過去に戻ったと思ったらなんか違う   作:クソザコブロッコリー先輩BB

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新しい日本代表が発表されたので初投稿です。
推しメンが入っててくれたオレは嬉しいゾ^〜。

正史のお話はアレスの天秤の話がひと段落ついて書けたらな〜って思ってるところ。

※9/3 設定を少し変更したので、前を見れば、木野〜云々のあたりの文章が変わっています。



どこ……ここ……?

『試合終了! イナズマジャパンvsリトルギガントの決勝戦は激戦の末、3対2でイナズマジャパンの勝利だぁ!』

 

「勝った、のか……?」

 

現実味を帯びない結果にオレは頬を抓る。よく見ればDFの壁山も同じことをしている。

 

「亜嵐、オレたちが勝ったんだ!」

 

隣にいた基山ヒロトが興奮を抑えられていない顔で蛍光板を指さす。

そこには3-2と書かれていた。

 

3の隣にはイナズマジャパンのエンブレムが。

それを見てオレの緊張の糸は切れたのか、身体が一気に重くなる。

 

「ハハッ、やったぜ」

「亜嵐!?」

 

重さを支えきれなくなったオレの身体は地面へと座り込む。

 

「おい亜嵐、大丈夫か?」

 

側に寄ってきた円堂もオレの様子を見て心配しているようだ。

 

「大丈夫なわけ、ないだろ……。この試合、1回も足を止めてないんだぜ? 流石に疲れた」

 

こんなに足を動かしたのは後にも先にもこの試合だけかも。

体力に自身のあるオレでも、もう足を動かしたくない。

 

「ああ、そうだな。この試合で1番足を動かしてたのはお前だ、亜嵐」

 

何を言ってやがりますか、コイツ(ヒロト)は。

この試合で2得点も決めやがって。ぶっちゃけめちゃくちゃ羨ましい。

あわよくばオレも点を取りたかった。いや、でも流石にシュートを狙いに行く余裕はなかったなぁ。

はぁ……。

 

「いやぁー、本当に疲れた」

 

そのまま地面へと寝転ぶ。

今は疲れたという言葉しか口から出てこない。

 

「本当に大丈夫か?」

「大丈夫じゃないなぁ、これは。マジで疲れた」

「おいおい、これから表彰台に登るんだぜ?」

「その体力すら残ってない」

 

なんか眠くなってきたな。

 

「悪いけど、表彰台に登ることできそうにないや」

「おい、亜嵐しっかりしろ!」

「ごめん、疲れたからこのまま寝るわ」

「ふゆっぺ、担架持ってきてくれ!」

 

オレの様子に仲間たちは大慌てしているみたいだ。

ごめんな、みんな。迷惑かけちまって。

 

「おい……ア……!」

「しっ……ラン……!」

「たん……っ……くん……!」

 

段々と声が遠のいていく。

そしてオレの意識はぶつりと途切れた。

 

 

 

 

 

○○

 

 

 

 

 

「……ラン!」

 

ん……?

 

「……アラン!」

 

なんだ……?

 

「……おい、アラン!」

 

この声、染岡か?

 

「起きろよ、アラン!」

 

次第に染岡の声が鮮明に聞こえてくるようになり、意識も戻っていく。

 

「……聞こえてるよ」

 

オレはそう言うと同時に瞼を開ける。

光が目に入り、眩しい。

 

「ならさっさと起きろってんだ。おい円堂、亜嵐が起きたぞ」

「悪いな染岡」

 

まだ寝惚けてるけどやっと周りが見えるようになってきた。

キャラバンの中だろうか?

 

「亜嵐、まだ優勝カップ持ってなかったよな」

「そうかも」

 

確かピッチの上で寝転んでそのまま気を失った気がするし。

 

「ほら」

 

近くにいた円堂から優勝カップを渡される。

 

ん?

 

「……おい、これってフットボールフロンティアの優勝カップじゃないか?」

「何言ってるんだ? 当たり前だろ」

「何言ってんすか白撫先輩? もしかてまだ寝惚けてるんスか?」

 

オレの口から出た率直な疑問に対し、風丸と壁山がそう言ってくる。

 

嫌な予感がした。そう感じると急激に背筋が凍り、意識が強制的に覚醒する。

 

「おいおいおい……。なんの冗談だよこれは……!?」

 

確かに持っていたのフットボールフロンティアの優勝カップだった。

 

すぐさま、円堂を見た。

 

「?」

 

そこには、()()()()()()()()()()()首を傾げている円堂がいた。

 

周りを見れば、豪炎寺や鬼道。居ないはずの一之瀬や土門、半田たちまでいる。

それも雷門中のジャージを着て。

 

前を見れば、木野、雷門、音無のマネージャー陣が心配そうにオレを見ている。そこに冬花の姿は見えない。

そのすぐ近くにいる響木監督もオレの方を見ていた。

 

久遠監督やヒロト、吹雪はどこに行った……?

この中にいるべき人間がいない。

 

「疲れてるのか?」

「体力自慢の白撫が珍しいな」

 

豪炎寺と鬼道が珍しそうにこちらを見てくる。

 

「いや、大丈夫だ。ははっ……、壁山の言う通りまだ寝惚けてるのかも」

 

そう言いながら静かに席へと座る。

 

手元にあるフットボールフロンティアの優勝カップをまじまじと見つめ、隣にいる染岡へ受け渡す。染岡は嬉しそうに優勝カップを手に取る。

 

ここまでの状況を整理し、状況把握を行う。

 

ヒロトや吹雪といったイナズマジャパンのメンバーではなく、一之瀬や土門、半田がいる。つまり雷門イレブンが揃っている。

服装は雷門のジャージ。

そしてここにある優勝カップはフットボールフロンティアインターナショナルではなくフットボールフロンティアの物。

 

……

 

まさかとは思うが……。

 

「おい円堂」

「なんだ?」

「オレたち、さっき世宇子中と戦って、()()()()()()()?」

「なんだよ改まって。そうだぜ、オレたちフットボールフロンティアで優勝したんだ!」

 

その言葉を聞いた途端、冷や汗が止まらなくなってきた。

 

マジか、過去に戻ってきたのか。

 

 




おわかりの通りリローデッド編です。
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