ド一ノレズフ口ソトライソ   作:MIA

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 世界観確認のために公式サイトとか考察ウィキ見てざっとプロローグ。あと指揮官の設定みたいなもの。あんま大事な事書いてないので流し読みでもオッケー。


プロローグと雑な指揮官の成り立ち

"こんだけのレア銃を実戦に放り込むとかどうかしてるぜ"

 

 グリフィン&クルーガー(G&K)民間軍事会社(PMC)(正式にはPMSCsと呼ぶのが正しいが、2062年(いま)にその呼び方は定着しなかった)。この会社に勤め始めた時、真っ先にそんな感想が口から洩れてしまったことは記憶に新しい。第三次世界大戦までも生き残ったといえど、自分のセンスは黄金時代(おおむかし)に縛られていることを実感した。

 

 

 2030年に、子供の冒険ごっこが原因で起こった第1次北蘭(ベイラン)島事件。それは崩壊(コラプス)液と呼ばれる、未知で危険な物質が世界中に拡散したきっかけを意味していた。地球の大部分はそれに汚染され、あらゆる資源が失われていった。

 

 そんな絶望に事欠かない時代に生きる俺たちにとって、娯楽や文化は貴重で、敬愛すべきものだった。新しいものがなかなか生まれなくなっていくこの時代では、黄金時代(かつて)の文化と流行を再び追いかけ続けることが何よりの生き甲斐だった。

 

 やがて膨れ上がった風船が割れるかのように、とうとうそれは起きる。

 

 "何が始まるんです?"

 

 長い年月を経て、この問いへの答えが現実になってしまった。

 

 "第三次大戦だ"、と。それは2045年のことだった。

 

 資源の少ない中起きた奪い合いだ。当然世界大戦も長くは続かなかったが、こんな時でも人間は戦争で技術を存分に育てることができた。

 

 終戦後ボロボロの人間社会を支えたのは、皮肉にも戦争によって生み出された【自律人形】だった。人と見た目は変わらずとも、テクノロジーによって人を超えた性能を持つ者たち。民生用に技術転用して生まれた"彼女"たちは、労働力だけでなく、頼もしい友人とまで呼べる存在となっていた。

 

 だが現実はさらに過酷な試練を与えた。鉄血公造株式会社にて製造されている戦闘用の人形にエラーが起き、人類に牙を向いた。ニュースでこれを聞いた時、驚く前に俺は呆れていた。そんな手垢まみれの展開を終戦後にやりやがるのかと。ターミネーター全シリーズ見直してこいと。全作が収められた記憶媒体を送りつけたいところだったが、あいにく鉄血の社員は皆エラーを起こした人形たち(スカイネット)に殺されてしまった。殺される前にターミネーターを是非見せてあげたかった。

 

 暴走した人形たちは、かつての崩壊液のように各地に被害をもたらしていった。しかし、それから世界を守る盾となったのは、同じ人形たちだった。

 

 【戦術人形】。民生用に普及していた自律人形、そして人間の歩兵武装の到達点たる"銃"。それらをプログラムによって繋ぎ合わせることで生まれた、人類の剣であり盾であり、希望。

 

 三度の大戦を経た先に待ち受けた未来は、人の生んだ技術と技術が争い合うなんとも業の深い世界になってしまった。人は過ちを繰り返す。

 

 

 そんなデバフにデバフを重ねたような終末間近の2062年。戦術人形を主力として運用するこの会社(G&KPMC)にて、俺は一人の指揮官として身を置いていた。

 

 生い立ちはそんなに特殊ではない。北蘭島事件の数年後に日本で生まれ、他の同年代の例に漏れず、黄金時代の様々な文化に囲まれて育ってきた。普通の人間はそういった過去の文化だけでなく、人付き合いや恋愛、セックスや酒なども生き甲斐とする者が多かった。

 

 だがどうやら俺はそういったものとはあまり縁がなかったらしい。それらからすら逃避するように、一層過去の文化、それもかつてサブカルチャーと呼ばれていたカテゴリに傾倒するようになっていた。

 

 映画、ゲーム、音楽、アニメ、漫画、等々…。第三次世界大戦で徴兵される頃には、すっかり一人のオタクが出来上がってしまっていたのだ。




 黄金時代の文化とかそういうくだりは、価値観やコモンセンスが似通った動かしやすい指揮官にしたかったのでそれを理屈付ける設定です。昔の文化や作品のリバイバルとか現代でも起きてることだし、ポストアポカリプス化してく世界なら、なおの事そういった事が強く起きるんじゃないかなぁとか思ったので。
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