帰ってきたヒトラーは鎮守府に着任しました。   作:たむがや

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28:編隊!『琥珀戦隊』

 総統の怒鳴り声が聞こえるといって飛び出ていったレーベが自室に戻る。そして、レーベは部屋にいるドイツ艦娘達になにがあったかを報告する。もちろん、戦隊を組む必要があることも。

 

 それを聞いたドイツ艦娘達は顔を見合わせ、ひとつ頷き、ビスマルクが声を発する。

「私たちドイツ艦娘がドイツの闘い方を見せる時が来たわよ!」

それに応え3人が「Hurraaaa!」と拳を掲げ叫ぶ。

 だが、ここで彼女達を悩ませる問題が発生した。足りないのだ。後1人か2人。

「龍田さんとか、どうかな?」

「レーベ、なんで?」

「彼のお気に入りだからかな。僕らの総統がまるで彼女はゲシュタポみたいだって仰ってたんだ」

「そう、なのね。でも、日本のお気に入りを入れたら私達の活躍奪われそうね…」

「確かに…」

「この艦隊には空母を入れるのが妥当なんじゃない?」

「マックスの言う通りね」

「ねぇ、ビスマルク姉様。赤城はどう?」

「赤城か・・・」

「それに、赤城ならドイツ空母のモデルとなっているし、ぴったりかもって、僕思うな」

「そうね、赤城、赤城を勧誘しに行きましょ!」

「「「ヤー!」」」

 

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 ドイツ艦娘一同は赤城と加賀の部屋に来ていた。そこには赤城しかおらず、まだ加賀は帰ってきていないようだった。そこで、ビスマルクは赤城に事情を説明する。

「それで私の所へ来たと・・・」

「ええ、そうよ赤城」

「別に私は構いませんけど・・・加賀さんがなんと言うか・・・」

「加賀さんはもう他の戦隊に入ってたはずだよ。確か・・・真珠戦隊、だったっけかな?僕見たんだ」

「そうなの。そう、そうね。だったらそのお誘い受けようかしら」

 その言葉にドイツ艦娘達は心の中で握手しあう。そして、ビスマルクは子供のように笑い、赤城の手を引いた。

「そうと決まればはやく総統の元へ行きましょ!」

 

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 いつも通りにノックをし、ビスマルク一行はハイル・ヒトラーと声を上げ入室する。そして、ビスマルクは高らかと宣言する。

「編隊致しましたので、報告にまいりました!」

「ほう、ドイツ艦娘を中心とした戦隊か。面白い。して、戦隊名は?」

「はっ!・・・いえ、まだ決定はしておりません」

 そう、少し落胆してビスマルクは答える。ただ、少しヒトラーは嬉しそうに悩み始めた。

「そうかそうか!ならば名をつけてやらねばならぬな!」

 その言葉にビスマルクは笑みを浮かべ、

「我らに、名を授けてください!」とこれまた嬉しそうに言った

「そうだなぁ、レーベ、先程の戦隊は確か真珠だったな」

「はい」

「ならば、ドイツ艦娘が主なんだ。我らが祖国の前身であるプロイセンを思わせる、Bernstein戦隊なんてどうだ?日本語ではなんだったか」

 それにレーベは答える。

「燃ゆる石、琥珀だね」

「良いじゃないか、琥珀戦隊。どうかね?」

 一同は笑みを浮かべ賛同する。

 こうして、今この時、琥珀戦隊が誕生したのだった。

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