葉「あれですね。無限の壁」

 

未だにFFでは最強クラスのキーパー技とされている無限の壁。そう簡単に破れる技ではない。そのため攻撃的にしなければ勝ち目はない。

 

クロス「よし!!行くぞ!!」

 

 

ピー!!

 

まずは星がドリブルで上がっていく。

 

星「動きが鈍いぞ」

 

星はボールを蹴りあげて敵の上を通し、抜き去った。

 

『天野!!単独で上がっていく!!素晴らしいテクニックです!!』

 

その後も次々と抜き去る。

 

星「兎月!!」

 

兎月「は、はい!!ナイスパスです!!」

 

星はかかとでバックパスをして兎月に渡す。

星は練習をすればとても技術が向上し、その実力はもはや並ではなくなっている。

 

兎月「ヒイロさん!!」

 

ヒイロ「ナイスッ!!」

 

『兎月ナイスパスだ!!これはシュートチャンス!!』

 

ヒイロ「スカーレットバレット!!」

 

「無限の壁!!」

 

3人で並び、壁をそびえ立たせる。するとボールは軽々と止められた。

 

ヒイロ「クッソ!!」

 

クロス「あれが無限の壁………」

 

『流石は無限の壁!!神崎のシュートを軽々と止めました!!』

 

キーパーからボールを投げて、FWの中田に繋ぐ。

 

中田「モグラフェイント!!」

 

そして地面にボールを潜らせてMFを抜き去った。

 

茜「しまった!!」

 

迅雷「行かせねぇ!!」

 

中田「シャインドライブ!!」

 

そしてそこからの眩しい光を纏ったシュート。思わず迅雷が目を閉じてしまった。

 

星「クロス!!右だ!!」

 

クロス「たぁ!!」

 

しかしクロスのパンチを惜しくも届かず、一点を入れられた。

 

クロス「マッジカー………」

 

ヒイロ「こうなったら撃って撃って撃ちまくるわよ!!」

 

茜「それでいいんで………「茜」はい?星さん?どうしました?」

 

星「お前に頼みがある」

 

 

『さぁ!!クロスレイボールで試合再開です!!』

 

星「なんでもいい!!撃ちまくれ!!」

 

『了解(です)!!』

 

兎月「バウンサーラビット!!」

 

「無限の壁!!」

 

黒刃「デスソード!!」

 

「無限の壁!!」

 

中田「シャインドライブ!!」

 

クロス「くっそ……見えねぇ……」

 

クロスレイ 0─2 千羽山

 

星「スタートルネード!!」

 

「無限の壁!!」

 

『これはクロスレイ!!やけくそとでも言うかのようにシュートを連発する!!』

 

星「雷華!!」

 

雷華「やっと出番かよ………」

 

雷華がやっとシュートが撃てる位置でボールをもらった。

 

『さぁ!!天野!!シュートチャンスです!!』

 

雷華「じゃ!!行くぜ!!サンダートルネード!!」

 

雷華はファイアトルネードのサンダー版を放つ。

 

「無限の壁!!」

 

しかしやはり無限の壁は破れずボールは下に落ち………

 

星「チャンス!!」

 

星はボールが落ちきる前にボールを上に蹴りあげた。

そしてそこには茜が回転しながら上がっている。

 

クロス「そういうことか!!」

 

茜「ファイアトルネード!!」

 

「なにっ!?」

 

完全にスキをついたシュートに反応出来ずついにゴールネットを揺らすことに成功した。

 

クロスレイ 1─2 千羽山

 

茜「やったぁ!!」

 

星「上手くいったな………」

 

星はほっとしたような様子で胸をなで下ろした。

 

ピー!!

 

『ここで前半終了!!クロスレイ!!後半で逆転は有り得るのか!!』

 

 

立向居「よくあんなこと出来たね……」

 

星「ただの思いつきですよ」

 

茜「とりあえず決まってよかったよ………この調子で………」

 

星「無理だな」

 

クロス「…………どういうことだ?」

 

星「流石に対策されるだろ。あんな簡単な騙しは一回しか通用しねー」

 

兎月「………そうですか………」

 

1点入れたことで盛り上がっていたチームが一気に盛り下がる。

 

星「そのために合体技だ」

 

クロス「………後半からは使うんだな」

 

 

ピー!!

 

『さぁ!!後半戦始まりました!!』

 

千羽山のMFが一気に上がってくる。

 

灯里「行かせない!!」

 

『おっと!!火河!!スライディングでボールを奪った!!』

 

灯里「星!!」

 

星「ナイスパス………雷華!!行くぞ!!」

 

雷華「命令するんじぇねぇよ!!」

 

星「ここで喧嘩腰になってる場合か!!」

 

「隙あり!!」

 

星「ヒイロ!!」

 

口喧嘩をし始めた天野兄妹を見て、千羽山のDFが突撃しが、星はすぐさまヒイロに渡す。

 

ヒイロ「行くわよ……」

 

そうとだけいうとヒイロは一人で上がっていく。

 

黒刃「なにしてんだヒイロ!!一人で行っても無理だろうが!!」

 

ヒイロ「うるさい!!」

 

「今度こそ隙あり!!」

 

ヒイロ「きゃっ!!」

 

ヒイロはスライディングしてきたDFをかわせず、ボールを捕られた上、転んでしまった。

 

『おっと千羽山!!ここで上がっていきます!!』

 

中田「もう一点もらうぞ!!シャインドライブ!!」

 

黒木「ここで点を入れられたら逆転は難しいぞ!!」

 

クロス「任せろ!!エックスブロック!!」

 

クロスはX字のエネルギーを作り出す。

 

風魔「左でござる!!」

 

クロス「これならどうだぁ!!」

 

そしてそのX字を掴んで、投げた!!

そしてそのX字は見事にボールに当たってボールは弾かれた。

 

『クロスレイのGK零野!!遂にシャインドライブを止めたぁ!!』

 

黒刃「よっし!!」

 

雷華「す、すげぇ…」

 

星「行くぞ雷華。今度はこっちの番だ」

 

雷華「はぁ……兄貴はこんだけ嫌がっても言ってくるのか?」

 

星「ま、お前、妹だし。いつも言われてりゃ慣れる」

 

雷華「………流石といったところだな……兄貴は」

 

星「褒めてる?」

 

雷華「貶してる」

 

星「oh……」

 

黒刃「何してんだよお前ら!!」

 

気づくと、自分達のところまでボールが運ばれてきていた。

 

星&雷「「あ、ボール。シュート撃たなきゃ」」

 

黒刃「お前ら仲良しかよ!?」

 

ここで二人はボールを左右から叩くように蹴り、そのまま上に蹴り上げる。

 

するとそこでボールは電気を纏い、まるで鳥のようになった。

 

クロス「あれは!?」

 

茜「動きは炎の風見鶏に似てる気が……」

 

二人は飛び上がって、ボールを中心に左右に行き、ボールを左右から前に蹴る。

 

星&雷「ホウオウ!!ライジング!!」

 

ボールは高速でゴールへ向かって、キーパーを反応させることなく、ゴールネットを揺らした。

 

『ゴ…ゴール!!ここで新必殺技炸裂!!一点を返しました!!』

 

クロス「よっしゃ!!」

 

茜「これであと一点!!」

 

ヒイロ「………」

 

黒刃「なぁ……少しは信頼してやれよ……」

 

ヒイロ「んなこと言われてもねぇ……」

 

黒刃「じゃ、あの様子見てもか」

 

見ると、星と雷華はハイタッチをして、喜んでいた。星の顔はあんまり変わってない気もするが。

 

黒刃「信用してやってもいいんじゃねぇか?」

 

そんなことを聞いて、ヒイロはただ前を見すえて、再びゴールを狙う。

 

ピー!!

 

『後半も残りわずか!!果たして千羽山リードを守れるか!?』

 

中田「このボールはやらない!!」

 

黒刃「そういう訳にもいかなくてね………ソードバインド!!」

 

黒刃は中田の持っていたボールに向かって剣を放ち、串刺しにして動かなくした。

 

中田「なに!?」

 

黒刃「解除!!」

 

その合図と同時に剣は四方八方に飛び回り、千羽山のメンバーを吹き飛ばした。

 

黒刃「新技成功………ヒイロ!!」

 

ヒイロ「ナイスパス!!」

 

ヒイロはここぞとばかりに一気に攻め上がる。

 

『ここでクロスレイ再び猛攻撃!!もう時間もわずか!!これが最後のチャンスだ!!』

 

「行かせるか!!」

 

ヒイロ「バレットダッシュ!!」

 

ヒイロは立ちはだかったDFを弾丸を纏って抜き去った。

 

星「ヒイロ」

 

ヒイロ「っ……なによ」

 

星「勝ちたいんだろ……行くぞ!!」

 

ヒイロ「…………了解!!」

 

ヒイロはニヤリと笑い、ボールを蹴りあげ、逆立ちをしてボールを足で挟んだ。

 

黒木「何してんだあいつ………」

 

そしてボールを足で回転させる。するとボールは自然に上に上がっていく。

そしてヒイロは手の力で逆立ちのままジャンプした。

 

星「行くぞ……」

 

そしてそのヒイロの足に足を重ねる。ヒイロが蹴りあげ、星はヒイロの足を足場にジャンプする。

 

立向居「あれは………イナズマ落としの応用の動き……」

 

紅葉「だいぶ進化してますけどね……」

 

ヒイロ「弾丸!!」星「落としぃぃぃ!!」

 

星はボールをオーバーヘッドキックで蹴り落とした。

ボールは弾丸のようなエネルギーを纏っている。

 

「無限の壁!!」

 

鉄壁の壁を貫通して、再びゴールネットは揺れた。

 

『ゴォォール!!無限の壁!!ついに破られましたァ!!』

 

ピー!!

 

『そして、ここで試合終了のホイッスル!!勝ったのはクロスレイだぁ!!』

 

クロス「よっし!!勝った!!」

 

兎月「ヒヤヒヤしました……」

 

茜「ホントだねー………疲れたぁ……」

 

黒刃「にしても最後の技、よく出来たな」

 

星「イナズマ落としの応用技だし、簡単にできるようにしたんだ」

 

ヒイロ「ま、今回はお手柄ね。おつかれ」

 

星「乙ー」

 

((((軽すぎんだろ………))))

 

サッカーってこういうことあるから少し恐ろしい。

 

クラゲ「とりあえず次の試合も頑張ってくださいね!!」

 

クロス「次も勝つぞ!!」

 

『おー!!』


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。