筆(というよりキーボードに手)が乗りますねぇ~~。まぁ、下手ですが。
とはいうものの、前回と同じぐらいかかっちゃいましたけどね。本当は一日で行ってしまう
やないかと、思ったほどの勢いでした。(コレハ・マジ・ナヤツ)しかし、気を抜けば結局
同じこと……まぁ大体、亀更新うたっているし、今後のハードルを無理に上げても、滅ぶ
未来しか見えないので別に構わないのですが。それはそうと今回は(いつも)チルノちゃん
の無双回となっております。……研ぎ澄まされた氷はどこまでも鋭く、ふつくしい……
ということで、本編で~~す。
周りの風景が静止して見える…と言っても
今はそのことが分かるような物と言えば神社
の境内に立っている木から落ちる木の葉ぐら
いのものだが……その中であたいと目の前の
あたいそっくりの奴だけが、普段よりも早い
くらいの速度で動いている。
と言っても、時間を止めているわけではない。
周りのものよりも格段に速く行動し、戦って
いるだけだ。
だから、静止して
て見えるそれらも僅かにではあるが確実に動
いているだろう。
その中で、視界の隅に霊夢達が映った。
どうやら、呆気に取られているようだ、無理
もないか……自分で言うのもなんだが、これ
についてこられるとは到底思えない…だが、
何かしらの策を練って貰わないと、こっちは
相手を抑えるので精一杯なので、何も考えら
れない。
しかも抑えているだけでは何も解決しないば
かりか、今この瞬間にも影が、幻想郷の実力
者から徐々に力を抜き取ろうとしているか乗
っ取ろうとしているだろう。
そして、今のあたいに考えられることがある
とすれば、相手の次の動き、
さっき迄のような事実確認ぐらいである。
更にさっきから戦場がこじんまりと球の形を
成すように相手の動きに対応して動くように
しているのだが、これが中々厳しい…から、
突っ込むようにして長刀による正面突きがあ
たいに向けて飛んできた。
チ「・・・・・・くっそ・・・っっ!!」
咄嗟に大剣で横に受け流す。
すると今度は横薙ぎが後ろから飛んできた。
それを先に読んで、振り向きざまに大剣で対
応する。
その次の瞬間には相手は手の長刀を消し、代
わりに足払いを掛けてきた。
それに少し態勢を崩しかけるがここは
足払いには逆らわずその場で回転し、上下反
転すると今度は氷のナイフが目の前に来てい
た。
それを大剣を目の前に持ってくることで再び
ガードする。
恐らく相手も足払いの勢いそのままに回転し
手に氷のナイフを握り、突きつけてきたのだ
ろう。
チ「……っ!!!」
そのことに若干焦りつつも、上下逆さまの
体勢で氷の大剣を氷を操る能力で空中に固定
、その逆さになった大剣の鍔部分、刀身と柄
の差の部分に足を掛けて蹴り、上に離脱する。
そして、相手もその大剣に乗り、蹴ることで
あたいに追いついてきた。
しかしあたいは少しの差を利用して、今度は
あたいの目の前に氷の壁を作り、体を反転さ
せてそれを蹴ることで、相手に向かって行っ
た。
手には片手剣ほどの長さの双刀が握られてい
る。
相手はすぐ近くまで、今度は槍を持って飛ん
できていた。
その槍が寸分違わぬ精度であたいの眉間を狙
うがそれをあたいは逆手に構えていた双刀の
うちの一振りで受け流し、躱す。
そうしてすれ違った瞬間に後ろを振り向き、
勢いを殺さず後ろに飛び続けながら(方向で
言えば落ちながら)二振りの刀を柄の部分で
合わせ、その切っ先の両端の間に氷を絶妙に
制御して、弦を作り、氷で作った矢を刀で作
った弓に
その矢も寸分違わず、相手の心臓部に飛んだ
はずだが、既に相手は正面に向いており、そ
れを槍で難なく跳ね除ける。
直ぐに弓に矢を番えた状態で氷矢を作り幾つ
も放つも全て同じ結果に終わった。
そのまま相手が突っ込んで来るかと、弓を再
び双刀に戻して待ち構えるが、相手は槍をこ
ちらに向かって投げてきた。
避けようかとも思ったが、そうすれば下にい
る霊夢たちにあたりかねない。
咄嗟に両手の刀を消して槍を何とか掴み、敵
を見ると相手はすでに大鎌を振りかぶってい
るところだった。
袈裟懸けに振られたそれを何とか槍で受け止
める。
そこで
するとここで相手が言葉を発した。
ハハハハッッッ………」
狂ったような笑い声をあげる影チルノ。
チ「……何が可笑しい!!」
歯を食いしばりながら問うと相手も言葉を
返す。
る……ククッ………お前は今ほぼ防戦一方だが
、その実、この場を早く切り抜け無ければと
焦っているということが……!!」
チ「ッッ・・・!!!」
影のあたいが言葉を片言ではなく、流暢に
話せるようになったことにも驚いたが、それ
以上に考えを読まれたことに驚かされた。
━━成長している!
筋、動きかた……それらの機微がアタイに教
えてくる……今のこの状況はアタイの優勢だ
と!!!」
そういい終わるや否や、鎌にさらに力を入
れたかと思うと、ふっと力を抜き、あたいの
方へ足を踏み込み、後ろの足を前に出しなが
ら回転し鎌を逆袈裟に下から上に振り上げて
きた。
それに対し槍で防ぐが勢いが強く、吹っ飛ば
される。
チ「ぐっ・・・・・・!!」
その際の衝撃で槍は粉々に砕け散った。
しかし、その破片を直ぐに別の武器に作り変
えて空中で体勢を変えて相手に向かう…今の
武器は手甲で手に嵌めている。
が、それは悪手だった。
相手は既に武器を鎌から鞭に変えており、あ
たいがさっき弓でやったように絶妙な制御で
氷を
てきた。
……避けようと空中で一旦静止し半身になる
が、片手を鞭に絡め取られ、振り回される。
━ヒュンッッ!……パシィッ!!
チ「うああっっ……!!」
そして遠心力によって一番勢いの強いとこ
ろで、鞭を消失され、そのまま投げ出される。
何とか自身の後ろに氷で壁を張り、自身で線
を引いた球の外には出ずに済んだが、急場し
のぎに自分で作った壁に背中を強打した。
チ「がぁっ・・・は・・・!!」
肺の中の空気が一気に外に押し出される。
それにせき込む間に敵が目の前に迫っていた。
チ「がはっ・・・・けほっ・・・・・ッ!!
・・・しまっ・・・・」
敵は最初の長刀であたいの左肩を後ろの壁
ごと突き刺した。
同時に肩を激しい痛みが襲い、目に涙が滲む。
チ「ぐっ………あああああっっぅ!!!!」
激痛に叫び呻くあたいに、影のあたいが歪
んだ黒い笑みを湛え話しかけてきた。
んだ…よ!!」
チ「……っっ!!!!」
台詞の途中で刀を食い込ませるように動か
し、痛がるあたいを愉しむ影チルノ。
その反応を悦ぶように、クヒヒッ!と卑屈に
嗤うと更に話しかけてきた。
と痛かった……知ってるだろ?一緒にアレを
耐えたんだからさぁ!!」
こいつの言うアレとは自身を妖力として結
晶に込め続けたあの日々のことを言っている
ということは理解できた。
だが・・・・・・
チ「……ふざ……けるなっっ!!あの日々に耐
えたのはあたいだけだ……お前はそれをただ
、読み取っただけに……過ぎない!!!」
が気にならないほどに高めることに夢中にな
っていた……そしてその一方で何故こんなこ
とをしなければならないのかとも思っていた
んだ…アタイは……その、疑問に思っていた方
の
チ「・・・・・・・・・・・」
上は余り意味がない……だが
そう思っていてもお前は断行した!!!」
心で!!……それにアタイは付き合わされた
!!否応なくだ!!」
こいつの主張はこちらからすれば理不尽な
ことを捲し立てているだけ…だが同時に、そ
れがこの世に生み出された、
てなのだろうということも何故か理解できた。
だから、こいつの中にはあたいに対する激し
い恨みや憎悪の念しかない。
光と影のように切っても切り離せないが、同
時に、決して相容れないのだと悟った。
ましてや相手は敵の駒から生まれている。
でも、それでもあたいは・・・・・・
わって貰うよ?アタイと同じ、
を…!!」
今にも泣きだしそうな顔であるにも関わら
ず、卑屈に歪んだ笑いを堪えるような形容し
難い歪な顔で相手がそう叫ぶと同時にあたい
は、刀を横から右手で叩き折った。
痛みに耐えるときに右手を傷にあてがったと
きに、まだ手甲が付いたままなのを見て、隙
を見て刀を折ろうと伺っていたが、その瞬間
がさっき訪れた。
もしかしたらワザとかもしれないがそんなこ
とは今はどうでもいい。
折ると同時に刀の折れた方を右手でつかみ、
妖力を後ろの壁ごと吸収する。
相手は刀を折られた勢いのままにその場で一
回転しそのまま折れた長刀を鎌に作り変え、
そのまま横に振ってくる。
まだ吸収途中だが、かまわず右手を伸ばし氷
で盾を作り、防ぐ。
防いでいる間に吸収が完了し、一旦その場か
ら離れるべく、相手が鎌で横薙ぎにして来た
方とは逆の相手の内側に入りながら脇を通り
抜ける。
そのすれ違い様に相手がこちらに近い方の手
を鎌から離し、その手に小太刀を作り切り付
けてくるが、盾で身を守る。
また、いったん自分で決めた球の中心に向か
う。
そこで相手から挑発が飛ぶ。
w!!………逃がすかよッ……!!」
挑発するとともに、あたいの方目掛けて、
退路を断つように、下から周り込むように後
追うあたい姿の影。
それに向けてあたいも迎撃する。
チ「氷符!「アイシクルガトリング・トライ
デント」!!」
その宣言と同時にあたいの手元に氷で作ら
れたマシンガンが三つ出現する。
それらはあたいの妖力で発砲できる仕組みと
なっており、空中に浮かせて離れたところか
ら狙う事もできる。
弾はあたいの妖力で作られた氷の弾丸なので
、あたいの妖力の限り撃つことが可能。
そしてしつこい ようだが言わせてもらうと
、弾幕ごっこにおいては当たっても相手は被
弾箇所が凍るだけだが、これはそうではなく
、被弾すると通常の銃弾のように貫通する。
しかも貫通した後は傷口から徐々に凍って行
き、凍っていく間は激痛が走る。
大体、直径にして1cmは凍る。
だが、相手は
けだ。
そのガトリングガンを影チルノよりはあたい
寄りの斜め真上と左右に展開し、三方向から
相手を狙う。
その狙いはあえて正確にはせず、ばらけさせ
、一斉掃射する。
チ「掃射!!」
掛け声とともに手を上にあげると銃軸が回
転し、銃身から無数の氷の銃弾が放たれる。
……これが決まれば相手はハチの巣になるは
ずだが……
とは!アタイにもできるんだよッッ!!!冷
防「絶対冷域」!!」
そう叫ぶや否や、そいつの周りを氷の壁が
包囲していく。
更に包囲が間に合わず、入った弾丸も全て、
鎌で跳弾された。
しかし今度は、ばらけさせず一点目掛けて集
中砲火し、突破を狙う……が、相手も馬鹿で
はない、全て氷球に吸収され、突破するどこ
ろかこれでは相手に弾薬を与えるようなもの
だった。
更に氷球の中から銃口を突き出し、そこから
同じように掃射を全方位に向かって撃ってき
た。
影チルノside
ふん……馬鹿な奴め、そんな豆鉄砲をいく
ら撃ったところで、アタイの鉛玉の糧になる
だけだろうに…アタイは余裕の表情でいた。
このままここに篭っていれば、あいつはさら
に焦り、足元を掬いやすくなる。
そう、アタイは焦らず慌てず、じっくりと舐
めるようにあいつをいたぶっていれば、勝手
に倒れてくれるのだ。
そうすれば、もっと最高の痛みを味わっても
らえる……。
アタイと同じ苦しみをあいつにも……とそこ
まで考えて、何か違和感を感じた。
なんだ?……まぁ、いい。
このまま押し切ってあいつにはここで倒れて
貰うことにしよう。
・・・・・・・・・・・・・しかし、それが
間違いだと気づくのにそう時間はかからなか
った。
尤も気付いた時にはもう遅かったが。
いや完全敗北を免れたという意味では間に合
ったが、ただそれだけだ。
な妖力の塊は!!………下からも!」
よく感知して見ると巨大な妖力の塊が自身
の氷球を挟むようにして上と下に二つあった。
上は遥か上空、下は少し離れた位置だ。
そしてそれらは成長していた。
何故だと感覚を研ぎ澄ますと直ぐに答えが分
かる。
自身の放っていた、銃弾が上と下に跳弾され
ていた。
・・・・・・まさか!!
!!」
そう思った次の瞬間には妖力の塊……チル
ノの氷塊が上空から落下、下からも氷塊が迫
って来るところだった。
チルノside
あたいはもう機銃掃射を止め、相手が周囲
にまき散らしている無数の氷の弾幕を全て上
と下に跳弾するように、氷の壁を張っていた。
無数の弾丸の向かう先には、一つの大きな氷
塊があり、その反対の真下にもあたいの何倍
もの大きさの氷塊があった。
だがそっちはまるで、
そのどちらの方向にもあたいは手を向けてい
る…右手を下に左手を上にそれぞれ向けてい
た。
そして、もう十分だと思ったあたいは、左手
を下に振り下ろす………
それを受けて
下を始め、徐々にその落下スピードを上げる。
そして最早
た。
更に左手を振り下ろしたときに、同時に氷の
柄を下の氷塊に伸ばして接着し、柄を両手で
持ち全力で振り上げる。
ここであたいはスペルを宣言する。
チ「スペル同時発動!!氷塊!「メテオライ
トクラッシャー」!!+氷鎚「スレジハンマ
ー」ァァーー!!!」
あたいは自身に来る銃弾をすべて氷壁で防
ぎながら、下から氷鎚を振り上げる。
上からは隕石と化した氷塊が氷球に向かって
、凄まじい勢いとスピードで落下する。
その二つからの逃げ場のない、凄まじい衝撃
が氷球を襲い、木っ端微塵に砕け散った。
そう、あたいが掃射の始めに手を上げていた
のはこの為だった。
最初は氷球の中に追い込んで上から普通の大
きさの「
もりだったが、相手が全方位に撃ってきたの
で、それを利用して、塊を成長させる方に切
り替えた。
これにより、対して力を消費せずに絶大な威
力を発揮できたと思うのだが、如何せんこの
程度では止まってはくれないだろう。
氷球は砕け散ったが、中の者は恐らくまだ生
きているし、意識もあるはずだ。
ここで止まってくれれば
御の字なのだが………やはり、まだ止まって
はくれないようだ。
・・・・上と下から氷塊でサンドイッチとは
やってくれるじゃん・・・・・・!!」
砕け散った氷球の真ん中で、平然と佇むよ
うにそいつは浮かんでいた。
また振り出しに戻ってしまった。
いや、そもそも進展など最初からしていない。
最初から今まで、押しては返すのシーソーゲ
ームを続けているに過ぎ無い。
だが、それでも諦めるという選択肢だけは絶
対に無い。
あたいはそこら中に散らばっているあたいが
だした氷塊や砕け散った氷球の破片を吸収の
結晶片手に集め始めた。
相手もそれに倣うように集め始めた。
そして全て集め終わったころ、また互いの刃
が交わる。
相手は手斧で、こちらは
飛び込んできたので、杖で受けるが後ろから
何かが来る気配がしたので、そのまま下に落
下すると、二人目の影チルノが後ろから大鎌
で横に刈取る所だった。
今度は
に合わせこちらも氷で分身を作り対抗する。
それぞれの分身は、あたいのほうが日本刀、
相手方の方は長刀で先に
ら袈裟懸けに斬り、それを
、
の長刀を抑えつつ、相手の脳天から踵落とし
を見舞うがそれを見切られ、左手で捕まれ、
そのまま後方に飛ばされた。
あたいたちの方は、あたいがナイフで素早く
相手の懐に入りこみ、喉元に突きつけようと
するが、後ろに少し下がったり、横に少しよ
けたりなどして躱され、逆に槍を突き入れら
れようとしたところをナイフで流し、再び距
離を取った…………
とそれと入れ替わるようにあたいの分身が空
中で前転しながら投げ入れられてきて、その
勢いのままに足に氷でブレードを履くように
作りながらそのまま足で
た。
一方あたいのほうには分身の方のあいつが現
れ、長刀で上段から切り込まれた。
それをナイフで流し、右に飛ぶが相手はその
まま自分の刀を流し、自身が回転してあたい
の右から真横に剣を薙ぐ、それをもう片方の
ナイフで上に跳ね上げ、そのナイフをそのま
ま相手に投擲する。
相手がそれを避ける間に相手の懐に入りこみ
、もう一つのナイフで相手に切り付けようと
するも相手から横薙ぎに回し蹴りを貰い、そ
れを足でガードしつつ飛ばされるのに任せて
再び距離を取る。
それからはお互いに相手と距離を取っては接
近し、少しの近接戦闘の後また距離を取り、
互いに飛び込みあって切り付けながらすれ違
うの繰り返し……それらを、何百と続けた。
更には互いの分身の数も五体に増えたことで
切り結ぶ回数も格段に増えた、使った武器も
多岐に渡る。
弓矢、大剣、長刀、短刀、片手剣、双剣、手
甲、斧、手斧、鎌、大鎌、鎖鎌、鞭、槍、鎚
、……etc中には大振りのブーメランまである。
そんな打ち合いを何百と続けていると、ある
時、球の外側が計六点もの気配にいつの間に
か囲まれていた。
そのどれも覚えのある気配だったので安心す
る。
霊夢たちが何か考えてくれたようだ。
囲っている六つの点とは霊夢たちのもののよ
うだ。
そして、最初の方とは逆にあたいが鞭で相手
(本体)の大鎌を絡めとって奪ったとき、事
態は動いた。
霊夢たちの弾幕があたいが決めた
へ、(あたいたちの速さに比例して)スロー
再生のようにこちらに向かって撃ち出されて
来ている。
こんなスピードじゃ、逆に相手に力を与える
ようなもの……とそこまで考えてハッとする。
あたいには霊夢たちの意図するところを察す
ることができた。
なるほど、そういう事か!
チ「有難う…!!後はあたいに任せろ!!」
そのセリフの言い終わらないうちに、あた
いは弾幕の方へ高速飛行する。
それを受けて、影チルノも事態を察したのか
あたいに倣って、弾幕の方へ飛ぶ。
あたいたちのそれぞれの分身(あたいと影の
を合わせて十体)も弾幕を吸収
するべく球の外殻へ飛ぶ。
そのラインでから外に相手を出さないように
牽制しつつ、弾幕をエネルギーとして吸収す
るようあたいとその分身は動いていた。
魔理沙side
私は今驚くべきものを見ている。
私はレーザー型の弾幕、藍は十二もの魔法陣
からの弾幕、霊夢は陰陽玉の形をした霊弾、
紫は大玉と周囲に小弾をまき散らす使い魔、
橙は自身の周りに出した魔法陣から楔型の弾
、大妖精は自身を中心に矢の先端のような弾
幕を展開し、
目の前の球状の
が、さっきからその空白が弾幕で埋まること
が無いどころか、ただの一つもどんなに小さ
い弾幕でさえもその空間の中に入って行かず
、すべて球状の空白の中に吸い込まれるよう
に消え、その球状の場所だけが空白でそれ以
外でしか弾幕が飛んでいないという異様な光
景が広がっていた。
つまりは、私たちの放った弾幕を二人が全て
吸収しているという事だろう。
先ほどから、スペカ以外にも通常弾幕も撃っ
ているというのに、それらも全て
のだろうか。
空白の球のなかには、弾幕のだの字も見当た
らない。
……………それほどに何も無かった
魔「おいおい、マジか……弾幕を全部当たり
に行って吸収するとか、避けるより難しいん
じゃねーの? ていうか、そもそも弾幕は当
たりに行くもんじゃねぇけど……」
ここで三十秒が経過し、皆が新たなスペカ
を発動する。
今はスペカ戦じゃないけどこれはもう癖のよ
うなものなので仕方がない、とここで勢いが
ついたのか、藍と紫がスペカを同時に二枚発
動させた。
なのでそれだけで四枚発動したことになる。
飛ばしてんなぁ……。
まぁ、私も同じようなものだが!!
藍「スペカ同時発動 式輝「四面楚歌チャー
ミング」、式輝「狐狸妖怪レーザー」!!」
紫「同時発動……、魍魎「二重黒死蝶」、紫奥
義「弾幕結界」」
魔「私も続くぜ!魔符「スターダストレヴァ
リエ」!!魔空「アステロイドベルト」!!」
霊「ああもう……だから……飛ばすなっての!!
夢符「封魔陣」、符の壱「夢想妙珠連」!」
橙「おおおぉぉぉーーーーりやーーーーーっ
っ!!仙符「屍解永遠」!!陰陽「清明大紋」
!!」
大「風符「妖精歓喜弾」!怪符「グレムリン
光架」!!」
まさかの全員スペカ二枚同時発動で、合計
12枚のスペカが同時に発動された。
しかも、大妖精が最後に発動したものは、瞬
間移動で自身のものを含めた弾幕
を跳弾するものだったようで、全員の球から
外れた弾をはじき返し、全ての弾を球の中心
へと集めていた。よし、あとは頼むぜ!チル
ノ!!
~異界某所~
薄暗い空間のなか一人で座るには少々大き
い椅子に腰かけ、肘をつく男が目の前のカガ
ミの中の映像を見ている。
その男の口元は自身の筋書き通りに事が運び
、満足げな笑みが浮かんでいる…………
かのように思われた。
が、実際はそうではなかった。
男の額には汗が浮かび、無表情の中にも苦悶
が見て取れる。
その答えは単純明快だった。
あの
惑通りには動いていないからだ。
それもそのはず、あれは操るには少々力が大
きすぎ、自我も強い。
せめて自我……意識の方だけでも、弱まらない
限り、この男でも操るのは至難の業だった。
飛「くっ・・・・・やはり、あれほどの力は
、そうそう思い通りにはならないか・・・・
・・ならば、今は待つしかあるまい」
今はまだ、時を待つしかない、対象が御し
やすくなるその時を・・・・・・
様々な策を弄するその男は虎視眈々とその時
が来るのを待っていた。
チルノside
あたいは今、手を応え感じていた。
みんなの力が弾幕を通じてあたいの中に流れ
込んでくる。
今、みんなの弾幕を多く吸収できているのは
、あたいとその分身たちだ。
あたいはなるべく相手が外に出ないように外
を背にしながら戦っているので、弾幕に近い。
それは分身もそうだった。
だから必然的にあたいたちが多く獲得するの
は、当然の理と言える………
だが相手も負けてはいなかった。
うまく弾幕を得られるように立ち回り、あた
いたちに追いつこうとする。
リーチの大きい武器を振り回し弾幕を少しで
も多く吸収したり、先ほど言った大振りのブ
ーメランを投げるなどして回収しつつ攻撃す
る、あたいの分身一体に対して、複数体で攻
める、など工夫を凝らすが、そのどれもがあ
たいにもできる事なので、弾幕集めは、上が
り下がりはあるものの総合的にあたいが頭一
つ出た状態で平行線をたどっていた。
その時、あたいが球のラインぎりぎりを陣取
って弾幕を回収していると、影チルノとその
分身が二体であたいに向かって飛来してきた。
分身=分
!」」
一方は太刀、もう一方は大ブーメランで、ブ
ーメランを持った方が先にあたいに向けて投
擲する。
それを難なくよけるが、あたいのすぐ後ろに
来ていた(妖・霊・魔)弾を回収されてしまっ
た。
その間に太刀を持ったほうがあたいに迫る。
それをあたいは大鎚で迎え撃つ。
あたいが大鎚を振り下ろし相手はそれを躱し
て背後を取ろうとするが、あたいは振りおろ
した。
大鎚の柄をそのまま立てて固定し、その柄を
軸に両手で回転して、相手の脇に蹴りを見舞
って吹っ飛ばす。
武器を大剣に変え相手の吹っ飛んだ方向に自
身も飛んで追撃する。
相手に対して横薙ぎに大剣を振り盾で防がれ
るが構わずそのまま球の中心へ吹っ飛ばす。
そしてそれはどうやら本体だったようだ。
とそこへ大ブーメランを持った分身がそれを
投げずに、そのままそれを打ち下ろしてきた。
そのブーメランの凸面の方は刃になっていて
、まともに食らうと斬り裂かれる。
あたいは長刀を作って受け流し、それから応
戦する。
一方吹っ飛ばした本体の方もあたいの分身と
交戦しつつ、弾幕を集め始めた。
あたいたちの所以外にも各二~五か所で戦闘
があり、場は混戦状態だった。
(分身が一か所に固まることもあるため)
何度も相手が入れ替わり、奇襲や不意打ち、
共闘や離脱が相次ぐ中事態は急変した。
突如弾幕の雨が止んだのだ。
恐らくスペカの時間制限である三十秒が経過
したんだろう。
その時、気を配るものが互いに一つ減ったこ
とで、再び純粋な戦闘が再開される。
互いの攻撃目標は互いの分身。
あたいは傍に居たあいつの分身に槍で突きを
入れるが躱され、鎖鎌で反撃される。
一旦距離を取るが、相手はこちらに飛びなが
ら何回も前転し勢いをつけて鎌で上からあた
いに切りかかった。
それを後ろに飛んで躱すが、回転の勢いのま
まに投げつけられた鎖に体を絡め取られた。
その間に他の分身があたいの元に殺到する。
だが逆に鎖を掴んで鎖鎌の分身を振り回し、
あたいの所に来た分身たちにぶち当てると同
時に鎖をほどき槍を長刀に変えその場で前に
出した足を軸に回転し、そのまま横に振り抜
いた。
すると刀が分身全員を一刀両断し、カィィン
ッ!!という軽やかな音ともに分身の断面が
露わになる。
果たして断面は鏡面のように綺麗な氷の断面
をしていた。
それを見た後すかさず分身を自分の元に吸収
した。
一方その頃……………
影チルノの本体の方も、あたいの分身と戦っ
ていた。
分身の一人が影のあたいに大剣で切りかかる
も躱され、その隙をついてもう一体の分身が
槍で突こうとするも躱される。
次に大ブーメランを持った分身が投擲するも
、逆にそれを取られる。
相手は取った時にその勢いを殺さず左足を軸
に回転し、すぐそばに来ていた手斧の分身を
ブーメランを回転の勢いを載せて振ることで
一刀両断した。
更にそのまま回転を止めず、三回転目でまた
近くに来ていた槍の分身を袈裟斬りにし槍ご
と切断、その勢いのままに四回転目でブーメ
ランを投擲し、それの元々の持ち主を既に持
っていた鎌ごと切断、その手元に武器の無い
状態を大剣持ちの分身に狙われるも鎖を作っ
て防ぎ、逆に絡めとって簀巻き状に拘束して
ブーメランの射線上に投げ出し切断、その全
てを吸収した。
そして、相手は槍、こちらは大剣を構え再び
一対一で対峙する。
先にあたいの方から動こうとしたその時、ま
た外から(魔、妖、霊)力の高まる気配を感じ
た。
弾幕が外から中に注がれてくる。
今度は……先ほどの二倍もの量だ!
その言葉を合図にまた影との弾取り合戦が
始まる。
今度はお互い分身を二倍の十体に増やしての
再戦。場は先ほどよりも更に混戦する。
もはや誰が
いられないほどの混沌ぶりだ。
だが、それも終わりを迎えることになる。
相手は弾幕を拾うことに意識を傾けすぎたの
か、ほんの少し隙が生まれたのだ。
その隙を見逃さず、あたいとその分身が次々
と相手の分身を倒していく。
目の前とそこかしこから、キィィンッ、バキ
ャッ、バリンッ、シャリィンッ!
などの氷の壊れる音が聞こえてくる。
そうして十体が消え、残る一体が
判明した。
辺りに相手の氷の欠片が散らばるなかあたい
と分身は本体に狙いを定め、向かっていく。
奇しくもそのタイミングはスペルの終了する
三十秒とほぼ同時で、既に弾幕の雨は止んで
いた。
チ「うおおぉぉぉぉおおおおーーーーーーー
ーーッッ!!」
あたいと向かっていた十体の分身は向かっ
ている途中であたいの中に戻し、その分、巨
大な槍を発生させて、相手に向かって投げる。
チ「いっけぇぇぇぇーーーーーーッッッ!!
!」
相手もまさかこここで投げてこられるとは
思わなかったのか、ガードが間に合わず、槍
の重さ×スピード=威力にあえなく貫かれる。
発生させようとしていた盾ごと身を貫かれ
、吐血する影チルノ。
これでようやく終わる・・・・・・と、思わ
れたが……………
相手の様子に異変が生じた。
吐血の血と思われていた液体が徐々に透明に
なっていく。
更に、次の瞬間には影のあたい本体と思われ
ていたものは氷の小さな破片になって砕け散
った。
まさか……そう思うのと同時に、上から聞こ
える声………
ォーーーーーーーッッッッ!!!」
上を見ると、辺りに散らばっていた
の分身の氷片が全て集まり切らないうちに、
真上から影チルノが飛ぶような勢いで落下も
とい突撃してきた。
つまり、奴は分身ではなく分裂していたのだ
………
その顔は凄まじい形相の中に何故か少し愉し
むかのような笑みを
上げながら手には大剣が握られている。
それに対し、あたいも大剣を振りかぶり……
…両者は激突した。
チ「うあああああぁぁぁぁーーーーーーーー
っっっっ!!!」
!!」
辺り一帯に強烈な音と衝撃が広がっていく。
その中であたいは左から右に大剣を横に構え
、相手は縦に構えている。
勿論柄が下で切っ先が上だ。
その状態からあたいは自身の切っ先側に体を
ずらし、そのまま背負い投げの要領で、相手
を大剣ごと投げた。
チ「・・・・・・・!!らぁっっ!!」
相手がそれに面食らっていらいながらも受
ける間に、空中にある大剣の柄を握り切っ先
を相手に向けて突撃する━━━
相手もそれを大剣の平面で受けるが、そのま
ま押されていく。
そして適当なところで下から上に打ち上げつ
つ自分も上がり、相手より上に位置を取って
そのまま大剣を相手に突き刺した。
そのまま空かさず自身の氷で相手を拘束し
、空中に固定した。
そこで自身の速度をもとに戻し、霊夢たちに
叫ぶ。
チ「今だ、みんな!!!誰でもいい!!あた
いに向けて高出力の攻撃を!!」
その声を受けて、なんと全員があたいに力
をくれた。
まずは霊夢
霊「霊符「夢想封印」!!!やっちゃいなさ
い!!」
次に魔理沙。
魔「受け取れ!!恋符「マスタァァーーース
パーーーーーク」!!!」
大ちゃん。
大「お願い!チルノちゃん!!妖符「ルーネ
イトタイフーン」!!」
紫。
紫「ふふっ・・・廃線「ぶらり廃駅下車の旅」
」
藍。
藍「幻神…「飯綱権現降臨」!!」
橙。
橙「鬼神「鳴動持国天」!!」
皆の力を全て氷の壁で吸収し、自身の前に
長筒の大砲を氷で精製する。
皆との絆があたいに力をくれる……この繋が
りが何よりの宝だ。
これがあったから、今まで楽しく幸せだった
……だから……
チ「だから・・・・・あんたにも味わっても
らうよ!!最高の
!!!
」!!!」
あたいのスペル宣言が号令となり、大砲か
ら氷弾が発射される。
それは着弾とともに辺り一帯と轟音とそれに
見合った大爆発と、爆風と衝撃波を生み、空
中に居たものはあたいを含め衝撃による反動
で後方に吹き飛ばされた。
ーーーーッッ!!!!!」
爆発による発光が夜空を照らす。
その後、爆発による爆風と衝撃が収まるとそ
こには、満身創痍の状態の影チルノが空中で
横たわる形で漂っていた。あたいたちが近づ
くと、誰にともなく言葉を発する。
……そして、アタイも……誰からも………認め
られるわけが……ない…」
あたいは、何故か……こいつのことも助け
たいと思った…………何故かはわからない。
あたいから生まれたものだからかも知れない
し、同じ境遇と記憶を分かち合ったからかも
しれない、敵の策略から生まれたものであっ
ても何故か、そこだけは変わらなかった。
紫「いいえ、幻想郷は全てを受け入れますわ
……もちろん、あなたのことも。それに、も
う勝負はついているわ……」
チ「そうだ……勝負はついた……もう終わった
んだよ。あんたはもう、苦しまなくてもいい
……さぁ、あたいたちと一緒に行こう」
なん…か……と……!!!うっ……あああっ!!」
影のあたいが拒絶の言葉を口にすると同時
に何故か急に苦しみだした。
両手で頭を抱えている。
魔「お、おいっ!!大丈夫か!?」
心配して魔理沙が声をかける。
大ちゃんもその様子を心配そうに見守る。
アタ…イに……命令……する、ナァ……!!』」
そう苦しげに呻いた次の瞬間には、糸が切
れた人形のように項垂れて動かなくなった。
何もしてやれない無力感を味わいながらも、
いつか見たその光景に緊張が走り、霊夢を見
るが既にお札を構えていた。
しかし、一歩遅かったようで、意識を回復し
た影チルノに氷でお札を氷のナイフで射抜か
れた。
お札は小さい電気火花のようなものがパリッ
…という音を出し、散っている……
そう、大ちゃんたちの時と
霊「クッ………」
再び上がったそいつの顔は先ほどの憎しみ
に満ちたものとは打って変わってどこまでも
無機質な無表情だった。
そいつは刀を振りかぶるような構えを取った
あと、氷で長刀を作り振るってきた。
それに対し、あたいは皆を庇うように大剣を
打ち下ろす。
互いの刃がぶつかり、鍔迫り合いになるかと
思ったが急に相手が力を抜き、というよりあ
たいの押す力を利用して後ろに飛んだ。
そしてそのまま逃走する。
チ「なっ!!?……ま、待て!!!」
急いで後を追うが、先手を打たれてしまっ
た。
その
ルノ。
それはあたいの前に氷の巨壁となって行く手
を塞いだ。
しかもこの壁…ただの氷の壁じゃない……逃
げられたか。
霊「……何やってんのよ!!」
魔「どかないと巻き添えを食うぜ!!」
見ると後ろからみんなが、目の前の壁を壊
そうとスペルを放とうとしている所だった。
急いでそれを皆に叫び、止めさせる。
チ「……ダメだ!!!これはただの壁じゃな
い!!!妖力や霊力で破ろうとすれば、それ
を吸収してどこまでも成長する!!!」
魔「なぁッ!?…ク、クッソ……」
霊「本当、どこまでも厄介ね……」
紫「・・・・・・・・・・」
藍「………力及ばず、申し訳ない……」
大「大丈夫!?チルノちゃん!!!」
橙「うにゃ~~~~~~ぁ・・・・・」
チ「うん、あたいは大丈夫だよ、大ちゃん…
…それより……」
紫「この異変を解決することが先……でしょ
う?」
あたいが言おうとした言葉の先を紫が引き
継いだ………その通りだ。
今は何よりそれを先に解決しなければならな
い。
去った以上。
ここは当初の予定通り、異変に専念すべきな
のだろう。
それに何故か、この異変を追っていればまた
会えるようなそんな気がする。
チ「うん、そうだね……だから最初にみんな
で話した通り、各勢力を回る側と、神社で待
機する側に分かれた方が良いね」
紫「そうね……それじゃあ、確認も兼ねて改
めて組み分けと行こうかしら」
何故ここで、改めて組み分けなのだろうか
?もう、あたいと大ちゃんに紫たちが付いて
行って影を剥がしに行き、霊夢と魔理沙は神
社で待機じゃないのか?
紫「まず、霊夢と魔理沙は博麗神社で捕まえ
た
霊「しゃーーないわね……まぁ、気長に待っ
てるから行って来なさい」
魔「ああ!!こっちは任せろ!!」
紫「次に、大妖精とチルノは
大「頑張ろうね!チルノちゃん!!」
チ「……うん!」
紫「それについていくのが橙と藍」
藍「承りました」
橙「張り切って参ります!!!」
紫がそこまで言ったところで疑問が浮かぶ
、それを霊夢が口に出して紫に問いかけた。
霊「?ちょっと……あんたはどうするのよ……」
紫「ああ……それなんだけれど、彼女……リグ
ルを見つけた後は私も
思うのよね……勿論彼女は能力強化した後に
藍達に同行させるけど」
魔「……どうしてだぜ?」
紫「考えても見なさい、対象となる影を引き
剥がせる条件が整うまで私はその場には要ら
ないのよ?だったらその間、あなたたちに助
力した方が有意義だと思うのだけれど?」
霊「……私たちだけじゃ不安だって言いたい
わけ?」
紫「そうじゃないわ………極力無駄は出した
くないと思っているだけ」
紫「それに、いつでもそばに居れるわけじゃないし……私の居ない間に何かあることは十分考えられる……そ
こはあなたたちの出番よね」
霊「……ふうっ……わかったわよ……まっ味方
は多いに越したことはないしね」
そういう事か……それで確認を………
魔「でも、そういう事ならなんでそこの式神
コンビはチルノたちと一緒なんだ?」
魔理沙のその質問は来ると思っていたのか
藍がそれに答える。
藍「そのことなのだが、詳細は省くが私と橙
は影を探知しやすい性質にあるらしい。それ
を生かしてチルノたちを先導し、影を分離で
きる条件が整えばその時点で式としての繋が
りを利用して、紫様にお知らせし、境界操作
でお越しいただくという算段になっている」
紫「そういう事」
チ「・・・・・・なるほど」
確かにそれなら無駄が生まれない。
ならこれで準備は整ったわけだ。
そして、紫がこの異変解決を行うに当たって
、開始を宣言する。
紫「それではこれより、この異変を
と命名し、解決に向けて動きます。それでは
、それぞれの役割を果たしに行くとしましょ
う……」
魔・霊・藍・橙・大・チ
「ああ!やってやんぜ!!「やっと反撃?待
ちくたびれたわ「このお役目、必ずや全うし
て御覧に入れます!「私もお供いたします!
!「絶対に……奪わせたりなんかしない!「あ
あ、そしてまたのんびりとした毎日に戻ろう
……皆で」」」」」」
~異界某所~
その仄かな明かりを発しながら、カガミは
今、一匹の手負いの氷精を映している。
その場所に計画を次段階へと進めるものがあ
るのだ。
その
た洋館が静かに聳え立っていた。
その洋館の前まで、自身の手駒が歩を進める。
その様子を静かに笑みを湛えながら見るその
男の顔には先ほどとは違い、余裕が伺える。
先ほどまで、複製元としての氷精とその仲間
が自身の『コ』を器とした、氷精を弱らせる
まで、制御することはできなかった。
しかしあの者たちが暴走を止めてくれたこと
によって、非常にこちらが御しやすい状態に
なってくれた。
その原理としては……例えるなら、『コ』を
貯水槽とするなら、そこに貯めた水があの氷
精から得た妖力、そこに自我という名の荒波
が起こったせいで、作り主である彼であって
も操れないほどに暴走した。
だが皮肉なことに、その暴走の波をあの者た
ちが鎮めたので、今再びこの男の支配下に置
くことが出来たというわけだ。
飛「そして、これからその地で発する『異変』
……お前には、その役者として働いて貰おう。
……その為には、まずはその手負いの状態か
ら解消するとしよう………」
彼がその言葉を発すると、カガミの中の氷
精は門番の前まで歩みよる。
それに対し、先ほどまで眠っていたのにも関
わらず、はっと目を覚まし、侵入を試みよう
とする者に警告を発する。
しかしそれを意に介さず、そのまま歩みを進
めようとする影の氷精に侵入者を排除せんと
、極め抜かれたかの大陸の拳法と本人の「気
を使う程度の能力」で、戦闘に入るも、余り
の力量の差に呆気無く敗れ去った。
その間なんと、0.1秒である。
そして悠々、屋敷内へ侵入に成功する。
そのまま歩いていると今度は足元に、それ以
上入るな!と言わんばかりの刺さり方をした
ナイフが地面に刺さっているのが目に入る。
先ほどまで刺さっていなかったのに、
さり方だった。
ふと気配を感じて手駒が上を見るとそのナイ
フの送り主であろう人物が他にも数本ナイフ
を手に持ち、その侵入者を睨みつけていた。
そこで互いの視線が交錯する。
飛「まずは、紅き悪魔の巣……」
薄暗い空間の中、その声だけが辺りに不気
味に響いた。
はい、ここまでの読了有難う御座います。今回もチルノはオリジナルのスペカか、元のやつ
の強化版しか出せていません。チルノ本来のスペカが好きだという方、申し訳ございません
。次辺りはそれも出そうかなって考えていたりもするのですが、未来のことなど誰にもわからないっ!
ということで、また次回お会いしましょう。