今回のこの話は料理回と摩多羅様回となります。大体五千+五千で一万文字はいくかと予想してますが、どうなることやら……あ、あと料理回の料理内容はクックパッド様より引用して居ります(←手抜きww)
それでは番外編で~~す。
今日のメンバーと一通りの顔合わせが済ん
だあと、神社の中に全員が入った。
これから素人(教師込みで)だらけの料理教室
がスタートするはずなのだが……
ク「貧弱貧弱~~~ッ(笑)!!」
文「もうダメだぁ・・・・・・おしまいだぁ
・・・・」
エ「計画通り・・・・・・」
ホ「富士山だッッ!」
サニー「熱くなれよ!!」
スター「どうしてそこで諦めるんだ!!そこ
でっ!!」
ルナチャ「ダメだこいつ(ら)……早く…何とか
しないと」
大「ちょ…、みんな落ち着いて……落ち着けぇ
~!!」
魔「いいぞ、もっとやれ~~!!」
霊「(なんだか分かんないけど)がぁ~~ん
ばれよぉ~~~…」
場が何故か変な意味で盛り上がっている。
妖精たちはともかく何故文まで、変なテン
ションになっているのか……何が何だかわ
からない……(L)。
おっと、あたいも何故かこのテンションに
飲まれかけているみたいだ。
そうしてみていると、また変に周りが騒い
でいる。
クラウンピースが文と何かで競って、それ
にみんなが群がる形だ。
でも、妖精の中でも大ちゃんには望みをか
けてたのにな~~~・・・まぁしばらく様
子を見るか。
文「勝てるわけがない!!」
ク「ホワァ~~~⤴ッッホッホッホッホッ
ホ~~~~!!」
エ「(思い通り、思い通り、思い通り!!)」
ホ「違いますよ」
エ「ゑゑゑゑーー!?」
サニー「いい夢をみよう・・・」
スター「悔しい・・・!(悔しい!)悔しい
・・・!!(悔しい!!)」
ルナチャ「だがこれで良い!!」
大「わけねぇだろおい!!」
魔「お、(文が)巻き返してる、巻き返して
る」
霊「へぇー(`_ゝ´)」
どうやら、文が巻き返しているようだ。
まぁ、心底どうでもいいが。
ク「く……何故だ…何故死なない!?」
文「くくっ……見くびっていたな……(笑)」
エ「そんな(私の負ける)世の中でいいの
かぁ!!!(泣叫)」
ホ「まぁ…いいんじゃないかなぁ……(笑)」
スター「素晴らしい……」
サニー「(勝利よ)待たせたなぁ!!」
ルナチャ「ご退場願おうか……」
大「れ、れ、冷静になれ……(な、なんだか
チルノちゃんの顔が徐々に険しく……でも、
そんな顔も……////)」
魔「終わったのか……?」
霊「いいや…まだ、始まってすらいない……
っていうか目的が何か忘れてない?」
魔「え?目的って、文とクラウンピースの
野菜の千切り対決の勝敗を全員で賭ける事
じゃなかったっけ?」
霊「なんてアレな間違い方を……っていう
かそんなことしてたのか(興味ないから見
てなかった)……食材、まだちゃんとある
んでしょうね……?」
魔「まぁ、千切ってるのはキャベツだけみ
たいだから、あるんじゃないか?……いつ
始まるのか楽しみだぜ……」
さて、もうそろそろいいかな。
チ「お静かに」
そのどこかの「大佐兼ラピュタ王」のよ
うな台詞と共に、部屋の温度を物理的に一
気に7℃くらい下げる。
……やはりテンションがおかしい……調子で
も悪いのかな。
しかし、能力の方は通常運転のようで、案
の定皆は寒さにそれぞれ感想を漏らしなが
ら、止まる。
文「うわっ寒っ!」
ク「うわぁ…‥」
エ「やられたっ!!!」
ホ「さ、寒いですっ・・・・・ブルブル」
スター「ひゃぁっ…‥‥」
サニ―「キンキンに冷えてやがる!!!」
ルナチャ「うっうぅぅ……」
大「うぅぅ・・・・・」
うん、若干……約二名ほどテンションがその
ままだけど、始めるとしますか。
そこまで考えて、あたいは室温をもとに戻す。
チ「は~い、おふざけはそこまでー。不本意
だがもう十分(茶番が)盛り上がっただろ?」
と、どこぞの無刀の剣士が言いそうな台詞
を添えて、あたいは本題を進めることにした。
チ「あ、あとそこの千切りされた野菜は調理
するなり、自分たちで
で処理してどうぞ」
文・ク「「あ、あぁ~~んまりだぁ~~~~
っ!!」」
チ「いや、当たり前だろ……」
その一言をかなりの凄み(マジじゃない奴)
を混ぜながら言い放つとその二人は(´・ω・`)
とした顔をしながら大人しくそれを了承した。
チ「それじゃ、始めて行くよ~~~。まずみ
んなに作ってもらうのは親子丼です……材料
は既に用意してあるので、今から言う材料を
隣の部屋から各自取って来てください。
それでは材料を言うので、材料は・・・・・
鶏肉(もも肉)卵 玉ねぎ しょうゆ みり
ん 酒 砂糖・・・・・・です。あと、一人
分を作る場合のそれぞれの配分は……鶏肉は
1/2枚、卵2個、玉ねぎ1/4個、しょうゆ大
さじ1、みりん大さじ1、酒大さじ1/2、砂糖
大さじ1/2、で、水80ccはここに用意して
あるものを使用してください。それと…今言
った材料は紙を前に貼り出して置くので分か
らなくなったら前に来て確認するように。で
は始め!」
あたいがそう言って手を叩くと、一斉に材
料を取りに行く妖精たち。
始めに大ちゃん、それからサニー、ルナチャ
、スターの三妖精、次いでピース、ラルバ、
リリーが材料を取りに向かう。
そこで、なぜか文が、
文「すみません!ちょっと私もやってみても
いいですか?」
チ「………別に良いけど、なんでまた……?」
文「いや、実際妖精とふつうの妖怪では作る
料理にどれほどの差ができるかとちょっと気
になりまして……」
すると、それを聞いていたクラウンピース
が悪戯っぽい笑みを浮かべながら、文に対し
て宣戦布告した。
ク「ふっふ~~ん! それじゃ、あたいとど
っちがうまいかで勝負しようよ!そっちの方
が面白そうでしょ?ま、あたいはそこらへん
の妖精とは出来が違うだろうし、基準にはな
らないかもだけど……それにあんたに勝っち
ゃうかもしれないしね♪」
文「ほう……これはまた・・・一線を画すと
はいえ妖精風情が天狗相手に大きくでました
ねぇ……良いでしょう、分かりました……ただ
負けるのはあなたの方ですけどね?」
その場でしばらく二人は互いに睨み合い、
火花を散らしていた。
まったく、なんでこう毎回毎回厄介なことに
・・・・・・とそこで突如、二人は睨み合い
を止め、残りの者たちと食材を取りに行った。
そこでの去り際、居間にいる霊夢と魔理沙に
向かって、
ク・文「「それじゃ、判定の方お願いね~~
~!」しますね!」
と言い残してその場を後にした。
一方の魔理沙たちはというと・・・・・・
霊「ま、そのくらいはしましょうかね。純粋
に食事だけを楽しめないのは余り頂けないけ
ど、食べれるだけましだわ」
魔「そうだな、下手なもん食わされなきゃ正
直何でもいいぜ」
まさか、料理教室の中に料理対決まで発生
するとは・・・・・・・
小競り合いにならなければいいけど・・・・
・・まぁそうなりかけたら実力行使で止める
か、若しくは・・・・・・まっ、その時考え
よう……
そんなことを考えていると、ぞろぞろと食
材を手に数人が戻ってき始めた。
食材がなんだったか忘れてしまっている子た
ちは前にある貼り付けてある紙を見に来て、
再度確認したりしている。
そのなかで、既に食材を覚えていたのか文と
クラウンピースは全部の食材を取り終えてい
た。
その間何故か二人の間からただならぬ謎のや
る気のような何かが炎のように広がっていた。
それを眺めている間に他の子たちもどうやら
食材をは土間の中に運び終えていたようだ。
因みに食材たちはあたいが簡易的に作り出し
た氷の机に置いている。
あと鍋やその他の食器は一時的にお世話にな
っている人里の農家の方々から借りていて人
数分存在するが当然、これが終わったら返し
に行かなかなければならない。
チ「それじゃ、始めていくよ~~。まず、鍋
の中に玉ねぎと調味料と水をさっきの分量だ
け入れてください」
あたいがそう言うと、皆が各々のタイミング
で鍋の中に材料を入れる。
皆がすべて入れ終わるのを見計らって、次に
移る。
チ「それじゃあ次は鍋を強めの中火にかけて
貰うのですが、火はこのくらいが良いでしょ
うパチンッ」
そう言いつつ指を鳴らすと机にあらかじめ
作っておいたくぼみに火が起こる。
それを見た全員からおお~っ!と感心の声が
上がるが冷気を通して温度を操れるあたいに
はこのくらいは造作もないことだ。
チ「ではその火に鍋を掛けて貰って2分ほど
煮ます」
皆が指示通り鍋を火に掛けるのを見渡すと
、周りを見てメモを取る者、他の者の鍋が気
になる者、自分の鍋を見る者など様々なもの
がいる。
チ「この待っている間に鶏肉を一口大の大き
さに切っておいてください」
そして皆が前もってあたいが氷で作ってお
いた包丁でそれぞれの思う一口大の大きさに
鶏肉を刻みだした。
そのうちに2分がたち、皆も鶏肉を切り終わ
ったようなので、それを鍋に入れてもらい、
さらに2~3分の間煮て、鶏肉に火を通す。
チ「はい、この間に今度は卵を溶いてもらい
ます。ここで卵をあまり混ぜ過ぎるとすぐに
固まりやすくなってしまうので注意してくだ
さい」
その指示通りに皆が卵を割ろうという中で
、こういう場に一人はいるのであろう気取っ
た卵の割り方をする者がいたので注意してお
くことにした。
因みに、割った卵はこれもあたいが氷であら
かじめ作っておいた
混ぜる菜箸も氷で作られている。
チ「ちょっと!……サニーとピース、卵を片
手で割ろうとすると失敗しやすいからやめた
ほうがいいよ?」
サニー「大丈夫だって!確かに、家でもあん
まり成功したことないけど……今日はできそ
うな気がする!」
ク「ふふっ……あたいがそんなミスするわけ
ないじゃ~ん!!」
一体どこからそんな自信が湧いてくるのか
、あたいの忠告を二人は聞く気がないようだ。
そして案の定、サニーは失敗し、卵の黄身を
つぶしてしまい、殻がその中に入ってしまっ
た。
それを他の二人の三妖精に笑われている。
(特にスター)一方のピースはというと、両
方の手で卵を一つずつ持ち、同時に割って成
功していた。
それを見て素直に凄いとは思うが、料理の出
来には関係しないだろう。
サニー「うぅ~~っ・・・しまったぁ~~…」
ルナチャ「まったく……素直に言う事をきい
ていればいいものを・・・」
スター「くくくっ……サニーったら家でもそ
れでやらかしてるのによくやる気になったわ
ねw」
サニー「う、うるさいなぁーー!今やってみ
たら案外出来るかもって思っちゃったのよ!
!」
ク「♪♪~~」
そして各々、割った卵を混ぜ終わっていく。
そこで2、3分がたち、溶き卵を2/3ほど鍋に
入れてもらうのだがその前に、
チ「いまから、溶いた卵を鍋に入れてもらい
ますが、その前に各自味見をして煮汁の味を
調えておきましょう。そのあと溶いた卵を2
/3ほど鍋に入れて蓋をしてください」
皆の作業が終わるを待って、ここで火を弱
火にすると伝えて火力を弱める。
チ「このまま2分ほどしたら残りの溶き卵を
加え、蓋をして強めの中火で十秒煮れば完成
となります。あとはかまどで炊いてあるご飯
をどんぶりによそってその上に盛り付けるだ
けです」
そういいながら、この教室が始まってから
同時進行で炊いておいたかまどの白米を皆に
見せる。
これからしばらくして料理が出来上がった時
の皆の反応は出来上がりの達成感に喜ぶ者、
相手のと自分の料理を見比べる者、案外悪く
ない仕上がりに胸をなでおろす者、他の者の
料理を見回りながらメモを取る者など様々だ。
大「チルノちゃん!お疲れ様!……それとこれ
味見してもらってもいいかな?」
大ちゃんが今しがた作った親子丼をあたい
に持ってきてくれた。
チ「いいの?大ちゃん……」
大「うん!!というか食べて感想を聞かせて
欲しいかな……なんて…」
チ「うん、わかった、ありがとう……それじ
ゃあ、いただきます!」
大「召し上がれ♪」
あたいは氷でレンゲを作り、大ちゃんの作
ってくれた親子丼を試食する。
チ「モグモグモグ……うん、鶏肉に火がちゃん
と通っていてほどよく柔らかいし、卵もふわ
とろでご飯と相性がいいね!……さすが大ち
ゃん、満点だよ!」
大「良かった!!ありがとう!チルノちゃん
!!」
そんなあたいたちを遠巻きに霊夢、魔理沙
、ピース、文が見ているのをあたいは知らな
かった。
文「あやややや~~!なんだか向こうは甘々
な感じですね~~~っ!!」
ク「まぁ、こっちは今からアツアツ(バトル
的)になるところだけどね!!」
霊「ほんとね~~~……ふっ…室温が上昇す
るから勘弁してほしいわw……」
魔「全く……暑苦しいぜ………見てるこっちの
ことも少しは考えて行動して欲しいもんだ
……!(笑)」
文「まぁ…それはそうと……」
ク「ちゃんと味わって食べてよねっ!!」
魔「よっ待ってたぜ!!」
霊「安心しなさい……ちゃんと感想も交え
て判定してあげるわ!」
それからは天麩羅やうどん、味噌汁や炊
き込みご飯、果ては団子などの甘味も作っ
たりして場は大いに盛り上がった。
更にその中でも文とクラウンピースの対決
も中々の盛り上がりを見せ、賭け事の対象
になるレベルだった。
しかし、結果は引き分けでこれではらちが
明かないと部屋で弾幕勝負が発生しそうに
なったのには若干焦ったが、それらも含め
てなかなかに楽しめたと思う。
これからも、この風景が続けばいいなと思
うほどには良い時間だった。
(因みに、借りた道具類は洗って乾かし元
の持ち主にすべて返し終えた)
しかし……………まさかこの後あんな事にな
るとは夢にも思わなかったのだが。
~後戸の国~
隠岐奈side
薄暗い空間に緑色の木質の扉が多数浮かぶ
空間、そこは嘗て…自身が起こした異変の際
に迎撃や実践テスト等を行っていた空間であ
る。
その自身の支配する空間の中で、顔を全面、
黒づくめの兜で隠した機械人形のような見た
目の兵どもと、私は一人で向かい合っていた。
先に言っておくが私に不可能はない。
私には新たな世界の創造や破壊(既存でも可)
、後戸を開き、問答無用で生者を死に誘うこ
とすら可能、というよりも世界の真理
(ブラフマン)であるため、世の理を書き換
えることで、初めから存在していなかった事
すら可能である。
更には利用価値を見出したものには洗脳を施
し、手駒にすることすらできる。
よって目の前の者どもなど取るに足らないの
だが、私の部下二人(舞と里乃)が居る状態
では若干面倒なので、あえて危機的状況を演
出し紫を呼びに行かせるという体を取ってこ
の場から去らせることにした。
ついでに私への好感度も上げておいた。
まさに、お前たちだけでもここから逃げるの
です!という体をとったので間違いなく上が
っていることだろう。
そして紫のところに寄越すことであの二人は
匿われるだろう。
そうなれば仕事がやりやすい。
さて、ではそろそろいきなり現れて(手の先
に付いたかぎ爪状の武器で)
ろとも消し去るとするか。
摩多羅隠岐奈=隠
隠「この絶対秘神にたて付いたことをその存
在ごと消え行かせながら後悔するがいい!!」
?「お待ちください……」
そして、今まさにこの駒共とそれを差し向
けた者を己が権能でこの世から削除しようと
したその時、私だけが支配するはずの空間で
それも、私しか居ないはずの場で、
隠「誰だ?ここは私の支配する空間で……誰
の入室も認めていないはずなのだが………に
も関わらず私に話しかけることができるとは
………どうやってこの場に干渉している?」
突如として響いてきた声に対して、そこそ
この警戒心を保ちながら言葉を返すが、改め
て見てみれば何のこともない
っぽけな存在と力だったが、それでも、ここ
の
を付けておくだけの価値はあると考えた。
?「どうやってと言われましてもアナタ様の
ような絶対神から見てその他大勢と変わらな
いような民草ができる事など、まさにカミ頼
みくらいのものでございます……その絶対秘
神でありあらゆる神格……それも、古今東西
のあらゆる神…シヴァ、アメノミナカヌシ、
ヤハウェ、天帝、盤古、ブラフマー、阿弥陀
如来、ミトラなどの最高クラスの神格を側面
として取り入れた正真正銘の究極の秘神であ
られるアナタ様に直接面会をネガイ出ただけ
です……そしてそれは聞き入れられ、こうし
てお目通りが叶った次第です」
この暗い空間に響くその声とともに、目の
前に淡い光円状の光が浮かび上がり、その中
にどこか憂いを帯びた表情をした女性の顔が
その映像の側の景色とともに現れた。
隠「お前…一体どこまで
に、面会を
な覚えなどまるで……」
ない……とそう言おうとしたところで、記
憶の隅に何かが引っかかった。
それは、先ほど人形どもをその送り主もろと
も消し去ろうとしたその時に、数多ある扉の
内の一つから、今見ているような景色のとこ
ろがあったことを思い出し、さらにはその中
で今の目の前の人物が目をつむり手を合わせ
てまるで神頼みのような姿勢を取っていたこ
とを思い出した。
ふん、そういうことか。
?「その様子ですと、もう思い出されたよう
ですね」
隠「まったく……なにが『神頼み』だ…然るべ
き手順を踏み、私のところまで繋げたあとは
その膨大な魔力と独自の解釈でこちらの空間
にねじ込んできただけではないか…大方、返
答がないことを承諾と強引に捉えることで、
この空間への干渉を可能にしたのだろう…そ
して、このタイミングなのは私の注意が目の
前の人形どもに向いたその隙を狙ったからだ。
それと……確かに私から見れば取るに足らな
いが、常人のからすれば、遥かに膨大なその
魔力、よく視ればお前…次元の魔女だな」
しかもこれはその絶妙なタイミングを知っ
ていなければまず間違いなく失敗するだろう。
どのような手法か知らないが私があの瞬間に
人形どもに意識を向けることを知っていたの
だろう……と私が密かに感心していると私の
さっきの言葉にその者は深々と
た。
?「その通りでございます。わたくしめは他
の者から次元の魔女と呼ばれ、また自らも壱
原侑子という仮の名を名乗っている者です。
そして他の者達はどちらでも好きに私のこと
を呼びます」
まぁ……こいつにならばいいか。
壱原侑子=侑
隠「なるほど、じゃあ私は侑子って呼ぶこと
にするよ!!」
私の態度の急な変遷に目を丸くする魔女。
うん、やはり素はやりやすいな。
こいつはいろいろと弁えているようだし、実
力もあるから問題ないだろう。
くくくっ・・・・・・それに、こやつの驚い
た顔…その澄まし顔を崩せたのは気分が良い
!いくらこいつでも私の素の顔は知らなかっ
たようね。
隠「それで、私に何か用かな?なにか下らな
い用事だったら即この接続切っちゃうからよ
ろしく~~~」
侑「意外とフランクなのですね……いや、ま
ぁそういう事もあるのでしょう……相手が相
手なわけですし……それはともかくこれはと
ても重要な話なので、できれば切らずに…」
隠「ああ…いいよいいよwwそんな硬くなら
なくても!普段通りにしてもらって。その
方がこっちもやりやすいからさ」
侑「ではお言葉に甘えて……そうさせてもら
うわ……」
そうして相手の表情が若干柔らかくなっ
たのと言葉遣いが変わったのを見て、満足
する。
そこで相手が改めて本題に入る。
侑「それで……話というのは今まさにアナ
タが葬り去ろうとしたその兵たちとその作り
主に関することよ」
隠「ああ……それってあの
いうこそこそした奴でしょ? 大丈夫だって
~~!あのくらいなら片手どころか小指の先
で料理できるし、ていうか下手したら手も使
わずにできるレベルwwwいや、マジでww」
侑「悪いのだけれどそれは止めておいた方が
いいわね」
隠「え?どうして?」
侑「その者のことをよく
ならわかるでしょう」
隠「うん?……はっ…これってまさか」
侑「ええ、そのまさかよ」
侑子がうつむき加減の顔でそう肯定する。
そうか、確かにこれは厄介だ。
隠「存在が希薄……いや、曖昧か……こいつを
知っている奴が少ないからか……今こいつが
利用している
は知らないみたいだしなぁ……でも、一人だ
け確実に知っているものがいるし、もう一人
は過去にそれに被害を受けたことを覚えてい
るし、……しかし、それにしたって少ないなぁ
……」
侑「そう、認識しているものが少なく、その
存在が曖昧だから、例えこの世から消しても
それはこの次元に於いてのこと。更に彼は『
この世のどこでもないような』場に身を置い
ている。だから、アナタが力を使って消して
しまうと、逆に…
しまうことになる」
隠「そうなったらいよいよもって、奴の思う
壺ってことか……これはいわば、相手が重量
の軽い羽根でこちらは爆炎しか出せず、その
まま手の届かないところまで爆風で飛んでか
れるようなもの……でもさ、消滅がダメなら
精神を抜きとったり、力を奪ったりするのは
どう?」
侑「それも、アナタが手を下すという時点で
『存在の消滅』に繋がるからダメね……彼を
完全に倒すには対峙して勝つ以外にないわ」
隠「それなら私が直接出向いて……」
侑「……ふう、それも世界の理や対価の関係
が複雑に絡みあっていてもう決められた相手
が彼を打倒するしかなくなっているわ」
隠「そんな理なんて私が一発で……」
侑「書き換えようとしても、それはこの世界
の前提条件を根底から覆えさなければならな
いほどに複雑……もし書き換えれば、各次元
やセカイも一緒に崩壊する……それは今の幻
想郷も同じ……それはアナタの望むところで
はないでしょう」
隠「くぅ……確かに、
る保証はない……し、この幻想郷を失うのは
惜しいか……面白い奴もいるし……」
今にして思えば、確かに奴の兵が最初に斬
りかかって来てから微動だにせず突っ立って
いたのも妙だった。
そのときは抵抗は無意味と悟って動かないの
かと思っていたが、そもそも私に認識させた
時点で既に細工は終わっていたとは……
それに、その時偶々、玉座でうたた寝してい
るところを狙われていたとはいえ、ほぼ直前
になるまで出現に気付かないというところも
おかしかった。
直ぐに気付いて、防げたからよかったものの
、あれは存在の曖昧さ不確かさが
原因だったのか。
いつもならすぐに見つけられただろうに、ど
うやら少し……油断してしまったらしい。
侑「でも、アナタの使いをここから逃がした
のはよかったわ。アレのおかげでこちらも手
が打ち易くなった」
隠「アレが良かったの?私としてはただ面倒
を避けるためだけの……ああそうか、紫の所
にやったんだっけ」
部下二人の自身への印象を良くしようと危
機を演出して、紫の元にその部下たちを送り
だしたのを思い出す。
確か演出に凝りすぎて、その空間から出すこ
としかせずに、紫の元へ直接送らなかったん
だった。
隠「それで、ソイツは……ああ、なるほどこ
れじゃあ、私や紫は手を出せないか……でも
紫のことだから、
んとかするでしょうね……ってことは、な
に?私やることないじゃない……」
侑「……話が早くて助かるわ」
隠「……で、でも侑子?……あなたが私に情
報を渡してそれで終わりってわけじゃないん
でしょう?……知ってるわよ。あなたは相手
のネガイを叶える代わりに対価を要求する…
……確かに今回私は願っていないけれどという
か自分でやろうとしていたところけれど、そ
うしてしまえば最後、幻想郷に仇名す敵に塩
を送ってしまうところだった……それだけは
避けたかった事だからね! さぁなんでもい
~よ~~ほらほら!なんかないの?」
そう、目の前の魔女は相手のネガイを対価
を受け取ることでカナエる。
だから今回も……と思ったのだが。
侑「ええ、確かにアナタにとってはそうでし
ょうね自身の大切なものに手を掛けようとす
る者に対して、さらに何かを与えてしまうと
ころだった……けれど、アナタ自身がさっき
言ったように、アナタはネガイを言っていな
かったし、それに今回のことはアタシに落ち
度があって、それの収拾のために動いたに過
ぎないから……」
隠「それでも、情報の対価は発生する……そ
してこの場合は……私が
侑「ええ、その通りよ。あなたは強大無比と
いう言葉では言い表せないほど強大だからあ
なたが動かないことが最善……問題の解決す
るための実力行使権が対価となる」
隠「はぁ~~~……面倒がなくていいけど……
それじゃ、蚊帳の外でつまんな~~~い!!
……なんか一つでも良いから関わらせてよ~~
あ、じゃあ
えて!」
侑「それでは、こちらが貰いすぎる……ナニカ
をさせたばかりでなくその上対価まで貰うこ
とはできない……でも、それがアナタのネガイ
ならば……今回はそのままその役割の内容だ
け教えさせてもらうわ………………それにこれは
アナタにとっては敵打ちにもなる………むしろ
そっちのほうがアナタへの対価で、これから
やって貰うことのほうがアタシのネガイにな
るかしらね」
隠「あぁ………確かに………で! それって何々
!!」
それから、侑子から私の役目について聞か
せてもらった。
隠「………ふ~ん…そんなことかい……お安い御
用だ。ありがとう!じゃあそうさせてもらう
ね!」
侑「ええ、こんなことを言うのも変でしょう
けれど、よろしくお願いするわ…………でも、
この程度の関わりで十分なの?」
隠「うん! だってさぁ~~メタいこと言う
ようだけど、せっかく登場したのにやること
が不思議空間で話するだけとか地味すぎぃ~
だからせめて、何か決定的なところで関わり
たかったんよ~~!ほんとありがと~~♪」
侑「それは良かったわ……それじゃ私はこれ
で……」
隠「うん、ばいちゃ~~~!」
と侑子に私が手を振り、そこで侑子と私の
支配空間との通信は切れ、それと入れ替わる
かのように、紫たちがやってきた。
紫「………っ隠岐奈!大丈…………なんか、ずい
ぶんと元気そうね……」
藍「ゆ、紫様……これは一体……?」
橙「て、敵は?敵はどこに……」
隠「ああ~~!!紫~~っ!ヤッホ~~!」
心配してた風の相手に笑顔全開で話しかけ
る。それにしても………Ψ(`∀´)Ψケケケ
私がやられるわけ無いじゃ~~んっっ!!
アホだなお前。
紫「あ、あなた…ヤッホ~って、……あなたの
ところの二童子が命からがら私のところに駆
け込んで来て、あなたが危ないって言うもの
だから来てみれば……」
藍「本人は至って無傷……どころか……」
橙「もしかして、普段よりも元気?」
ホクホク顔の私を見て、三人はそれぞれの
感想を漏らす。
隠「いや~~~よく来たね。三人とも!疲れ
ただろう……ゆっくり休んでいってくれタマエ
!」
紫「いえ……ゆっくり休んでいる暇はないの
だけれど……でも確か、あなた敵に攻められ
てたはずよね?……あの二人があんな状態で
嘘を言うわけがないし……」
隠「敵?……ああ、あまりにもしょぼすぎて
、忘れてたわ……それなら、ほら、あそこで
突っ立ってるわよ?」
そういいながら私は自分の後ろを親指で指
す。
紫たちからは私が影になって見えなかったよ
うなのでついでに自身の体もどける。
すると、顔面を黒ずくめの兜で覆った機械人
形のような兵隊たちがそこにこじんまりと佇
んでいるのが見える。
紫「あれが………でも、あれだけ?」
藍「橙、下がっていなさい!……いつ動きだ
すかわからない……!」
橙「はいっ!!でも大丈夫です!私も戦えま
す!」
隠「お二人さん、警戒しているところ悪いけ
ど……あれ、もうずっと動いてないから、も
う動かないと思うよ?まあ動きだしたところ
で問題にもならない。直ぐに始末できる。ま
してやこの空間で私に勝とうなんで無謀もい
いところだ」
藍「た、確かにそうかもしれません……では、
窮地に陥っていたという話は……」
隠「ああ!あれ嘘!ちょっとあの二人に対す
る好感度を上げておこうかなって思っただけ
だから!危険を省みず、部下を逃がす上司っ
っ!!!一度やって見たかったのよねぇ~~
~!」
紫「のよねぇーー!じゃ、ない!!こっちが
どれだけ心配したと……」
隠「あれっ?それにしてはなんか来るのが少
し遅くない(笑)?」
私がからかうようにそのことに触れると紫
は言葉を濁した。
紫「それは……その……やっておくべきことも
出来てしまったし、あなたなら簡単にはやら
れないだろうと思って……でも、遅れたことは
……一応謝るわ……本当に窮地に陥っていたら
助からないところだったわね…ごめんなさい」
隠「はっはっは!良いってことよ!私とあん
たの中じゃん!それに、現にどうもなってな
いっていうかそもそもなるわけないっていう
か……いやあ……こっちこそ悪かったねぇ(笑)
……くくっ……」
紫「隠岐奈……あなた…全然反省してないでし
ょう………」
諦めの入った呆れのようなため息を吐くと
紫は本題に入った。
紫「……でも、あなたが無事だったのは大き
いわ……あなたが居れば解決できないことは
ない……なんと言っても究極の絶対秘神なの
だから……今、幻想郷に起きている異変はこ
れまでのものとは違う……でもあなたの手が
あれば簡いち早く解決でき……」
私はその希望に満ちた紫の言葉を遮るよ
うに宣告する。
隠「ああ……そのこと、何だけど……ごめん
、無理」
その言葉を聞いた紫は目を丸くして信じら
れないものを見るような目で呟く。
紫「え?………それは……一体、どういう………」
隠「今幻想郷で起こってる異変ってあれでし
ょ?幻想郷の人妖に変な影みたいなのが憑い
てるっていう……」
紫「え、ええ!……そうよ!だから、あなた
にそれを……」
消してもらいたいとそう続けようとしたの
であろう紫の言葉を遮り、理由を話す。
今幻想郷に起きている異変もその黒幕も私へ
の対策を講じていたこと、それにより私は今
回動くことが出来ないということを率直に告
げた。
隠「…………というわけで、私が何かしようと
した瞬間、相手の存在が、私すら手の届かな
いような別の次元に移る、ような仕掛けがさ
れていて相手に安住の地を与えてしまうとい
うわけ。だから私が手を出すと却って状況が
悪くなる。だって、私から見て存在しないと
なったら、誰の手にも届かないわけだからね
……私が何かしようとしたら即『存在の消滅』
につながるようになっている。だから今回私
は動かない……なんでもできるってのも考え
もんだよねぇ~~……それだけ相手に警戒さ
れちゃうし」
説明を終えると紫は、先ほどの取り乱した
ような様子は無く、代わりに何かを考え込ん
でいるようだった。
しばらくそうしているかと思うと徐に話し始
めた。
紫「そう、それなら仕方がないわね……何か
別の手を講じるしかない…そういう事なら、
あとはこっちで何とかするから心配しないで
頂戴」
隠「うん、よろしくねぇ~~!ま、はなから
神頼みするなんて、良くないってことさ!あ
!それとあの二人はどうしてる?なんかさっ
き命からがらそっちに駆け込んだとか言って
たけど?あの二人に……なんかあったの?」
二人の安否を問うときに若干声のトーンを
落としながら問いかける。
紫「ええ、今は命に別状はないものの、最初
に見たときはかなり危険な状態だったわ。…
…そんな中でも、一人残してきたあなたのこ
とを最後まで気にかけていたというのにあな
たときたら……」
紫がそこで言葉を切った。
恐らく私から発せられている気に気付いたか
らだろう。
その傍にいるだけで、死んでしまいそうにな
るほどの圧力をもった殺気を。
………そうか、
たのか……
隠「紫……その二人を傷つけた相手に会うこ
とができたら伝えといてくれる?……『よく
も、私の部下に手をかけたな……その報いは
必ず受けさせてやる……それなりの苦痛をカ
クゴしておくことだ』ってね ……」
それを受けても紫は平然と立っているよう
に見えたが、額にうっすらと汗が浮かんでい
た、紫の式の藍はというと恐怖におののいて
目を見開き頭を抱え、顔のみならず全身から
冷や汗を流し、目からは涙を流し、歯をガチ
ガチと鳴らし、全身をガタガタと震えさせな
がらハァ、ハァ、と苦しそうに息をしている。
その藍の式である橙はというととっくに気絶
してその場に倒れていた。
彼女はまだ幸せな方だろう。
耐えられる方が却って苦しいものだ。
私が相手なら尚更。
その言葉を受けて紫は
紫「ふふっ……あの二人のことはまだ大切なよ
うで……安心、したわ。任せておいて、必ず伝
えるわ……」
と約束してくれた。
そこで出していた殺気を納め、代わりに不敵
な笑みを浮かべる。
すると、藍はホッとした表情を浮かべ、その
場に座り込み、橙は今気が付いたようで、体
を起こし始めた。
隠「さてと、それじゃ、
)料理するとしますか………あ、それはそうと
紫……今幻想郷にいる氷精の件なんだけど………
……」
それから、紫たちと少し話をしてその場は
解散となった。
これは、紫が霊夢たちと合流して、異変に立
ち向かうちょっと前の話。
「落ち着けぇ~!!」
「がぁ~~んばれよぉ~~~…‥」
「ゑゑゑゑーー!?」
「いい夢をみよう・・・」
「何故だ…何故死なない!?」
「素晴らしい……」
↑の元ネタを知っている方が居れば教えて頂きたいと思います。
茶番劇で音声素材として使われていたのを引用しただけですので知っているという方が居れば是非コメント欄に書いていただければと思います。
それではまた次回でお会いしましょう!!
そして、コメ欄で摩多羅様の解説をくださった方、ありがとうございます。あとごめんなさい。元ネタを参考にすると言ったな……あれは嘘だ……参考どころかほとんど丸写しだし、勝手な解釈あるしでもう突っ込み待ち状態ですはい……それでも良ければこれからもよろしくお願いします。面白いとおっしゃって下さる方々、こんな駄文でも読んでくださる方々、本当に励みになります。では今回はこの辺で失礼いたします。さよなら~~
※なお第十三話はこれまでの中で最長となります。理由は次の話を見て頂ければわかります(察し)