なぜドイツ語で書かないのか?面倒臭いからですよ。
私がタバコと血の臭いを消すためにフ〇ブリーズという薬品を室内に振り撒いていると、ノックがきこえた。ファブ○ーズを机に置いて扉を開けた。私が出迎えたため大変驚いている。入ってきたのはドイツ艦の4人であった。みな、右手をあげ「Heil Mein Führer!」と私に挨拶をする。私はそれに右手を軽くあげ返す。
そして私は採用だと一言告げて面接なようなものが終わった。
4人は呆然と立ち尽くしていた。そして、我に返ると口々にこれで終わりなのか?早くはないか?と言ってきた。
基本的に採用することは決定していた。その上、彼女達とはもうすでに充分話していた。だから、はやく終わってしまうのだ。
「〈私はな、君達に期待しているのだよ。私の人生は裏切りに満ちていた。しかし君達は死してなお、敗戦してなお、私に忠誠を誓ってくれる。これは嬉しいものだ。是非とも私に付き従ってくれ。二度と負けはしないさ。いや、私が生きている限り勝ち続けるのだ。〉」
そんな私にビスマルクは力強く答えた。
「〈必ずしも私が、いえ、私達が勝利へ導きます!・・・しかし〉」
「〈しかしなんだ?〉」
「〈艦娘を、仲間を危険な目に合わせるのだけはやめて頂きたい。〉」
「〈戦場に出すなと、そういうとこか?〉」
「〈いえ、そういう訳ではなくて・・・。〉」
「〈さっきの人質の時のようにか?〉」
「〈えぇ、そうです。〉」
「〈わかった。意識はしておこう。〉」
「〈ありがとうございます!〉」
さっきの私の判断は間違っていないと今でも思っている。しかし、組織の土台固めには信用や信頼が不可欠であり、そういう細かいところに我慢しなくてはならないのだ。だが、それでも確認しておく必要があることがひとつ。
「〈しかし、しかし裏切り者には徹底的な罰をあたえる。これは絶対である。〉」
「〈それはわかっております。総統閣下。〉」
「〈なら良いのだ。〉」
いい目をしている、ビスマルク。大いに安心できる。ビスマルク以外の艦娘もだ。とても良い目だ。
艦娘とは軍艦であり、軍人である。歴戦の中を生き抜き、また、死にいった猛者である。彼女たちとならば夢の続きを歩めるだろう。
「〈レーベレヒトよ。私の秘書を務めて貰えないか?まだこの国についてもこの時代についても知らないことばかりなのでね。〉」
「〈えっ、僕が!がんばるよ!あ、あと、僕の呼び方はレーベでいいよ。〉」
「〈ふむ。レーベ、期待しているよ。〉」
レーベレヒト、もといレーベのみ残し、あとは解散させた。私は彼女らのみでもきっと突撃隊を超えるだろうと心を弾ませた。
突撃隊:ナチ党の初期の暴力装置