仕方なかったんや! 朝おきて仕事行って帰って艦これしたら終わる一日の短さがいけないんや!
Side 信孝
~738年 平城京郊外~
あの日、俺が都を離れてから既に40年以上が経過していた。
俺は、諸国を巡りながら妹紅を探す傍ら、各地で暴れ回る妖怪たちの討伐を請け負ったり、時には不審者として追い掛け回されたりする日々を送っていた。
しかし、肝心の妹紅の足取りは全くと言っていいほど掴めない状態となってしまった。
流石にあれから40年以上経ってしまっては、妹紅のことを知る人間も少なくなっており、都で昔馴染みの情報屋の手を借りようにもその多くが鬼籍に入ったこともあって、暗中模索の状態に陥ってしまった。
それに、妹紅も人目を避けて行動しているらしく、かつては僅かに入っていた手がかりすら掴めない有様となっていた。
・・・今、この場に宇合がいれば3日で妹紅の居場所を特定出来ただろうが、歳をとってさらに厄介な存在となったあいつに助けを求めるのは危険な気しかしない。
あいつの場合、自分の死後でも俺をからかうために全力で工作してきそうだからな。
さらに、妹紅の捜索中にもう一つ悲しい事実を知ってしまった。
30年ほど前に知人の情報屋から仕入れた噂によると、俺が旅に出た直後に慧音も上白沢家秘伝の術によってワーハクタクとなり、俺の後を追って旅に出たとのことだった。
・・・原作通り半妖になったという面だけ見れば喜ばしいことだが、俺があいつの人としての人生を狂わしてしまった元凶となったことに対して罪悪感が生まれてしまった。
慧音の情報は現在も僅かではあるが俺の耳にも入ってきているが、今はまだあいつと会うわけにはいかない。
俺のために人の道を捨ててでも追ってきてくれることは嬉しいのだが、片手間にやっている妖怪討伐に巻き込みたくないし、何よりどんな顔でアイツに会えばいいか分からないのだ。
・・・そこ、「ヘタレかこの野郎」とか言うな。
これでも俺は真剣に悩んでいるんだ!!
話を戻そう。
歴史は今のところ大体俺の知る史実通りに進んでいる。
平城京へ遷都し、藤原氏の勢力基盤が整ってきた723年、史実より3年遅いが不比等のおっちゃんが病によって亡くなった。
おいそれと姿を見せるわけにはいかない俺は、誰にも姿を見られないよう細心の注意を払いながら不比等のおっちゃんの寝床に行った。
おっちゃんは長年姿を見せなかった俺が現れたことに驚いていたが、最期に俺の顔を見れて安心していたみたいだった。
でも、その出会った場面が最悪だった。
25年ぶりの再会と言う感動の場面のはずだったにも関わらず、あのおっちゃん、体を動かすことも不可能に近いような死の淵にいる重病人のくせに、よりにもよって真冬の真夜中に褌一丁で寒風摩擦していやがったんだよ・・・。
その場面に出会ってしまった俺は、おっちゃんにどう声をかければいいか分からず、無言の時間が過ぎちまったよ。
勿論、死の淵にいる人間がそんなことをしていて無事なわけがなく、そのままおっちゃんはぶっ倒れやがった。
その後俺が必死に看病したおかげかどうにか持ち直して、容態が落ち着いたところで今までのことを報告したら、まるでタイミングを見計らってたかのように武智麻呂達もやってきて宴会になっちまった。
その宴会で一発芸をしたり、高さ30㎝のリンボーダンスに挑んでいるおっちゃんを強制的に休ませ、翌朝俺は皆に見送られながら屋敷を去った。
余談だが、そのリンボーダンスに成功したのはおっちゃんと麻呂と宇合らしい。
身体能力が人外なおっちゃんと麻呂はともかく、宇合が出来る理由が全く分からない。
「宇合だから」と言ったらそれまでなんだが、それでも納得できることが恐ろしいんだが・・・・・・。
ただ武智麻呂よ、貴様には無理だ。
腹周りがメートル単位の奴が30㎝のリンボーダンスなんて潜れるわけないだろ!!
当然潜ることは出来ず、それどころか1メートルですら1人だけ潜れずいじけていたのは余談だ。
そしてその3日後、おっちゃんは満足した顔でこの世を去ったらしい。
満足した顔の理由が、「リンボーダンスが成功したから」とかだったら本気でぶん殴りたかったが・・・、まぁ、今となっては知る術もないな。
だが、この時俺は知らなかった。
この後、おっちゃんと愉快な息子たちとは時を越えてまるで腐れ縁のように関わってゆくことになるとは・・・
そして、(房前以外の)愉快な奴らのせいで俺やその他諸々の幻想郷の住人や史実の偉人達の胃腸や頭に深刻な痛みを残す羽目になるとはな・・・
話を戻そう。
その後の歴史は史実と大凡は変わらず、おっちゃんの臨終から5年後の728年、史実通り長屋王の変が起き、長屋王直系はほぼ全て自害した。
この結果、藤原氏の政敵の多くが失脚し、藤原氏は最初の黄金期を迎えることとなる。
だが、ここから歴史は史実とは離れ始めていった。
737年、史実通り畿内を中心に天然痘が大流行した。
史実では天然痘によって藤原四兄弟が短期間で相次いで死亡し、有力者を失った藤原氏は一時的に権力の中枢から追いやられ、橘諸兄・吉備真備・玄昉が政権を握るのだが、この世界では四兄弟全員が天然痘を患ったのは史実通りだが、武智麻呂こそ天然痘の後遺症によって左目が失明したものの生き残り、他の三人は後遺症も残らず完治したため、彼らが政権を握る事はなかったらしい。
尤も、橘諸兄や吉備真備は史実でも政治家や外交家として成功を収めていたおかげか、普通に出世していったらしいが・・・。
俺がその理由を探ると、宇合が牛が天然痘に感染した際に発生する牛痘を自分に打ってみたら天然痘が治ったので、他の兄弟達にもに同じようにしたら治ってしまったそうだ。
ただ、武智麻呂は他の3人と違い、メタボだったせいか免疫力が弱く左目は完全に失明となったそうだ。
・・・だからあれほど痩せろと言ったのに。
まぁ結果としてそれ以来武智麻呂は痩せるよう努力をし始めたようだが、それを出来れば40年早く実践してほしかった。
だが、ここで一つの疑問が生じた。
本来、牛痘は18世紀になってやっとその効果が立証されたことである。
それまでの天然痘は、文字通り「死の病」と言っても過言ではないほど致死率は高かったのだ。
それをなんであいつは1000年以上先んじてその知識を得たんだ?
幾ら何でも「宇合だから」ではいい加減済まなくなってきている。
ひょっとしたら、あいつも俺と同様未来若しくは平行世界からやってきた人間なのかもしれないと疑い始めた。
「・・・あいつの家に忍び込むなんて死亡フラグそのものだが、それでも確かめないとな・・・」
俺は真相を探るために、危険を承知で宇合の屋敷へ向かった。
~宇合邸~
俺はかつて麻呂に学んだ隠行術を駆使しながら宇合の屋敷に潜入した。
この術地味に使い勝手いいんだよなぁ。 ・・・あいつどこでこんな技覚えたんだろうか?
いつの間にか平気で使っていた麻呂の姿(当時5歳)があったからさらっと流してたが、よくよく考えたら5歳の時点で完璧に使いこなしていることに対して疑問を覚えろよ俺・・・。
まぁ、麻呂の新たな謎について今は置いておくとして、本題である宇合の姿を探していると・・・、
「兄上・・・?」
「おまえ・・・、まさか房前か!?」
年相応に老けているものの、少年のころの面影を十分に残している房前がまさかの藤原宇合邸での第一発見者となった。
「兄上、お久しゅうございます!」
「大体15年ぶりくらいか? お前も元気そうで何よりだよ房前」
「兄上もお変わりなく。 それより、兄上はどうしてこちらに?」
「・・・・・・宇合に聞きたいことがあってな。 あいつに借りを作るのは怖いが、今じゃ奴くらいしか頼れそうな人間がいないんだよ」
「そうですか。 宇合ならちょうど武智麻呂兄や麻呂、織田信等(信孝と慧音の息子)と一緒に興福寺参拝から帰ってきたところです」
「おっ、あいつらもいるのか? なら折角だし他の奴らにも顔出しておくか」
「その方が麻呂や信等も喜びます。 では案内します兄上」
俺は房前の先導で宇合の部屋へ向かった。
・・・さらっと武智麻呂のことをスルーするとは、成長したな房前。
~移動中~
「こちらです」
房前の案内で、俺は宇合の部屋までやってきた。
途中、唐突に降り注いできた矢の雨やら廊下のど真ん中に隠された落とし穴やらと忍者屋敷もビックリな仕掛けが大量にあったが、近くの部屋の障子やらそのへんに置いてあった焼き物を盾にしながら何とか突破出来た。
・・・ここで勤めている使用人の皆さん、運が悪かったと思って頑張って逝きて下さい。
「では、邪魔するぞ宇合」
さっきの罠の数々を思い出したせいか、障子が壁にめり込むほどの勢いで俺は宇合の部屋の障子を開けた。
「ん・・・・・・!? げっ!? 信孝!?」
「おや兄上、お久しぶりですね」
「・・・・・・久しぶり」
「・・・・・・・・・・・・誰です?」
武智麻呂は俺の登場に驚いたが、宇合と麻呂はいつも通り、信等は俺の顔は覚えていないので誰か分からないようだ。
偶にはもっと違った反応を見せてほしいな、特に麻呂。
ただし武智麻呂、てめぇ人の顔を見て「げっ!?」はないだろ?
信等は困惑しているようだが、宇合が説明してくれた。
「信等、お前が生まれたばかりのころだから知らないだろうが、この人はお前の父親である藤原信孝だ」
「な・・・!? 父上は私が生まれたばかりのころに亡くなったと御婆様から聞いておったのですが!?」
「実際には生きていたんだよ。
ただ、それが分かったのが死んだとされた時から1年経っていた時だったんだよ。
公には既に死んでいることになっている上に、不老がバレたら厄介だから身を隠すためにこの地を去ったんだ。
そしてお前の母親の慧音姫も、そのあとを追いたいと懇願して行ってしまったというわけだ」
「そんな・・・・・・・・・」
「だが、本来ここに来てはならない信孝が、危険を冒してまでこうしてお前の前に再び現れた。 それで充分だろ?」
「・・・・・」
「まぁ、納得できないこともあるだろう。 それにしても兄上、今日はどうしてこちらに?」
「今回はちょっと宇合に聞きたいことがあってな」
「私にですか?」
「ああ。 お前は牛痘を用いて天然痘を治したが、それをどこで知った? 少なくともこのこと誰も知らないはずだが?」
「・・・わかりました。 武智麻呂兄、房前兄、麻呂、信等は少し席をはずしていたたけますか?」
「・・・・・・・・・わかった」
「わかりました・・・」
「・・・・・・(コクッ)」
「・・・・・・・・・・・・分かりました」
そう言って4人は部屋から出て行った。
「さて、何故私がそのような情報を知っているかですが、その前に一つよろしいですか?」
「? 何だ?」
「兄上もなぜこのことを存じておったのですか?」
「う・・・・・・」
しまった・・・、そう返されるとはな。
「それは・・・・・・」
「まぁ兄上にも言いづらいことがあるのでしょう」
「・・・まぁ、そうしておいてくれ」
「それで、私が知っていた理由ですが、その理由はこれです」
「何だ・・・? この書物?」
「これは父上が亡くなって1年ほど経たある日、夢の中で突然神を名乗る老人が現れ、この書物を渡され、『お主はこれを読み、万物の命を助けよ』と言って渡したのです」
「何だその嘘くさい話は・・・・・・」
こいつがそんなことを信じるタマじゃないだろうが・・・。
「最初は私も嘘だと思ってました。 しかし、これには豌豆瘡(わんずかさ)(天然痘の別称)の治療法が載っており、自らに試したところ治癒したためこれが本物であると信じるようになったのです」
「なっ・・・!?」
そんな書物聞いたこともないぞ!?
しかし俺がその書に書かれた天然痘の治療法を見てみても、それは正しい治療法であるため。俺も信じざるを得なくなった。
「しかし、その書を渡した神とは一体どんな奴だ?」
「はい、神と名乗る者は2名おり、1人は長い白髪でおよそ70歳ほどの老人のようでしたが、身のこなしは若い者と同等かそれ以上のものでした。
もう1人は20歳前後の見た目麗しい女性で、こちらは黒髪でした。 それに2名とも兄上のことも知ってるようでした」
「何?」
俺のことを知っているだと?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まさか、
「なぁ、その2人のうちの1人は自らのことを神産巣日神と名乗ってなかったか?」
「ええ。 最も信じられませんが。 その話を聞く限り兄上と知り合いと言うのは真なのですね」
「・・・あ」
「あ?」
「あの駄神共ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!! 貴様等が歴史を改変してどうすんじゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?!?!」
何勝手に現世と関わり持ってんのアンタ等!?
しかもその相手がよりによって宇合とか・・・、さらにチートにしてどうすんだよ!!
お前らはこの日本をどこに持っていきたいんだよ・・・!?
「そう言えば兄上、昨夜夢の中でその神2名が再びやって来て、『近いうちに藤原信孝がこの屋敷にやってくるだろうから、その時にこの文を渡してほしい』と頼まれたのですが・・・」
そう言って宇合は1通の手紙を差し出した。
「夢の中で現実の物を平気で渡すとか何気にすげー事してるなあの駄神・・・」
宇合から渡された手紙にはこう記されていた。
『信孝へ
今回、藤原宇合に渡した書によって、歴史は大きく変わるであろう。
なぜなら宇合に渡した書物は簡易版のアカシックレコードじゃからの。
ワシってばお茶目☆
神産巣日神より』
「ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
俺は手紙を思いっきり破いた。
「何だこの内容!? 何そんな簡単にアカシックレコードの機密人に渡してるの!? 馬鹿なの!? それにお茶目じゃねぇぇぇ!!!」
「いやいや兄上、神にだって其れくらいの茶目気は必要ですよ」
何でそんな冷静なんだよお前・・・。
「ちょっと待て、これはおっちゃんが死んでから貰ったってお前言ったよな? なら、昔のあの尋常じゃない規模を誇ったお前の情報網は一体何だったんだ?」
「あれは私が幼い頃からコツコツと積み上げてきた努力の結晶です」
「・・・忘れてた。 こいつ最初からチートだったんだ!」
・・・リアルチートって理不尽だ。
俺が暴走している傍らで、宇合は冷静に俺をからかう算段を立てていた。
・・・傍から見たらカオスな状況だよな。
まぁ、そんな感じでいい具合にカオスになっている状況の中で、痺れを切らした武智麻呂達も乱入してきてさらにカオスになったのは余談だ。
閑話休題
そして翌朝、俺は出立の時を迎えた。
「さて、俺はそろそろ出立するからな」
「兄上、行ってしまわれるのですか?」
「すまないな房前。 ホントはもっと居たいんだが、この地にはまだお前たち以外にも昔の俺を知っている奴等もまだ生きている。 だから長居は出来ないんだよ」
房前、コイツとも此処でお別れかと思うと悲しくなるな・・・。
「・・・・・・今生の別れ?」
「・・・・・・恐らくそうなるな」
麻呂、お前との修行の日々は俺にとっては大切なものだったよ。
「では、来世があったらその時は再び我ら5人、転生して兄上と共に歩みますか」
「そうなれたらいいな・・・・・・」
宇合、お前が言うとホントに5人とも転生してきそうだから恐いぞ・・・。
「次に会えたら俺はさらに痩せた体でお前と会うぞ!」
「・・・そうか」
武智麻呂、確かにお前は痩せてきているのは認めよう。 正直20kg痩せたのはすごい。
でもな、お前は例外なんだよ。
140kgが120kgになったところでメタボなのには変わりはないんだよ・・・。
「父上、たった一度とはいえ私に会いに来て下さって嬉しかった。」
「信等・・・。 お前にこれをやろう。」
「これは?」
「これは俺の愛刀、『宗三左文字』だ。 これを織田家家督の証としてお前に譲ろう!」
実はこの刀、数年ほど前偶々良い鉄を手に入れたから本気出して鍛冶しに精を出した結果誕生した業物である。
名前はもちろん信長の愛刀からパクった。
「父上・・・、この刀、わが家宝といたします! そして、子々孫々代々受け継ぐことを誓います!」
「ありがとう、信等。 俺には過ぎた息子だよ」
信等、ホントは俺ももっと構ってあげたかったんだが、父親らしいことが何も出来なくてすまない・・・。
「それじゃあ、さらばだ4人とも。 またいつか、会えたらいいな」
「はい、兄上もお元気で」
「・・・・・・またいつか」
「転生したらよろしくお願いします」
「痩せて生まれ変わった俺を見せてやる!」
「父上もお達者で!」
ホント、あいつらは昔のままだな。
だけどこれであいつらともお別れか。やっぱ辛いな・・・・・。
その後、彼らの足跡を辿ろう。
武智麻呂は天然痘によって高官の多くが死亡した朝廷を立て直し、朝廷の権威を持ち直すことに成功した。 そして8年後の746年、食生活の不摂生が祟って脳梗塞を起こし世を去った。 享年67歳。
麻呂は蝦夷討伐に参戦し後の坂上田村麻呂並の活躍によって討伐を完了させ、陸奥の奥地まで朝廷の勢力を広げたものの、その際に負った傷が元で、753年、破傷風によって世を去った。 享年71歳。
房前は聖武天皇の奈良の大仏建築の総責任者となり、天皇の信任を得て、親友の間柄となった吉備真備等と朝廷支配の強化に努めた。 そして757年、病を得て世を去った。 享年77歳。
宇合は、朝廷のみならず、唐や新羅、渤海など周辺諸国との外交でも大いに活躍し、他の3人が死去した後、不比等の最後の息子として藤原氏を支えた。 当時としてはかなりの長寿で、763年、老衰により世を去った。 享年82歳。
織田信等は、4兄弟亡きあと、藤原仲麻呂の乱で一旦勢力を大きく減らした藤原家を、4人の遺児たちと共に立て直し、桓武朝においての藤原氏の隆盛の土台を作り上げ、4人の遺児たちや自らの息子や孫に看取られ、783年、89歳という高齢で世を去った。 彼の子孫のうち、分家の一つは後に神官となり、その子孫から、かの第六天魔王・織田信長が誕生することは有名な話である。
そして、史実にはない藤原4兄弟や史実にすら存在しない織田信等の活躍によって、藤原氏一族は南・北・式・京・織田の全五家全てが力を合わせ繁栄し、藤原五家として、長期にわたり朝廷で栄華を極め、そして中には武士として繁栄してゆく者も誕生する。
そして宇合が言ったように、彼らが来世において再び会えるかどうかは神(駄神にあらず)のみぞ知る。
・・・と言いたいところだが、どうせ宇合のことだ。 間違いなく他の兄弟や父親、そして甥と共に現れるであろう。
勿論信孝をからかう為だけに・・・。