過去に戻ったと思ったらなんか違う   作:クソザコブロッコリー先輩BB

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服の選択をミスする今日この頃

円堂守伝説を購入したので遊んでました()



サッカーバトルだ! タッチペンを抜け!

ヒロトが言う「サッカーしろよ」はサッカーバトルのことだろう。

 

「おいヒロト、アランは今日来た「あ、イイっすよ(快諾)」……いいのか?」

「いいよいいよ。どうせタツヤとやろうと思ってたし。それがヒロトになるだけだ」

「けど……」

「それに、今の日本のプレイヤーがどれくらいかってのを見てみたかったしな。ヒロトなら適役でしょ」

「上から目線なのが癪に障るがよく分かってんじゃねぇか」

「うん、まぁ()()()()()()なら間違いなく日本トップレベルでしょ」

 

ヒロトのサッカー技術に関してはタツヤと瞳子さんから聞いてるから分かってたけど、この数分の会話で個人プレイに走る選手の典型的な奴っていうのは分かった。

 

「ほら」

 

唐突にヒロトの胸目掛け早めのパスを出してみたが、難なく胸でトラップしてボールを地面に落とす。

 

「お前、FWなんだろ? オレは守備型のボランチだし、オレを抜いてゴールしたらヒロトの勝ち。オレがボールを取ってゴールを決めたらオレの勝ちでどうだ?」

「それでいいぜ」

「タツヤ、ゴール前に立っててくれない? ヘナチョコシュートで入っても面白くないし、なんなら軽くキーパーでもしてくれると有難いんだけど」

「……分かった。とりあえずボールが来たら可能な限り蹴り返すよ」

 

そう言ってヒロトはゴール前へ駆け足で向かう。

その間にオレとヒロトは距離を取り、いつでも始められるような状態になった。

 

「さてと、そちらのタイミングで始めていいよ」

「けっ、その余裕な態度、すぐに変えてやるぜ!」

 

そう言うと同時にヒロトはボールを前に蹴り出し、ドリブルを始めた。

それに対しオレは腰を落とす。

 

「ちっ」

 

ヒロトは苛立ちのあまり、舌打ちをする。

巧みなボール裁きで抜こうとするが、オレがそれに対応するため、抜くことが出来ない。それへの苛立ちだろう。

 

(やはり個人の技術力なら日本トップレベルか。これなら世界と戦える日も近いか。……しかし)

 

オレがわざと反応を送らせてみる。するとその好機をしっかりと見逃さなかったヒロトは、フェイントを織り交ぜつつ俺を抜き去った。

 

「けっ、世界のレベルってのも案外低いんじゃねぇか!?」

 

悠長に捨てセリフを吐きながらゴールへ向かってドリブルをするヒロト。

 

タツヤもオレが抜かされたことに驚いているようだが、シュートに反応すべく構えをとる。

 

 

しかし

 

 

「いやぁ、甘々だなヒロト」

「なっ!?」

 

ヒロトが驚くのも無理はない。

抜いたと思っていたオレが、また前にいるからだ。

 

「誰かが言ってぜ。勝ちを確信した時が一番油断するってな」

 

オレは抜かれた後、すぐさまバックステップを行ったから追いついた。

わざと抜かさるつもりで体勢を整えなきゃ流石のオレでも追いつけない。

けど、効果は覿面(てきめん)のようだ。

 

これは必殺技じゃない初見殺し技として採用するのもアリだな。

 

「おっと」

 

とりあえずその話は置いておいて、先にボールを取っちまおう。

 

「ぐぁ!?」

 

その場でスライディングし、ヒロトからボールを奪取。その際、ヒロトはボールに躓き倒れた。

 

「いくぞタツヤ!」

 

すぐさま立ち上がり、シュート技を使う。

ペナルティエリア外で距離もそこそこあるけど、キーパータツヤだし入るだろ(適当)

 

「ディバインアロー!」

 

強力なシュートはそのままゴールへと一直線に進む。

そして案の定、タツヤは反応できずにボールはゴールネットに突き刺さった。

 

 

 

○○○

 

 

 

「ま、こんなところかな。オレの勝ちだなヒロト」

 

ニカッと笑いながらヒロトに爽やかに言ってみた。

変な言い方して遺恨が残るのも嫌だしね。

 

「ちっ……。今回は負けを認めてやる」

 

なんともまぁ定型文。

ヒロトはそう言うなりすぐさま立ち上がり、グラウンドを去ろうとする。

 

「ヒロト!」

「んだよ」

 

嫌々こちらを振り向くヒロトに、オレは腕時計をヒロトに向ける。

 

「あん?」

「良いお年を!」

 

気づいたら時刻は0時を超えており、大晦日になっていた。

多分今日はもうヒロトに会わない気がしたので今のうちに言っておこうと思ったのだ。

 

「……ふん、お前もな」

 

ヒロトはそう言って今度こそグラウンドから去っていった。

 

「なぁタツヤ」

「なんだい?」

「アイツ、根は良い奴だな」

 

まぁなんとなくそんな予感はしてたが。

 

「まぁそうだね。悪い奴ではないよ」

 

そんなオレの言葉にタツヤは少し笑った。

 

 

 

 

 

 

「てかさ、これ時間大丈夫か?」

「え?」

 

今のお日さま園に門限があるのか知らないけど一応ね。

 

タツヤに時刻を見せるために腕時計を差し出す。

 

時刻はちょうど0時30分になっていた。

タツヤは時刻が分かったからか、冷や汗が頬を伝っていた。

 

「……まずい! 瞳子さんはヒロトが深夜徘徊するようになってから門限に厳しいんだ!瞳子さんに叱られる!」

「ちなみに門限は超えてるのか? 超えてるならもうゆっくり帰れば良くね?」

「超えた分だけ説教が長くなるし、罰も出る」

「はぁー!?」

 

すぐさまオレとタツヤはお日さま園に向かって走り出す。

 

「おま、門限のこと先に言えよ!」

「門限までに帰れると思ってたんだよ!」

 

何気に全力疾走なのにタツヤはそれについてくる。

実力なのか、それとも瞳子さんから怒られるのがそんなに嫌なのか……。

 

「アイツ、もしかしてこれが分かってて勝負をふっかけてきたのか!?

だとしたら嫌な奴だな、おい!」

 

してやったりという顔をしているヒロトが目に浮かぶ。

 

「さっきと言ってることが違うけど、今はそんなことより走るぞアラン!」

 

お日さま園に急いで戻ったオレたちだったが、悲しいかな。瞳子さんからのお叱りという名の雷は落ちたのだった。

 

 

 

 

 

「へっ、ざまぁねぇぜ」

 





やっぱり無印は面白いぜ
みんなも円堂守伝説買おう!(なお、新品だと入手困難)
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