過去に戻ったと思ったらなんか違う 作:クソザコブロッコリー先輩BB
夏未さん、円堂にしか分からなさそうなアドバイスを送り、見事新しい必殺技を会得させる。+114514円堂ポイント。
はぁ〜(溜め息)ほんま尊い。
前出し情報なんですが、
アレスの天秤本編には未登場のキャラを1人、永世学園の選手にします。そのキャラはチームにはいて欲しかったもので……。ベンチ枠空いてるし大丈夫やろ(適当)
あとヒロインもいます。ヒロインのアレス世界の設定は自己解釈+αです。
……本編に出てきたらどうしようか(笑)
スペインの空港。
「クラリオ、ベルガモ、とりあえず半年間ありがとう」
「ああ、こちらこそ」
「まぁ案外悪くなかったね」
クラリオと握手を交わし、その隣立っている褐色肌でピンクの髪色の男、ベルガモ・レグルトとも握手を交わす。
あの決断から半年が過ぎ、日本へ戻る時期になった。
クラリオや少年サッカー協会に確認はとった時は最初こそ驚いていたが、双方とも快く承諾してくれた。
日本サッカーのレベルアップに繋がると考えたんだろう。
最初こそバルセロナオーブの練習についていくのがやっとだったが、これでもエイリア学園との戦いや世界大会を優勝したチームメンバーの1人だ。記憶と経験を駆使し、なんとか身体を世界大会本戦の時と同じくらいの状態に出来た。その頃にはバルセロナオーブのチームメンバー全員に認められていたし、スタメンにもなっていた。
間違いなく此処に来て正解だった。
「……彼女が来てないようだが?」
「昨日のうちにお別れは済ませたよ」
少し恥ずかしそうに笑うと、クラリオは「そうか」とだけ言った。
そのクラリオが言う彼女は、オレと再会した時にとても驚いて泣きながら抱きついてきた。
オレも彼女とはまさかこんな所で再会できるとは思ってなく、夢なんじゃないかと思っていた。というか、そのあとも驚きが待っていたのは記憶に強く残っている。
「アラン、戻るなら優勝してきなよ」
「当たり前だろ。サッカー上手い昔馴染みが多いし、なんてたってオレがいるからな!」
冗談で言ったつもりだが、何故か2人からツッコミが返ってこない。
「まぁ確かに否定はできないかもね」
「ああ。君は間違いなく世界トッププレイヤーの1人だ」
「ヤメロォ! 冗談で言ったつもりなのに急に褒めだすな、恥ずかしいだるォ! ?」
あっ、もう飛行機の時間だー(棒読み)
「もういかなきゃー」
わざとらしくそう言って、乗る予定の飛行機に向かう。
「あ、そうだ。アランに聞きたかったことがあるんだよね」
ベルガモがオレの背中に向かってそう言ってきたので、立ち止まって2人の方を見る。
「聞きたかったこと?」
「うん」
クラリオは無言のままこちらを見ている。
「フットボールフロンティア・インターナショナル……まぁ世界大会が来年にあるのは知ってるよね?」
「おい、お前オレのことバカにしてるのか? スペイン代表を決める大会をついこの間やったばかりだろ」
12月上旬に決勝が行われ、バルセロナオーブが優勝した。
「一応確認だよ、確認」
ベルガモは両手を頭の後ろで組む。
「アランってさ、
そういえばそっか……。全然考えてなかった。
「スペイン大会で登録されていたメンバーしか世界大会には出場できない。だからアラン、君はバルセロナオーブの選手としてでも出場できる」
「でも君は日本国籍があるし、日本の大会に出るのなら代表候補にだって選ばれる」
「可能性がある、だろ?」
「いや君は選ばれるよ。じゃなきゃ代表監督は見る目がなさすぎる」
「……」
さり気なく未来の日本代表監督に毒を吐くベルガモ。
確かに言っているとおり、今回の世界大会は2つの選択肢がある。
「僕からしたらどっちでもいいんだけどさ、一応聞いておこうと思って」
しかし。
「私はまた君と一緒に戦うのも、また敵として戦うのも、どちらも楽しみだ」
「その事なんだけどさ……」
人差し指で頬を軽く掻きつつ、言葉を続ける。
「実は全然考えてなかったんだ」
「ハァ、まぁ君ならそう言「もう決まっていたというか、自然とそのつもりでいたというか」う……?」
オレの返答が予想外だったのか、ベルガモは口を開いたまま閉じない。クラリオも驚きで目を見開いていた。
「今回の世界大会、オレは──」
○○
あの後、無事飛行機に乗り、日本へ。
「さむっ」
流石、冬の日本。
年々寒くなってる気がする。
「もう明日は大晦日か」
実家に帰りたいところではあるが、なんと夫婦水入らずの年末旅行をしてるとかで実家には誰もいないのである。ちっ(舌打ち)
お隣さんの円堂も他の中学校に行ってるせいか、円堂宅にお世話になるのもなんか気まずい。
なのでオレは永世学園、というかお日さま園へ直行なのである。
(迎えが来るって言ってたけど、待ち合わせ場所聞いてねぇんだけど母ちゃん……)
年末旅行中の母曰く、「迎えがいるから楽しみに待ってろ」とのこと。
誰が迎えに来るかはサプライズ、らしい。きっとお日さま園の誰かだとは思うケド……。
「待ち合わせ場所がわかんなきゃ迎えの人にも迷惑だろうに。あ、オレもかけ直せば良かったのか」
母もうっかりだが、オレもうっかりだった……。
「はぁ……どうしよう」
容姿は前の世界でも見てるし、劇的な変化でもしてなければオレからしたらすぐに分かる。
ただ、あっち側は……
「あ、やっと見つけた」
聞き覚えのある声にオレは振り返る。
「ヒロト?」
「まさかヒロトと間違えられるとはね」
そこには赤い髪の、基山
(そうか、この世界だとオレの知ってるヒロトはタツヤなのか……)
「ごめんごめん、久しぶりすぎてごちゃごちゃになっちゃって」
「確かに会うのは久しぶりだね。そうだ、瞳子さん亜嵐を見つけました、と」
「瞳子さんも来てるのか?」
タツヤはスマホを取り出し、瞳子さんへ連絡をする。
「一応俺たちの保護者だし、監督でもあるからね。静岡の方までは新幹線だけど、そこからは瞳子さんが車を運転してくれるんだ」
「なるほど」
5分くらい待つと瞳子さんもオレたちがいる所にやってきた。
「久しぶりね亜嵐くん」
「ご無沙汰してます、瞳子さん」
「ちなみに待ち合わせ場所に来なかったのは?」
「母のうっかりです……」
「はぁ……。亜嵐くんのお母様は相変わらずね」
呆れたように溜め息を吐くが、口の端は上がっている。
そういえばお日さま園の人なら母のうっかり癖は知ってるか。
「とにかく積もる話もあると思うけど、新幹線の時間だから続きはそこでしましょう」
「分かりました」
そう言った瞳子さんの背中を追いかけ、新幹線へと向かう。
あっ、そうだ(唐突)
「2人とも!」
そう声をかけると、2人は立ち止まりこちらに振り返る。
「とりあえず、後でも言うと思うけど」
1度お辞儀してから顔を上げる。
「これからよろしく!」
ということでアレスの天秤編スタートいたしました!
バルセロナオーブ編は今後のお楽しみということで何卒よろしくお願いします。
そういえばNetflixだとオリオンの刻印見れるし最近だとアレスの天秤も見れるようになりましたよ(ダイマ)