あと、更にキャラが増えるかも知れません。
と言うか、阿求とミスティアの容姿の描写忘れた・・・・・・ので
この回で、書き加えておきます。はい。申し訳ありませんでした・・・・・・。
※現時点での登場キャラ
阿求=求
大妖精=大
ミスティア=ミ
チルノ=チ
朝日が眼に眩しく鳥の鳴き声がさわやかに
朝の訪れを告げる。
澄み渡る青空に申し訳程度に白い雲が浮かん
でいる。
その空の下稗田邸の一室、広い和室の真ん中
の布団の中であたいは目をこすり上半身を起
こした。
あの後、夜半頃には満腹になり、話も落ち着
いて、その場は解散となった。
大ちゃんは自分の寝床に帰っていき(まだ阿
求に恐れを若干持っているようだった)、
みすちーは店の営業中であり、あたいはとい
うと阿求に稗田邸に一泊していってはどうか
と誘われ、最終的にその誘いに乗ることにし
た。
最初はあたいは気にしないし、どこででも寝
れると言ったんだけど、幻想郷縁起の編纂に
協力してくれたこと、また屋台で御馳走にな
ったことへのお礼がしたいとのことだった。
しかし、そのことに対する要求がもう通って
いるから、別に気を使わなくても良いと言っ
たのだが、縁起の参考人として扱った以上、
客人としても扱わないと稗田の名折れだ。と
までいわれたら断るのも、変な話かも知れな
いと、そのご厚意に甘えることにした。
そして、実際に寝てみるととても寝心地が良
く、横になるとたちまちに眠りに落ち、そし
て今朝にいたると言うわけだ。
チ「ふわあぁぁ~~~・・・・・良く寝たぁ
~~・・・ さて、今日はどうしようかな……
…昨日はちゃんと約束してくれたしな・・・・
・・じゃ、その里の有力者のところに行こう
かな。それと昨日は結局みすちーの所にしか
行けなかったから他のメンバーの所にも時間
があったら行ってみようかな」
そう、昨日は偶々最初に会おうと思ってい
たみすちーの場所が、行こうと考えていた稗
田邸のそばにあったため、そこで済ませてし
まおうと思い結果的に長引き、そのまま一夜
を過ごしてしまったのだ。
とそこまで考えていた時に襖の外から声をか
けられた。
女中「チルノ様。 当主から、朝餉の用意が
出来たので居間までお越しくださいとのこと
で御座います。 いつでも良いとの事ですの
で、無理のない時、チルノ様のお時間の都合
の良い時に、お越しください。それではわた
くしめはこれにて失礼いたします」
チ「いや、もう行くよ。今、目が覚めた所だ
し、待たせるのもなんか悪いしね」
布団から起き上がりながらそう応えると、
あたいは布団をたたみ襖を開けてその部屋を
後にした。
チ「それにしても・・・・・・長い廊下だな
あ。どんだけ広いんだ………この屋敷………掃除
とか絶対大変だろうな」
この屋敷の広大さに感嘆し、管理の大変さ
を想像しながら、昨日も一応通された居間へ
の道を歩いていた。
――――――――するとなぜか、自分の影に目を落
とした時にふとした違和感を感じた。
違和感の正体は何とも漠然としているけど、
何か一瞬己の影が不自然に揺らいだ?かのよ
うだった。
チ「まぁ、気のせいか・・・・・・」
とその時は対して気にも留めずに歩いて行
った。
そして阿求の待つ、朝食が並べられているで
あろう部屋の襖をあけ、そして中に入ってい
った。
求「お待ちしていましたよ。それでは頂きま
しょう」
食べずに待っていたのだろう。阿求の前に
は手つかずの朝食が机に並べられたままにな
っていた。
そのようすを一瞥するとあたいも朝食の席に
着いた。
チ「・・・・先に食べてても良かったのに…
まさか待っててくれているとはね。こんなこ
とならもうちょっとぐらい急げば良かったな」
求「構いませんよ。仮にもお客様であるチル
ノさんより先に自分が食べるわけにはいきま
せんし、ついさっき来たようなものですから」
微笑みながらにあたいにそう返すとあたい
に朝食を勧めてきてくれた。
あ、因みに昨日の飲み会で阿求とはかなり打
ち解けている。
求「それに、そう言うことなら早く食べて頂
いた方がこちらとしても助かります」
チ「ああ、ごめんね?気を使わせちゃって……
それじゃ・・・いただきます」
求「はい・・・・いただきます。」
その後、食事を済ませてからあたいは阿求
と今後の事などを話した。
求「それでは、まずは有力者の元に?」
チ「うん。回ってこようと思うよ。里の顔役
の人たちに会って直接態度で示したいかなっ
て」
求「それでは御一緒させていただきます。
丁度私の方も幻想郷縁起の更新内容を伝えた
いと思っていましたし」
チ「そう、それなら一緒に行こうか」
求「その後はどちらに?」
チ「う~~~ん・・・・仲間たちに近況報告
・・・かな」
その後一口二口、会話をしてそれぞれ出発
の準備を済ませに行った。
まあ、あたいは着の身着のまま(寝巻はもう
着替えた)で良いけれど、阿求にはまだ支度
があるみたいだったから、稗田邸の門前で待
つことにした。
そして待つこと数分で、阿求は現れた。
その服装は緑色の長着に花柄がある黄色い羽
織と赤色の袴、髪型はセミロングで髪飾りは
、黄色い羽織にある花柄と同じ椿という出で
立ち、背中に大きい風呂敷で包まれた
を背負い、手にも小さめの風呂敷に包んだ何
かを持っている。
チ「意外と速かったね。もうちょっとゆっく
りでも良かったんだよ?」
求「いえ、あちら様をお待たせするわけにも
いきませんので・・・」
チ「ふーん……所でその荷物重そうだけどあた
いが持とうか?」
求「いいえ、このくらいは別に何ともありま
せん。妖精とはいえ客人にそんなそば仕えみ
たいなことをさせるわけにはいきませんから」
・・・・・・と言いつつも、額に汗がうっ
すら浮かんでいるのが見える。
“意地っ張り……”自分にだけ聞こえる声で呟く。
そこであたいは阿求を━━━お姫様だっこの
要領で━━━持ち上げた。
求「////!!?い、いきなりなにを・・・・
・・」
可愛い顔をほんのり赤く染め、恥ずかしさ
で尻すぼみになっていく言葉を聞き届けたあ
たいはそれに返事をかえす。
チ「あたいがそのまま、あんたが重い荷物を
背負ってるのに涼しい顔でいたら
心象に良く無いから・・・・・・っと言うわ
けでここからは手っ取り早く飛んで行くから」
求「まっ、待ってください!!心の準備がぁ
・・・・・って、きゃあっ・・・・!!!」
あたいは阿求の制止も構わずに空に浮かび
、飛んで行った。飛んでいる時に悲鳴は歓声
に変わっているのを
あたいは聞き逃さなかった。まあ、喜んでも
らえて何よりだ。
━━━━━そして、里の有力者たちへの挨拶
は思いの他とんとん拍子に進み、あたいは晴
れて里に定住出来ることになった。
扱いとしては、里の守護者に近いそうだが、
守護者になるつもりは毛頭ないのでそれは辞
退した。
まあ、自分の住んでいるところだし危なくな
ったらそれなりに対処するけれど………でもそ
んな大層な肩書は要らない。
今回の円滑な交渉は阿求の送ってくれた手紙
などの根回しがあったのと、稗田の当主に協
力的だったことが要因のようだった。
改めて権力の凄さに驚嘆すると共に自分の行
動が間違っていなかった事に安堵を抱くのだ
った。
チ「まさか、あんなにうまくいくとはね・・
・・・・願ったりかなったりだけど」
求「そうですか?・・・・・・チルノさんの
人(妖精)柄が伝わった当然の結果だと思い
ますよ?」
チ「またまた・・・・・・まあ、何にしても
上手くいって良かったよ」
求「そうですね。・・・・・・それではこれ
から、ご友人のところに?」
チ「うん、そのつもりだよ━━━っと、その
前に………その敬語なんとかならない?もう客
とそれをもてなす当主の関係?も終わったし
、あたいもこれからここの住人になるんだし
さ気楽にいこうよ」
求「・・・・・・そうですね、じゃあ・・・
これからよろしく!!チルノ!!!」
花が咲いたような笑顔でそう返す阿求に、
心が少し暖かくなった。
こんな風に幻想郷の全員と仲良くなりたいと
かすかに思った。
━━━━それからはお互いに、阿求は屋敷に
あたいは仲間探しにそれぞれ向かった。
・・・・・・・さてと、まずは大ちゃんかな
・・・・・・大ちゃんなら昨日も一緒にいた
し妖力の波動は覚えているし、(結晶に)覚
えこませているから位置は大体わかる。
あとは他のメンバーだけど・・・・・・
チ「他の仲間って、確かに大体いるところわ
かってるけど、気まぐれだからな・・・・・
・・・ま、時間を置いて大ちゃんの所に行け
ば大体集まってるとは思うんだけど………。
それなら、みすちーの時のように、大体普段
いるところに行って何か痕跡が無いか探せば
良いか」
そう、あたいもそうだったけど大抵大ちゃ
んたちかみすちー(ミスティア)の所にいる
可能性が高いので、そこを次に目指すことに
した。
そして、あたいはまた飛行して、それぞれの
仲間に会い今の現状を話した。
以下、それぞれの特徴と話をした場所及び、
それぞれの反応である。
・リグル
太陽の畑にて(当然ここでは花を踏んだり
傷つけたりしないよう気を付ける)、人間の
子供位の首元にかかるかかからないか位の緑
色のショートカットヘア、甲虫の外羽を模し
た燕尾状に分かれたマントに白シャツに紺の
キュロットパンツ姿が見え、これはもう完全
にリグルだと確信し、話しをしに行くことに
した。
するとどうやら見回り中とのことだった。
リグル=リ
リ「やあ! チルノひさしぶ・・・・・・り
!? な、なんか変わったね・・・・・・・
ずいぶんと、その・・・・・なにかあった?」
チ「やあっ!・・・・・・まあ、さして大し
たことも無かったと言うか、元に戻っただけ
というか?」
リ「へ、へぇ・・・・・・(汗)そうなんだ
・・・・で、今日はどうしたの?」
チ「実は、━━かくかくしかじか━━・・・
・・・でさ。」
リ「へぇーーーー、人里に・・・・・それは
またずいぶん変わったことするんだね」
チ「そうでもないよ。今まで、無茶苦茶し過
ぎたと思ってるくらいだし、まぁそんなわけ
だから当分はおとなしくしてるよ」
リ「まぁ……暇だったら遊びに行かないことも
ないけど?」
チ「うん、じゃあその時は一緒に遊ぼうね!」
リ「・・・・・・本当、なんか変わったね」
・ルーミア
魔法の森の奥に幼い少女すがたで、目は赤
、髪は黄色のボブで白黒の洋服を身につけ、
スカートはロングで黒の左側頭部に誰が何の
ために付けたかわからない「お札」をリボン
にした姿が両手を左右にめいいっぱい伸ばし
て呆けていたので声をかけてみた。
ルーミア=ル
ル「そーなのかー」
チ「いや、まだ何も言ってないんだけど・・
・・・・」
ル「そーなのか―」
チ「わかってて言ってる?」
ル「そーなのかー」
チ「ふう・・・・・・まぁ、一方的に話すと
するよ・・・・・・実は、かくかくしかじか
…………」
ル「かき氷なのかー」
チ「ま、まぁそうなんだけど・・・」
これは・・・・・・食べ物の事だから?
それとも一応ちゃんと聞いてる・・・か
ら・・・・?」
・ミスティア(みすちー)
ジャンパースカートは雀のようにシックな茶
色で、曲線のラインにそって蛾をイメージし
たような、毒々しさを感じさせる紫のリボン
が多数あしらわれており、曲線部分は服の裂
け目で異形の翼、爪、耳の羽根といった姿が
、これまた同じく魔法の森近辺で、屋台をや
っているところを見つけ声をかけた。
ミスティア=ミ
ミ「お!いらっしゃい!チルノ!何か食べて
く?」
チ「今は遠慮しとくよ。まだ前のツケのお代
も払えて無いし、それよりも聞いてほしいこ
ともあるしさ」
ミ「お代のことなら気長に待ってるから気に
すること無いのに・・・こっちとしては最終
的に払ってくれさえすればおっけーだしね
・・・で、話したいことって?」
チ「まぁ、主に昨日の件なんだけど」
ミ「え?・・・昨日?・・・・・・何だっけ
?」
チ「残念記憶・・・・・・じゃあ、最初から
説明するからメモ取っといて?実はあれから
……かくかくしかじか・・・・・・」
ミ「・・・・・・ああ!!!! その件か!
!!へぇーーーーっ!! 良かったじゃん!
これからもよろしくチルノ!!」
チ「よろしく! それじゃ、そういうことだ
から」
・大妖精の容姿は左側頭部を黄色いリボンで
サイドテールにまとめ、服は白のシャツに青
い服で首からは黄色いネクタイを付けている。
その背中からは虫とも鳥ともつかない縁のつ
いた一対の羽が生えている。
話し合った場所は人里と霧の湖の中間付近だ
った。
・大妖精(大ちゃん)
大妖精=大
大「あ!! チルノちゃーーーん!!! 昨
日はどうだった? 上手くいった?」
チ「うん! その事なんだけどねあれから稗
田邸にお世話になって、それから里のお偉い
さんの所に言ってさ、まあ、阿求の助力もあ
って何だけど里の住人に認められて、お店(
かき氷屋)も開業出来ることになったよ」
大「チルノちゃんすご~~~~い!! じゃ
あ、これから新しい生活が始まるんだね!!
かき氷屋さん、やってたら寺子屋の帰りに
寄らせてもらうね!!」
チ「うん、いいよ・・・・・・って! 大ち
ゃん寺子屋に通ってたの!?」
大「うん!!そうだよ・・・・・・ってああ
!! そう言えば話すの忘れてた。とっくに
伝わってると思ってたのもあるけど」
チ「・・・・・・初耳だよ・・・・・・びっ
くりしたよ・・・・・・」
大「ごめんね、チルノちゃん・・・・・でも
、そうなんだ!! たまに用事であけてた時
があったでしょ? それが寺子屋に通ってる
日だったの」
チ「そうだったんだね。確かに何時もあたい
の誘い断るとき、何してるんだろうとは思っ
てたけど」
大「でも、そうか・・・・・・なら、いつも
以上に会える機会が増えたんだね!!」
チ「そうだね。でも、きっかけはなんだった
の?」
大「それは、私が寺子屋の前でそわそわして
入りたそうにして遠くから見てたら、その様
子を何時も見てた人がいて、その人
に誘われたの」
チ「へぇ・・・・・・その人って?」
大「上白沢慧音っていう、寺子屋の先生だよ」
チ「上白沢慧音・・・・・・その人ならそう
言えば里の挨拶周りの時に会ったな」
大「え!?本当!?どう?元気だった?」
チ「うん。元気だったよ。それにかなり人当
たりの良い人だったかな・・・」
大「うんうん!!いいよね!慧音先生!!」
チ「あの先生、里の守護者でもあるみたいで
さ。なんか、あたいもならないかって誘われ
たんだけど」
大「え?すごい・・・・っていうか慧音先生
もそうなんだ・・・・・・」
チ「いや、あたいは断ったけどね?」
大「?・・・・・・どうして?その方が里の
人たちもチルノちゃんと仲良くしてくれそう
だけど?」
大「………あ、でもチルノちゃんそう言うの苦
手そうだよね。人づき合いとか」
チ「うん・・・それに肩書が大仰だし、責任
を取り切れないかなって」
大「そうなんだ・・・・・・あ、そうそうこ
のあと何か予定はある?チルノちゃん!」
チ「この頃付き合いが悪くなって、悪いんだ
けどあたいはまだやることがあって・・・・
・・特にかき氷屋関連で」
大「あ・・・・・・そうだよね!! ごめん
ね、気付かなくて・・・・・・無理ならしょ
うがないよ!・・・・・そう言えばチルノち
ゃんもいつも無理に誘ったことは無かったよ
ね、他の友達の誰も」
チ「ちょっと冷めた奴かなとも思うけどね」
それに対して「ううん」と首を横に振る大
ちゃん。
大「そのおかげで私たちも気兼ね無く過ごせ
たし、何より気を使ってくれてるのが伝わっ
たもん」
チ「・・・・・・・誘う度胸が無かっただけ
・・・かもしれないよ?」
大「そんなことないよ。ありがとう、チルノ
ちゃん!」
元気のいい満面の笑顔で、そう応える大ち
ゃん。それにあたいも笑顔でこう返す。
チ「・・・・・・こっちこそ・・・ありがと
う………そう言ってもらえるとうれしいよ!」
本当に
えのない友人に恵まれたものだと思う。
まぁ、あの時は友人そのものが居なかったけ
れど。
その後、少しだけ話してあたい達はそれぞ
れ、大ちゃんは人里の方へ飛んでいき、あた
いは霧の湖の方へ向かった。
だからこの時、あたいも既に
地に向かっていた。
・・・・・・故に気付けたはずが無かった。
━━━━━不気味なほど綺麗な夕焼けに照ら
されて伸びる大ちゃんの影が、
朝に稗田邸で一瞬とは言え垣間見た、自分の
影と同じように不自然に揺らいでいたのを━
━━
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
その翌日、あたいは人里に向かっていた。
片手には昨日の夕方に霧の湖付近の木を切っ
て、店を建築するための木材を収納した薄く
紫に透き通った結晶が握られている。
あたいの持つ十の結晶の内の一つでものを収
納し仕舞っておくのに特化したもので、中に
は凝縮と記憶の結界陣が込められており、凝
縮したものの形状と質を記憶した上で結晶の
中に吸収する。
吸収の結晶との違いはそのまま妖力に変換さ
れずに、蓄積されていつでも取り出しが可能
という点だ。
そして、この中にはもうひとつ、一昨日から
結晶を放置して作り上げた高純度な氷も収納
されている。
その量は実に、霧の湖一杯分にもなっていた。
━━━ちょっと放っとき過ぎた━━━
え?・・・・・・その無くなった分の氷(水
)はどうなったのかって?
それももちろん問題無い。
湖一帯の空気を冷やして霧を水に変えて補充
した。
(霧が立ち込めていたから助かった)その霧
もその周辺の空気を冷やすことで元に戻した。
━━━━というわけで、開業の準備は完全に
整い、満を持して人里でその為の作業を行う
ところだった。
そして人里の中で、影になりやすそうなとこ
ろを探し、ちょうどいいところを見つけたの
で、そこに店兼住居を立てることにした。
何故影なのかというと氷が溶けにくくするた
めと、涼を求めてくる人の事を考えてのこと
だ。
その理由はと言うと店に来た人が涼しいだろ
うと言う気遣いの面と、夏は涼しいところに
人が来やすいだろうという営利目的の面の二
つの理由からだった。
チ「ここら辺でいいかな・・・・・じゃ、早
速取り掛かりますか!!」
因みに建築関係の知識は、鬼じゃあるまい
し持ち合わせが無いので、それ関連の本は昨
日の挨拶周りのついでに人里の貸し本屋に寄
って借りて来たので、その本の通りにとりあ
えず進めていくことにした。
と言ってもあらかたそのように昨日の内に木
材を切り出しているので、それを組み立てる
だけだったが。
チ「えーーーー・・・・っと・・・・まずは
、基礎工事からか・・・・」
まずはじめに建物を立てるに於いて重要な
基礎工事を自分の能力等を駆使ししながら行
っていく。
冷気をコントロールして氷と水の水平機を作
り、氷でレーキを作り、能力で空気を冷やし
地面を濡らすことで、削りやすくし、均して
いく、基礎が終わると、木材を結晶から取り
出し、組み立てていく。
・・・・・そして、昼に差し掛かろうかとい
うところで、ひと段落し区切りが付いた。
早いなと思われるかもしれないが、高々かき
氷を削るだけの店一軒(住居付きだがただ寝
たり食べたりするだけのもの)であることに
加え、今のあたいは控えめにいっても能力が
大幅に上がっているので、この程度は軽くこ
なせる。
チ「よし!!大体形になってきたかな?・・
・・・・っとそろそろお昼か。じゃ、休憩し
ようかな」
前にも言ったと思うけど、特に必要がなく
ても生活リズムを持とうと思っている。
あたいは休憩や食事など、通常、人が必要と
するような行為はとっていくつもりでいる。
それに食事は全くの無意味というわけでもな
い。
美味しい食事はそれだけで気分が良くなるし
、ほんのかすかにだが、(今のあたいの妖力
量からすれば)妖力の足しにすることもでき
る。
ちなみにそれだけ吸収すれば、一スペカ分の
妖力くらいなら補充できるだろう。
そして、そろそろ休憩にしようかというとこ
ろで、聞き覚えのある声に声をかけられた。
上白沢慧音=慧
慧「おお!チルノじゃないか!」
チ「?・・・・・ああ・・・慧音先生・・・
どうも」
彼女は上白沢慧音。
腰まで届こうかというまで長い、青のメッシ
ュが入った銀髪に頭には頂に赤いリボンをつ
けた六面体の青い帽子を乗せ、衣服は胸元が
大きく開き、上下が一体になっている青い服
で胸元に赤いリボンをつけ、長いスカートと
いった姿をしており、半人半獣で獣の部分は
中国の聖獣、白沢で人間時は歴史を食べる(
隠す)程度の能力、白沢時は歴史を創る程度
の能力を有しており、半分妖怪の身でありな
がら、人間を愛し、常に人間の側に立ち行動
しその能力と力を里を守るために使う為、人
里の守護者という立ち位置にいる。
なお非常に頭が良く、寺子屋で教師も務めて
おり、本人は面倒見が良く、生真面目で他人
を放っておけない性格をしているからか教師
という仕事があっていると思う。
しかし、噂では授業自体はあまり面白く無い
みたいだが。
慧「今日は・・・・・・ああ、なるほど昨日
言っていた店を建ててる所か、精が出るな!
!それに、意外に大きくないか?」
チ「まぁ・・・客足が少なくてもゆとりはと
っておきたいと思いまして。(それに住居を
兼ねてるし)」
慧「そうか、客足が少n・・・・・・って!
!いまからそんな消極的でどうするんだ!せ
っかく出すんだから繁盛しすぎて忙殺される
くらい目指してみたらどうだ?まぁ、あんま
り無理をするのも良く無いが…………」
こちらを励ますためか、若干過激に元気づ
けるように激励をおくる慧音先生。
いや、でも、こっちとしてはのんびりやりた
いんだけどな・・・・・・
気持は嬉しいんだけど少し暑苦しく感じてし
まう。
チ「いや・・・・・・そこそこでのんびりい
きますよ・・・・・ははは・・・」
・・・・・・何というか悪くは無いし、悪
気も無いんだろうけど少し苦手だなこの人。
慧「・・・うん、まぁ、なんだ。店主はお前
なわけだし、それが経営方針だと言うのなら
もう何も言うまい。しかし、個人的には期待
しているぞ・・・・・・しっかりな!」
チ「そう仰るなら・・・・・是非うちを御贔
屓にしていただきたいですね!」
慧「うん!!その意気だ!いまから客引きを
するくらいでなければな。なにせ夏はこれか
らが本番だし、暇があれば立ち寄らせてもら
うことにするよ!」
チ「冷やかしはご遠慮させていただくので、
ちゃんとお代を持ってお客様としてお越し下
さい?」
と片目を閉じるあたい。
それを受けて慧音も笑う。
慧「…はははははっ!これは手厳しいな!
無論だ!お代は忘れず持ってくることにしよ
う!」
うん、やっぱり、苦手は苦手でも別に嫌い
ではないな。
━━━とか考えていると、慧音先生から声が
かかった。
慧「それじゃ、わたしはこれにて失礼するよ
。次に会うときは客と店主だな。」
チ「っていってもいるのは、あたい一人だけ
ですから店主も店員もあまり関係ありません
どね。それでは、また・・・・・」
慧「ああ!またな!!」
あたいがそう返すと、それだけ言って笑顔
で手を振り去って行った。
━━━━そして、また、何かの違和感が走っ
た━━━━
去っていく慧音先生の影が何か揺らいだ気が
したのだ。
しかし、辺りの空気も暑さでかげろうのよう
にゆらゆらと揺れているし、そのせいかとも
思った。
なにより・・・・・・
チ「流石にちょっと疲れてるのかな?早朝か
らぶっ続けはちょっとしんどかった?」
しかし、特に疲れても無いのになとそんな
違和感を持ちながらも、瞼をなんとなくこす
りながら、昼休みに入った。
その日の昼は特に食べ物を持ってもいなかっ
たので、そのまま昼寝だけをした。
朝から食べていないが(昨日の夕方は木の実
、その日の昼は人里で御馳走になっていた。
勿論、ツケてもらっている)
、人間だって二食ぐらい食べなくても死ぬわ
けではないし、これは生活リズム的にセーフ
だと思うことにした。
――――――そして、昼(正午から午後1時)を
寝て過ごし、午後一番に作業を再開した。
それからは夕方頃には作業は完了し、そこに
は当初の構想通りの店が出来上がっていた。
チ「よし・・・・・・完成!!さてと。そろ
そろちゃんと食べるか。流石に三食抜くのは
ね・・・・・・(実際いらないけど)木の実
とかだけでもあれだし、みすちーの屋台でも
探すかな・・・・・・やってるかわからない
けど」
あれから、店の出来の報告も兼ねて、みす
ちーの屋台に行き、また今度払うと約束して、
前の分と合わせてツケてもらった。
・・・・・・その際にとても疑われてしまっ
た━━しかし、軽い冗談見たいな感じだった
ので、問題無いだろう━━のは言うまでも無
いことだけど、何とか納得してもらった。
・・・・・・これは、何か一緒にもっていく
のと、利子分くらいは払わないとかな?
それと、なるべく早く持っていくようにしよ
う。
やばい、いろいろやばい・・・・・・早く戦闘回書きたい・・・・・・・・。
・・・・・・・っと、ではまた次話にて。
そう言えばチルノに関しては作者の基本性能(頭)を超えられないかもしれない
と言いましたが他のキャラに関しても再現できるかは怪しいので今のうちに
謝っておきます(泣)