なお、本作のネタバレが含まれますのでご注意ください。
○主要人物
・高屋ユウキ
今作の主人公で遊戯王好きの19歳。(大学一年生)。使用デッキは『光子銀河』だが、かなりファンデッキの構築になっている。
一人称は『俺』。くせっ毛混じりの黒髪短髪、身長170cmと良くも悪くも普通の外見。おしゃれには全く興味がないので、服のセンスはない。推しカードは『リチュア・エリアル』
幼い頃に父親を亡くし、母親と二人で生活している。そのため、母親が苦労する姿を見続けており、『家族』ということに関しては敏感且つ執念とも言える思いを宿している。
謎の声に渡された自分が組んだレシピと同じデッキを使用することで、実際にモンスターを召喚したり、魔法・罠を発動することが出来る。
ただし、実際に使用する相手の力量が多いとその効果が正確に発揮されないこともある。(ミラーフォースを使っても相手が倒せない等)
ある日、謎の声との問答の末、突然端末世界に飛ばされることになる。その後、成り行きでガスタに協力したことから、彼の元の世界に戻る、並びに端末世界の未来を変える物語が始まる。
※銀河眼の光子竜
ユウキのエースモンスター。一人称は『俺(様)』
好戦的かつ、その自信に恥じない力を秘める『光の竜』。
自分が現実世界でユウキに愛されて使用されていたことは、教えられなくても感じており、彼を守り世界の未来を変えるためにその力を振るう。
召喚獣としては中の上~上の下くらいの力を秘めており、リチュアの儀式体『イビリチュア』には単体で勝利できるものの、最上級のインヴェルズやヴェルズの三邪龍にはあと一歩及ばない。創星神にはほとんど歯がたたなかった。
真の力はユウキからの様々なサポートを受けることで発揮される。
正体は、ノエリアとナタリアが生み出した召喚獣のリーダー。人格については、ユウキが心に隠していた『父親』への想いから、頼もしい男性のものとなった。
・リチュア・エリアル
今作のメインヒロインでリチュアの儀式士の一人の16歳。
一人称は主に『私』だが、素は『僕』。水色の長髪とそれを隠すような黒い魔女帽子が特徴。
身長150cmと小柄だが、実は隠れ巨乳。冷酷無情を装っているが、素は少し抜けているツンデレの少女。ポンコツツンデレエリアル、略して「PTA」。
氷結界時代、捨て子としてノエリアとは別の家庭で引き取られた後、トリシューラの暴走によって両親とはぐれ、その後ノエリアに引き取られた過去を持つ。
リチュアが立ち上がった際は、アバンス、エミリアよりも先に儀水鏡を用いた降魔儀式を成功させ、ノエリアから上位の地位を与えられ、リチュアで用いる魔術開発担当を任される。
本当の両親を知らないことや、育て親を失った経験から、『親』に関して執着しており、自身を『義娘』と呼ばないノエリアに認めてもらうために、捨てきれない良心を殺してガスタへの侵略活動を行っている。
魔術作成についてずば抜けた才能を持ち、リチュアが使う適合属性を超えた属性の汎用魔術はほとんど彼女が作成している。
一方、魔力は中の上レベルで実戦となるとアバンスやエミリアに劣るものの、蓄積された魔術の知識を活かすことでリチュアの侵略を成功させている。得意魔術は水の砲弾を放つ『魔弾』(マジックミサイル)と、連射性を捨てた代わりに威力を増大させた『呪砲』(カノン)。
儀式体の名は『マインドオーガス』。魔力強化の他に、無数の触手を使用した近接戦を行うことが可能になる。
・ガスタの巫女 ウィンダ
端末世界に飛ばされたユウキを保護・支援することになる風の一族『ガスタ』の巫女で族長 ウィンダールの実の娘。年齢18歳。
一人称は『私』で緑の長髪をポニーテールでまとめている身長160cmの美少女。明るく情に厚い性格で、異世界から飛ばされた素性も知れないユウキを保護したり、自分たちから略奪を行っているリチュアの昔馴染みですら怒りではなく寂しさで接してしまうほど。この事をエリアルからは、非常に甘すぎると痛烈な批判を受けている。
彼女もまた『家族』に対して決して軽くない思いを抱いており、特にガスタを抜けた妹については未だに心に影を落としている。
ガスタ内では祭壇に奉られている『神』への祈りを捧げる巫女の役職についているが、リチュアからの侵略が始まってからは族長の娘として族長代行として、戦場で指揮を執ることが多くなりつつある。
神官家出身であるため肉弾戦は不得意だが、風を操る魔術を扱うほか、心を通わせたガスタ・ガルドにガスタの秘伝を用いることで可能となる空中戦を得意とする。
また『天啓』という他のガスタにはない巫女固有の能力を持っている。近い未来に何かが起きるという警鐘が頭に響くといういわゆる『確実な危険予知』というものだが、これにより戦場ではいち早くガルドに回避指示を出すことが出来る。
・ラヴァル炎樹海の妖女 ファイ
ラヴァル三姉妹の末っ子の物静かな女の子。大戦後、ユウキの『義妹』となり彼のことをお兄ちゃんと呼ぶようになる。年齢14歳。
一人称は『私』。身長145cmと小柄な体型に燃える炎のような赤い髪と褐色の肌が特徴。他の姉妹たち同様、戦いが嫌いというラヴァルらしからぬ性格の持ち主で、自由気ままに散歩をすることが趣味。求婚もされているが、断っていると言うより恋愛自体にまだ興味がないらしく、義兄となったユウキに対しても親愛の域を超えない感情で収まっている。
ただ、その親愛は結構重く、ユウキと良い感じになるエリアルに対してどこかとげのある言葉を放つ。要するに『シスコン兼ブラコン』
地面に手をつけることで、地中に流れるマグマから生体の感知や、そのマグマを用いた攻撃を行う。また、彼女自身が大地の暖かみを発しているため、誰かに触ることで魔力・体力を少量ではあるが回復させることが出来る。
名前の由来は、「Fire」から。
○ガスタの勢力
・ガスタの賢者 ウィンダール
現ガスタの族長でウィンダの父。すでに40代だが、身長182cmの長身にがっしりとした体格と、全く老いを感じさせない若々しい外見をしている。ガスタの長老の息子でムストの弟でもある。一人称は族長としては『私』、それ以外は『俺』。
リチュアの侵略行為に手を焼いており、娘であるウィンダを始めとした若者たちを戦場に出さざるを得ないこの状況に心を痛めている。
娘と同様に優しく情に厚い一方で、族長としての冷静さも兼ね備えている人物で、良い意味でも悪い意味でも感情やその場に流されやすい娘の成長を願う一面も。
神官家の出身ではあるが、それを理由にすることなく体を鍛え続けており、魔術戦・肉弾戦はガスタの中でトップクラスに入る実力者。特にガスタ・イグルと共に繰り出す風の魔術の上位に位置する『雷の魔術』は魔術に詳しいリチュアですら手を焼く威力を誇る。
・ガスタの静寂 カーム
ガスタの神官家の一人。いつも微笑みを浮かべている慈愛の心を持つ20歳の女性。身長164cmで非常に細身。ムストを父に持ち、カムイは年の離れた弟。リーズは幼なじみで、性格は反対だが仲は非常に良い。一人称は『私』
非常に心優しい性格で、捕虜のエリアルにも昔と同じように接し、ガスタの誰かが怪我をするたびに泣きそうになるほど。ガスタの中で彼女を泣かせると、いつの間にかひどい目に遭うと噂されている。
ウィンダ以上に、リチュアの昔馴染みに対して戦いたくないと弱音をはいてしまうほど戦いに向いていない性格で、主に戦場には出ず、回復などの後方支援を担当している。一方でそれが彼女のコンプレックスとなっており、いつも誰かを守れないことに対して大きな憤りを感じている。
他のガスタ同様に風の魔術を習得しており、基本的には解毒や回復の魔術を使用する。反面、攻撃魔術は本人の性格的に使用しない他、友となる鳥獣もいないため攻撃能力はほぼ0である。
※ダイガスタ・エメラル
猛毒の風によって衰弱しきったカームを救うために、ジェムナイト・エメラルが魂を差し出しユウキの力によって生まれたエクシーズの戦士。
肉体の主導権は完全にカームにあり、彼女が望んでいた『戦う力』である。ジェムナイトの堅い体とガスタの翼を持ち、高速接近からの肉弾戦闘が可能となった。
エクシーズの力によって、カームの持つ回復の力が増しており、ガスタの里に蔓延した猛毒の風すら浄化しきってしまうほど。
しかし、戦士としての経験が少なすぎるカームは上手く力を使い切れない場面もあり、最終的にはヴェルズの浸食の際にエクシーズが解けてしまい、カームの姿に戻った。
・ガスタの疾風 リーズ
ガスタの戦士家の一人。筋肉質な体を持つツインテールが特徴の20歳の女性。身長168cm。カームは幼馴染みで親友。一人称は『あたし』
根っからの勝ち気な性格で、戦士家に生まれ皆を守れることを誇りに思っている。そのため、ユウキの介入をよく思っていないところがある。
だが、後に臆病な彼が男気を見せた際に少し見直したようで、それ以降は彼が無理をしない程度に注意をするくらいに落ち着いた。
ガスタを守ることを第一としているため敵対者には容赦がない。昔なじみのリチュアにも迷いなく拳を振るう。その裏には、戦えないコンプレックを抱いているカームの代わりに戦うという決意がある。
戦士家でもかなりの実力者であり、戦士家のみが使用できる戦闘杖を用いた接近戦を得意とし、風を杖にまとわせて破壊力を上げている。また、武具がなくても戦えるようにと日々修行を積んでおり、彼女の魔力を乗せた拳から繰り出される一撃は戦闘不足のラヴァルやジェムナイトも見張る威力がある。
また、ヴァイロンと合体した『ダイガスタ・スフィアード』に変身した際は相手の力を利用して一撃の威力を高める能力を得ていた。
・ガスタの希望 カムイ
ガスタの神官家の一人。年齢10歳と非常に幼く、カームを含めたほとんどの人物を(名前)おにいちゃん、おねえちゃんと呼ぶ。身長134cm。一人称は『僕』
性格は純粋無垢。考えるより先に体が動くタイプ。他の部族や異世界からきたユウキや銀河眼にも興味津々。
物心つく頃から周囲で争いが起こっており、詳しい事情は分かっていないものの悲しく、戦わなくてはいけないことを理解している。そのため、戦闘訓練をこなしており、心を通わせた友である鳥獣 ガスタ・ファルコも存在している。
実力は発展途上で、エリアルからも今現在は特に驚異としては見られていない。だが、大きな潜在能力を秘めており、父の神官家、母の戦士家の力を宿しており、覚醒したときにはその名の通り『ガスタの希望』となり得る存在となる。
・ガスタの神官 ムスト
ガスタの神官家をまとめる神官長。娘のカーム同様にいつも優しい笑みを浮かべている40代の男性。身長185cm。一人称は『私』
弟でもある族長のウィンダールを支える相談役であると同時に、戦い慣れしていないガスタを守る戦術を考える軍師でもある。落ち着いた性格で、ユウキに対してはガスタの現状や彼の立場や力を考えた上で友好的に接している。
軍師という立場上、余り前線に出ることはないが実力はウィンダールとほぼ同等。カームには医療の魔術を、カムイには戦闘技能を教えた師でもある。
○リチュアの勢力
・リチュア・ノエリア
リチュアの創立者で長。年齢不詳。赤髪で身長170cm。その見た目はまさしく『魔女』。一人称は『私』
元は照魔師として氷結界に所属していたが、トリシューラの暴走によって離反。親友であったナタリアの息子 アバンスやエリアルを引き取り、リチュアを創立した。
その後は人が変わったかのように、友好関係だったガスタへと侵略を行うようになり、今では他部族から悪名がとどろいている。
いつも妖艶な笑みを浮かべており、その心の内を読める者はいない。同胞である他のリチュアはおろか、娘のエミリアですら儀式の被検体にするほど無情。表向きには『未知』への飽くなき探究心だと言っている。
エリアルが認められようとしていることを知りながら、彼女を『義娘』とは絶対に呼ばない。
実力は測定不明。エリアルと同様の魔術を使いながらも、その威力は彼女のものとは比べものにならないほど強力。魔力量も底なしと、まさにチートとも呼べる最強の魔術師。
儀式体に変化したことは誰も見たことがないが、大戦終盤に『イビリチュア・プシュケローネ』へと変貌する。
軍師としても異常なほどに優秀だが余り表には出ず、基本的にはヴァニティに任せている。
その正体は、ヴェルズに取り憑かれた___のではなく、ノエリアの皮を被った『インヴェルズ・オリジン』。本来の彼女はもうこの世界にはおらず、ただリチュアを動かすだけの皮となっているだけである。
※もう一人のリチュア・ノエリア
この『もしも』の端末世界__端末IFが構成されることになるきっかけを作った人物。この物語の発端とも言える人物。
本来の歴史同様にイビリチュア・ジールギガスからアバンスとエミリアを守り、命を落とし魂だけになった後、行われるはずの神殺しが行われず、創星神による惑星のリセットを目撃してしまう。この結末を変えるために、同じく魂だけとなっていたナタリアと共に自分たちの存在を生け贄に、異世界の者を過去に呼び出す儀式を行った。
ノエリアたちは『基盤世界』と呼ばれる世界から、自分たちの世界の結末を知る者を呼び出して未来を変えようとした。
だが、あまりにも突貫かつ巨大すぎる召喚術だったため、本来召喚された者を導くはずだったナタリアの魂は消えかけ、ノエリアもまた世界から存在を消された。
それでも、儀式は不完全ながら成功し、ユウキを端末IFへ召喚。彼の脳内にあったデッキを元に召喚獣を生み出して託した。
・リチュア・アバンス
リチュアの幹部の一人。母親譲りの白髪を後ろで束ねた17歳の美少年。身長175cmでユウキよりも身長が高い。ナタリアは実母。ノエリアは育ての親でエミリアとは姉弟以上恋人未満。黒のインナーの上に白のスーツに赤いズボン。儀水鏡を埋め込んだ刀『儀水刀』を腰に差している。一人称は『俺』
クールだが人情にあふれる常識人であり、ガスタ侵略の際もできるだけ死者を出さないように努めたり、協力関係になった際には多くの者を守りながら戦った。一方で、今のリチュアに対しては諦めを抱いており、自分たちは許されないだろうと思っている。
氷結界時代、儀式の事故でナタリアを失いノエリアに引き取られ、成り行きでリチュアに所属することになる。母を救ってくれなかったノエリアには愛憎混じった感情を抱いており、ガスタへの侵略を計画した際は誰も見たことがないほど激怒していた。
ガスタのウィンダたちとは昔なじみで、可能であれば和解したいと考えているがそれが不可能なことだとも理解している。
主に儀水刀を使用した剣術と魔術を組み合わせた戦闘を行う。特に儀水刀に魔力を乗せた魔力補強を得意とし、青く輝く刀身は巨大な岩ですら容易く切り裂く。
儀式体も既に取得しており、名を『イビリチュア・リヴァイアニマ』。人の体を捨て竜となり、手にした大太刀で敵対者を切り捨てる。
・リチュア・エミリア
リチュアの幹部の一人。長であるノエリアの実の娘。年齢18歳。身長155cmで一人称は『私』
赤髪の上からエリアルと同じように魔女帽子をかぶり、フリルのついたローブを着ている美少女。アバンスは一応義弟だが、それ以上の感情を抱いている。
気の抜けた話し方やその友好的且つ家庭的な性格から、リチュアらしくないと言われることもあるくらい普通の感性を持つ。母と似ているのは赤髪とその魔術の才能くらいだとリチュアでも言われている。
母が出すあまりにも非道な事だと理解しているが、唯一の血縁者ということもあり関係を切ることが出来ず、アバンス同様に諦めを抱いている。その一方で、どうしてもエリアルを認めない事には怒りを抱いており、彼女自身はエリアルのことを義妹だと思っている。
趣味はお菓子作りと家庭力は非常に高く、前述のローブも可愛い物にしたいと言うことで、自分でフリルを裁縫した。
大戦途中で肉体と魂を分ける『幻影術』を受けた後にヴァイロン・ディシグマに取り込まれ死亡するが、ユウキの『死者蘇生』によって元の状態で復活した。
エリアル同様に遠距離向けの魔術を中心とした戦法をとる。ノエリアの才能を継いでおり、魔力量はノエリアに次ぐリチュア第二位で、咄嗟の応用や魔術の組み合わせを行い新たなる魔術を創造することもできる。ただし、天才型の人間であるため人に教えることは苦手。
儀式体は『イビリチュア・ガストクラーケ』。儀式によって強化された魔術と、分裂した軟体の足と触手を行使する。
また、暴走したヴァイロンとの戦いではエクシーズの力によって『イビリチュア・メロウガイスト』へと変身。飛翔能力と風・水の魔術で戦った。
・リチュア・ヴァニティ
リチュアの軍師。黒髪に目の隈が特徴の30代の男性。身長177cmで一人称は『私』。
ノエリアの代わりにリチュアの指揮を執っており、その頭脳はノエリアにも評価されているほどの切れ者。元は氷結界解放派に所属していた術士だったが、信仰していたトリシューラの暴走を目のあたりにし絶望。その最中にノエリアに手を差し伸べられ、リチュアに所属することになる。
口数が少なく自分を語ることもない静かな男。ノエリアには絶対の信頼を置いており、侵略活動も何の躊躇もなしに行う。
一方で、才能を発揮する前のエリアル、エミリア、アバンスの魔術の師でもあり、彼女たちからは慕われている一面もある。エリアルに変わる前までは彼が魔術を創造していた。エリアルたち曰く、『非常にわかりやすい授業を行う』とのこと。
エリアルたちと比べても魔術・魔力量は平凡で、儀式体も特出した技術もない。彼はリチュアには珍しい『凡人』といえる。軍師としての才は生まれ持った物ではなく、ノエリアの力になるために命がけで学び身につけたもの。ノエリアへの異常とも言える『信仰心』が彼の起源であり力と言える。
・リチュア・ナタリア
アバンスの母で故人。息子が生まれてからはいつもニコニコしている優しい雰囲気の女性だったが、それ以前やいざとなったときは非常に鋭い目をした剣士だったという。
もう一人のノエリア同様に、この物語の発端となった人物。眠っているユウキに話しかけ、端末世界に飛ばした謎の声は彼女の物。
彼女が使っていた蒼い刀身の儀水刀は大戦終盤にアバンスに引き継がれ、世界を救う希望の一つとなる。
○ジェムナイトの勢力
・ジェムナイト・クリスタ
ジェムナイトの長。男性の人格を持つ身長2mの水晶の騎士。核石は『水晶』(オーラクリスタル、ジルコニア、ダイヤモンド)。一人称は『私』
正義を重んじ、平和を好み、弱きを助ける騎士道を体現したかのような人物で、ユウキに対しても、事情も知らないのに力を借りようとした事をまず詫びるほどの人格者。
その性格からジェムナイトからは絶大な信頼を得ており、友好関係のあるガスタや敵対していたラヴァルからも信頼されている。
基本的に自分のためだけに戦うことはせず、仲間を守るため、悪を倒すために拳を振るう。その威力は大地に亀裂を入れるほど。拳だけでなく様々な武器の扱いにも慣れている。
また肉体も硬度が非常に高く、いざというときは盾となることが出来る他、体当たりでさえ敵にとっては脅威にすることが可能。
核石が持つ融合の力によって、ヴァイロンと融合することで『ジェムナイト・プリズムオーラ』に。散っていった同胞たちの力を使い廃石融合することで『ジェムナイト・ジルコニア』に。各融合体の核石とジェムナイト・フュージョンすることで『ジェムナイトマスター・ダイヤ』へと変身することが出来る。
・ジェムナイト・パール
ジェムナイトとリチュアのエクシーズにて誕生した真珠の戦士。男性の人格を持ち、一人称は『俺』。ジェムナイトとしては新入りだが、その実力からNo2に駆け上がった。
気さくでさっぱりとした性格。既にクリスタも認めるほどの人格者で、どんな痛みや強敵にも屈しない精神力と、戦況を見失わない冷静な頭脳を持つ。
戦闘には拳のみ使い、攻撃を避けることなく敵の懐に入り込み、攻撃をたたき込む戦法をとる。これはリチュアの力から魔術に対して高い耐性を持ち、ジェムナイトの硬い体も合わさって高い防御力を持っているため。
普段は緑の瞳を持つが、その怒りが頂点に達すると赤く染まり『鬼神』と呼ばれるほどの猛攻を行う。この間でも冷静さは失っていないため、反撃することはほぼ不可能である。
・ジェムナイト・ラズリー
ジェムナイト内でも珍しい女性の人格を持つ瑠璃の戦士。身長1mと非常に小柄。一人称は『私』。ジェムナイト・ラピスとは双子の姉妹だが、どちらが姉かはケンカになるため決めていない。また、ジェムナイトの象徴でもある『輝石』を唯一持たない存在でもある。これは元々一つの存在だった二人が分離する際にラピスへ移ったため。
その見た目通り、幼い性格で精神年齢は小学生と同等。だが、半身とも言えるラピスの死亡や同年代のカムイやファイとの交流。そして、他のジェムナイトたちの背中を見て、一人前の戦士として成長していく。
精神的にも肉体的にも未熟だったため、終盤までは戦場に出ることはなかったが、終盤セイクリッド・スピカとジェムナイト・フュージョンすることで『ジェムナイト・セラフィ』へ、ハワーを除いた全てのセイクリッドとジェムナイト・フュージョンすることで『セイクリッド・ソンブレス』へと進化を遂げる。翼による飛行能力と、邪なるものを浄化する星の力、万物を創造する神の力を得た。
○ラヴァルの勢力
・ラヴァルロード・ジャッジメント
ラヴァルの長でクリスタのライバル。マグマのような体に白い鎧と炎のようなマントを身につけた身長2m以上の大男。一人称は『俺』
他のラヴァルと違わず好戦的な性格だが仲間思いで、長としての姿勢はクリスタも認めている。一方で優れた知識を持つ知将でもあり、他のラヴァルたちがただ突っ込むだけの頭しか持たないため、彼の指示がないとラヴァルの動きは非常に単調な物になる。
ラヴァルの生き様には誇りを持っているが、ただ『戦い』や『力』だけが望まれている部族の現状には疑問を抱いており、生き様を変えることなく部族を変化させようとしている節がある。
そのため、周囲とは違う孤独感を幼少期から覚えており、自分たちと同レベルの戦闘能力を持ちながらも『何か』が決定的に違うジェムナイトには一目置いており、特にクリスタにはライバル意識を持ちながらも、共闘してからは奇妙な友情を感じ始めている。
肉弾戦ではクリスタと互角の戦いを繰り広げられるほどの実力者。純粋なパワーだけならクリスタ以上。
それ以外には、手足から炎を吹き出し攻撃することが出来る。この炎をジャッジメントは第二第三の手足のように扱い、巨大な炎を敵の目の前に出して目眩ましや防御壁にしたり、ジェットのように放つことで空中移動・停止・急加速を行うことも可能。
・ラヴァル炎湖畔の淑女 ルノ
・ラヴァル炎火山の侍女 レム
ラヴァル三姉妹の長女と次女。ファイの姉たち。ルノは名前の通りお淑やかで優しい『灯火』のような女性。レムは丁寧口調だがいたずら好きの小悪魔のような女性。
二人ともファイを愛し、ファイもまた二人を愛していた。
だが、レムはインヴェルズとの戦いで、ルノはエクシーズ体となった後、暴走するディシグマに吸収され命を落とす。
ルノとの最後の会話で言われた『灯火になれ』という言葉は、ファイの中で生き続けている。
名前の由来は、『volcano』と『flame』から。
○創星神Sophia
この世界を創り上げた神の一柱。端末世界に存在する10の部族を生み出した『創造の女神』である。生み出された部族は、氷結界、ナチュル、ジュラック、ガスタ、X―セイバー、ドラグニティ、ジェムナイト、ミストバレー、フレイムベル、ラヴァル。
一人称は『母』。すべての生命を愛していると彼女は言い放つが、その実は『たちの悪いおままごと』であり、気に入らないのであればその手に宿した『創造』と『破壊』のオーブで全てをリセットし、再度創り直す。
このSophiaはこの世界がやり直された事を知っており、始めから復活することを前提に動いており、リセットをすることは復活前から決めていた。
また神殺しが行われる可能性を見ていたため、そのきっかけとなる力の強奪を防ぐために、結びつきの力である『ペンデュラム』を別世界から会得し、神殺しを未然に防ごうとした。
その大きさは銀河眼を手で握りつぶせるほどで、端末世界の中で最大サイズ。『創造の女神』にふさわしい圧倒的な力を持ち、ヴェルズの三邪竜、トレミスM7、銀河眼を虫のように地に落とし、力を奪えなかったとは言え、正史では自身を討伐したソンプレス、ケルキオンだけでなく、二人をサポートしたセイクリッド・オメガとインヴェルズ・ローチも全く相手にならなかった。
最終的に蘇ったユウキが呼び出した『超銀河眼の光子龍』によってペンデュラムの力が無力化され、正史通り力を強奪。全部族の力によって放たれた超銀河眼、ソンプレス、ケルキオンの一撃によってついに神殺しは完了した。
作中で見せた能力は、以下の通り。
・自身に近しい者(巫女)の洗脳
・端末世界の生命に対する特攻(見ているだけで戦意を失わせる)
・破壊の力による『物質の完全消滅』光線
・別世界への移動(正確に言えば、異世界からの生命の追放)
・創造の力による『各部族の武具の創造』(作中ではヴァイロンの武器を生成)
・創造の力を用いた光の鳥かごを生成
・六属性の力を帯びた光弾での攻撃
○各種設定
・世界の成り立ち
ユウキの住む現実世界を他の世界では『基盤世界』と呼び、全ての世界の基盤となっている。この世界でカードが発売されたり、新しいルールが生み出されると他の世界にも反映される。(新しい召喚方法やカテゴリーの新カードなど)
また、言語も基盤世界が基本になっているため、どの世界でも日本語、英語などが通用する安心仕様となっている。
・端末世界
遊戯王 デュエルターミナルにて語られた世界。地球とは違う別の惑星の世界。
その世界には人型ではない者や無機物が生命を得た者など、いわゆるファンタジー世界にて想像される生物たちが生活している。
第一部においては、トリシューラの暴走によって永久凍土となった大地を『旧大陸』、暴走から免れ、四部族が生活している大地を『新大陸』と呼んでいる。
四季が存在する自然豊かな世界。各部族は各々で生活・文化を築き上げているため、貿易などの利益ありきの交流はない。また、金銭の概念がなく、取引がある場合は物々交換を行う。
太陽と月があり、昼夜が存在する。誰も実際に行ったことはないため、ユウキが知るものと同じかどうかは不明。
・端末IF
この物語の舞台となる正解の本当の名称。端末世界の『もしも』の世界であり、正史とは異なっている点がいくつか見られる。(例:ノエリアが正気を取り戻さない。ラヴァルの全滅の回避、セイクリッド・オメガの正体等)
もっとも大きな分岐点は、何かが足りず『創星神Sophia』によって惑星のリセットが成功してしまったこと。
その終焉を見たリチュア・ノエリアが異世界の者___高屋ユウキを過去に送り込み、未来を変えようとした。
しかし、これをきっかけSophiaは正しい未来では何が起こるかを察知し、この時代においては未知の力『ペンデュラム』の力を先に取り込み、神殺しを回避しようとしていた。
・魔術、魔力
ガスタ、リチュアが使う戦闘術で、魔力はこの世界で生まれた者なら誰も持っている精神エネルギー。睡眠等の精神が休まると徐々に回復していく。
魔力はデュエルモンスターズの属性と同じく6属性存在しており(幻の7属性目にリチュアは気づいてはいる)、人や部族によってその魔力の属性や質、体内の貯蔵量が異なっている。
各々の魔力が持つ属性を『所持属性』といい、使用する魔術にはこの所持属性の特徴や外見が反映され、所持属性以外の魔術は原則使用できない。(ガスタなら風の性質が表れた魔術を使えるが、リチュアのような水の魔術は使えない)
各術士が持つ杖は自身の魔力を魔術に変換しやすくするための『変換装置』のようなものであり、所持していなくても制御が多少困難になる程度で魔術を使用可能。
一方、エリアルが生み出した魔術は所持属性の枠を超えて魔術を使用できる汎用性がある代わりに、儀水鏡か描いた魔法陣を必要とする。
なお、異世界出身のユウキには魔力がない。
・召喚魔術
ユウキが名目上使用する魔術。使用者のいる次元の生物だけでなく、別次元の生物でも契約(内容は各々違う)し、その力や生物そのものを行使する魔術。
リチュアでも、召喚・維持の魔力がしゃれにならない事から、並の術者では継続させることが難しく『高等魔術』に認定されている。
ユウキの場合、ノエリアとナタリアが彼の脳内のデッキを参考に文字通り『命を捧げて』完成させた『召喚札』を使用することで、魔術を使用している。
ただし、正規の召喚魔術ではない召喚札には使用の際にルールがあり、守らないとその効力を発揮することはない。
そのルールは、ユウキが知っているデュエルモンスターズのマスタールール3と酷似している。(先行ドローなし、ライフポイントの減少、モンスターのデメリット効果など)
また、召喚札はカード内部の魔力を使用して召喚術を発動するため、一度使用すると自然から魔力を取り入れて回復するまでは使用不可能となる。使用不可能状態のカードはモノクロとなり、またカードごとに使用可能までのクールタイムが異なる。
特に強力な『死者蘇生』のカードは一度使用すると、数十年ほどは使用できなくなる。
エリアルの解析によると、召喚札に召喚術の魔法陣と魔術発動のための魔力が込められているらしく、このカードが召喚術の媒体___ユウキとは別の『召喚主』になっているようだ。
他に知りたいことがありましたら、ご連絡ください。