彼女のことを、侮っていた訳ではない。
相手は15歳未満の少女とは言え、それはあたしと数年程度の違いでしかないし、あの場面で壮言大語を吐けるような人間だ。キャプテンとして、プロフェッショナルを自認するあたしの胸中に無用の油断はなく、紛れも無い全身全霊を以って相手を討ち滅ぼす心算で居た。
(でも、まさか、このあたしが、こうも一方的に──)
だが、いざ戦闘が始まってみれば、彼女の発揮する戦闘能力はあたしの想定を軽々と超えており──互いのポケモンを数合と打ち合わせない内から、あたしは防戦一方に追い遣られていた。
怒涛の如く繰り出される連撃の一撃一撃が、想像よりも疾く、堅く、鋭く、重い。僅かな継ぎ目も見当たらない猛攻を前にして、反撃に転じるどころか満足な防御行動すらも侭ならない。ともすればいつかのチャンピオンにすら勝るほどの、まさしく圧倒的と形容する他ない“暴力”を前に、あたしの心は殆ど折れ掛けていた。
「そこです。『ヘビーボンバー』!」
「っ………、『まもる』!」
果たしてこれで何度目の攻撃だったか。この神聖なるマホロ山道を徐々に塗り替える猛威の中、この戦いは永久に続くかのような錯覚すら抱いていた。
ウルトラビースト。異界よりやって来た魔獣。ポケモンとは似て非なる。否、文字通りに並外れたポケモンたち。
彼らについて、あのチャンピオンを間近で観測して、すっかり認識が鈍っていた。脅威度で測れば彼らと同じくらいの
けど、違った。確かに彼らがチャンピオンに劣るのは明白だ。それは間違いない。ただそれで
「──そこ、『ふいうち』!」
『クチィ!』
『──………?』
挙句、これだ。どうにか連撃の隙間を見つけて一撃を加えても、相手はまるで意にも介していない。こんなもの、どうすればいいのか。鉄をも噛み砕くあたしのクチートの牙が、布地にさえ見える身体の端にすら突き刺さる余地がない不具合。文字通り歯が立たない。いわタイプならこうはならないだろう。つまりあのポケモンは、薄々と察していた通り、はがねタイプ。
(それに加えて──)
「テッカグヤさん、『かえんほうしゃ』!」
「『ストーンエッジ』で迎撃!」
ちょくちょく挟まれるほのおわざ。これが攻略を困難なものにしている。
近づかないと攻略できないのに、自分から近づくことができない。頻繁に放たれる『ヘビーボンバー』を迎撃ないしギリギリで回避するのはあまりにリスクが高すぎる。否、実際に試して、自分でも賞賛するくらい完璧なタイミングで躱しても、その余波、衝撃波だけでアブリボンは倒されてしまった。
あるいはチャンピオンならばどうにかできるのかもしれない。しかし、あたしが持ち得る技術ではあれを正攻法で突破するのは時間が足りな過ぎる。とはいえ、『ふいうち』『だましうち』による削り合いではこちらが先に擦り切れる。なら、どうするか。
(どうすれば、どうやって、どのように、どうしても、でも、どうにか……)
考える。考える。考える。思考とは、脆弱な人間に与えられた最高の武器だ。ポケモンという強大な力を前にして、人間はその叡智をもって文明を切り開いてきた。今だって、ウルトラビーストの一件も、仮にチャンピオンがいなかったとしても、犠牲ありきの人海戦術ならどうにでも対処でき、その文明にヒビが入ることはあり得ない。
しかし同時に――人の営みとは儚く、永遠は幻想である。決着の時は、確実に迫っていた。
『ク、チィ………』
(………限界、か。まあ、当然かな)
あのポケモンが移動するたび、行動するたびに噴出する高熱のガス。ただでさえ防御に手一杯なのに、はがねタイプであるクチートでは耐え切れるはずもない。
そもそも、あたしだって既に限界だ。汗で絵の具が滑り落ちるなんて、暑化粧のオバさんだろうとこんな無様なことは滅多に起こさないだろう。それでも辛うじて堪えているのは、偏にトレーナーとしての鍛錬のおかげか。あるいはあのポケモンが森を焼かないよう、さっきから決死の表情で御している彼女のおかげか。
(………あっちも限界だろうに、よくもまあ)
ポケモンを抑える。言葉にすればそれだけの動作だが、実際に言葉通りの容易さである訳がない。
ほんの一瞬でも気を抜けば、マホロ山道どころか島さえ焼き尽くしかねない熱量。一撃を加えるたびにどれ程の精神を磨り減らしているのか、あたしには想像もできない。
加えて単純な話、先ほどまで彼女は数時間、誰もいない空間であれほど熱心に何かを訴えていたのだ。揺蕩う虚無感が重ねた精神的な磨耗も、肉体的な意味の疲労も推し量れるものではないだろう。
人間である限り、そんな極限状態に長く身を置いていれば、心身ともに疲れ果て、精根尽き果てるのが自然である。
だから、未だに力尽きる事なく、正確な狙いを崩さずに攻勢を辞めない彼女は、正しく
(………でも)
でも。そうだ、でも、あたしは知っている。上には上がいることを。非常識には理不尽が立ち塞がることを。こと才能において、目の前の彼女が霞むほどのデタラメな存在を知っている。
50の数値を
努力だけでは辿り着けない境地。故に才能。信頼と能力の掛け合わせ。それこそが
トレーナー学では未だ、この現象について解明がされていない。また、維持するための条件についても明かされることはない。愛情を以って接してもそうなるとは限らないし、逆にぞんざいに扱えば下がるのかと言えばそういうわけでもないようだ。要するに、よくわからない。
(でも、何故か常識として存在するこの概念を、どちらをも高次元で両立できる人間はそういない。噂に聞く伝説のトレーナーですら90が限度と言われる比率を、あの人は易々と乗り越えてみせた)
彼のガオガエンを始めて見たとき、驚きよりも興味が湧いたことをよく覚えている。そして同時に、こんなのに勝てるはずがないと確信した。情けないと、プライドがないのかと笑ってくれてもいい。でも、それほどデタラメな光景だったのだ。
目の前にいる彼女を見る。爪か何かで傷ついたのだろう手のひらから僅かに血を滴らせ、決死の表情で苦しそうに、それでも足元は揺らぐこともなく、こちらを冷静に見据えている誇り高き強さ。
(…………だけど)
彼女が素晴らしいトレーナーであればあるほど、彼女の努力が伝われば伝わるほど、彼女の偉業を事も無げに、片手間で成し遂げるチャンピオンの
改めて分かる、ウルトラビーストの異常性。それを並行して操っていたミミッキュの倍率を維持したまま当然のように高倍率で従えるなど、どんな精神構造をしているのか。まず間違いなく、絵にすれば非常に前衛的な模様となるのだろう。
(……それはさておき)
あの絶望に比べたら、今の状況は幾分かマシだ。なにせ対抗ができている。我ながら凄まじいことに。苦し紛れの『わるあがき』でも、曲がりなりにも攻撃な当てられる。なら、頑張れる。
(既に試練とかそういう段階を超えてるけど………まあいいよね?)
最早、あたしは挑戦者としての立場に立っている。汗まみれで泥臭く、必死に口端を吊り上げて、この上なく無様に。
久しく忘れていた感情。沸々と湧き上がるこの気持ち。まだあたしが何者でもなかったあの頃の、ゼンリョクの意思。
(………って。ゼンリョクわざは既に一回、使っちゃってるから反則になるし……この感情は、どうしたら……)
島のルール云々を嘆いても、そもそもあたしに二度目が繰り出せるかどうかの時点で怪しい。
魂すら搾り取られるような全身全霊の一撃を二回。人間業とは思えない。しかもあの人は、それを数回なら余裕だと宣う。更に言うなら、此度の賞品としたメガシンカに関しても、「何回か見たから多分できる」なんて言い出す始末。流石に実際に確かめる度胸はなかったが、あれは本気で言っていた。なら、真実なのだろう。恐ろしいことに。
(メガシンカ、ね………)
ちらっと、賞品として用意したはずのメガリングに視線を寄越す。
多分できる、で本当にやり遂げるであろう正真正銘の規格外は置いといて、あたしにそんなこと、できるのだろうか。
ものぐさで、適当で、『マイペース』で、無精者の自分に──
(いや、女は度胸とも言いますし。数十回程度ダメだったからと早々に諦めたりせず、もいちどゼンリョクで試して見ましょうか)
キャプテンは、悩める若人に道を示す者──ガラではないと自覚していても、精一杯、いつかあたしが憧れたその役目に殉ずるために。
☆☆☆
彼女と彼女のポケモンのつながりが、みるみるうちに強まっているのを実感する。
かがやくいしに、諦めない心に、嫉妬しそうになる。
ああ、なんて羨ましい。どうして私は、もっと早くに決断しなかったのか。
きっかけなんて、何度もあったはずだ。必要性だって、いくらでもあった。それこそほしぐもちゃんを匿っていたころ、ヨウさんなりに協力を依頼すれば、容易く。でも私は怖かった。私が力を持つことが。ウルトラビーストと同じく、己がとっての不相応な力を持って、何かが変わるのを恐れたから。力を求めるのが怖くなったから。自分が自分で無くなるのが、自分が何よりも可愛かったから。
後悔は後先に立たず。相談しようにも結局「なんでもない」で誤魔化して。そんな最低な感情を内に秘めていながら、それでも私は我儘を通すため、彼という力の象徴を我が物顔で振り回して。挙句私は彼に惹かれて、トレーナーになる動機に不純物が混ざってしまった。
一度毒の混入したグラスは、どれほど水で薄めても毒入りであることに変わりはない。きっと私はこれから先、彼女のように、真の意味で純粋なトレーナーにはなれないのだろう。
(………でも、だからこそ)
姿を変えたクチートというポケモンを見据えて、熱気で滲んだ汗を掌で拭う。
ようやく塞がりかけていた創傷から血が染みて更に不快になるも、今度は甲で幾度か拭ってそれを振り払う。
「テッカグヤさん。極限まで『ボディパージ』して
『 か が よ ふ 』
彼方がゼンリョクなら、こちらは死力を振り絞るまで。
私に才能と呼べるものはない。それを覆す努力も足りてない。だから、せめて心だけは誰よりも強く。
ポケモンバトルは未だに慣れない私だけれど、意地の張り合いなら負ける気はないから。
彼女がきっとそうであるように。私にだって、譲れないものがある。
そしてそれは、私の動機が不純であるからこそ、それだけは他の誰にも負けるはずがない。
故に、もう二度と私は負けられない。ヨウさんに、この想いを伝えるまでは。
(チャンスは一瞬。相手が行動する直前。最速、最高の力で──)
「クチート!『アイアン──
「『ロケットずつき』!」
声に被せ、ゼンリョクで叫ぶ。しかしその声すらも、直後に発する轟音と衝撃により掻き消され──彼女の意志も、ポケモンも、勝負の行方すらも。
その猛威を以ってして、ただの一撃にて纏めて蹂躙した。
☆☆☆
「………なんて言っても。所詮は付け焼き刃、流石に無理だったってことかな………」
「…………」
「ですが、そうですね。いい経験になりました。いえ、ホントに有意義な時間を過ごせました。ありがとうございます」
「……こちらこそ」
トレーナー同士の戦いは、常に唐突で無慈悲なもの。勝ち負けに対して悔やむことはあっても、それを引き摺ることはしない。それが本来の大原則。しかし、個人の感想としてはどうなのか。そんなもの、敢えて語るまでもない。
私はどうだろうか。少なくとも、負けて誰かを恨むなんてことはしない。負けたのは自分が弱いから。それで相手を恨むなんてお門違いだし、何よりもみっともない。
でも、悔しがる気持ちはよく分かる。というか、私も悔しかった。とっても。元より、私程度の経歴の持ち主が、チャンピオンに挑んで惨敗したからと悔やむのはおかしい。そんなことはわかっている。でも、それでも、人間というのはきっとそういうものなのだ。
そうこうしてると、どこか漂う暗い雰囲気、微妙な空気を振り払うように、マツリカさんが大きめの声で切り出す。
「なーんて、ネガティブなあれこれはここまでとしましょう!
試練についてですが、勿論合格です! ………と、言いたいところなんですが、というかここまで本気でやるつもりはなかったので本当に申し訳ないのですが、まだ試練は終わっていないのです」
「え?」
「いや本当にごめんなさい。先に話すべきだったんですけど、ついうっかりしていて。あ、これで終わりにしても全然良いというかそうしちゃった方がむしろ妥当というか、ですので強制はしたくなくて、でもせっかくだから受けて欲しくはあるんですけど」
「えっと、その、落ち着いてください」
「……失礼。ごほんごほん。
えー、実はですね。本来ならリーグ戦ってバッヂをいくつか集める必要があるじゃないですか」
「はい………そうですね」
「でも、ここアローラにはジムがありません。最近、マリエでそれっぽい何かが作られるって話もちょっと聞きましたけど、まだ実現はしてないのでそれは置いといて。
とりあえず、これを差し上げます」
「………?」
慌てた様子のマツリカさんに手渡されたのは、桃色をした……花弁? のようなもの。
本当の花弁ではない。どうやら花弁の形に切り出した画用紙に色を塗ったもののようだ。でも、その色彩があまりにも見事で、ぱっと見では本物のそれと全く変わらない。
そういえばこの人のトレーナー称号の一つは芸術家だったか。そういうところも、一芸のないお嬢様な私とは大違いだ。
「ええと、つまりアローラにはジムと呼べる施設がありません。ですが、ジムリーダーに相当する人物がいないわけではないのです。
ですのであたしの試練。それは各地の有力なトレーナー達を巡り歩き、このジムバッヂ……もとい、はなびらをいくつか集めてもらいます」
「こちらを?」
「全部で7つ、自信作です。均等にうまく重ねて色紙なんかに貼り付けるといい感じですよ?
これでもキャプテンなので、バトルでは相手によって『てかげん』を欠かせませんが、芸術には妥協しない。それがあたしのポリシーなのです」
先ほどまでの憂いはどこに行ったのか、ちょっと誇らしげに告げる彼女。良くも悪くも、切り替えは早い方らしい。
そして、話の流れから試練の内容についても知れた。どうやら私は、これから各地のキャプテンを巡り、これと同じものをあと6つ集める必要があるようだ。
他の地方に倣っているのだろうか。いささか挑戦者への負担が重いような気はするが、言葉通りに試練としてみたら悪くないのかもしれない。よくわからない。ヨウさんも、こんな苦労をしていたのだろうか?
「幸いにも、最近すごいトレーナーに巡り合う機会がたくさんありまして。その中からアローラの出身である6人を厳選し、協力を依頼してきました。
えー、マオちゃんにスイレンちゃん。イリマくん。アセロラちゃんにこのあたし。グズマさんに………」
「え?」
何か、今、さりげなく。聞き捨てならない名前が聞こえたような………。
そういえば、確かに『キャプテンに依頼した』とは言っていなかった気がする。けれど、何故マツリカさんが彼に………という私の疑問よりも早く、彼女は流された名前よりも更にとんでもない人物を。なんでもないことのように、けれどはっきりとした口調で告げた。
「──それと、えっと、最後に元チャンピオンだった……なんていいましたっけ。言動や外見の印象が強烈でそういえば名前は……ええと、性別は女性で称号はドクターなのに何故かやまおとこの格好をしているあの一族の………まあ、その人を含めて6人です。あ、お名前はとにかく、居場所についてはきっちりお教えしますのでご心配なく」
「…………え?」
みなさん、アローラの今後を考えて快く引き受けてくれましたよー、などと嘯き、連絡手段であろうポケナビをぼんやりとした顔で見せつけてくる彼女。
汗で流れ落ちた前衛的な化粧が無いからか、勝負の直前と同じはずなのにまるで印象が異なるその顔を、私はどこか遠くで聞き届けるのだった。
区切りはいいけどだいぶ短くなってしまったので人物設定でも。
特にゲームと違う人物を抽出して数人を紹介。
オリシュさん。
年齢は23歳。これは本編におけるヨウ君の年齢設定が13で、オリシュさんはその年齢にプラス10歳した数値であると最初に決めていたから。ゲーム内で年齢が明かされていない(調べていない)ので、同期の連中もだいたい同じ年齢として扱っている。
好きな食べ物はモーモーミルクともりのヨウカン。どちらも自宅に常備しているくらい好き。甘党。嫌いな食べ物は特に設定してない。
実は結構なファザコン。というか両親大好きっ子。なんだかんだ自分がジョーイであることに肯定的なのはそのため。なお、父親に影響され、史上初のやまおんなになろうとして母親に窘められたどうでもいい過去がある。ちょいちょい言及されていたように、デフォルトの服装はやまおとこで、ジョーイの制服を着ている時でも登山用ブーツを愛用している。
普段は一人暮らし。故:コネチカさん一家の家にしれっと住んでいる。「今は私がコネチカなんだから問題ない」とは本人の談。当然問題だらけである。しかしそういう割には結構気にしていて命日には墓参りを欠かしていない。ちなみにコネチカさんの墓の名義はカノコである。自分の墓参りとはこれいかに。
実は本作品の登場人物の中で彼女の本名を知る者は片手で数えるほどしかいない。本名はカノコだが、公式名はコネチカで本人もそう名乗っている。これは本人が満足すればそれでいいので自分の名を残そうとかそういうことは考えてないためである。
厳密にはいわゆる転生者ではない。何というか魔法少女リリカルなのはViVidに登場するアインハルトに近い状態。憧れる人物を盛大に間違えているが、本人もそのあたり自覚しているのでなるべく欲望を自己完結しようと努力している。なお自重しない本編。
おそらく作中で一番ヨウ君のことを過大評価している人。でもそれが限りなく正解に近いあたりヨウ君の盛りっぷりは色々とやばい。だけどプレイヤーの分身として考えるとまだまだ全然足りないという罠。こういう掘り下げられていないタイプの主人公は書くのが難しいと思います。
長所短所については、彼女はこの期に及んでこの世界をゲームだと思い込んでるところがあり、そこが強味でもあり弱味となる。ゲームと違う、と作中でも度々口にしているが、なまじゲームに沿う要素があるため本当の意味でこの世界がゲームではないことに気づいていない。要するに才能には限界があると思い込んでいる。ヨウ君がどっかで懸念していたが、これについて作中で改善される予定はないのでご安心を。
逆に言えば、改善する方法はある、ということである。おお、こわいこわい。でも、だからこそ分相応に強さを磨けるので、仮に彼女がレベル100まで扱えるようになってもヨウ君は「今の方が厄介」と評するだろう。
ヨウ君。
ぼくのかんがえたさいきょうのとれーなー。一応、本作の主人公……のつもり。正直、オリシュさんよりもオリ主感が凄い。ちょっと強くし過ぎたかなと反省している。
作中においてぶっちぎりの最強格。リーリエが絡むと基本無敵になる。絡まなくてもまず負けない。実は序盤においてオリシュさんに連敗していたのは戦略云々よりもリーリエがいないことへの失意による要因のが大きかったという……ちなみにオリシュさんはそのことを序盤の決戦で悟りましたが、それならそれでやりようはあると思っている模様。
実際のところ、作中で実現するかはともかく、彼にも弱点はあるので正面からの突破も不可能ではない。なお、その弱点については秘密。まあずっと考えるのは苦手だとかぼやいてるし、作中で既に一度「どんなに化け物じみた強さがあってもどうにもならないもの」は出てるけど。
行動そのものは割と常識的だが、長所と短所がどっちもリーリエとかいう思考面でオリシュとどっこいどっこいなやべーやつ。リーリエを失ったらどうなるか作者にも想像できない。でも控えめに言ってルザミーネさんよりやばいことになると思す。
キャラとしては「とりまリーリエに惚れてればいいやろ!」という考えのもと生まれた。こんな雑な設定だったのに強さはともかく割と作中でもトップクラスの常識人であることに草を禁じ得ない。両想いだから許されてるが、これで仮に片想いとかだったら目も当てられない惨事になる。まあ、そもそも彼らは両想いであることを前提に作られたキャラクターなので、もしもについては考えていないが。
作中においてマオが彼に懸想してるっぽい描写があるが、仮にマオが本気になっても彼が振り向くことはないです。絶対にないです。そのあたり彼は徹底してます。なんだかんだとブレッブレなオリシュさんとは違うのです。
マツリカさん。
おそらくは原作から一番かけ離れている人。作者のお気に入り枠。というかなんでこんな要所要所で登場しているのか作者にもよくわからない。別にそこまで好きなキャラだったわけでもないのに……あ、この作品を書いてからは好きになりました、はい。
本来、彼女の役回り、つまりはこの島の現状を憂う枠は外部の人間であるハンサムかリラが担う予定だったのだが、いつのまにかリラが変な方向に拗れてしまったのでその代役という形で駆り出したら上手いことハマったのでそのまま続投した結果ああなった。勢いって怖い。
何故かキュワワーを使ったりメガシンカしたりと地味に強化されてるが、メガシンカはともかくキュワワーについてはあれです。作者がてっきり使うもんだと勘違いしただけです。申し訳ない。
リラ。
作中で頻繁に使われる才能最大倍率とかいう造語のきっかけになった人。
ゲームでは金のラティオス以外ハチマキフライゴンのじしん連発で倒した。S120で冷パン使えるフーディンに勝てなくね? と思うかもしれないが、銀シンボルのフーディンのすばやさ実数値は156なので実は最速ならサメハダーでも勝てる。そしたらリラはカビゴンを出してくるのでラム持ちレジロックに交代すれば何をされても馬鹿力で押し勝てて、エンテイ(実数値120くらい)はレジロックの大爆発なりフライゴンのじしんなりサメハダーのなみのりなりで簡単に仕留められる。
ただし、ひかりのこなのせいでたまに負ける。クソが。というかフロンティアのすばやさはいろいろとおかしい。ケンタロスですらフライゴンに負けるのはどういうことだ。みんな馬鹿にしてるかもだが、あの時代のフライゴンはガチで強かったと思う。あいつ以外にメタグロスを余裕で突破できるのってそんなにいないし。
それはともかく、すぐに消したので誰も知らないとは思うが、本作におけるレベル云々やわざの個数、オープンレベルに絡めた造語は全て彼女をメインにした憑依小説(笑)から流用している。扱いが妙にいいのはその名残だと思う。キャラとしても金銀シンボルでどっちも専用の対策パーティを作るくらいには好き。
とはいえ、子どもだったエメラルド時代はそんなもの作ってなくて、本格的に攻略し始めたのはプラチナで努力値の仕様を知ってからのことだけど。ちなみにエメラルドは全制覇したが、バトルステージがなんか事故るのでプラチナは未制覇。
ちなみに、今話のタイトルはフロンティアにいた子どものセリフ。子どもながらに結構印象に残ってる。
リーリエちゃん。
ある意味一番恐ろしい人物。ヨウくんが好き。とある野望を秘めている。それ以上はネタバレになりそうなのでノーコメント。