過去に戻ったと思ったらなんか違う 作:クソザコブロッコリー先輩BB
最初は前世って書いたけど、別に前世ってワケじゃないしコレジャナイ感が凄かったので今のタイトルになりました。
少し慌てて書いた節があるので誤字とか言葉の使い間違いあったら指摘してくれると嬉しいゾ。
※重大なミスを犯していましたので修正しました……。
許してくださいなんで(ry
自分で設定作っておいてストーリーで矛盾するとか穴に入れて埋まった方がいいですね。
静かな部屋で軽快なタイピング音が鳴り響く。
「一応これで完成、っと」
わざとらしくEnterキーを押し、パソコンの画面に映る文章をもう一度チェックする。
「終わったのか?」
「ああ。あとはこれを全国の学校にバラ撒けば終わり。次の大会は楽しくなるぞ」
「そうか、それはとても楽しみだ」
ルームメイトである砂木沼は闘志が昂っているのか、気持ちの悪い表情を浮かべている。
「悪いんだけど、このデータ瞳子さんに渡してきてくれない? うちの学校はもう使ってるけど一応ね。オレはまだやらないといけないこともあるし」
「む、そうか。ならばこのデータは俺が渡してこよう」
データを転送したUSBを砂木沼に渡し、パシリに使う。
「このUSBは瞳子監督に必ずや砂木沼治が届けよう!」
「ハイハイ、分かったからさっさと行ってくんなまし」
手で早く行けというジェスチャーをし、砂木沼を部屋から追い出す。
あいつ四六時中テンション高いな(呆れ)
砂木沼が部屋から出たことを確認し、パソコンの中にある1つのファイルを開く。
「アイツらを巻き込むわけにもいかないしな……」
結局、エイリア学園が襲来するかしないかなんて関係なく、ドス黒いナニカの陰謀は動き出していたのだ。
「なんでオレたちってこう、陰謀に巻き込まれやすいんだが」
影山の件とかエイリア石の件とかガルシルドの件を思い出しながらそう呟く。
ファイルの中にはできる範囲で集めてみた証拠が入っていた。
「前の世界では聞いたこともない名前だったから、これ集めるのも一苦労したな」
と言っても、確証的なものは一つも無いが。
今回に関しては部外者ではあるが見過ごすわけにはいかない。ある意味、日本サッカーの危機だから。危機レベル的には影山とエイリア石の中間くらいだろうか?
なんて考えつつ、オレはファイルに入っているある人物のプロフィールデータを開いた。
「とりあえずは彼に協力を申し出るしかなさそうだな」
野坂悠馬という男に。
○○
瞳子さんから3日ほどのお暇と星二郎さんからあるお言葉をいただき、東京へ来ていた。
「さっさと集合場所のカフェに行きますか」
稲妻町の駅に降りたオレは軽く背伸びをしてから歩く。
今回、東京に来た目的は3つ。
とりあえず1つ目の目的である円堂たちに再会すべく、カフェへと足を運んでいる。
「白撫」
「ん? って鬼道じゃん」
ふらふら歩いていると、集合場所であるカフェに向かっていたであろう鬼道と出会った。
「久しぶりだな」
「お、そうだな。なんか変わったか?」
見せつけるように様々なマッスルポーズをとっていく。
それを鬼道は口の端を引き攣らせながら見る。
「……お前は相変わらずだな」
「そうか?」
とりあえず鬼道と一緒に集合場所であるカフェへと向かう。
「聞きたいことは山ほどあるが、とりあえず新しく入った学校はどうだ?」
鬼道、お前はオレの父親か。
そしてその手の話題はだいたい面倒くさがれるぞ。
「まだ学校は長期休みだから転入はしてないんだけどね」
帰ってきたのは大晦日前日だし。
「そういえばそうだったな。ということはサッカー部もか?」
「いや、そっちは正式な入部はまだだけど練習には参加してるよ」
「そうか。ということは今日見せると言ってた練習メニューも?」
「ああ。実際に取り入れてやってる」
「効果はどうだ?」
「まだ試して1週間しか経ってないけど、良い感じだな」
そう、今回の1つ目の目的はオレが帰国してから夜な夜な作っていた練習メニューを鬼道たちにも見せ、そのまま日本サッカー協会に提出するということだ。
「お、着いた」
「どうやら円堂と豪炎寺はもう着いているみたいだな」
目的地であるカフェに到着。鬼道はケータイを確認したのだろう。
ケータイを仕舞うなりカフェの中へ入っていく。
「豪炎寺が遅れてない……だと……!?」
明日は雪か?
○○
「久しぶりだな」とお決まりの挨拶をしつつ、オレと鬼道も席にかける。
そしてドリンクを店員に頼んだところで、バッグから書類の入ったファイルを取り出す。
「さて、早速だけど1つ目の目的の練習メニュー。渡すぜ〜」
4つの束になっている書類のうち、3つをそれぞれ円堂たちに渡す。残りの1つは少年サッカー協会に提出する用だ。
「少年サッカー協会から全国の中学に配布してもらうのは少し待ってもらおうと思ってる」
「どうしてだ?」
「有用性を示さなかったら意味ないだろ」
円堂の疑問に答え、運ばれてきたコーヒーに一口飲む。
にっがーい……。
オレは角砂糖を10個ほど、コーヒーにドボドボ入れる。
「もはやコーヒーから砂糖水に変わってないか?」
「糖尿病になるぞ……」
それを見た豪炎寺と鬼道がドン引きしながらもそう言ってきた。
「シャラップ! オレのコーヒーはどうだっていいんです! 話を戻しますよ」
オレは脱線した話を戻すべく、書類を叩く。
「だから円堂、豪炎寺、鬼道、そしてオレの4人が所属しているチームが先行でこの練習メニューを行い、有用性を示す。期限は1ヶ月だ」
「そして」とオレは言葉を続ける。
「これは2つ目の目的に含まれるんだけど……」
「そういえばオレたちに頼みたいことがあるって言ってたな。それか?」
「それ。率直に言っちまえば1ヶ月後に練習試合がしたくて、その相手を鬼道のチームにお願いしようかなって」
「なぜ俺、というより星章なんだ?」
「そりゃお前、スポンサー繋がりよ」
永世と星章のスポンサーは違うが、代表は吉良星二郎だ。
ぶっちゃけ相手はどこでも良かったんだが、せっかくならこのコネを使ってしまおうと。
「星二郎さんにお願いして融通は効くようにして貰ってるから、鬼道さんはお願いと言うより強制だね☆」
「色々と腑に落ちないが、まぁいいだろう」
鬼道さんは鼻で笑うとそう言ってくれた。
「それで俺たちに頼みたいことって結局なんなんだ?」
もう少しゆっくりしながら言おうと思ってたが、円堂が聞いてくれたのでそのまま言ってしまうか。
「まずは円堂!」
「おう!」
「お前は響木監督と一緒に陽花戸中に行ってくれ!」
「おう! ……おう? 陽花戸中ってどこだ?」
器用に顔を豪炎寺の方に向けるが「聞いたことがない」と言われ、次に鬼道の方に向ける。
「俺も聞いたことがない。どこにあるんだ?」
「福岡」
「なんで俺と響木監督がその福岡にある中学に行かないといけないんだ?」
まぁ当然の反応だろう。聞いたこともない学校に行けと言われれば。
「お前の爺さんの幼馴染が校長をしてる学校だ」
「なっ! じいちゃんの!?」
「ああ。それに、そこにはお前の爺さんが残した裏ノートっていうのもあるんだ」
「裏ノート……」
「白撫、円堂が知らなかった情報をどうやって?」
「色々と偶然が重なったんだよ」
鬼道からの質問を軽くはぐらかす。
日本に帰ってきた時に、オレは陽花戸中に行って校長に会った。
その時に裏ノートのことについて聞くのは苦労した。オレが未来? 別世界? から来たというオカルトな説明をする訳にもいかず、やんわりと「そんな話を聞いた」という曖昧な言い方をした。
その時の校長は怪訝そうな顔つきだったが、円堂の話をしたら納得してくれた。そうすると、裏ノートを渡すのは円堂本人にしたいという校長の条件の元、裏ノートの譲渡を認められたのだ。
まぁ元よりそのつもりだったからすぐに了承した。
日本を強くするのなら裏ノートの存在は必須だろう。少なくともキーパーである円堂が究極奥義を覚えてくれれば良い。
「それに、面白い奴もいるしな」
もしかしたら、円堂を陽花戸中に行かせる1番の目的はそれかもしれない。
そいつは円堂を超えることのできるキーパーセンスを持つ男。
「面白い奴?」
「会ってからのお楽しみだ」
きっと、そいつとの出会いは円堂にも良い刺激を与えてくれるだろう。
「最後に豪炎寺!」
「やっと俺か」
「世宇子中との戦いで使った技練習しよ?」
「は?(迫真)」
だってあの必殺技カッコよかったんだもん!
豪炎寺(なんか俺への頼み事だけしょぼい……しょぼくない……?)
変なところで終わらせちゃって申し訳ない。
次回は野坂くんとの接触、さらに1ヶ月飛んで星章学園との試合です。
そんなに長くするつもりはないです。急に後半から始まってるかもしれません。だって鬼道と白撫くんが2年生なので灰崎くん居ないしね。(てへっ)
前の世界での白撫亜嵐の情報①
日本代表の時に一番仲が良かったのは不動。
アジア予選の決勝戦まで一緒にベンチを温めあった仲であり、不動の性格を丸くした張本人。久遠監督から『ジョーカー』と言われた時は2人してテンションが上がり、2人は新しい必殺シュートを使ったとか。