総統の怒鳴り声が聞こえるといって飛び出ていったレーベが自室に戻る。そして、レーベは部屋にいるドイツ艦娘達になにがあったかを報告する。もちろん、戦隊を組む必要があることも。
それを聞いたドイツ艦娘達は顔を見合わせ、ひとつ頷き、ビスマルクが声を発する。
「私たちドイツ艦娘がドイツの闘い方を見せる時が来たわよ!」
それに応え3人が「Hurraaaa!」と拳を掲げ叫ぶ。
だが、ここで彼女達を悩ませる問題が発生した。足りないのだ。後1人か2人。
「龍田さんとか、どうかな?」
「レーベ、なんで?」
「彼のお気に入りだからかな。僕らの総統がまるで彼女はゲシュタポみたいだって仰ってたんだ」
「そう、なのね。でも、日本のお気に入りを入れたら私達の活躍奪われそうね…」
「確かに…」
「この艦隊には空母を入れるのが妥当なんじゃない?」
「マックスの言う通りね」
「ねぇ、ビスマルク姉様。赤城はどう?」
「赤城か・・・」
「それに、赤城ならドイツ空母のモデルとなっているし、ぴったりかもって、僕思うな」
「そうね、赤城、赤城を勧誘しに行きましょ!」
「「「ヤー!」」」
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ドイツ艦娘一同は赤城と加賀の部屋に来ていた。そこには赤城しかおらず、まだ加賀は帰ってきていないようだった。そこで、ビスマルクは赤城に事情を説明する。
「それで私の所へ来たと・・・」
「ええ、そうよ赤城」
「別に私は構いませんけど・・・加賀さんがなんと言うか・・・」
「加賀さんはもう他の戦隊に入ってたはずだよ。確か・・・真珠戦隊、だったっけかな?僕見たんだ」
「そうなの。そう、そうね。だったらそのお誘い受けようかしら」
その言葉にドイツ艦娘達は心の中で握手しあう。そして、ビスマルクは子供のように笑い、赤城の手を引いた。
「そうと決まればはやく総統の元へ行きましょ!」
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いつも通りにノックをし、ビスマルク一行はハイル・ヒトラーと声を上げ入室する。そして、ビスマルクは高らかと宣言する。
「編隊致しましたので、報告にまいりました!」
「ほう、ドイツ艦娘を中心とした戦隊か。面白い。して、戦隊名は?」
「はっ!・・・いえ、まだ決定はしておりません」
そう、少し落胆してビスマルクは答える。ただ、少しヒトラーは嬉しそうに悩み始めた。
「そうかそうか!ならば名をつけてやらねばならぬな!」
その言葉にビスマルクは笑みを浮かべ、
「我らに、名を授けてください!」とこれまた嬉しそうに言った
「そうだなぁ、レーベ、先程の戦隊は確か真珠だったな」
「はい」
「ならば、ドイツ艦娘が主なんだ。我らが祖国の前身であるプロイセンを思わせる、Bernstein戦隊なんてどうだ?日本語ではなんだったか」
それにレーベは答える。
「燃ゆる石、琥珀だね」
「良いじゃないか、琥珀戦隊。どうかね?」
一同は笑みを浮かべ賛同する。
こうして、今この時、琥珀戦隊が誕生したのだった。