オレの名前は西宮結絃。
オレには姉ちゃんがいる。
その姉ちゃんは小学6年生のころに転校した学校で、耳が聞こえないことを理由にクラスメイトの大勢にいじめらていた。
そのときのオレは、そのことを知って、姉ちゃんをいじめている奴らを全員殺してやろうと思った。
このときに、オレは石田将也というやつのことを知った。
今、オレの目の前にはその石田将也がいる。しかも、ばかでかいフランスパンを持って。
「そ、その西宮さんい、いる?」
どうやらオレが見ていない間にすでに会われていたようだ。チッ
「いません」
そう言いながらオレはゆっくりと扉を閉めた。
「え?」
と、かすかに扉の向こうからそう聞こえた気がした。
「はぁ」
と、オレは小さなため息を吐いた。
すると、こちらに気づいた姉ちゃんが
どうしたの?
と手話を使ってこちらに話しかけてきた。
さて、石田のことをどう伝えようか。そうだな。
「汚いネズミが居てね。本当に汚かったから姉ちゃんは絶対に触らないようにしてね?」
そういうと姉ちゃんは、オレに微笑んだ。
石田目線
なんだったんだ。
俺の身長の半分ぐらいの男の子の、かわいい顔した子が・・・
いやまて、男だぞ、うんそうだアイツは男だ。
か、かわいいなんて思ってないんだからね!
というかなんなんだアイツは。
明らかにあそこに西宮いただろ!
はぁ、考えてもしょうがないか。
まぁ、西宮も昔自分をいじめてた奴なんかに、もう会いたくなんかないだろうしな。
よし!もうあきらめて会いに行くのはやめるか!
その方が、西宮も俺も幸せだしな!
でもなぁ、だとしたらこの前会った時のことはどうなんだろうなぁ。
西宮と友達になれたんだと思ってたけど、違ったのかなぁ?
うん!やっぱりもう一度会いに行ってみよう!
でも、もう一度今日行くのもあれだし、また来週行ってみよう!
そうしよう!
しばらく歩いていると、目の前にブロッコリーみたいな頭をした人がいた。
すると急に、そいつがこちらを向いて
「あ、石田くーん!」
あ、思い出した。アイツ今朝いじめられたのを助けてやったやつだ。
しかもそいつは、俺の自転車を持っていた。
なんで?
「石田君、この自転車、君のでしょ?」
「え、そ、そうだけど、どうして・・・」
「永束だよ!酷いなぁー、後ろの席なのに。」
「ご、ごめん。もしかしてその自転車探してきてくれたの?」
「そうだよ。幸い自転車に住所が書いてあったから今向かってたんだけど、石田君がいたからよかったよ!もう一回お礼言っておこうと思ってさ!」
「な、永束君、ありがとう」
「いいってことよ!俺たち友達だろ!」
「う、うんそうだね。」
「あ、俺こっちの道だから、バイバイ!」
いつの間にか家の近くまで来ていたようだ。
「はぁ~」
今日はいろんなことがあったなぁ。
来週もあのフランスパン買っていこうかな?
僕は結絃が大好きです!
よ、よし、まだ原作の範囲だぞ!